骨格調整は何を目指しているのか
今日から名古屋教室で骨格調整の授業です。
毎回、授業の最初には骨格調整の目的や何をするのかを話ます。
骨格調整だとか矯正だとか。
「歪んでいる骨やズレている骨を元に戻して、正しい場所にすることだ。」と思っている人が殆どだと思いますが、実はちょっと違います。
もちろんそれも目的のひとつだとは思いますが、てあて整体スクールではそれよりも大切なことがあると教えます。
ズレよりも動きを出すことを目的に。
全身には200くらいの骨があります。
骨と骨は関節で繋がっています。(頭の骨同士の関節は縫合と言いますが)
関節には動きがあります。
骨盤にある仙腸関節や頭の縫合などは殆ど動きませんが、殆ど動かないということは、少しは動くということを言っています。
全く動かないものは調整出来ませんが、少しでも動くものは調整の可能性があります。
仙腸関節や頭の縫合ほどではないですが、脊椎(背骨)の関節もあまり動きません。
全体としてある程度は動きますが、一つ一つの脊椎の間の関節はそれほど大きくは動いていません。
その動きのある関節が、いつもと違う場所で止まってしまい動かなくなっているのが問題です。
その動かなくなっている関節を動かすことの方が、ズレを整えるよりも重要と考えています。
たとえば、背骨が上下に真っすぐズレることなく並んでいたとしても、それらが全く動かなかったら問題だと言うことです。
普段動くものが動かなくなっている訳ですから、機能が失われている状態だと言うことです。
もちろん位置が整う方が良いとは思います。
思いますが、位置が整わなくても、ズレて動かなくなっていた関節を動かすことが出来たら、目的の半分以上は達成されたと思っています。
動きやズレの調整はどれくらいもつんですか?と聞かれます。
まあ数日くらいじゃないですか。と答えます。
でもそれでOK。
動きのある状態、歪みのない状態を数日続けることで、血流が改善され、筋肉が柔らかくなり、全身の動きのバランスが取れます。
そのこと(血流・筋肉・バランス)で身体の中が改善されていく。
そこを狙ってやっています。
本人に力で治ってく。
そのための道筋をつけるのが骨格調整や筋肉調整や、整体でやっているバランスを取ることだったりします。
今日から始まった骨格調整でもこんな話をしています。
てあて整体スクール 名古屋教室
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