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大坂なおみ選手と肩と腕の話。 

読了までの目安時間:約 3分

大坂なおみ選手
2020全米オープンテニス優勝
おめでとうございます!


今回の試合映像を見ていると、体つきも動きもかなり変わっている印象でした。
テニスの専門的なことは言えませんが、少なくとも体つきについては全く違う印象がありました。
フィジカルコーチが変わって体幹トレーニングなどを積んだ結果なんだろうと思います。
でも、今日書きたかったのはそこではありません。
いや、そこも含まれていますが、ちょっと違う視点かもしれません。


肩と腕の話です。


2年前の全米オープンの時にも感じた違和感がありました。
違和感というと語弊がありますが、他の人と違う。
なんなんだろうこの感じはと思いました。
そして今回も同じことを感じ、あああそうだったかと今回は気が付きました。
肩です。
肩と腕です。
優勝トロフィーを掲げている彼女の映像を見た時でした。


https://www.sportzorg24.tv/entry/usopen-osaka-naomi-finals/


思い出して下さい。
思い出せない人は、上のニュース記事の途中くらいに掲載されているので見てみて下さい。
他の人、あるいは一般的にトロフィーを掲げている写真を思い出して下さい。
腕と肩の使い方がまるで違う。
無理なく肩甲骨から腕が動いています。
(肩甲骨も持ち上がっている。)
このニュースの写真は耳と腕が少し離れていますが、映像で見た時には腕が真っすぐに上に上がって耳のすぐ横にありました。
普通、耳と腕は離れていて、肩がもう少し下がっています。
それが彼女は肩を腕の一部として使っているように見えます。
肩甲骨を含む上半身も腕の一部として使うとこうなるという、お手本のような使い方です。
これを無理なく自然に普通にやっているところが凄い!
と思います。


腕を肩から先の胴体よりも細くなっている部分だけと認識し、実際にそう使っている人が殆どですが、骨格的にも筋肉的にも肩は腕の一部です。
胴体の側にあって少し動きずらくなっていますが、今よりももっと動きます。
詳しくは拙著にもあります。 ( 「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える! さくら舎刊 >>> )
興味のある人は確認してみて下さい。

言葉も一つの習慣です。

読了までの目安時間:約 3分

腰が痛いと言った時の腰。
肩が凝ると言った時の肩。
膝が痛いと言った時の膝。


今、思い浮かべたところはどこですか?
目のまえにいないので分かりませんが、100人いれば100人が違う場所を指さしていると思います。
もちろんだいたい同じような場所を指さしている人が多いのは分かります。
でも厳密には違う。
肩だったら首に近い場所を指している人もいるし、腕に近い三角筋(肩の外に盛り上がった筋肉)に触れている人もいると思います。


言葉は便利なものです。


日本人ならだいたい同じ言葉を使います。
腰と言えばだいたいあの辺り。
肩と言えば、膝と言えば、だいたいその辺りのことです。
でも、実際には皆さん違う。
それを同じものだと思っている。
そして、自分の思っている肩が、世の中の人全般が思っている肩と同じだと殆どの人は思っています。
「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)>>>にも書きましたが、言葉はある種の習慣です。
その辺りをソレと思っている。
そう思うという習慣です。
自分とは違う習慣を持っている人もいます。
特に腰や肩や膝の場合は、人によって指している場所の違いが大きいことがある。
なぜなら、腰や肩や膝は、それ単体では存在しないからです。
具体的なソレ自体がないので、人によって捉え方が違う。
腰は胸とお尻の間、肩は首と腕の間、膝は太ももとスネの間です。


言葉は別の意味でも習慣です。
例えば股関節。
英語ではヒップジョイントと言います。
股関節は「股(また)」関節、ヒップジョイントは「ヒップ(尻)」関節。
前と後ろの違いがあります。
当然、それをどう捉えるかの違いは出て来るでしょう。
股関節が前にあるのか後ろにあるのかというのは、使っている言葉から浮かぶイメージ(習慣)の違いでもあります。


