今回の選挙について。
野球と宗教と政治の話はしない方が良い。
整体を勉強している時に開業している先生に言われました。
もし開業して患者さんを診るようになったら、患者さんとはこの三つの話はしない方が良いということでした。
意見が食い違ってしまって、気まずくなって患者さんが来なくなる。
あるいは喧嘩になる。
って事でした。
最近だったらサッカーもって事になるんでしょうか。
熱狂的なファンの方は熱狂的ですからね。
荒木は野球は殆ど興味がないし、サッカーは日本代表のファンなので、話をしてもあまり問題ありません。
宗教的なことは精神世界の話として、話としては好きなので聞いている分には問題が起こりません。
特定の宗教を信仰していることもないし、おすすめすることもありません。
ところが政治についてはつい一言出てしまうことがあります。
ま、今回もそういうことで。
ほんの一言だけ。
投票率が52%くらいでした。
6年前は53%。
6年前は選挙に行かない47%の人たちが選挙結果を決めているのは嫌だなぁと思っていました。
今回はちょっとイメージが違います。
えっこの人受かるんだ、という人が数人いらっしゃいました。
その人に投票する人がいるということは、支持を得ているということで、そういう考え方や信条の方がいるんだなと思います。
中に新聞社のアンケートに憲法改正だけ賛成と答え、あとは全部答えなかった候補者がいました。
その方は選挙当日のテレビ局のインタビューも全て断っておられました。
テレビ局の記者がその理由を聞くと、匿名ではありましたが驚愕の答えでした。
多分、ご本人がやりたい政策が幾つかあるんだと思います。
それ以外はまだ考えていないということなんだと思います。
仕方がないかも知れません。
でも勉強してから選挙に出るということは出来なかったかと思います。
とは言え同じ党からは、沖縄出身で基地問題については当選後に勉強すると仰っていた方もいました。
困ったなと、つい思ってしまいました。
今回は何故か選挙権のない若い人や選挙に行かなかった人のインタビューが多かったように思います。
聞いていて一瞬萎えるような答えも多くありました。
行きたいと思わない、誰に入れて良いか分からない、優先順位が低い。
選挙に行かない48%がみんなそんな考えだとは思いませんが、しかし、それを前提に考えなければいけないのかなとも思いました。
いや、荒木が何を考えたところで、誰かが投票に行くとは思えないし、政治は変わらないし、とも思うけど、そう思って考えなければ、行かなかった人たちと同じ種類の考え方になるのかもなとも思います。
では、荒木はどうして選挙に行くのか。
一票の微力さは分かります。
何千万人もいる中の一票です。
大きな影響がある訳ない。
でも、権利なんですよね。
選挙権。
例えばほん100数十年前までは選挙自体がありませんでした。
政治は基本的には世襲。
世の中の殆どの人は、こうやって欲しい、こうして欲しい、こうなって欲しい、と思っても何も出来なかった。
でも、選挙権が与えられました。
最初は男性だけ。
そして女性も選挙で投票することが出来るようになった。
政治をする人、国の予算を決めたり、法律を作ったりする人を、選ぶことが出来る権利。
それを放棄はしたくない。
と思って、とても微力だけど選挙には行きます。
選挙権を行使せず放棄してしまうと、知らないうちに権利を放棄しても良いんだなと評価されてしまうかも知れない。
〇〇する権利を奪われたら嫌。
です。
荒木の場合は。
人からとやかく言われたくないし、せっかく持っている権利を侵害もされたくない。
だから選挙には行きます。
それ以上は政治は関与しませんけど。
でもまあ最低限それくらいはと思っています。
ちょっと長くなりました。
おじさんの戯言です。
いや爺さんの戯言。
年を取ると色々なことにちょっとだけ寛容になります。
まあ、そういう考えもあるよな。
そういうふうに考えるのもその人のありようだよな。
今回の選挙もそう考えても大丈夫なのか。
実はそこが少し心配です。
なんとなく少し雰囲気が違う感じがしています。
劣化。
という言葉が頭をよぎり体を通過します。
そうなってないことを祈ります。
大袈裟だなぁ荒木。
と笑って下さい。
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