関節って柔らかいんですか?
東京都練馬区と愛知県名古屋市に教室のある整体学校
てあて整体スクールの荒木です。
関節ってゴムみたいになっていて柔らかいんですか?
先日、質問をされました。
そうなんですね。
体のことばかり考えていると、そう言うことはなんとなく皆んな分かっていると思ってしまいますが、意外に知らない。
関節はゴムのような素材では出来ていません。
関節軟骨なんて言い方があるので、それ自体が軟らかいもので出来ているんじゃないかと思っている人がいてもおかしくはないですね。
関節は骨と骨が隣り合っている場所のことです。
骨と骨は靭帯という伸び縮みしないモノで繋がっています。
靭帯が短くて骨と骨を動かないように繋げていると、関節は殆ど動きません。
逆に靭帯が長くて骨と骨に動く余裕があると、関節は動きます。
関節の動きは靭帯の長さでも変わりますが、骨の形でも変わります。
骨と骨が隣り合っている所の、骨の形です。
股関節は脚の側の端っこが丸く球のようになっています。
反対側の骨盤の側の端っこはお椀のようになっています。
お椀の中に球が入っているようになっているので、クルクル動きます。
だからいろんな向きに動くことが出来ます。
靭帯の他に関節は関節包というもので包まれています。
そして、骨と骨は筋肉で繋がっています。
筋肉は同じ骨から骨にはつながっていなくて、別の骨同士をつなげています。
筋肉が縮むことで、骨同士が近くなる。
関節は靭帯で繋がっているので、一方向の筋肉が縮めば、関節が曲がるということになります。
だから正確には関節は曲がるのではなく、骨と骨が関節の所で動いています。
関節の形も色々あるので、関節の動きもいろいろです。
球関節はクルクル回るし、平面関節という関節は骨の端が平面と平面なので滑ったりズレたりします。
体の中がどんな風になっているかを知るだけで、動きが変わったりします。
人は考えているように動かそうとしますから。
今までゴムみたいに曲がると思っていた関節が、骨と骨がズレたり動いたりすると思うと違う感じになったりします。
関節の位置も勘違いが多いので確認すると面白いです。
てあて整体スクールの解剖学ではこんな話もします。
全く初めて勉強をする人には必要なことだと思います。
てあて整体スクール
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股関節の話
患者さんに股関節の位置を確認すると様々な答えが返ってきます。
大転子だったり大腿筋膜張筋だったり。
以前に一人、恥骨結合を股関節だと思っていた方がいました。
触れてみて硬くなってる所や、曲がり角になっている部分を股関節だと思っている方が多いようです。
当然です。
股関節は曲がる場所だと思っている訳ですから。
確かに体を外から見ればそこで曲がります。
でも、以前にも書いたように股関節は曲がりません。
股関節は回る関節です。( 詳しくは >>> 股関節は曲がらない )
それに。
別に股関節の場所を正確に知らなくても生きて行けます。
でも整体師やセラピストはそうは行きませんし、運動をしている人やダンスやバレエの人、体に痛みがあったり歩き方が変だと言われたりする人もそう。
なので、股関節の話です。
股関節は骨盤の左右にある大きな関節です。
骨盤側は臼蓋(きゅうがい)と呼ばれるお椀を斜め寝かせたような形のものと、骨頭と呼ばれる太ももの骨(大腿骨)の一番上側で出来た関節です。
骨頭は球に近い形をしているので球関節などと言われます。
肩関節も球関節ですけど、肩関節の一方は臼蓋のようにお椀形になっていなくて、お皿のような骨と球形の骨頭が隣り合っています。
位置は腰の前の左右のグリグリ(前上腸骨棘)と恥骨結合のを繋いだ真ん中辺りの奥、大転子の斜め上奥あたりにあります。
太ももの骨(大腿骨)の上は真っ直ぐではなくて、斜め内側上に折れ曲がっていて、その折れ曲がった一番先に球形の骨頭があります。
位置のイメージが違っていると動きが変わります。