ところで、実際に股関節は前でも後ろでもなく、横を向いているということは知ってますか?
ほら、なんだか股関節が変な感じになって来ませんか。
自分の持っている言葉のイメージ(習慣)が、情報によって書き換わっているのかもしれません。
正確な位置を知るというだけではなく、自分がその言葉に持っている印象やイメージという習慣が、実際の動きや形を変えてしまっていないか。
自分の体が上手く使えない時、ギクシャクしてしまう時、確認するだけで変わってくるかもしれません。

体幹は縦長の卵型 ~ 解剖学のページ ~

読了までの目安時間:約 2分

「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎)という本を上梓しました。
その本の最初に書いたのが「頭は横長の卵型です。」というものでした。
ナンダソレ???
と一瞬なんだなんだと思ってもらうのが狙いです。
いつも見ているものが、実際とはちょっと違う、ということに気が付いてもらいたい。
そうやって新しい視点や見方を持ってもらうのは、整体師にとっても大切なことだと思っています。
で。
解剖学の授業で話をする内容です。
体幹は縦長の卵型。
こんな絵を描き始めます。


縦長の卵。
縦長ボディ1

胸骨と肋骨を描きたします。
縦長ボディ2

骨盤はこんな感じ。
体幹は縦長の卵型ですね!
縦長ボディ3

余分な線を消します。
縦長ボディ4

鎖骨と肩甲骨と上腕骨から先の腕を足します。
縦長ボディ5

大腿骨から先の脚を足します。
縦長ボディ6

輪郭を足します。
縦長ボディ7

はい、体幹は縦長の卵型でした。
その縦長の卵型の体幹から、鎖骨や肩甲骨から先の腕(上肢)が始まり、大腿骨から先の脚が始まっています。
整体師はこんな風に人の体を見ている、という一例ですね。
全員がこんな風に見ているかどうかは分かりませんが、てあて整体スクールではこんなことも教えています。
出来れば絵が描けると良いよねと、横長の頭だとか足部の骨なんかも簡略的に描いて見てもらうようにしています。
最後に中の骨格が取れるとどんな感じなのか。
今回はとても外枠が下手でスミマセン。


縦長ボディ8

てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
teate@nifty.com
03-3922-7230

骨盤の話

読了までの目安時間:約 2分

てあて整体スクール院長荒木です。
解剖学の授業で説明する骨盤の話です。


骨盤・てあて整体スクール

骨盤をCDケース5枚で説明することがあります。
写真にあるように2枚の一辺を合わせ、直角な位置にして床におきます。
これが小骨盤と言われる、恥骨と座骨の位置のイメージになります。
その上に直角くらいの角度で別の2枚を乗せます。
この右下の一枚と右上の一枚が真ん中で直角くらいの角度で合わさったものが、右の寛骨のイメージになります。
上の二枚の間に一枚ケースを入れます。
この一枚が仙骨のイメージになります。
仙骨と上二枚(寛骨の上の部分)が大骨盤のイメージになります。
下にある小骨盤と、上にある大骨盤。
左右の寛骨と間にある仙骨。
これらの関係が少しわかりやすくなります。


骨盤は形をイメージするのが難しい骨だと思います。
小骨盤と大骨盤と言われてもアレだし、寛骨の形もプロペラみたいだと言われても最近はプロペラ自体を見ることがないし。
仙骨と寛骨の関係だったり。
でもこうやって説明すると印象には残ります。
後で思い出した時に、あんな感じだったと思い出しやすいと思います。


股関節は骨盤にありますが、どこにあるかイメージ出来ますか。
写真のCDケースだと上下に二枚クロスして合っている部分に、外向きにあります。
お椀になったような臼蓋が外を向いています。
ということは骨盤は脚(大腿骨)の内側にあることになります。
これもちょっとイメージとは違います。

