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足首はどこで曲がるのか!? ~ 解剖学ページ更新

読了までの目安時間:約 2分

足首はどこで曲がるのか!?

以前、『踵は足の真下じゃない。』( コチラ >>> ) を書きました。
内容的には似ているんですが、今回は骨の位置の問題ではなくて動きの話です。
足首はどこで曲がるんでしょう。
そもそも足首は曲がる関節なんでしょうか。
何言ってるの!?と思った人は、股関節は曲がらない>>> を読んでみて下さい。


足首の関節は足関節と言います。
踝(くるぶし)の間、脛骨・スネの骨と距骨の間の関節です。
距骨という骨は足部の後ろの方にあって、関節面が上を向いています。
カマボコみたいな形の関節面になっていて、脛骨と関節しています。
ようするに、足首・足関節は踝の下で動きます。
足首は足の前、足の甲とスネの間で曲がる。
足首は踵で曲がる。
そんな風に思っている人が多いようです。


足関節1・てあて整体スクール

写真を見るとわかりますけど、足関節は踵よりも斜め前上にあります。
そして以前も書いたように
スネの骨の真下に踵の骨はなく。
踝の真下は空間があって地面から浮いています。
この足関節で前後にアーチのような形になった、距骨の関節面上で脛骨が滑るように動きます。
この動きを「足首が曲がる」と言っています。
曲がってるって言うより滑ってるって感じですね。
股関節は曲がるんじゃなくて回る、足関節も曲がるんじゃなくて滑る。


足首2・てあて整体スクール

骨の位置関係が分かりやすいように、補助線を書いてみました。
〇のあたりが足関節です。
この位置関係と動きを知るだけで、足首の動きが変わる人がいます。
立ち方が変わって重心が変わる人もいます。

体の歪み

読了までの目安時間:約 4分

整体師は体の歪みを整えます。
体の歪みではなく骨の歪みという人もいます。
骨や体の歪みって何でしょう。
「骨の歪みと筋肉の歪み。」
言葉ではそう言ったりします。


では、骨の歪みって何でしょう。
背骨は頭の下から始まって骨盤まで、24個の骨が積み上がって出来ています。
背骨の骨(椎骨)には背中側に向かって出っ張っている部分(棘突起)があります。
棘突起はだいたい上下に真っ直ぐ並んでいます。
(横から見ると緩やかなS字になってますけど。)
上下に並んでいる棘突起が、左右にズレている時に骨が歪んでいると言ったりします。
骨盤は三つの骨で出来ています。
真ん中に仙骨という骨、両側に寛骨があります。
仙骨と寛骨は左右の仙腸関節でつながっています。
この仙腸関節の辺りの寛骨に、後ろに出っ張っている部分(上後腸骨棘・PSIS)があります。
寛骨がズレると上後腸骨棘の位置が動くので、骨盤が歪んでいると言ったりします。


ようするに、骨が通常と違う位置で止まっている時に、歪んでいるとかズレていると言います。


筋肉の歪みって何でしょう。
筋肉のアンバランスとも言ったりします。
例えば肩の高さが左右で違ったりします。
この時、歪んでいる・アンバランスなのは何でしょう。
肩と呼ばれている部分は、頭や首から肩甲骨に繋がっている僧帽筋が殆どです。
僧帽筋かその奥にある肩甲挙筋が左右で長さが違っていると、肩甲骨が上から引っ張られて高さが変わります。
左右の僧帽筋や肩甲挙筋の緊張度合いが違うと、引っ張りが違い高さが変わることがあります。
そんな時、筋肉が歪んでいると言います。(てあて整体の場合)


骨の歪みや筋肉の歪みは、そのままではダメなんでしょうか。


極論を言えば問題がなければ問題ありません。
でも問題が出てくる可能性が、歪みがない時よりも多い。
なので整体師やセラピストは調整したりします。
何故、問題が出る可能性が高まるのか。


