どうして整体師になったのか。
こんにちは。
てあて整体スクール・荒木です。
今日は荒木がどうして整体師になったのかのお話です。
以前にまとめたものがあり、連載をしていましたので、長編が好きな人はコチラ↓↓↓をどうぞ。
https://teate.co.jp/waytoseitaishi
どこから書くのが分かりやすいのか、ちょっと迷う所ですが、会社員を辞めて自分で仕事をすると考えるようになったきっかけから。
35歳になった時です。
人生半分だと思いました。
もうあと半分くらいしかない。
頑張って80歳まで生きたとしても、70代に入れば活動的にどんどんやっているということはないだろうと思いました。
そこで考えたのが、会社員という生き方です。
人に雇われて仕事をする。
仕事は生きるために金を稼ぐものだから、という気持ちが強かったんですが、それでも、会社員でこのままずっとやっていくのかと思いました。
会社員になるのは、とくに何も考えずになりました。
常識というのでしょうか、たぶん違うと思いますが、自分的には会社員になって普通に結婚してという人生が、一般的でそこから”外れる”人生というのは、考えること自体がちょっと違和感のある考えでした。
昭和の時代です。
1981年に社会人になったので、まあ今と比べるとだいぶ違う考え方だったのかなと思いますけど。
それで、自分で稼いで生きる事は出来るんだろうか?と考えました。
同時に一度きりの人生で、このまま会社員だけで良いのか?とも考えました。
就職することに違和感や疑問を感じていなかったので、現実的に自分の仕事や人生を考え始めたのかもしれません。
遅いですね。
本当に自分でも遅いと思います。
こういうことは10代に考えておかないといけないと思いますが、なんとなく生きてこられたので、そうなってしまったんでしょう。
考え始めると、雇われずに自分で仕事をするというのは、かなり大きな賭けだなと思いました。
一人で稼いでいく能力があるとは思えません。
でも、一人で稼いでいる人も沢山います。
自営業の人と自分がそんなに違うとも思いません。
そんなこんなで数年はどうなんだろうと考えていたと思います。
会社の業績が悪く、リストラの嵐が吹き荒れていた時期でもあり。
転職やヘッドハンティングが世の中に認知され、少しずつ増えて来た、というよりそうする人も居るのがわかって来た感じです。
で、整体学校を探す事にしました。
どうして整体なのかにもいろいろ理由はありますが、一番大きかったのは40歳を超えて人生後半で勝負するなら、「理由なく自信がある事」を仕事にすべきと考えました。
幸い体のことについてだけは自信がありました。
解剖学的知識があった訳ではありません。
学生時代に小中高大学まで含めて、体育は5か10でした。
運動にだけは自信があった。
だから体のことも分かると思ったんですね。
というか自信があった。
これは大切なことだろうと思います。
整体学校を探してもすぐには通いませんでした。
ここでも1年くらいは迷ってましたね。
なかなかに優柔不断でした。
土日にいろいろ考えている私を見て、勉強したところで仕事を辞めるかどうかはその後の問題なんだから、と妻に言われ、そうかと思って通うことになりました。
通っている間もでしたが、それ以前からも整体には通っていました。
ダンスをやっていて腰など故障があったからです。
そこで受けた整体は当時は一般的でしたが、自分にはもっと何か出来るんじゃないかと思いました。
多くの先生が、脚の長さのことを言い、骨盤と腰椎と胸椎と頚椎のどこかを調整するだけ。
体の状態の解説もなく、ストレッチなど生活での注意事項の話もなく、今後どうなっていくかの展望も話してくれませんでした。
自分ならもっとこうするのに、と思いました。
それが開業につながるのかなと思いました。
今となっては普通ですが、当時は解説したりする整体師は少なかったと思います。
脚の長さの話や骨盤の歪みの話だけで、その人がどうなっているかの解説がなかった。
そこをきちんと解説する整体師なら、やっていけるんじゃないかと思ったんですね。
で、開業ということになります。
仕事を辞める一番の要因は、たぶん人生一度きり、と考えたって事かなと思います。
会社で15年くらいスタッフ部門にいたというのも関係しているかもしれません。
ライン部門なら自分がやっていることが具体的な事に繋がりますが、業務計画だとか損益計画や予実管理だと、仕入れもしないし販売もしないので、いなくても成立すると言えば成立します。
もちろん、実際はそんな会社成立しませんけど。
そんな風に思っていました。
予算なんかなくたって、仕入れて売れれば利益は出ますから。
60代になって当時同僚だった人たちが、退職したり仕事を変わったり、少しずつ生活が変わっているようです。
自分の転職や開業は良かったのか?
それは終わってみなければ分からないと思います。
でも、今のところ良かったと思っています。
厳しい苦しい時もありますけど、それもまた、一度切りの人生なんだからなと思います。
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