「本当のことを言ってはいけない」 池田清彦著
たまに本を読んだ感想を。
「本当のことを言ってはいけない」(角川新書)は池田清彦さんの著作。
池田清彦さんはTVのバラエティーを見ていた時に出ていました。
コメンテーターと言うんだろうか、自分の知っていることを状況に合わせて関連付けて話をする。
その内容がとても面白く、気になっていました。
渋谷から下北沢まで散歩をする時に、途中に河野書店(>>>)という古書店があって、そこで一冊本を見つけました。
「科学は錯覚である」(宝島社 池田清彦著)
1993年に書かれた本で池田さんが40代半ばの頃の著作です。
これがまた面白い。
面白いが40代の著作なので頭が冴えすぎていて言葉も先鋭的、どうも切り口鋭すぎて肩に力が入りそうになる。
ということで60代も半ばを過ぎた最近の著作はないかと探しました。
(前の本は読みかけで置いてある。)
そこで見つけたのが今年1月に上梓されたこの本です。
いや面白い。
メールマガジンを加筆訂正したものだというので、連載のようにもなっているエッセイのようでもあるけど、それぞれにきちんとした考えの流れがあって分かりやすい。
なんとなく養老孟司先生を思いだすような考えの筋道。
扱っている題材も興味のあるものばかり。
モノを考える時のベースになる視点というか味方が、とても共感出来る。
考えた結果の主義や主張(と言うほどのものではないとご本人は言うと思うが)には、自分とは今のところ相いれない部分も若干あるが、ベースとなる視点・見方が好きなのでどんどん読むことが出来る。
「生と死の意味について」「AIと私たち」「市場原理と成果主義」「動植物散策」「短絡主義がもたらすもの」いずれも今読むべきものだなと思った。
構造主義生物学が本業とのことなので、今後はそちらの著作も読ませてもらおうと思う。
楽しみが増えた。
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