骨がズレていると関節の動きが悪くなっていることが多い。
関節の動きが悪いと、体全体の動きが普段と変わります。
普段と違う体の使い方をすると、血液やリンパの流れや筋肉の張りが変わります。
それが積み重なっていくと ・・・ 故障につながる可能性がある。
また、骨がズレていると、周りの靭帯や筋肉や筋膜の張力が変わります。
一方は緩み一方は縮みます。
これもやっぱり血流や体の動きに影響を与えます。
同じことが筋肉のズレの場合も言えます。
だから調整する。ことが多い。


歪みだけが問題な訳ではありません。
骨や筋肉だけが問題な訳でもありません。
筋膜や靭帯や血流や内蔵の動きなど、歪みやズレは全体的に見ていきます。




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遺伝

読了までの目安時間:約 3分

たまに、外反母趾や猫背が遺伝だと言う人がいます。
それは違います、って言うんですが、なかなか信じてもらえないんです。
人は自分の使い方で今の自分が出来ている、と言うことになかなか目を開かない。
目を向けたくないのかもしれない。
誰かのせいだと思いたいのは分かりますが、でもやっぱり自分がそうしてきたから今こうなっているんです。


確かに体質は遺伝することがあります。
そして親子であれば同じ家に住んでいることも多い。
子供の物事に対する基本的な考え方は親に似る。
だって子供は親と一緒に暮らして親の言うことを聞いてますからね。


体質が似ていて。
同じ家で。
同じような導線で。
同じような環境で。
同じような食事をして。
同じような考え方を持って行動していると
同じような体の使い方になることが多い。


その同じような体の使い方が外反母趾の原因や猫背の原因と言うことはある。
と思います。
と言うことはつまり、自分の使い方を変えれば、元に戻るかもしれないということです。
遺伝でないのだ・・・とすれば、元に戻ると言うのは、外反母趾でない状態や猫背ではない状態になるってことです。


希望、持てました!?
それとも信じられない!?(笑)


みかん・てあて整体スクール

そういえばミカンの皮のむき方がオヤジに似ている。
と、頂き物のミカンの皮をむきながら思いました。




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頚椎の特徴 Cervical Spine ~ 解剖学ページ ~

読了までの目安時間:約 3分

今回は頚椎の特徴についてです。
「頚椎と胸椎と腰椎の違い」(https://teate.co.jp/blog/blog1610032.html)と「首の動きの半分は頚椎一番二番」(https://teate.co.jp/blog/blog1611041.html)には以下のようなことを書きました。


頚椎には横突起に穴が空いていて、ここに椎骨動脈が通っている。
(胸椎や腰椎には横突起に穴はない。)
頚椎一番の上下には椎間板がないため、椎間板の制限がなく回旋することが出来る。
首の回旋の動き(横を向く)の約半分位は頚椎一番と二番の間で起こっている。


これともう一つ知っておいて欲しいことがあります。


頚椎1・てあて整体スクール

頚椎一番から七番(実際は腰椎五番)までの関節の位置を見て下さい。
これだとちょっと分かりづらいので、位置を手書きで書いてみました。


頚椎2・てあて整体スクール

分かりますか?
頚椎一番の上下の関節は、上下でお皿が重なったような位置関係にあります。
体重が上下に直接乗っているような位置です。
そして頚椎一番には椎間板がありません。
頚椎一番の上下の関節面は、頚椎二番から下では椎間板になっています。
CD盤が回るようなイメージで、頚椎一番は回旋します。

ところが、頚椎二番の下の関節は、後ろ側にあります。
瓦屋根が斜めに重なっているように、頚椎二番から下の関節面は重なっています。
頚椎二番から下の前の部分は椎間板になっているので、動きが制限されていて、スルスル動くのは後ろ側の瓦屋根の重なりの部分と言うことになります。
これが、頚椎の大きな特徴です。


頚椎二番から腰椎五番までの脊椎の関節は、全て後ろ側にあります。
前側は椎間板が椎骨の間にあって、クッションの役割と動きがある程度制限されることになります。


参考 :
頚椎と胸椎と腰椎の違い >>> https://teate.co.jp/blog/blog1610032.html
首の動きの半分は頚椎一番二番 >>> https://teate.co.jp/blog/blog1611041.html

