指針整体の話
指針整体は他にはない独特の手技です。
荒木は以前、松乃という先生から学びましたが、今はもう指導はされていません。
また、松乃先生は別の師匠から学ばれましたが、その師匠ももうお亡くなりになられました。
今となっては「てあて整体スクール」だけが、指針整体を指導している学校になりました。
指針整体は独特の手技です。
最初に受けた時は、これは効かないと思いました。
他の整体のように押さないし体重もかけない。
ぎゅーっと力を入れるわけでもない。
軽くトントン全身に刺激が入ってくるだけでした。
効く〜っ!という感覚は全くありませんでした。
ただ、受け終わって体がぽかぽかして来た事と、帰り道でどんどん体が軽くなったので、これは全然違うと思いました。
翌日になると体がもっと軽くなるよと言われていて半信半疑でしたが、翌朝起きると確かにいつもより体が軽いのが分かりました。
その場では体がポカポカし少し軽くなる程度でしたが、だんだんと体が変化していく整体なんだなと思いました。
学んでいる時は「芯に届かせる」と言う事を言われ続けました。
芯に届けば体は良くなって行く。
確かにそんな感覚はありました。
整体師をやっていてもそんな感覚があります。
ただ、整体スクールで指導を始めると、芯に届ける、ではなかなか真意が伝わりずらいと思いました。
そこで、いろいろ考えたり調べたりして、指針整体の良さや効果について解説するようになりました。
芯に届けると言うのは、強く押圧する事である程度広範囲に刺激を入れるのとは違う方法。
指針というように指一本で刺激を入れることで、芯(奥)に届いているような感覚と刺激が入る。
強く押したり揉んだり体重をかけないことで、一点に集中した刺激が入る。
腕の曲げ伸ばしの刺激で「手押し」になるのでなく、肘や手首を固定して刺激を入れることで、細く鋭い刺激を奥深いところに届かせている。
指針整体の「芯に届く」ことによる効果についても考えました。
軽い刺激を入れることで、患者さんに疲労を残さない。
強い刺激や重い刺激だと疲労物質が残ったり、筋損傷が起きるので、それを未然に防いでいる。
だから揉み返しがなく、受けた後からだんだん体が軽くなってくる。
全身に刺激を入れることで血流が良くなり、疲労物質が流れて体が軽く動きやすくなる。
一般的にはうつ伏せが8割で仰向けが2割程度だけど、指針整体はうつ伏せ6割で仰向け4割になっていて、全身の毛細血管に刺激を入れているところがポイントになっている。
トントンと軽い刺激を入れることで、自律神経が整い副交感神経優位になることでリラックス効果がある。
そして整体師自身も疲れがない。
患者さんにとっても安心して受けられるというのは、最近になって強く思うようになりました。
指針整体は他にはない手技です。
押すのではなく「引く刺激」です。
もちろん押す刺激も入っています。
でもそれはとても小さく鋭いものです。
軽く当てていますが、深くに鋭く入るので効果が出ます。
この他にはない手技を学んでもらいたい。
強く押す手技が悪いと言うことではありませんが、軽くやっているのに体が実感として緩む手技は他にはありません。
良い手技です。
※整体学校やスクールを探している人に、指針整体の無料体験があります。
8月11日東京、13日名古屋です。
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