プレ・インベンション 小フーガ1番
先月末くらいからピアノの練習を始めました。( 詳しくは >>> )
ブルグミュラーの練習を始めていたんですが、名古屋のピアノの先生の患者さんと話をしていて状況が変わりました。
荒木さん プレ・インベンションが良いですよ。
プレ・インベンション!?
初めて聞きました。
インベンションの楽譜を買ったと名古屋の生徒さんに聞いた後でした。
だからインベンションは聞いたことがあるけど、プレ・インベンションは初めて。
インベンションを調べたら、なんとグールドが弾いているのをいつも聞いていることに気が付きました。
こんなのが弾きたい。
と思っていたところです。
プレ・インベンション。
良さそうです。
CD付きの楽譜を買いました。
そして練習です。
今のところだいたい2週間位練習していることになります。
これが全然。
最初の8小節のところまでで止まっています。
難しい。
ここでふと思いました。
あああ、あの高校の時の先生は上手い具体にいたいけな青年をおだてて調子に乗らせて教えてくれていたんだ。
そんなことも露知らず、いい気になって、弾ける!俺ピアノを弾いている!なんて思っていたようでした。
エリーゼのためには入門としてはとても良く出来た曲だということに気が付きました。
右手と左手がおよそ交互に出てきます。
和音を弾く時は左右とも和音が多い。
右、左、右、と別々に弾いているような感覚。
それがプレ・インベンションの小フーガ1番は全く違います。
左手の旋律(メロディー)が終わらないうちに右手が入ってきます。
左右同時に弾くのはエリーゼと一緒なんですが、左と右でテンポが違ったりします。
例えば
右手 : タン・タン・タン・タン
左手 : タン・タタ・タアアアン
みたいな。
右手 : タン・休止・タン・タン
左手 : タン・タン・タアアアン
みたいな。
分かります!?
分かる人には分かると思いますけど。
違うんです。
左手と右手が。
当たり前だということは重々承知している訳ですが、そこがなかなか納得いかないのが、おじさんの悲しい性な訳です。
だってエリーゼ弾けてたんですよ。
あのベートーベン作曲の曲を一曲いっちょ前に弾けた訳です。
それが、プレ(!?)・インベンションの一番最初の曲「小フーガ1番」の8小節目まで、何となくつながるのに2週間です。
なんかこう情けないというか、笑えるというか。
まあ、この歳になるとこういうことが意外に面白くなるのが面白いんですけどね。
8小節に2週間。
19小節くらいある曲なので、だいたい倍くらい時間が掛かるとして、1か月。
プレ・インベンションは56曲ある楽譜なので、4年半位かかるのではないかと思っております。
ま、全部やらなくても良いとは思うんですけどね。
小フーガが弾けるようになって、見せられるようになったら動画でも撮ろうかしらん。
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