大転子を動かそうとしたり、大腿筋膜張筋から曲げようとしたりすると、本来の動きよりも効率が悪くなったりします。
患者さんによってはこのイメージを変えるだけで、股関節周りの痛みが軽減する方もいます。
また、日本語の股関節は股(また)の側の関節と言うイメージですが、英語ではヒップジョイントとも言われるので、お尻の側と言うイメージに変えるだけでも変わることがあります。
股関節の特徴は臼蓋と大腿骨をつないでいる靭帯です。
臼蓋の周りから骨頭や大腿骨頸部を包んで大腿骨まで繋がっている靭帯は、腸骨大腿靭帯とかY靭帯と呼ばれます。
骨盤と太ももの骨(大腿骨)が立っている時(立位)の位置関係にある時、腸骨大腿靭帯は捻れていて「Y字」のように見えます。
ここが最大のポイント。
四肢のうち上肢の肩関節の靭帯は、立位の時(腕が床に下がっている)捻れていません。
腸骨大腿靭帯の捻じれは進化の過程で、四足だった哺乳類が直立二足歩行になったことと関係しています。
捻れている事の何がポイントなんでしょう。
Y靭帯の捻じれが取れる位置は、股関節を45度くらい曲げた位置です。
軽く股関節からお辞儀をした位置、膝を軽く持ち上げた位置でもあります。
こうすると股関節が少し緩むのが分かります。
臼蓋と骨頭が少し離れるような関係になります。
靭帯は伸び縮みを殆どしない組織ですから、股関節が曲がった位置から伸ばした位置にする(お辞儀から上体を上げてくる)と、臼蓋と骨頭は近づきます。
ネジを絞めるようなイメージ。
臼蓋と骨頭が近づき、これを繋いでいる靭帯が捩れると股関節はどうなるか。
しっかりと固定されたような感じになります。
股関節を伸ばして立っていると、股関節はしっかりと嵌り込み、股関節が安定することになるんですね。
歩くときはどうか。
歩くときには脚が後ろに残ります。
脚が後ろに残っている状態は、股関節のY靭帯がより捩れる位置になります。
そうすると立っているときよりも、もっと嵌り込み締まっていくことになる。
そこで、後ろ足を地面から離すだけで、捻じれのない位置まで脚は振り子のように振られることになります。
脚が後ろに残っているとき、腸腰筋や内転筋群などは引っ張られることになります。
後ろ脚が地面を離れれば、伸びていたこれらの筋肉は元の長さに戻ろうと、後ろ脚を前に引っ張ることになります。
つまり、歩くときには脚を後ろに残すだけで、筋肉を殆ど使わなくても歩けると言うことになります。
もちろん、少しは使いますけどね。
股関節は上半身と下半身を繋いでいる関節です。
体を前に傾けるときなどは股関節を使うと楽に傾けます。
でも、腰から曲げる人が多い。
これも見た目からの誤解が生んでいることです。
この誤解を解いて股関節から使うようになると、腰痛がなくなることが良くあります。
詳しくは「股関節は曲がらない」のページに書きました。
( 股関節は曲がらない >>> )
股関節の動きが悪くなることは、移動手段としての歩行が上手くいかなくなることを意味しています。
老化は股関節からなんて言われたりする、こともあります。
股関節を柔らかくしておくことが健康に繋がると言うのは、構造からも分かることです。
股関節の形にも面白いことがあります。
それはまたいつか。
※参考:プロメテウス解剖学アトラス
整体師のための解剖生理学
てあて整体スクールサイト(ここ)に解剖生理学のページがあります。
普通の解剖生理学のように筋肉や骨格を図解して名前が書いてあるものではなく、整体師やセラピスト向けに書いた内容です。
患者さんを前にして痛みや様々な症状の原因を考えたり、今の症状の意味や理由を考えたりするのに使うベースとなる内容です。
整体師にとって解剖学や生理学は骨や筋肉の名前を覚える学問ではありません。
骨格や筋肉なら名前を覚えることも大切ですけど、形や場所を知って体の動きや働きを考えられることが大切です。
荒木が20年の整体師経験で考えてきたことや、学んだことで使っていることです。
参考にして下さい。
■解剖生理学 >>> https://teate.co.jp/anatomy
