生きているうちは体を止めることは出来ない。
姿勢でも立ち方でも座り方でも。
形として見えるコトはどうしても、その形で固まっていると考えてしまいがちです。
姿勢を良くする。
というとどうしても、その良いと思う姿勢で固めようとする。
姿勢講座に出たりすると、そこで習った姿勢を「再現」しようとして固めてしまう。
でもそれ無理なんです。
生きているうちは体を止めることは出来ません。
心臓が動き続けているし。
呼吸は意図的に短い時間止めることは出来ても、止まることはありません。
また、ある種の手技療法では体が膨張収縮をしていると考えてもいます。
だから止まらない。
止めることは出来ない。
見た目的には止まっているコトはあります。
何もしていない時には止まっていると感じます。
でも、止まってはいませんね。
ベタ凪の池の上に浮いているボートのように、ゆらゆらと動き続けています。
でも筋肉は硬くなっていないと、姿勢や形が保てないのでは?と思う方もいます。
確かにある程度のテンション(緊張)は必要です。
でも必要以上にはいらない。
体の動きを止めるほどの緊張は必要なく、上下のバランスや左右前後のバランスが取れていれば、ゆるやかな緊張だけで形は整う。
そういった緩やかなテンションは、力を入れるとか力を込めるとか固めるということではないですね。
と言っても意外に難しいかもしれません。
先ずはこう考えてみて下さい。
固める必要はないかも。
バランスが取れてれば良いかも。
関節の間には隙間があるかも。
筋肉はけっこう柔らかいかも。
骨で立ってみよう。(バランスとってみよう。)
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