頭と顔と首と

読了までの目安時間:約 2分

頭と顔と首と・てあて整体スクール

てあて整体スクールの授業で描いた絵です。
スクールの授業ではよく絵を描いて説明します。
イメージすると分かりやすいし、実際に開業したりして患者さんを診る時の説明にも使えます。
頭と顔と首の関係の絵です。


青い線で描かれているのが頭です。
赤の線で描かれているのが顔です。
緑の線で描かれているのが首です。

頭は横に寝かせた卵型。
その真ん中辺りから首(の骨)が繋がっています。
首は顔で言うと鼻の奥、耳と耳の間くらいにあります。
首の骨は首のだいたい中心にあります。

この説明をして頭の骨と首の骨の関節辺り(耳のちょっと前)に触れると、ちょっと不思議な感じがして動き易くなったりします。
マッピングという手法でボディワークではよく使われる方法です。
外から見たイメージと実際に動く場所が違ったりするのを確認して行きます。
面白いですね。

ところで、絵に描かれている青の頭と赤の顔の重なった部分、おでこの辺りは本当はどっちなんでしょう。
解剖学的には頭の方に属します。
おでこの骨は脳頭蓋に分類されて、眉毛辺りから下が顔面頭蓋と呼ばれます。
解剖学面白いでしょ。(笑)
てあて整体スクールではこんな解剖学をやっています。


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関節って柔らかいんですか?

読了までの目安時間:約 3分

東京都練馬区と愛知県名古屋市に教室のある整体学校
てあて整体スクールの荒木です。


関節ってゴムみたいになっていて柔らかいんですか?


先日、質問をされました。
そうなんですね。
体のことばかり考えていると、そう言うことはなんとなく皆んな分かっていると思ってしまいますが、意外に知らない。
関節はゴムのような素材では出来ていません。
関節軟骨なんて言い方があるので、それ自体が軟らかいもので出来ているんじゃないかと思っている人がいてもおかしくはないですね。


関節は骨と骨が隣り合っている場所のことです。
骨と骨は靭帯という伸び縮みしないモノで繋がっています。
靭帯が短くて骨と骨を動かないように繋げていると、関節は殆ど動きません。
逆に靭帯が長くて骨と骨に動く余裕があると、関節は動きます。
関節の動きは靭帯の長さでも変わりますが、骨の形でも変わります。
骨と骨が隣り合っている所の、骨の形です。
股関節は脚の側の端っこが丸く球のようになっています。
反対側の骨盤の側の端っこはお椀のようになっています。
お椀の中に球が入っているようになっているので、クルクル動きます。
だからいろんな向きに動くことが出来ます。


靭帯の他に関節は関節包というもので包まれています。
そして、骨と骨は筋肉で繋がっています。
筋肉は同じ骨から骨にはつながっていなくて、別の骨同士をつなげています。
筋肉が縮むことで、骨同士が近くなる。
関節は靭帯で繋がっているので、一方向の筋肉が縮めば、関節が曲がるということになります。
だから正確には関節は曲がるのではなく、骨と骨が関節の所で動いています。
関節の形も色々あるので、関節の動きもいろいろです。
球関節はクルクル回るし、平面関節という関節は骨の端が平面と平面なので滑ったりズレたりします。
体の中がどんな風になっているかを知るだけで、動きが変わったりします。
人は考えているように動かそうとしますから。
今までゴムみたいに曲がると思っていた関節が、骨と骨がズレたり動いたりすると思うと違う感じになったりします。
関節の位置も勘違いが多いので確認すると面白いです。
てあて整体スクールの解剖学ではこんな話もします。
全く初めて勉強をする人には必要なことだと思います。


