上手く出来るようになるよりも、正確に出来るようになるよう教えています。
てあて整体スクールでは指針整体という独特な手技を教えています。
この手技を教える時、自分ながらかなり細かな事を言っています。
背中を伸ばすだとか、肘を曲げないだとか、股関節を使えだとか。
視線のことや手指のどこを当てるだとか。
とにかく細かい。
全員に一緒のことを言う事もありますが、個々人に別のことを言うこともあります。
体はそれぞれ個人個人で特徴がありますから。
目的は指針整体を正確に行うこと。
上手に出来る事は大切ではありません。
いや、大切な事ですけど、それよりも正確に出来ることの方が前提としてとても大切な事です。
正確に出来ていれば、上手でなくても効果があり、しかも効果が高くなりますから。
面倒だと思っても、正確に出来るようになるための、個々人の体の使い方を言います。
言われている方は面倒だと思います。
何回やっても同じことを言われるし、出来たと思っても違っていると言われたりします。
でも、正確にやって欲しい。
卒業してしまえば、整体をやっている時に隣にいてアドバイスすることはできません。
正確に出来ていなかったとしても、知らせてあげられない。
正確に出来ていなければ、効果が出ないこともあります。
上手でなくても良いけど、効果がでないようでは患者さんは離れていきます。
患者さんが離れてしまえば、整体を続けることが出来ません。
せっかく勉強して身につけた「手に職」で生活していけなくなる。
だから、正確にやってもらいたい。
面倒だと思っても、言われた通に先ずはやって欲しい。
そうやって正確に続けていると、どんな刺激が必要な刺激なのかが体で分かって来ます。
そうなれば、体の使い方はアレンジしても大丈夫になるかもしれない。
3年くらいかかるのか1年で済むのか5年かかるのか分かりませんが、いつかはアレンジしても正確な刺激が入るようになります。
それまでは正確に指針整体をやってもらいたいと思います。
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