呼吸について
最近、呼吸の浅い人が増えているように思います。
いやいやそうではなく。
ひょっとして以前は自分自身が呼吸に着目していなかっただけかもしれません。
どちらかと言うと・・・
どちらもかな。
すみません。
呼吸については専門家の方が沢山いるし、知人のセラピストでも呼吸に着目している人がいるので、呼吸が浅いなぁと思うと知人セラピストの本を紹介したりしていました。
それじゃあイケナイナと思い始めていましたが、これがなかなか深い。
少し腰が引けていたように思います。
それが何の拍子か気がついたことがありました。
呼吸についてです。
いつも呼吸について話をする時、胸郭の広がりや閉じることなどを図解していました。
また横隔膜の動きやそれに伴う腹腔の内蔵臓器への圧迫もです。
そこから腹腔から下へは下肢への圧迫影響があり、胸腔から上肢へ首へ頭蓋へと言う圧迫影響流れなどについての話です。
これだと何のことか分かりませんね。
もう少し具体的に書いてみます。
・呼吸によるカラダの動き
呼吸は胸郭が広がり横隔膜が下がることによって、胸腔内の内容量が広がることによって肺に空気が流れ込むこと。
そして流れ込んだ空気がまた外に出ていくことです。
ポイントは幾つかあって、肺自体は伸びたり縮んだりの自動運動はしない。
だから胸郭(肋骨と脊椎で出来たカゴのような容器)の動きと、胸郭の下にランプカバーのようについている横隔膜の動きで、呼吸が起きていると言うことです。
胸郭と横隔膜の動きで胸腔(胸の内側の空間)が広く(大きく)なったら、腹腔(お腹の空間)は上から圧迫されます。
胴体の大きさは基本的に同じなので、上半分が広がったら下半分が押されるってことですね。
満員電車でどちらかに押されると、ダダダ~って人が移動するみたいな感じですかね。
こんな話を以前は患者さんやクライアントさんにしていました。
・ここからです。
胸腔が広がると腹腔が押されます。
そこで終わりかと言うことです。
最近になって説明を始めた内容です。
カラダの60%位は水分です。
血液やリンパ液だけでなく間質リンパ液など沢山の水分で満たされています。
筋肉も水分が多いですね。
で、です。
体幹(胸腔と腹腔)が外に向かって広がるような圧迫が起きれば、当然のこととして下肢や上肢や首(頸部)やその上の頭蓋への影響が考えられます。
つまり圧迫が伝わり広がっていくと言うことです。
本当かなぁと思いました。
自分で思いついておいて本当かなもないもんですが、そう思った。
なので感じてみる練習をしました。
感じました。
ゆっくり呼吸をすると、胸腔から腹腔への圧迫はすぐに感じます。
その後です。
下肢と首と頭への圧迫の広がりは感じられます。
ほんの少しです。
わずか。
最初は太ももの付け根のところから膝の方に向かう広がりでした。
でしばらくそんなことを続けていたら、全く違う感じがするようになって来ました。
・ここからは最近の感覚です。
全体の広がりが内側から起こっている。
骨の硬さではなく、体全体の柔らかさの繋がりの中で膨張収縮が起こっている。
呼吸については筋肉を使って胸郭を広げ横隔膜を下げると言うことではなく、空気が入ってくる感覚。
呼吸は息を出し切れば自動的に入ってくる、だから出すことを意識しておけば、自動的に入りやすくなる。
なんて説明をしていたんですが、呼吸は自動的に入ったり出たりする。
どちらが先かと言えば入る方だ、と感じるようになって来ました。
息が入っている状態が元々で、出ている状態はその後に起こる状態。
そして出ている状態から入っている状態に移行してくると、元々の状態よりも少し多めに空気が入る。
多めに空気が入ることで、筋肉や筋膜の緊張が起こりまた収縮へ向かう。
そんな感じです。
まだ最近の感覚なので身についていないことが多いですが、それを感じています。
人によって感覚は違うと思います。
自分が今はどんな感覚なのか。
その感覚から次の感覚を探していくことが大切かと思います。
