自分の体の事を知らない人が増えている。
自分のことは自分が一番良く知っている。
と思いますよね。
でも、自分の事だけでなく人のことも含めて、体のことを知らない、あまり感じたことのない人が増えています。
当然です。
そうなるように社会を発展させて来たんですから。
外に出る時は(多くの人は家の中でも)服を着て、靴下を履いて靴を履いて出かけます。
普通のことですが、このことで外気の温度や風の強さや湿度を感じにくくしています。
服を着ていることで、外気が直接肌に当たる部分はすごく少なくなっている。
地面のこともわかりません。
靴下と靴の下にあるんですから、おおよその凸凹くらいしか分からないようになっています。
家の中はエアコンである程度は同じ温度に保たれています。
除湿機や加湿器があれば湿度もある程度は一定です。
家の中にいると、温度や湿度の環境があまり変わりません。
外にいる時と比べると、ずいぶん一定の気温湿度の状態です。
車や電車みたいな交通機関を使います。
すると歩かなくなる。
狩猟採集の時代は一日10キロから15キロも歩いていたと言われます。
エレベーターやエスカレーターなどを使えば尚更です。
スマホやパソコンを使うことも、体を使わないことに寄与しています。
人との連絡は直接ではなく手元で済むようになりました。
調べ物も手元で済みます。
観劇や映画鑑賞も手元で済みます。
食事をオーダーするのも手元。
仕事に行かなくても、手元で出来るようにもなりました。
殆ど動かなくても大丈夫なようになりました。
そうやって物理的に体を動かさなく使わなくなりました。
当然のことですけど、体のことをあまり感じない。
感じなくても大丈夫だからです。
悪いことって訳ではありません。
人は楽に生活できるように便利になるように頑張って来たんですから。
発明をし技術開発をして来ました。
そして今になった。
体をあんまり使っていない。
体のことを感じにくくなっている。
ということは知っておく方が良いと思います。
たまに時間を取って感じてあげる。
たまに時間を取って使ってあげる。
それが体のためであり自分のためにもなります。
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