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触診は骨を探すのではなく、触れている手の下を感じること

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整体スクールを始めて15年以上になりますが、お恥ずかしながら初めて気がついたことがありました。


生徒さんは触診をする時に骨を探している。


触診の指導をしている時にいろいろ聞いていて、生徒さんが手で触れて感じることよりも、骨を探すということにポイントを置いていることに気がつきました。
骨を探さないと骨の歪みやズレや筋肉や皮膚の硬さは分からない、と思うんだろうと思います。
確かにそんな気がします。
でも、探しません。


探すよりも手の下にある皮膚や体がどうなっているかを、感じます。
同じことのように思われるかもしれませんが、これが違うんです。
探してしまうと、あるないになってしまいます。
あった!で終わる。
あるないを知りたいんではないんです。
そこがどうなっているかを感じたい。
骨はあります。
骨がない人はいませんから。
それを感じる練習です。
正確に言うと、感じていることを意識かすると言うか認識するというか、その上で言語化します。
右にズレている。
左に凹んでいる。
硬い、柔らかい。
触れれば何んらか感じます。


それを意識化できるかどうかが練習です。
もちろん手指の繊細さを深めていくことも練習します。
でも、それよりも手で感じていることを意識化することの方が大切です。
と言うかここがポイントです。
全てが変わる点。


触診は骨を探すのではありません。
手で触れた体がどうなっているかを感じる練習です。

 

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