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確認


股関節の話

読了までの目安時間:約 6分

患者さんに股関節の位置を確認すると様々な答えが返ってきます。
大転子だったり大腿筋膜張筋だったり。
以前に一人、恥骨結合を股関節だと思っていた方がいました。
触れてみて硬くなってる所や、曲がり角になっている部分を股関節だと思っている方が多いようです。
当然です。
股関節は曲がる場所だと思っている訳ですから。
確かに体を外から見ればそこで曲がります。
でも、以前にも書いたように股関節は曲がりません。
股関節は回る関節です。( 詳しくは >>> 股関節は曲がらない )
それに。
別に股関節の場所を正確に知らなくても生きて行けます。
でも整体師やセラピストはそうは行きませんし、運動をしている人やダンスやバレエの人、体に痛みがあったり歩き方が変だと言われたりする人もそう。
なので、股関節の話です。


骨盤・てあて整体スクール


股関節は骨盤の左右にある大きな関節です。
骨盤側は臼蓋(きゅうがい)と呼ばれるお椀を斜め寝かせたような形のものと、骨頭と呼ばれる太ももの骨(大腿骨)の一番上側で出来た関節です。
骨頭は球に近い形をしているので球関節などと言われます。
肩関節も球関節ですけど、肩関節の一方は臼蓋のようにお椀形になっていなくて、お皿のような骨と球形の骨頭が隣り合っています。


位置は腰の前の左右のグリグリ(前上腸骨棘)と恥骨結合のを繋いだ真ん中辺りの奥、大転子の斜め上奥あたりにあります。
太ももの骨(大腿骨)の上は真っ直ぐではなくて、斜め内側上に折れ曲がっていて、その折れ曲がった一番先に球形の骨頭があります。
位置のイメージが違っていると動きが変わります。
大転子を動かそうとしたり、大腿筋膜張筋から曲げようとしたりすると、本来の動きよりも効率が悪くなったりします。
患者さんによってはこのイメージを変えるだけで、股関節周りの痛みが軽減する方もいます。
また、日本語の股関節は股(また)の側の関節と言うイメージですが、英語ではヒップジョイントとも言われるので、お尻の側と言うイメージに変えるだけでも変わることがあります。


Y靭帯・てあて整体スクール

股関節の特徴は臼蓋と大腿骨をつないでいる靭帯です。
臼蓋の周りから骨頭や大腿骨頸部を包んで大腿骨まで繋がっている靭帯は、腸骨大腿靭帯とかY靭帯と呼ばれます。
骨盤と太ももの骨(大腿骨)が立っている時(立位)の位置関係にある時、腸骨大腿靭帯は捻れていて「Y字」のように見えます。
ここが最大のポイント。
四肢のうち上肢の肩関節の靭帯は、立位の時(腕が床に下がっている)捻れていません。
腸骨大腿靭帯の捻じれは進化の過程で、四足だった哺乳類が直立二足歩行になったことと関係しています。
捻れている事の何がポイントなんでしょう。


Y靭帯のねじれ・てあて整体スクール

Y靭帯の捻じれが取れる位置は、股関節を45度くらい曲げた位置です。
軽く股関節からお辞儀をした位置、膝を軽く持ち上げた位置でもあります。
こうすると股関節が少し緩むのが分かります。
臼蓋と骨頭が少し離れるような関係になります。
靭帯は伸び縮みを殆どしない組織ですから、股関節が曲がった位置から伸ばした位置にする(お辞儀から上体を上げてくる)と、臼蓋と骨頭は近づきます。
ネジを絞めるようなイメージ。
臼蓋と骨頭が近づき、これを繋いでいる靭帯が捩れると股関節はどうなるか。
しっかりと固定されたような感じになります。
股関節を伸ばして立っていると、股関節はしっかりと嵌り込み、股関節が安定することになるんですね。


