整体師は何をする人なんでしょう。
痛みや症状を取る。
整体師として開業した時に考えていた事です。
その整体師を22年もやっていると、少し違う事も考えるようになります。
偉そうな事を考えている訳ではありませんが、痛みや症状だけじゃないような気もしたりするのが人情です。
腰痛や膝痛がなくなるようにする。
歩き方や姿勢が良くなる方法を教える。
硬い筋肉を緩めてリラックスしてもらう。
体を楽にしてもらう。
整体に来なくても良くなってもらえるようにする。
ま、基本的にはそんな事をやっています。
徒手療法と言われているくらいですから、手でやります。
電気治療機など使う先生もいますけど、荒木は基本的には手です。
話をしたりもします。
心理療法的な何か、ということではなく、普通に話をしますが、話も手のように使っているような気がします。
何となく気分良くなってもらう。
というのも付け加えられると思います。
そこは気にしながらやっています。
盛り上げるとか楽しくさせるというのとは違います。
来院された時よりも、頬が緩んで緊張がなくなって、どちらかと言えば口角が上がり気味の顔になって帰ってもらえるようにしたいと思っています。
気分が落ち込んでベンチにうなだれて座っている人がいるとしたら。
目の前に立って元気付ける、という方法ではありません。
ちょっと離れたところに同じ方向を向いて座って、缶コーヒーでも買ってきて、置く、みたいな事をしているような気がします。
ま、それは人それぞれ、やり方があると思いますけど。
若いうちは目の前で応援団的な事も良いと思いますけど、年齢を重ねてきたり疲れが重かったりすると、それだとちょっとというときもあります。
整体師は何する人なんでしょうね。
技術は前提ですけど、それだけではないように思います。
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