すぐに元に戻っちゃう
姿勢や歩き方の話をしたりワークをしたりすると、「すぐに元に戻っちゃう」という人がいます。
確かにそう言う感覚ですよね。
すぐにいつもの姿勢や歩き方に戻っちゃう。
実際は「すぐにいつもの姿勢や歩き方に戻っちゃう」ということで、「いつもの=元に」と感じるんだと思います。
まあそうですよね。
そう感じると思います。
いつもの姿勢やいつもの歩き方が普段の姿勢や歩き方で、自分はいつもの姿勢が元々の姿勢だと思っている。
でも、それ違います。
その人の元々の姿勢や歩き方は、「いつもの姿勢や歩き方」とは別にあります。
その人本来の自分の使い方に従った姿勢や歩き方。
変な力が入っていない、無駄な使い方をしていない。
不要な緊張がない。
そう言う使い方の姿勢や歩き方です。
でも、それは普段の姿勢や歩き方ではないので、元々の姿勢や歩き方とは思えない。
姿勢や歩き方を学んで取り戻したとしても、すぐにいつもの姿勢や歩き方に戻ってしまう。
いつもの姿勢や歩き方なので、元々の姿勢や歩き方に戻ったと思ってしまう。
本当は姿勢や歩き方を学んで、いつもとは変化した後の姿勢や歩き方が、元々の姿勢や歩き方です。
だから、元に戻っちゃうのではなく、またいつもやってしまっている姿勢や歩き方になっちゃったなんです。
なんだかややこしい書き方になりましたけど、本当にそうだと思っています。
本来の自分とは違う姿勢や歩き方が、いつもの普通の(と感じる)姿勢や歩き方になっている。
元々の姿勢に戻った時には、新しい姿勢や歩き方を学んだと思ってしまう。
逆ですよ。
逆。
どっちが本来の自分なのか。
考えて、やってみましょう。
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