その手技に感動したことはありますか?
てあて整体スクールの授業には卒業生がよくきます。
開業前の人なら手技の練習に。
開業した後の人なら手技の確認とチェックや患者さんの症例の相談など。
また、久しぶりに顔を出すという人もいます。
開業している卒業生が来ると、在校生に仕事としての整体の話や症例の話、手技のアドバイスなどにも来てくれます。
その手技に感動した事ありますか?
今日、卒業生が在校生に聞いていました。
良い響きの言葉だなと思いました。
在校生は別の手技も勉強したことのある方で、その別の手技に感動した事がありましたか?という質問です。
感動したのであれば、それを患者さんに伝えれば良い。
色々考えずに、自分の感動した事を覚えておくことが良い。
というような話だったと思います。
それは、別の手技の事でもあり、指針整体の事でもありました。
そうだよなぁ。
指針整体は不思議な整体です。
軽くトントンされているだけみたいに感じるのに、終わるとだんだん体が軽くなります。
翌朝起きると新たに軽くなっているのを感じる事もあります。
それは荒木自身が初めて受けた時の感覚でもありました。
ちょっと言葉では言い表せないような感覚でした。
荒木が最初に指針整体を受けた時の話をちょっとします。
もう25年くらい前の話です。
青山にあるスクールで指針整体を初めて受けました。
トントン軽く指で背中や脚や腕や頭に刺激が入ります。
ナニコレ?
こんなんで効くの?
ぜんぜん入ってこないじゃん。。。
(実際には入っては来ていたんですが)
これは効かない、どうしよう。
ダメかな。
ダメだな。
というものでした。
それまで押圧系の手技と骨格調整を学んでいたので、手技は深く押すものだと思っていたし、自分自身も深い所に効かせるような手技をマスターしていました。
ダメかも、ダメだろ、と思って最初の授業が終わり、青山通りと表参道の交差点から原宿駅の方に歩いていました。
そしたらだんだん体が変わって来ました。
あれっ!
体が軽くなってきた。
脚が軽い。
呼吸も楽に入る。
体が軽い。
どうなってんだこれ!
と思いながら、ニヤニヤしだしました。
人間、体が急に楽になるとニヤニヤするみたいです。
笑みが顔の中から外に出てきた感じです。
感動でしたね。
確かに。
これ使おう!
開業する時はコレだ。
コレを身につけて、軽くなってもらおう!
そう思いました。
あの時の感覚は本当に忘れられません。
同じような感動はアレクサンダーテクニークを初めて受けた時にもありました。
だから今まで続いているんだなと思います。
今日はちょっとそんなことを思い出しました。
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