顔面頭蓋と脳頭蓋
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おでこは顔か頭か?
こう質問されたらどう答えますか。
おでこは当然顔というのが普通だと思います。
でも、解剖学的にはおでこは頭かもしれません。
頭蓋骨を分類すると、脳を容れている脳頭蓋と顔面にあたる顔面頭蓋に分けられます。
おでこの部分にあるのは前頭骨という骨で、上の写真だと黄緑色の部分です。
前頭骨は脳頭蓋に含まれています。
ということで、おでこは脳を容れている部分=頭ということになるかも知れない、ということになります。
おでこはおでこで顔ですけどね。
でも、解剖学的な見方をすると、頭に分類されるかも知れないという話です。
視点を変えると違って見えることがあります。
肩は腕か胴体か?
肩は胴体の一部のように見えます。
でも、肩にある骨は鎖骨や肩甲骨や上腕骨で、筋肉的には僧帽筋や三角筋や大胸筋や肩甲骨周りの筋肉です。
このどの骨も筋肉も腕を動かす時に使われるもので、解剖学的には上肢帯(腕の一部)と分類されています。
つまり、腕。
使う時にそれを意識すると使いやすくなることがあります。
解剖学は難しいイメージがあるかも知れませんが、見方を変える視点を変えるためのツールだと思ってみると、面白い発見があります。
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