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ヘッダ・ガーブレル 〜 常識とか普通とか習慣とかについて 〜

読了までの目安時間:約 3分

ヘッダ・ガーブル

勧められて昨日、東京芸術劇場に「ヘッダ・ガーブレル」というダンスパフォーマンスを見に行きました。
コ・ルリ・ミトという三東瑠璃さんのダンスカンパニーの作品です。
ゲルハルト・リヒター展や舞踏伊邪那美のパフォーマンスなど、今週はちょっと詰め込み過ぎかも知れないくらいいろいろなものを見ました。
5月末にパフォーマンスが終わって、ちょっと腑抜けのようになっていたので、少し刺激をということもあったのかも知れません。
いつもなら行かなかったかも知れない場所に、脚を動かして行くことにしました。


昨日見た「ヘッダ・ガーブレル」はまだ感想が書けません。
自分がこの舞台をどう捉えているのか、すぐに言葉にしない方が良いように思っています。
ただ、作品自体ではなく、作品を見た自分の気持ちというか感じ方というか、そういうものは書いておこうかと思います。


勉強不足だろうと思いますが、今まで見た事のないような舞台と構成だったように思います。
そのこともあって大きな強い重い違和感を覚えました。
この作品が変だとか嫌いとかダメというのとは全く違います。
そうではなくて、自分は今なにを見ているんだろうという違和感。
これ何なんだろうという不安 ⁉︎
知らず知らずというか、いつのまにかというか、常識とか普通とか習慣に縛られているのに気が付かされたように思います。
縛られているというか、それが前提になって何かを見たり聞いたり、表現したりしている事に。
表現は別に何だって良い。


新しい表現が出て来た時には、自分は今までなかったからか違和感を覚えます。
もう30年も前にマーサ・グラハムやマース・カニンガムを見た時にも違和感を覚えた記憶があります。
全然、違う。
自分が知っている事と。
そこに違和感のようなものを覚えます。
知らない、知らなかったということに対して恐れみたいなものがあるのかもなぁと思う。
もちろん、グラハムもカニンガムも当時既に多くの人に知られていて、単に自分が知らなかったというだけで、当然、今回もそういう事なんだろうと思うが、自分にとって初めては初めてなんだから初めてなんだと変に納得したりします。


常識とか普通とか習慣的な考え方や見方から離れるってのは、難しいものなんだなぁとちょっと思いました。
ちょっとではなくかなり難しい。
離れてみればそちらの方が肩の力が抜け、物事がクリアに見えたり感じたり動けたりするだろうというのは、アレクサンダーテクニーク教師としては知っているつもりではあるけど。
そういうことを考えさせられた作品として、凄い作品だと思います。
好き嫌いの範疇を今の所超えている。
そんな不思議な作品でした。


芸術劇場1

芸術劇場2

 

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