ストレスのこと 本末転倒?
患者さんの話を聞いていて考え込んでしまうことがあります。
最近は二つのことでちょっと考え込みました。
ペットの介護問題です。
犬や猫を飼っている人が、老齢になった犬猫の介護で疲れてしまっています。
数年前から聞くようになりました。
寿命が長くなったのが一つの要因かもしれません。
20年近く生きる犬がいます。
長い間一緒に生活して愛着も湧き家族として生活しているから尚更です。
歩くことがままならなくなり、週に2度3度とお医者さんに連れて行かなければいけないことがあるそうです。
夜、寝ている時に何かしなければいけないこともあります。
一緒のベッドで寝ることもあるそうです。
そうなると飼い主は睡眠不足になります。
介護が嫌だということではなく、心配でストレスも溜まってきたりします。
そして飼い主の調子が悪くなる。
ヘルパーさんやケアマネさんが気になってストレスになるという人も居ます。
高齢でお子さんや周りの人がヘルパーさんやケアマネさんをつけてくれるが、自分は出来れば自分でいろいろとやりたい。
家に知らない(わけではないが)人が居ると気を使ってしまう。
そしてストレスがたまってしまう。
何というか何とも言えないことです。
ペットは癒しのためやストレス解消のためもあって飼っているんでしょう。
それが最期の時期にストレスを産んでしまう。
仕方がないことですけど、少し考えます。
人の介護についてもそうです。
画一的に考えないで、個別に対処して行かないといけないのかと思います。
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