浮き指

読了までの目安時間:約 3分

最近、たまに聞くようになりました。
浮き指。
足の指先が地面から浮いている状態です。
自分ではあまり分かりにくいと思います。
今の自分が普通だと感じるのは普通のことですから。
鏡に足を写してみると分かると思います。


浮き指・てあて整体スクール

写真向かって右側、左足の親指が浮いているのが分かります。
爪先が天井向いているでしょ。
親指だけじゃなくて他の指も浮いている人もいます。
そんなに大したことじゃやないと思いがちですが、いろいろと困ったことが起こる可能性があります。


外反母趾
O脚
太ももが太くなる。
血流が悪くなる。


外反母趾が先か浮き指が先かは微妙なところですが、外反母趾の人に浮き指の人は多くいます。
浮き指とはつまり足の親指を使わずに、親指の付け根で地面を蹴って歩いている人です。
(拇指の付け根ではなく第一関節で蹴っていることもある。)
外反母趾は親指の付け根と小指の付け根の間にあると言われている、横のアーチが潰れることから始まります。
足の人差し指の付け根が地面の側に落ちていき、人差し指の付け根が親指の付け根を外に押し出すことで外反母趾になります。
親指の爪先が内側に入ることで地面を蹴りにくくなり、親指の付け根で蹴るようになることがあります。


O脚には色々なタイプがあります。
浮き指の人で内股になっている人は、内股になることでO脚になることがあります。
また、浮き指になることで脚の裏側を使わなくなり、歩く時に前ももを使って歩くようになります。
前ももを使うことで脚の外側が発達してしまい、O脚に見えるようになることがあります。
そうやって太ももが太くなっていく。。。


脚の太い血管は後ろ側にあります。
また、浮き指で前ももを使って歩くようになると、ももの後ろやフクラハギを使わなくなります。
脚の後ろ側の筋肉を良く使うことで、血流が促されますが、浮き指で前ももばかり使っているとそれが上手く出来ません。
そうやって血流が悪くなって行きます。
血流が悪くなると、冷え性やムクミや様々な問題が起きる可能性があります。


良いことありませんね。


浮き指対策は【後ろ歩き】。
後ろ歩きをする時に、爪先を後ろにつけ踵をゆっくり下ろすようにします。
フクラハギを使い指先を使うことで、歩く時に指先を使うと言うプログラムを書き換える感じです。
もしくは普通に歩く時に、指先の感覚を感じて、地面に残す練習をします。
強く蹴るようにすると、疲れてしまうことがあるので、指先を残す感じ。
歩く時に指先を感じる練習をします。
上手くいくと脚が細くなるかもしれません。

大腿骨は真横には入ってません。 ~ 解剖学ページ更新

読了までの目安時間:約 3分

大腿骨は骨頭から頚部が斜め下に向かって伸び、大転子から膝の方に向かって骨体があります。
L字を逆さにしたような形です。
骨頭は寛骨の臼蓋にはまっています。
大転子から股関節へは体の横から内側に向けて入っています。
この入り方のことです。


大腿骨は股関節に真横からは入っていません。
少し後ろから入っています。



これ意外に知らない人が多いかもしれません。
股関節の前捻と言われていて、15度くらいの角度があります。
大転子が外旋した位置にあるということです。
図を見てみましょう。
(筋骨格系のキネシオロジーより)


HIPJOINT・てあて整体スクール

人によってかなり違いますね。
これだとどんなことが起こるでしょう。
例えば過度の前捻の場合。
大腿骨がかなり後ろから股関節に入っているので、爪先が前を向いている時に大転子が後ろにあるようになります。
これだと、爪先は外旋しにくい(外を向きにくい)状態です。
内股になりやすい可能性もあります。
爪先を外に向けようとすると、大腿骨がすぐに臼蓋の端にぶつかってしまいます。
逆に後捻の場合。
大腿骨は真横に近いところから股関節に入っているので、つま先が前を向いている時に大転子は真横近くを向いています。
これだと、つま先は外旋しやすい(外に向きやすい)状態です。
爪先を外に向けていっても、股関節と大転子の後ろにスペースがあるので、なかなか大腿骨と臼蓋はぶつかりません。


