整体師に必要な事
こんにちは。
てあて整体スクール・荒木です。
整体師に必要なこと。
整体のテクニック。
治せる技術。
もちろんだと思います。
ただ20年以上も整体師をやってくると、これとは別のことも必要だと思うようになります。
患者さんは調子が悪くて整体院に来ます。
遊びに来る人はいません。
痛みがあることもあるし、動きが悪いこともある。
それが良くなるのには色々なことが起こります。
筋骨格系の問題を扱っていますが、気持ちの問題も扱うことになったりします。
心理学やカウンセリングを学ぶということではありません。
聞く。
ということです。
病院では痛みや症状に対して対処する時にデータを元に行います。
血液検査だったり画像(レントゲン、MRI,CT等)だったりします。
検査や画像など客観的に判断しやすい証(エビデンス)を使います。
EBMなんて言ったりしますね。(エビデンス、ベイスト、メディスン=証拠に基づいた医療)
大切なことです。
でもこれだと患者さんの話を聞かなくても判断出来ます。
血液検査と画像診断で治療方針が決まります。
薬が決まったり手術やリハビリの内容が決まります。
だからあまり話を聞いてくれないお医者さんがいます。
全員ではないと思います。
でも、大きな病院だと沢山の患者さんを見ないといけないので、話をする時間は少なくなります。
そこで、です。
整体院など代替医療・補完医療にくる方々の話を聞きます。
先ず聞く。
聞く事で痛みや症状の原因を探すことも出来るし、患者さんの気持ちも軽くなります。
ちょっと非科学的な感じがしますけど、でも気持ちが軽くなると少なくとも楽になります。
これはかなり大きなポイントです。
特に我々など手だけで施述をしているものにとっては尚更です。
話は体の症状についてだけではありません。
生活についても聞きます。
睡眠時間。
通勤時間。
休日の過ごし方。
食べ物の好き嫌い。
運動。
趣味。などなど
何が原因になっているかを考えるためです。
そして気持ちが楽になってもらうためです。
ま、本当に無駄話だけすることもありますけど。(笑)
それだって話の潤滑剤になったりしますし。
手技や解剖学生理学などの勉強のほかに、話をするスキルも必要だと思っています。
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