身体に戻りましょう。
身体に戻りましょう、と言われても何のことだか分からないですよね。
整体師やアレクサンダーテクニーク教師をやっていると、いろいろな人と会います。
会うだけでなく触れたり話をしたりします。
整体スクールもやっているので、整体師になりたい人たちとも会ったり触れたり話をしたりします。
そこで感じるのが、身体のことです。
身体よりも、頭で感じ、頭で考え、頭で理解し、頭で行動しようとしている。
当たり前じゃん。
と言われそうです。
頭で考えるのは当たり前で、考えた上で行動するのは当たり前。
そうです。
でもちょっと違います。
身体を連れていっていない。
身体を置いてきぼりにしている。
身体のことを無視している。
身体の言うことを聞いていない。
身体の事が分かっていない。
そんな感じです。
頭で考えて思考して、身体の状態を考えにいれずに行動している。
そんな感じです。
それが長く続いているので、身体のことが分からなくなっている。
痛みが出るまで調子が悪いのが分からない。
痛みが出ても原因が分からない。
自分の状態が分からない事に気がついていないから、何かやろうとしても上手く出来ないことがある。
そして上手く出来ない時に、方法ややり方の間違いや手順の間違いだと考えて、身体の状態が原因だとは分からなかったりする。
それだとどうやっても上手くは出来ません。
身体に戻りましょう。
ここまで書くと何となく分かってもらえるかもしれません。
自分の体の状態を感じましょう。
データや情報ではなく自分の感覚が大事です。
休みが取れているとかいないとか、運動をどれくらいやったとか、睡眠時間がどうだとか、そう言うことから判断するのも大事ですけど。
それよりも自分の身体がどうなっているのかを感じて下さい。
座っていたら、脚に力は入っているのか硬くないのか。
肩は凝っているのか、凝っていたらどんな状態なのか。
姿勢はどうなのか、猫背なのか胸は反っているのか。
寝てみて筋肉の状態はどうなのか。
脱力出来るのか、出来ないほど筋疲労が溜まっているのか。
ああ今自分はこう言う状態なんだ。
ということを1日に一回思い出して感じてみて下さい。
それだけでも体の状態は変わりますし、使い方も変わります。
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