患者さんに腹臥位になってもらって、大転子を触診すると違いが分かります。
運動をしている患者さんの腰痛などで原因の一つになる可能性があります。
特にダンスをしている方は、股関節の外旋(ターンアウト)をよくするので注意が必要です。
ちなみに大腿骨骨頭から頚部は斜め下に出ていますが、この斜めの方向もかなり人によって違います。
以前、民族によって違うと言う話も聞きました。
これについてはまたいつか。

踵は足の真下じゃない。 ~ 解剖学ページ更新

読了までの目安時間:約 3分

踵の骨(踵骨)はどこにあるか。
足の下ですね。
では、足の骨(脛骨・スネの骨)の真下にあるのか、と言うとそうではない。
踵骨は少し長細い形をした骨で、スネの骨の下から斜め後ろに向かっている骨です。


下腿・てあて整体スクール

あれっ!?と思いましたか。
普段の感覚では脚の骨は真下に向かっているものと思いがちです。
でも、実際は真下に向かっている訳ではない。
横から見ると、数センチは後ろに出ている骨です。
また、写真から分かるように、足の骨はアーチ状になっていて、土踏まず当たりがドームのようになって浮いていることも分かります。
少し極端に言うと、足部は三脚のような形です。
とても安定していますね。
二本の足で竹馬のように立っているのではなくて、一本ずつの足は三脚のように安定した構造になっている。
その上に胴体が乗っかっているということです。
重心や立ち方を考えるのにも大切なイメージです。


もう一つ。
今度は後ろから見たところです。
下の図をよく見て下さい。
スネの骨(脛骨)の真下にはありません。
少し外に位置しています。
後ろから見ても真下にはなくて外にズレているんですね。
これは、筋力がなくなってしまった時などに、どちらに脚が倒れるかを考えると、良くできているなぁと言うのが分かります。
人間の体はフェイルセイフに出来ているんですね。
(フェイルセイフとは何らかの装置やシステムが誤作動したり誤動作した時に、安全側に制御されていると言うことです。)


footjoint・てあて整体スク-ル

ついでにもう一つ。
ハイヒールを履いた時の骨の位置関係です。
ヒールの真上にスネの骨(脛骨)があるとイメージしていると、後ろ重心になってしまいます。
また、つま先だけに重心が乗っていると前ももに力が入って脚が太くなってしまいます。
ヒールを履く女性は、この図を見てイメージしてみてはどうでしょう。


ヒールでの立ち方・てあて整体スクールヒールでの立ち方

膝は曲げると捻ることが出来る。 ~ 解剖学ページ更新

読了までの目安時間:約 4分

膝は曲げると捻ることが出来ます。
と言うことは、伸ばすと捻ることが出来ない関節です。
ここに膝の故障の原因の多くがあります。


椅子に座って軽く膝を曲げてみて下さい。
踵を床につけて爪先を左右に動かしてみて下さい。
膝関節がねじれて動くのが分かります。
特に痛みとか引っ張り感はないと思います。
今度は膝を伸ばしてみて下さい。
膝を伸ばしたまま、踵を床につけて爪先を左右に動かしてみて下さい。
膝関節も爪先と同じように左右に動くのが分かります。
この時、膝関節はねじれてないんですね。


