骨盤は歪むのか
今日、解剖学の授業で聞かれました。
骨盤はどうして歪むんですか?
骨盤の歪みの直接的な原因は何かという質問でした。
答えは外的な衝撃によって歪む可能性がある。
尻餅ついたり転んだり、自転車で軽くぶつかったりみたいな外的な衝撃です。
でもちょっと気になることがあるので逆に質問をしました。
骨盤は歪むと思っていますか?
根本の話です。
歪むと思っていない人が原因を聞いても納得いかないかもしれません。
ひょっとして歪まないとおもってるんじゃないか?
そう思って聞きました。
ま、整体の勉強をするまでは、普通、歪まないものだと思っていました。
やっぱり。
多くの人がそう思っているかもしれません。
骨盤は歪まない。
確かに骨盤は歪みにくい。
体の土台が簡単に歪んだら体験なことになる。
自分の骨盤の事を考えても、そんなに歪んでいるようには思えない。
わざわざ歪んだと言って、調整することで安心させているんじゃないか。
でも、歪む事もあると、荒木は思っています。
でもこれは荒木の考え方。
人にはそれぞれ考え方があるので、骨盤は歪まないという考えを否定するつもりはありません。
でも、私の場合は歪む事もあると考えていて、それを前提に整体を指導しているし整体をやっています。
なのでその話をしました。
関節は動くように出来ているので、関節があるということは動きがあると考えています。
骨盤にある仙腸関節は動きずらい関節です。
でも関節があるという事は、動いてしまう可能性があると考えます。
もちろん殆ど動きません。
でも、殆ど動かないという事は、動く事もあると言うことだと思っています。
動く事もごくたまにあるけど、そんなには動かない、とも思っています。
一般的に歪みがあると言う場合は、周りの筋肉や人体の状態にアンバランスがあり、硬さや伸びの左右差や前後差があることで、歪んでいるように見えたりすることが多いと思います。
でも全てじゃない。
ごくたまに歪んでしまったままになっている事があると考えています。
だから調整は歪みを整えるよりも、動きを出す事を重要視しています。
歪みが戻るような方向に調整しますけど、動きが出れば歪みが残っても問題ない。
逆に歪みがなくても動きがない場合は動かすように調整したりします。
人の考えは様々です。
骨盤が動かないと思っている人は、周りの筋肉や筋膜や靭帯の硬さや動きを調整すると考えても良いかもしれません。
でも、荒木は歪む事もあるので、歪みを調整するように動きを出す事を考えて調整しています。
問題は自分の芯となる考えがあるかというところだと思います。
コメントフォーム