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体の不思議

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指針整体の最後の方で腕の裏側に刺激を入れている時、受けている人の半数以上のお腹が鳴る。
ぐるぐると動き出す感じ。
この腕の裏側というのは、東洋医学では大腸経・三焦経・小腸経という3本の経絡が通っている。
(大腸・小腸はそれぞれ臓器やその機能のことで、三焦というのはお腹の辺り全体の事です。)
腸やお腹の辺りに関係する経絡に刺激を入れていると、そこが動き出します。

んな事あるかっ!?

と思う人もいるかもしれないし、なるほどなぁと思う人もいると思います。
でもこれ実際にそうです。
半数以上の人はそんな風に、腕の裏の刺激でお腹が動き出す。
とは言え、腕の裏と内臓を直接結んでいる何かはありません。
でも影響はある。
これをどう考えるかですね。
直接結んでいるものはないけど、何らか関係があるに違いない。
というような事を積み上げていったものが東洋医学(漢方)だったりするんだろうと思います。
何らか関係があると考える方が、実際に患者さんに触れていると納得が行きます。

てあて整体スクールで指導している指針整体は、経絡に沿って刺激を入れて行きます。
全身を流れる十二の経絡です。
経絡を使って症状をどうにかする治療ではありませんが、全身の経絡にくまなく刺激を入れることで、そこと繋がりやあるいは関係があると思われている臓器などを整えるということになります。
西洋医学的な説明もしますが、こういう経験則の積み重ねに敵わない事が多いなと思います。
うまく説明出来ないけど、こうやれば調子が良くなる、というようなことです。

整体は人の体に触れます。
人の体は触れることで変化します。
不思議と思うこともあるし、当然だと思うこともあります。
出来るだけ不思議をなくして、頭でも理解出来るように説明します。
でも、ただ普通に指針整体をするだけで調子が良くなる、というのは経験則からも言える事実です。

 

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