膝写真・てあて整体スクール

そんなの当たり前。


そう思いますよね。
自分の身体ですから。
いつもと同じ動きです。
でもこれを知らず知らずのうちに、伸ばしたまま捻ろうとしたりしてしまうことがあります。
さっきと同じように椅子に座って軽く膝を曲げてみて下さい。
足裏をべったり床につけたら、膝を内側に倒してみて下さい。
少し膝がねじれるのが分かります。
ではこのまま、膝を内側にしたままで膝を伸ばして来て下さい。
爪先と膝のお皿の向きが違ったままです。
膝が伸びきる直前で、膝がねじれるのが分かります。
はいストップ!
ねじれる感覚があったらやめて下さい。
膝がねじれたまま膝を伸ばしていくと、膝の故障に繋がる可能性があります。


スポーツやダンスで足をついて移動したり動いたりする時に、ひねってしまう危険性があります。
無理にひねっていると膝の痛みとして出る場合もあります。
また、内股で歩くクセのある人や逆に外股で歩くクセのある人は注意が必要です。
整体師としては身体の使い方・膝の使い方を指導する必要があるかもしれません。


膝関節・てあて整体スクール

膝は二本の骨で出来ています。
一つは大腿骨(太ももの骨)でもう一つが脛骨(スネの骨)です。
膝の下の外側に小さな骨の出っ張りがありますが、これは腓骨頭と言う部分で大腿骨でも脛骨でもありませんが、膝関節には関係していません。
この二つの骨の関係や動きが膝の動きと言うことになります。
実際にはもうちょっと複雑な動きをするんですが、概ね上に書いたようなことを覚えておくと良いでしょう。
(伸びている時はねじれない。)
形は大雑把に捉えると、平らな面(脛骨の上)に球(大腿骨の下)が乗っている形です。
とても不安定。
なので、横ずれしないように半月板が間にあります。
半月板は上に乗っている球体がズレていかないようにする働きとクッションの働きがあります。
そして大腿骨と脛骨を前後左右の靭帯でつなげています。
外側側副靭帯・内側側副靭帯と前十字靭帯と後十字靭帯です。
前後に曲がるように上手く出来た関節です。


前十字靭帯と後十字靭帯が、どうして前後に交差しているのか。
こうなっていると、膝関節が曲がった時に大腿骨と脛骨の関節面が離れていかないんです。
でもそれがどうゆう経緯と言うか進化の過程でそうなったのか、そこが分かりません。
個人的には不思議なところなんですよね。
いつか分かったらまたお知らせします。

胴体と言えば胸椎12番(Th12)

読了までの目安時間:約 4分

解剖学ページの更新です。
今日は胸椎12番(Th12)についてです。
先ず胸椎って何!?と言うことについて。
胸椎は脊椎(背骨)のうち上から8番目から19番目までの12個の骨のことを言います。
(上7個は頚椎・首の骨)
胸椎には左右に肋骨が付いて(関節して)いて、胸郭を形作っています。
だから動きはある程度制限されます。
英語ではスラシック(Thoracic)と言うので、頭文字を取ってTh1(胸椎1番)などと呼んだりします。
こんな骨です。


胸椎12・てあて整体スクール

この骨には他の椎骨にはない特徴があります。
先ず関節面です。
写真は胸椎の模型に色を塗ったものです。
左側が胸椎側で右側が腰椎側です。
関節面に少し色をつけたので分かるかと思いますが、左側の胸椎側との関節面は写真で言うと上(実際には背中側)を向いています。
そして右側の腰椎側との関節面は写真で言うと手前(実際には体の横側)を向いています。
胸椎12番の上の関節面と下の関節面の向きが90度違っています。
他の胸椎の関節面は上下とも全て背中側を向いています。
腰椎の関節面は上下とも全て横側を向いています。
なのに胸椎12番だけが、その椎体の上下で関節面の向きが90度違っている。
不思議ですね。
でもこの90度違う位相になっていると言うことで、脊椎と言う棒状の形態をしたものは、上下で回転が出来ることになります。
関節面が徐々に変化していくのでは回転が出来ない。


