整体師の「覚悟」について
先日の整体スクール授業は骨格調整。
骨格調整の最初には骨盤の調整を行います。
てあて整体スクールの骨盤調整は三方向に分けて、順番に調整をしていきます。
三方向の調整が終われば、全体の歪みが整っていることになります。
次に骨盤の前後の筋肉の調整をします。
上の写真は腸腰筋というお腹の中にある筋肉の調整法です。
腸腰筋は股関節を曲げる筋肉で、膝を持ち上げる動きをする筋肉です。
この筋肉の調整法の一つに虚血性圧迫というのがあります。
筋肉を垂直持続圧をかけていくものです。
間違って押してしまうことってありますか?
生徒さんの質問です。
当然ですが練習中に間違って、違う筋肉や内臓を押してしまうことも可能性としてあります。
だから練習をする。
何度も繰り返し練習することで、自分の指が腸腰筋に当たっているのかどうかが分かるようになる。
分かるようになるまで繰り返しやります。
もし間違ったらどうしよう。
その気持ちは分かります。
間違えないようにしよう、安全にしよう、という気持ちは大切です。
でも、間違ってしまわないか、間違ったらどうしよう、間違いたいない。
そういう気持ちだと困ります。
整体は医師とは違い、画像診断が出来ません。
手指に頼って患者さんに触れることになります。
頼れるのは自分自身だけということになります。
自分を頼れなければ、整体師にはなれません。
そこで「覚悟」です。
覚悟をする必要があります。
整体師になる覚悟。
整体師になると起きる可能性があることがあります。。
患者さんが来ないかもしない。
患者さんが来なくて生活出来ないかもしれない。
患者さんが来たとしても、来た患者さんが治らないかもしれない。
治らないばかりか、痛みが取れないかもしれない。
痛みが取れないばかりか、痛みが増すかもしれない。
これらのことを覚悟する必要があります。
言葉を変えれば、それらを全部飲み込まなくてはいけない。
承知した上でしか整体師として仕事も出来ないし、開業も出来なません。
難しいかもしれないし、難しくないかもしれません。
ただ、間違っちゃいけないのは、自信は必要ないということです。
自信がないから、覚悟が出来ないというのは違います。
自信はなくても構いません。
自信とは関係なく、上に書いたような可能性を全て受け入れて飲み込んでおく。
そうなることもあるかもしれないと思っておくことです。
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