楽をして教える方が良いのか我慢して教えない方が良いのか。
てあて整体スクールで整体師を育てています。
毎回毎回の授業で考える場面があります。
考えながらその時々に最善と思われる選択をするようにしています。
生徒さんが分からないことや理解出来ていないこと一度教えたことがあることなどを、その時分からない思い出せないからと教えるのか。
それとも時間を取って思い出したり自分で考えたりするための時間を取るために、その時は教えないのか。
以外に難しい場面があったりします。
教えるのは簡単です。
こちらは知っていることですから。
でも、教えられて分かったと思っても体に入らないことがあります。
人の脳は効率的に働くように出来ているようで、教えられることは覚えないようになりがちです。
本人の意識としては覚えようとしていてもです。
いつも教えられることは覚えない。
忘れてしまっても困らないからです。
でも、実際には困ります。
患者さんを前にした時に当然ですが指導者はいません。
考えるのは自分です。
忘れてしまった時。
思い出せなかった時。
どうするのか。
手順を忘れたらどうするのか。
全くどこから手を付けるのか分からなくなってしまったらどうするのか。
それはその場で考えなければいけません。
忘れないようにしておくことは大切です。
体が覚えるまで練習することも大切です。
それでも忘れてしまう時、思い出せない時、手順が出てこなくなる時は来ます。
いや100%とは言いませんが可能性はある。
それに見たことも聞いたこともない症状や状態の患者さんが来ることもある。
そんな時に何をどう考えれば良いのか。
指導者がいて答えを聞ければ良いですが、そうはいかない。
自分で考えるしかありません。
だから教えちゃって良いのか教えないで考える時間を取るのか。
授業なので進めなければいけないこともあり、進捗状態もあり、その時の状況もあり。
いろいろ考えながら指導をしています。
コメントフォーム