呼吸が浅い
呼吸が浅い人が増えています。
整体をしていて体に触れていると、胸郭が硬い人がいます。
胸郭とは肋骨と背骨と胸骨で出来た鳥籠のような格好をした体の部分。
普段は肋骨と言ったりアバラと言ったりする、胸のところの縦長のカゴのようなもののことです。
これが硬い。
硬いというのは動きが悪い、動きがないということで、背骨と肋骨の間に関節があって、胸郭は大きくなったい小さくなったりするのに、それがほとんどない。
動きがほとんどなくて形が全然変わらない人が増えています。
呼吸をすると胸郭は大きくなったり小さくなったりします。
胸郭が大きくなった時に、横隔膜が下がるので、胸郭の中にある肺が広がって空気が入って来ます。
その胸郭の動きがないので、横隔膜だけの動きで空気が出入りしていることになり、呼吸が浅くなっています。
呼吸が浅くて良いことなんて何もない。
では呼吸を深くするにはどうするか。
これがなかなか難しい。
自分で深呼吸しても長くは続けられませんから。
とは言えやれることをやってみましょう。
先ず呼吸に意識を向ける。
横向きでも仰向けでも、呼吸に意識を向ける。
意識を向けるだけで深くしようとか思わなくても良いです。
息が入ってくる。
息が出ていく。
それを感じてみる。
息が入る最終閾で、もう少し先まで入るかもしれないと、入ってくるのを許してみる。
息が出ていく最終閾で、もう少し先まで出ていくかもしれないと、出ていくのを許してみる。
先ずはこんなことから始めてみて下さい。
胸郭が動くかもしれないと思ってみるのも良いかもしれません。
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