骨格調整でやろうとしている事。
骨格調整と言えば体の歪みを調整する事です。
確かにその部分が大きいと思います。
でもそれだけではない。
骨格調整で考えているのは、歪んだ位置で固定されてしまっている関節を動かす、という事です。
一般的だと思いますが、骨格調整をする時の目的は、サブラクセーションとフィクセーションの調整です。
サブラクセーションは亜脱臼と整体学校では学びました。
歪みのことです。
歪みとは関節(骨と骨)が本来の位置関係にない状態です。
背骨のうちの何本かが捻れているとか、骨盤にある関節がズレたようになっているとか、そういうことです。
(骨盤の関節のズレについては諸説あり)
フィクセーションは動かない、可動域が極端に少なくなってしまった状態のことです。
本来は動くはずの関節が動かない状態になっている。
背骨(脊椎)は24個の骨で出来ていますが、それらが一つ一つ別々に動くのが生理的な状態ですが、どれか一つだけだったり幾つかの骨が動きが制限されている状態です。
フィクセーションが問題だと考えて調整しています。
関節は元々動くものです。
その動くはずの関節が動かないということは、本来は動くはずの周りの筋肉や筋膜や腱、血管や神経などの組織もうごきずらくなっている状態です。
人は生きている間は常に動いています。
動きがあるのが生きている状態です。
それが動きがなくなれば問題が出てくる。
例えば普段動いている関節が動かなければ、物理的に伸び縮みしている筋肉も伸び縮みせず、血流も悪くなります。
血流が悪くなれば、組織を作っている細胞に酸素や栄養素が届かなくなるだけでなく、代謝産物や老廃物も排出しずらくなります。
良くないことばかり。
だから、動きの悪い関節を動かそうとします。
例えば背骨の触診をして、まっすぐ並んでいたとしても、動きがなくコチコチに固まったようになっていたら、動かします。
動きが出るように調整します。
もちろん歪みがあればそれも調整しますけど、動きの調整の方を重要だと考えています。
骨格調整で何をやろうとしているのか。
骨格調整だから歪みを調整するんだ、というだけの考えだと、臨床で困ることが出てくるかも知れません。
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