歩くときはどうか。
歩くときには脚が後ろに残ります。
脚が後ろに残っている状態は、股関節のY靭帯がより捩れる位置になります。
そうすると立っているときよりも、もっと嵌り込み締まっていくことになる。
そこで、後ろ足を地面から離すだけで、捻じれのない位置まで脚は振り子のように振られることになります。
脚が後ろに残っているとき、腸腰筋や内転筋群などは引っ張られることになります。
後ろ脚が地面を離れれば、伸びていたこれらの筋肉は元の長さに戻ろうと、後ろ脚を前に引っ張ることになります。
つまり、歩くときには脚を後ろに残すだけで、筋肉を殆ど使わなくても歩けると言うことになります。
もちろん、少しは使いますけどね。


股関節は上半身と下半身を繋いでいる関節です。
体を前に傾けるときなどは股関節を使うと楽に傾けます。
でも、腰から曲げる人が多い。
これも見た目からの誤解が生んでいることです。
この誤解を解いて股関節から使うようになると、腰痛がなくなることが良くあります。
詳しくは「股関節は曲がらない」のページに書きました。
( 股関節は曲がらない >>> )
股関節の動きが悪くなることは、移動手段としての歩行が上手くいかなくなることを意味しています。
老化は股関節からなんて言われたりする、こともあります。
股関節を柔らかくしておくことが健康に繋がると言うのは、構造からも分かることです。
股関節の形にも面白いことがあります。
それはまたいつか。


※参考:プロメテウス解剖学アトラス

整体師のための解剖生理学

読了までの目安時間:約 1分

てあて整体スクールサイト(ここ)に解剖生理学のページがあります。

普通の解剖生理学のように筋肉や骨格を図解して名前が書いてあるものではなく、整体師やセラピスト向けに書いた内容です。
患者さんを前にして痛みや様々な症状の原因を考えたり、今の症状の意味や理由を考えたりするのに使うベースとなる内容です。
整体師にとって解剖学や生理学は骨や筋肉の名前を覚える学問ではありません。
骨格や筋肉なら名前を覚えることも大切ですけど、形や場所を知って体の動きや働きを考えられることが大切です。
荒木が20年の整体師経験で考えてきたことや、学んだことで使っていることです。
参考にして下さい。

■解剖生理学 >>> https://teate.co.jp/anatomy

呼吸について

読了までの目安時間:約 5分

最近、呼吸の浅い人が増えているように思います。
いやいやそうではなく。
ひょっとして以前は自分自身が呼吸に着目していなかっただけかもしれません。
どちらかと言うと・・・
どちらもかな。

すみません。

呼吸については専門家の方が沢山いるし、知人のセラピストでも呼吸に着目している人がいるので、呼吸が浅いなぁと思うと知人セラピストの本を紹介したりしていました。
それじゃあイケナイナと思い始めていましたが、これがなかなか深い。
少し腰が引けていたように思います。
それが何の拍子か気がついたことがありました。
呼吸についてです。

いつも呼吸について話をする時、胸郭の広がりや閉じることなどを図解していました。
また横隔膜の動きやそれに伴う腹腔の内蔵臓器への圧迫もです。
そこから腹腔から下へは下肢への圧迫影響があり、胸腔から上肢へ首へ頭蓋へと言う圧迫影響流れなどについての話です。
これだと何のことか分かりませんね。
もう少し具体的に書いてみます。

呼吸によるカラダの動き

呼吸は胸郭が広がり横隔膜が下がることによって、胸腔内の内容量が広がることによって肺に空気が流れ込むこと。
そして流れ込んだ空気がまた外に出ていくことです。
ポイントは幾つかあって、肺自体は伸びたり縮んだりの自動運動はしない。
だから胸郭(肋骨と脊椎で出来たカゴのような容器)の動きと、胸郭の下にランプカバーのようについている横隔膜の動きで、呼吸が起きていると言うことです。
胸郭と横隔膜の動きで胸腔(胸の内側の空間)が広く(大きく)なったら、腹腔(お腹の空間)は上から圧迫されます。
胴体の大きさは基本的に同じなので、上半分が広がったら下半分が押されるってことですね。
満員電車でどちらかに押されると、ダダダ~って人が移動するみたいな感じですかね。
こんな話を以前は患者さんやクライアントさんにしていました。

