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全身の関節を動かす

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全身の関節を動かす。


全身の関節を動かす

今日の授業の前半は触診でした。
ちょうど見学の方もいるし、入学して間もない方もいたので、いつもと少し違うアプローチをしてみました。
全身の関節を動かす。
言葉の通りです。
一つ一つの関節を動かしてみます。
屈曲伸展、側屈、捻転。
動く範囲を超えては動かしませんが、丁寧にひとつづつやってみます。
近くに全身骨格模型があるので、それをみながら行います。
気をつけることは特にありませんが、目の前に見えている部分ではなく、その中にある骨をイメージして関節を動かします。


例えば手の指を動かしていると、手の平の中にも長細い骨(中手骨)があります。
手の平の形に皮膚で覆われていますが、骨からイメージすると指のように動く可能性があります。
手の平は小指と親指の付け根が、外に広がるように動くことも出来ます。
骨盤も仙腸関節の左右の動き(硬さ)が違うかもしれません。
そうやって、体の中にある関節を出来るだけ動かします。
動きにくい関節や動かしにくい関節に対して、動きやすい関節もあります。
股関節を動かしていて、大腿骨の骨頭が球なんだというのが分かったという生徒さんもいました。


人の体に触れる機会が減っています。
整体の手技だけやっていると、手技で感じることだけしか分からない可能性もあります。
人の体がどんな風になっているか、色々な方法で試すようにしています。


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