トルーマン・カポーティ
読了までの目安時間:約
2分
吉祥寺アップリンクで「トルーマン・カポーティ」を観た。
以前、恵比寿のガーデンシネマで「カポーティ」という映画を観たことがあり、主演のフィリップ・シーモア・ホフマンの演技が素晴らしく、トルーマン・カポーティにも興味があったので観に行くことにした。
今回はドキュメンタリー。
当時の映像や文章や、周りの人たちの証言などをちりばめた映像だった。
凄い時代に生きた凄い人だったんだなと思った。
前回の映画では「冷血」というノンフィクション小説というジャンルを確立した作品をメインの題材にしていたが、今回は最初期の作品から未完の最後の作品までが語られていた。
「ティファニーで朝食を」の作家さんだとは知らず、その後に「冷血」が続き、最後の未完作品に繋がっていく。
1960年代70年代のアメリカ、NY。
世の中がまだまだ洗練されていない時代。
小綺麗で洗練された時代になると、世の中はつまらなくなるのかもしれない。
昔は良かったってのは、不完全さの肌触りが懐かしいってことなのかと思ったり。
少し溜息をつきつつ、深呼吸したくなる作品でした。
コメントフォーム