クラニオ入門セミナーやりました。
クラニオは頭蓋仙骨療法とも言われ、オステオパシーに含まれる手技療法です。
脳脊髄液の流れに着目して、頭蓋骨や脊柱、骨盤など体の芯を整えていきます。
歪みだけでなく動きも整えることで、頭蓋骨や脊柱・骨盤の中にある中枢神経の働きに影響を与えます。
体の中心が整うことで、筋骨格的な不調にも良いと考えています。
普通、歪みや動きのアンバランスを調整するには、強い力が必要と考えがちですが、クラニオは5グラムタッチと呼ばれるほど軽い触れ方で整えます。
元々、人間は自律運動をしているという前提で行われるので、最初はちょっと不思議な感覚があるかもしれません。
たとえば、池に浮かんだボートの向きを変えたいと思った時、一気に強く押して出来ることもありますが、ユラユラ揺れているボートの前後あるいは左右に軽く触れていると、揺れながら少しずつ向きが変わっていくようなイメージです。
触れているのは軽いタッチですが、頭蓋骨や仙骨の歪みや動きが変わるので、受けている側としては大きな変化を感じることもあります。
また、軽く触れているだけなので、自律運動が増幅されたように大きく動きが出たり、涙が出たりすることもあったりします。
本人は不快な感覚はなく、ただ、体が自由に勝手に動き出すので、それを止めないように動かせていると、最終的には自然な自律運動に納まっていく。
そんな感じです。
入門セミナーでは仙腸関節、骨盤、腹腔・胸腔、側頭骨の調整を行いました。
アドバンスクラスをやるかもしれないと言いつつ10年近くが経っています。
そろそろやっても良い頃かと思っています。
少なくとも20人か30人以上はクラニオをやった経験のある方を対象にしようと思っています。
次は8月予定。
お楽しみに。
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