次はこの胸椎12番についている筋肉についてです。
胸椎12番の背中側には僧帽筋が付いています。
僧帽筋の停止部の殆どは肩甲骨です。(僧帽筋は背骨と肩甲骨をつなぐ筋肉)
肩甲骨は上肢(腕)の途中にある骨です。
つまり胸椎12番は腕の始まりにある骨と言うことになります。
また、胸椎12番の腹側には腸腰筋が付いています。
腸腰筋の停止部は大腿骨小転子です。
つまり胸椎12番は脚の始まりにある骨と言うことになります。


広背筋も上肢と肩甲骨に繋がっているので、胸椎12番だけでなく腰椎1番から5番までが、上肢と下肢に繋がっていると言えます。
ただし、胸椎12番だけが上下の関節面の位相の違いがあり、上肢と下肢に繋がっているので、胸椎12番は特別な骨と言えるように思います。
個人的には「胴体と言えば胸椎12番」だと思っています。


胸椎12番は上肢からも引っ張られ、下肢からも引っ張られます。
その上、上下の関節面の位相が違うことで、上下の関節での動きが違います。
左右の上肢や左右の下肢からの引っ張りにアンバランスが生まれると、胸椎12番の空間位置は歪むことになります。
他の椎体も歪みますが、胸椎12番の歪みが多いように臨床的には見えます。
東洋医学的には腰痛の特効穴がこの周りに多いのもうなずけます。

血液は90%しか心臓に戻らない。 ~ 解剖学ページ更新 ~

読了までの目安時間:約 3分

正確に書くとこうなります。


心臓から出た血液で血液として戻って来るるのは90%です。


ではあとの10%はどこに行くのか?
そんなことありえない。
と思いますよね。
今、説明します。


循環・てあて整体スクール

※黒い円(中に十字)が心臓で、下が体を巡る体(大)循環と呼ばれている経路で、上が肺を通って酸素を取り込む肺(小)循環と呼ばれています。


心臓から出た血液は動脈を通って体の隅々にまで流れます。
血管はだんだん枝分かれし細くなって行き、毛細血管と呼ばれる細い血管になります。
毛細血管はまた少しずつ合枝されて行き、少しずつ太くなって静脈を通って心臓に戻ってきます。


体の隅々まで流れ毛細血管までたどり着いた血液は、毛細血管の壁を通り抜けて(濾過)周辺組織に染み出て行きます。
ここで運ばれてきた成分が使われると言うことですね。
染み出た液成分は、毛細血管の静脈側に吸収されます。
この時、染み出た成分のうち90%位しか戻りません。
(だから血液として戻ってくるのは90%)
ではあとの10%はどこに行くのか.


毛細リンパ管に吸収されて入っていきます。


毛細リンパ管も少しずつ集まって行き、最終的には鎖骨下静脈とつながります。
鎖骨下静脈のところでリンパ液は少しずつ静脈に戻っていくことになります。


心臓から出た血液は心臓の拍動だけでは4・50センチ位しか送り出せません。
頭の中とお腹の中くらいまでです。
血液はその後は動脈の蠕動運動(ぜんどううんどう)や重力で体の端まで運ばれます。
体の端まで行った血液は、静脈に乗って心臓に戻りますが、静脈は蠕動運動をしません。
替りに逆流しないように弁が付いています。
そして、静脈の容積は動脈の3倍でしかも収縮性が8倍もあるので、とても沢山の血液を貯めることが出来ます。
動脈から静脈への血液の流れは、細い川から広い池に流れ込んだ水のような感じです。
つまり静脈では血液は流れにくい。
しかも動脈で送られてきた血液の10%はリンパに行ってしまう。
その上、リンパは戻りだけで、心臓のような押し出す器官がないので、とても流れにくくなっています。


静脈での血液の流れは、静脈の周りの筋肉が収縮することで、静脈を圧迫し弁の作用によって心臓に向かって移動すること。
同様に静脈の周りの動脈が動くことで、静脈が圧迫され同じようなことが起こります。
リンパも同様。
周りの動きによって少しずつ動くと言われています。


心臓から遠くて大きな筋肉は、下肢の筋肉群です。
歩くことが血流改善に良いのは、そのためでもあります。
歩きましょう!