君たちはどう生きるか
先日観た映画の話。
君たちはどう生きるか
リバー、流れないでよ
最近は観たい!と思う映画が少なく、これならと思う映画とも時間が合わない事が多くなって来た。
アニメ映画は基本的に観ないんだけど、ジブリだし宮崎さんのだしと思って観たのが「君たちはどう生きるか」だった。
正直言って期待はしていなかった。
「紅の豚」はとても好きだけど、最近のものは何となく考えさせられるものがあって、映画を観てあんまり考えたくはないと言う気分があるので、ちょっと敬遠してしまう所があった。
でも、割に良かった。
きっと賛否両論あるんだろうと思う。
あの⚪︎⚪︎は何の象徴なんだとか、あそこのアレは何なんだとか。
自分としてはそう言うことはあまり考えず、流れに乗って見る事が出来て良かったと思う。
ただまあ、戦争の時代については、自分でもそれほど実感に乏しく想像でしかないので、今の人たちにどんな風に受け止められるんだろうと、老婆心ながら思ってしまった。
全く関係ないんだけど、観た事もない黒澤映画の「夢」を思い起こしていた。
観た事ない映画を想起するってのは、本当に余計なお世話だなと思う。
「リバー、流れないでよ」は軽快で見やすい映画でした。
時間が行ったり来たりする設定で荒唐無稽なんだけど、途中から何となくストーリーに入り込める構成はうまく出来てるなと思った。
以前、同じように時間が行ったり来たりする設定のものを見たが、整合性をどこまで取ろうとするのか(実際には整合性は取れないけど)が、こちらの方がハマっていたように思う。
こちらは「宇宙人のあいつ」を思い出した。
荒唐無稽な設定という以外に似たところはないと思うが、軽快な芝居とテンポの良さで思い起こしたのかもしれない。
どちらも主人公の演技が全体を引っ張っている感じがした。
映画は好きで時間があれば観に行くようにしているが、最近は本当に観たい!という映画が減って来ている。
ハリソンやトムの映画も良いとは思うんだけど、ちょっと大袈裟というか大掛かりで敬遠してしまっている。
秋の北野映画が楽しみだけど、それまでに何を観るか。
考え中。
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