整体の二極化。
整体と言うとどんな事を思い浮かべますか?
強押しで筋肉をぐいぐい緩めてくれる。
ボキボキ骨を鳴らして歪みを取ってくれる。
ボキボキされてちょっと怖い。
体のことを相談できる。
医者や他の色んなところに行って最後に駆け込むところ。
ストレッチやトレーニングの相談が出来るところ。
60分2980円で体を緩めてくれるところ。
体のことを細かくみてくれて調整してくれるところ。
痛みを取ってくれるところ。
どれもきっと当てはまる整体院やスタジオやサロンがあると思います。
ただ、この所は業界が大きく二極化しているように思います。
時間で区切って手軽に筋肉を緩める所。
筋肉や骨格の調整をして体の状態を変えてくれる所。
揉みほぐし系と言われる60分2980円などのところが増えました。
これに伴い患者さんやお客さんの側にも、整体は手軽に筋肉を揉み解してくれるところと思う人も増えました。
25年ほど前にも似たような形態の整体院が増えましたが、その頃の料金は倍くらい。
60分6000円程度が普通でした。
それが今や半額になっています。
もう一つは料金的には60分8000円からそれ以上。
患者さんの体の歪みや関節の動き、中には内臓なども調整して、体の状態を変えるようなことをしているところ。
揉みほぐし系に対して、業界では治療系と呼ばれたりします。
揉みほぐし系は以前は癒し系とかリラクゼーション系と呼ばれていました。
治療系は筋肉を緩めるだけということはなく、脊柱の関節の位置のズレや骨盤の歪みを取ったり、関節の動きや連動を整えたりします。
また、話を聞いて生活習慣に対するアドバイスをしたりもします。
ボキボキするのはカイロプラクティックなどで、関節の調整をする時に出るクリック音で、適正に行えば問題はないと考えています。
頸椎に対する急激な伸展牽引手技はやめておくべき、と言われているものもあります。
頸椎の調整は一箇所だけ行うのであれば、ボキボキではなくポキンと一つだけ音が鳴るような手技もあります。
揉みほぐし系とはかなり手技も違うし料金も違うので、治療系だけが整体だと思っている人もいます。
どちらも世の中に必要なんだろうと思います。
てあて整体スクールで指導している指針整体とマッスルエナジーテクニックは、治療系で使われる手技です。
指針整体は全身の筋肉を軽く動きやすくする一連の手技体型なので、揉みほぐし系でも使えなくはありませんが、強揉みみたいなことは出来ない手技です。
マッスルエナジーテクニックは骨格調整と特定の筋肉の調整なので、主に治療系で使われています。
揉みほぐし系と治療系に二極化された整体ですが、お客さんや患者さんにとってはもう一つあります。
癒し系です。
オイルマッサージやエステなどはそんな感じだろうと思います。
それぞれの手技やセラピーをされている方にとっては別かもしれませんが、お客さんや患者さんにとってはそうなんだろうと思います。
自分はどれをやってみたいの。
整体やセラピーと言えどどんな系統なのかは考えても良いかもしれません。
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