いずれにしても体は柔らかく膨張収縮を続けている。
三木成夫先生風に言えば、太古から続く海辺の波の満ち引きのリズムのようです。
なんつって。笑
呼吸はこれから見つめ直したいテーマです。
首は頭の後ろではなく真下にあります。 〜 解剖学ページ更新
いくつか似たような記事がありますが、今回は別の角度から考察します。
頭と首の位置の話です。
首は頭の後ろではなく、頭の真下にあります。
何となくイメージとしては後ろですね。
でも真下にあります。
首は頭の後ろにあるんじゃなくて、顔の後ろにはあります。
顔と頭。
ちょっと違いますね。
顔は頭の前側です。
頭はここでは脳が入っている部分を言うことにします。
その脳が入っている部分(脳頭蓋)の、ほぼ真下に首(頚椎)はあります。
では顔の部分は言うと、顔面頭蓋と解剖学では言ったりします。
眼窩や鼻腔や口腔で、空洞のような部分です。
頭を動かす時は、首と頭の関係で動きます。
関節のあるところで動く訳ですから。
つまり頭の中心くらいで頭は動くと言うことになります。
顔の後ろで動かしていると、ちょっと無理がある。
脳は自分のイメージや考えと整合性を取るように振舞います。
つまり、首は後ろだと思っていると、そう動かしているという事です。
肩こりや猫背やストレートネックなど、首肩周りの問題の原因の1つにこのイメージが関係している事があります。
頭と首の位置を再確認し再認識してイメージを変える。
それだけで楽になる事があります。
他の様々な部位でもこんな勘違いはあります。
ヒールの履き方と解剖学とアレクサンダーテクニーク
先日、【ヒールの履き方】についてを、NHK文化センターのアレクサンダー・テクニーク講座で取り上げました。
こうやって立てばOKって言うのとは違って、自分で自分の立ち方を感じて、立ち方自体を練習するという方法でした。
ヒールは最後に履くわけですけど、これがかなり良かったようです。
あら木自信はヒールは履きません。
なので参加された女性の方々の感想ですけど、思っていた通りで良かったです。
先ず足の構造の話をします。
足の骨と外から見たイメージです。
ポイントがいくつかあります。
・足には沢山の骨がある。
・足の骨(スネの骨=脛骨)の真下に骨はない。
・踵の骨は踝(くるぶし)から斜め後ろに出ている。
イメージとしては三脚の一本を短くしたような形になっています。
踵はL字になっているのではなく、Yを逆さまにしたような形です。
見て分かる通り重心は踵にはありません。
もう少し前にある。
でも一点じゃないですね。
足裏にも靭帯や筋肉や筋膜が沢山あるので、足裏全体に乗ってるイメージ。
でも重心と考えると少し前気味。
ではヒールを履くとどうなるか。
こんな感じですね。
ここでもポイントがあります。
・重心は踵=ヒールには落ない。
・踵だけや爪先だけに乗るイメージではない。
床の上でヒールを履かないで立っているのと同じことですね。
足指の付け根や踵に重心があると、偏ってしまうと言うのは図を見れば明らかです。
ではどうすれば良いか。
足指の付け根と踵の両方に乗る練習をします。
ヒールを履いたままでも出来ますが、ヒールを履くとどうしてもいつもの習慣やクセが出やすいので、ヒールを履かずに練習します。
ヒールの高さくらいの台を用意して、踵を台の上に乗せ爪先側は床に乗せます。
こんな感じですね。
この状態で踵と足指の付け根の両方に体重が乗る練習をします。
膝を伸ばしていると難しいので、膝を曲げ股関節を曲げて踵と足指付け根に乗ったのを確認したら、少しずつ膝と足首を伸ばして来ます。
何も考えずに立つと、いつもヒールを履いているのと同じ側(台の上か床)に体重が乗ります。
踵か爪先側ですね。
その使い方だと太ももが太くなったりします。
軽く膝を曲げ伸ばししながら重心がかかっているところを感じ、足裏全体に乗れたら伸ばして来ます。
意外に出来ます。
その後でヒールを履いてみてください。
これも意外に上手く履けるようになったりします。
背骨はどこからどこまで?
