【 IN.C 】 Co.山田うん
昨夜、青山にあるスパイラルホールでCo.山田うんの【In.C】という作品をみた。
ダンス作品です。
夜に青山や原宿あたりを歩くことがないので、お上りさん状態で表参道を歩いて行きました。
スパイラルは以前も山田さんの作品(ソロ)を観た劇場で、大きさがちょうど良い観やすい劇場です。
開演10分くらい前から舞台上に小装置を持ったダンサーが登場を始めます。
動きがスローモーションというか、動きがかなり細かく刻まれ、刻まれた動きを正確に再現しているようなイメージ。
何人かが順々にバラバラに同調しながら別々に登場しては小装置と共に板に付きます。
そして開演です。
内容は圧巻。
もう圧巻の言葉しか思い浮かばないくらい圧巻。
凄くすごくて凄すきます。
よく60分動きっぱなしと表現されることがありますが、まさに動きっぱなし。
止まらない事に意味があり、続く事に意味があり、同時多発に意味があり、重なる事に重ならない事に意味があり、砕ける事に意味があり、晴れる事に曇る事に泣く事に笑う事に意味がある。
いや意味ではないのか。
いややっぱり意味なのか。
生きていることが自ずと自然に知らず知らずに想起される。
そう言えば、途中一瞬だけ705Moving Coの”Cell”を思い出す瞬間があった。
あの作品も生きていること生命活動そのものを俯瞰して表現していたように思い出した。
年の瀬に見られて良かった。
お疲れ様でした。
ありがとうございます。
ところで今回の【In.C】はつい最近、令和4年度(第77回)文化庁芸術祭 舞踊部門 関東参加の部において優秀賞を受賞されたそうです。
おめでとうございます。
本当によかった。
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