ここからです。

胸腔が広がると腹腔が押されます。
そこで終わりかと言うことです。
最近になって説明を始めた内容です。
カラダの60%位は水分です。
血液やリンパ液だけでなく間質リンパ液など沢山の水分で満たされています。
筋肉も水分が多いですね。
で、です。
体幹(胸腔と腹腔)が外に向かって広がるような圧迫が起きれば、当然のこととして下肢や上肢や首(頸部)やその上の頭蓋への影響が考えられます。
つまり圧迫が伝わり広がっていくと言うことです。
本当かなぁと思いました。
自分で思いついておいて本当かなもないもんですが、そう思った。
なので感じてみる練習をしました。

感じました。

ゆっくり呼吸をすると、胸腔から腹腔への圧迫はすぐに感じます。
その後です。
下肢と首と頭への圧迫の広がりは感じられます。
ほんの少しです。
わずか。
最初は太ももの付け根のところから膝の方に向かう広がりでした。
でしばらくそんなことを続けていたら、全く違う感じがするようになって来ました。

ここからは最近の感覚です。

全体の広がりが内側から起こっている。
骨の硬さではなく、体全体の柔らかさの繋がりの中で膨張収縮が起こっている。
呼吸については筋肉を使って胸郭を広げ横隔膜を下げると言うことではなく、空気が入ってくる感覚。
呼吸は息を出し切れば自動的に入ってくる、だから出すことを意識しておけば、自動的に入りやすくなる。
なんて説明をしていたんですが、呼吸は自動的に入ったり出たりする。
どちらが先かと言えば入る方だ、と感じるようになって来ました。
息が入っている状態が元々で、出ている状態はその後に起こる状態。
そして出ている状態から入っている状態に移行してくると、元々の状態よりも少し多めに空気が入る。
多めに空気が入ることで、筋肉や筋膜の緊張が起こりまた収縮へ向かう。
そんな感じです。
まだ最近の感覚なので身についていないことが多いですが、それを感じています。

人によって感覚は違うと思います。
自分が今はどんな感覚なのか。
その感覚から次の感覚を探していくことが大切かと思います。
いずれにしても体は柔らかく膨張収縮を続けている。
三木成夫先生風に言えば、太古から続く海辺の波の満ち引きのリズムのようです。
なんつって。笑

呼吸はこれから見つめ直したいテーマです。

首は頭の後ろではなく真下にあります。 〜 解剖学ページ更新

読了までの目安時間:約 2分

いくつか似たような記事がありますが、今回は別の角度から考察します。

頭と首の位置の話です。
首は頭の後ろではなく、頭の真下にあります。
何となくイメージとしては後ろですね。
でも真下にあります。


首頭・てあて整体スクール

首は頭の後ろにあるんじゃなくて、顔の後ろにはあります。
顔と頭。
ちょっと違いますね。
顔は頭の前側です。
頭はここでは脳が入っている部分を言うことにします。
その脳が入っている部分(脳頭蓋)の、ほぼ真下に首(頚椎)はあります。
では顔の部分は言うと、顔面頭蓋と解剖学では言ったりします。
眼窩や鼻腔や口腔で、空洞のような部分です。


頭を動かす時は、首と頭の関係で動きます。
関節のあるところで動く訳ですから。
つまり頭の中心くらいで頭は動くと言うことになります。
顔の後ろで動かしていると、ちょっと無理がある。
脳は自分のイメージや考えと整合性を取るように振舞います。
つまり、首は後ろだと思っていると、そう動かしているという事です。


肩こりや猫背やストレートネックなど、首肩周りの問題の原因の1つにこのイメージが関係している事があります。
頭と首の位置を再確認し再認識してイメージを変える。
それだけで楽になる事があります。
他の様々な部位でもこんな勘違いはあります。

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