プラセボを”偽薬”と言うのはどうかという話
プラセボ
プラシーボと言われる事もあります。
偽薬と訳されていると思います。
偽の薬です。
ニセのクスリですね。
どうなんでしょう。
プラセボはニセのクスリなんでしょうか。
ウィキペディアの冒頭にはこう書いてあります。
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偽薬(ぎやく)は、本物の薬のように見える外見をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬の事である。
成分として少量ではヒトに対してほとんど薬理的影響のないブドウ糖や乳糖が使われることが多い。
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「薬として効く成分は入っていない」とありますが、効果が出ることがあるので薬と言われているんだろうと思います。
プラセボ=偽薬で効果が出ることをプラセボ効果とかプラシーボ効果と言ったりします。
新薬開発の時にはプラセボ(偽薬)と比べ効果が統計的に優位に(統計の誤差を超えて)なければ、新薬としては認可されないと聞きます。
偽薬に開発中の新薬がなかなか勝てない、偽薬よりも効果が出ない、あるいは偽薬とさほど効果が変わらない、ということでしょう。
(現在は倫理的問題でプラセボではなく似た薬を使うことがあるようですが。)
偽=ニセ、薬=クスリ、なんですかね。
プラセボ効果は気のせいではありません。
病気が治ってしまうことがあります。
んなバカなと思っている向きもあるかと思いますが、そんなバカなことではなく治ってしまいます。
治ってしまうんだったら、立派な薬だと思います。
なのに偽薬=ニセクスリと呼ばれるのはどうかと思うんです。
プラセボ=偽薬ではなくて何か別の名前を考えてはどうかと思います。
そしてプラセボをどんどん利用すると良いと思います。
プラセボだけに頼るのは良くありませんが、プラセボで治るんだったら、変な薬飲むより良いかなと思ったりします。
どうなんでしょう。
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