本物
呼吸について学んでいる患者さんと話をしていました。
荒木の以前からの知人で呼吸を指導している治療家がいます。
彼と彼女は呼吸の指導だけをしています。
国家資格を持った治療家ですが、最終的には呼吸の指導に行きつきました。
呼吸だけ。
他のものと組み合わせたりしている訳ではありません。
呼吸で何が治るのか?
そういうことではありません。
たぶん。
呼吸で全てが変わります。
なんだか怪しい書き方になってしまいましたが、そういうことです。
人は生きている間は呼吸をしています。
呼吸をすることで空気を取り込みます。
取り込まれた空気から、酸素などが身体に取り込まれてきます。
身体に取り込まれた酸素が、身体の隅々まで流れることで、代謝が行われます。
呼吸が上手くいかないと、代謝が上手くいかず細胞が生まれ変わりにくくなったり、一つ一つの細胞の活動が上手くいかなくなったりします。
呼吸を扱うというのは、そういう人の生命活動のベースとなる部分を扱うということです。
だから全てが変わる。
と言えると思っています。
でも、だからこそ、流行らない。
って話をしていました。
基本となること。
本質的なこと。
ベースとなること。
こういうのは流行らない。
地味だし、これをやったらどうなるという結果がすぐに見えない。
これをやれば、こうなるという答えが分かりにくい。
今はみんな欲しがるから。
という話です。
整体で言えば、触れ方や触診の方法です。
整体は身体の調整をします。
でも、それは触れてから行うことです。
触れ方が上手くいかなければ、調整も上手くいかない。
だから触診。
地味なんですよね。
でもそこを怠ったら、結局は後で上手くいなくなる。
そんな話をしてました。
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