知識を入れる
このところ本当に多くの技術セミナーやワークショップが開かれます。
それぞれに素晴らしい技術や知見にあふれ、学んでみたいと思うこともあります。
ありますが、10年以上前から殆ど新しい技術を学ぶことはありません。
新しい技術を学ばないのには理由があります。
「入れる知識」に限界を感じるからです。
それよりも自分自身の変化が重要だと感じるようになったからです。
Aという知識を勉強し頭に入れます。
それによっていろいろな症状や状態に対応することが出来ます。
ところが、その時の自分にとってAでは対応出来ない事象も出てきます。
そこで別の知識や技術を探します。
Bという知識がみつかります。
Bを勉強します。
Aでは対応できない症状などに対応できるようになります。
暫くするとAでもBでも対応出来ない症状に突き当たります。
そこでまた別の知識や技術を探します。
そうしていると、新たな技術や知識がどんどん増え、対応できる症状がどんどん増えます。
でもこの方法だとどこまで行っても対応出来ない症状が出てきてしまいます。
それ以外の症状。
では全ての症状に対応する技術や知識があるかというとどうなんだろう。
ポイントはそこです。
症状を一つ一つ別モノだと捉えて対応していると、いつもそれ以外の症状や状態があることになってしまいます。
症状は結果。
施術(整体やセラピー)をする目的を決めて、そのための技術や知識を身につけれておく。
そうすれば問題は「それ以外の症状に対応する技術や知識」ではなく、自分の目的を達成するための技術や知識の「深度」ということになります。
問題は自分の手のレベル、考え方の深さ、と言うところです。
こっちの方が辛い。
技術や知識を増やす方が、対応は早い。(簡単とはあえて言いません。)
開業して暫くは技術や知識を入れる勉強が大切です。
それまで人の体を調整することをやっていなかったんだから。
でもある程度の期間が絶ったら、自分の持っている技術や知識を深めることが重要だと思っています。
繰り返し練習する。
ただ繰り返すだけでなく、手の感覚、自分の使い方、自分の状態、相手の状態を逐一リサーチしながら繰り返します。
そうすると自分が変わってきます。
自分が変われば、患者さんから受け取る情報も増え、患者さんの調整もやりやすくなります。
先ずは触診から。
手は変化が速いので分かりやすい。
1年目と3年目と5年目では分かることが変わります。
そうやって繰り返し練習することで、自分が変わるのが分かります。
てあて整体スクール
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