背骨はどこからどこまででしょう。
これを解剖学と言ってしまうとちょっとアレですが、でも勘違いが多いんじゃないかと思って書いておきます。
背骨(脊柱)は頚椎一番(首の最初の骨)から尾骨の先までです。
背骨は一番上から、首の骨(頚椎)7個、胸の骨(胸椎)12個、腰の骨(腰椎)5個、仙骨、尾骨とつながっています。
背骨は腰の上から首の付け根(襟ぐり)のところまで、と思っていませんか?
上の図を見ると良く分かりますが、背骨(脊椎)は首の一番上の骨から尾骨まで繋がっています。
首の一番上の骨と頭蓋骨の関節は、両耳の穴を繋いだ真ん中あたり、鼻の中央の奥位にあります。
顔の真ん中の奥から首(頚椎)は始まっています。
かなり上から背骨が始まっている。
鏡で見る首は顎の下からですが、実際の首の骨(頚椎)は頭の真ん中から始まっています。
そこから首が始まって胸を通り腰を通り仙骨につながります。
下の方にある骨盤の真ん中の仙骨は背骨じゃないだろうと思っている人も多いと思います。
確かに大人になると形がちょっと違います。
でも、仙骨は元々は5つの仙椎と言う椎骨(背骨の一つ一つの骨)が癒着して一つになったものなんです。
そして仙骨の下につながる尾骨は、3個から5個位ある別々の骨です。
尻尾みたいな骨ですね。
この先までが背骨(脊椎)です。
けっこう下まで背骨ですね。
つまり
背骨はかなり長い。
背骨と言えば胸の後ろの骨、腰から首の付け根くらいまでをイメージする人が多い。
けっこう勘違いしている人が多いです。
この勘違いが肩こりや腰痛やその他の原因になったりします。
また体の使い方が上手くいかないときのイメージの違いだったりします。
痛みって何!?
痛みとは
腰が痛い。
膝が痛い。
首が痛い。
痛みって何でしょうか。
怪我をしたから痛いんでしょうか。
転んで打ったから痛いんでしょうか。
病気になったから痛いんでしょうか。
「痛みは受容体と呼ばれるセンサーで、機械刺激(手をきる、画鋲がささるなどの刺激)、温度刺激(熱い、冷たいなどの刺激)、化学刺激(炎症が起こるなどの刺激)など様々な刺激を感じとります。」(「痛み・鎮痛の基本としくみ」秀和システムより)
この、痛みを発生させる受容体(受容器)は侵害受容器(感覚受容器)と呼ばれ、高閾値機械受容器とポリモーダル受容器のふたつがあります。
高閾値機械受容器は侵害性の機械刺激に反応する受容体があるだけですが、ポリモーダル受容器には侵害性機械刺激の受容体だけでなく、痛み物質(ブラジキニン)や痛みを増強させる物質(プロスタグランジン)に反応する受容体など沢山の刺激に反応する受容体があります。
え~とつまり、転んだり打ったりした時の痛みを感じる神経と、痛み物質やそれを増強させる物質に反応する神経があるってことです。
打ったり転んだりした時のものはどうしようもありませんが、腰痛や肩凝や膝痛などの痛みはその場所にある細胞から出た痛み物質などを神経がキャッチして痛みとして感じていると言うことです。
痛み物質って?
腰痛や膝痛や肩凝などで整体院に行くと、筋肉を緩めたり骨格の歪みを整えたりします。
そのことと痛みには何か関係があるんでしょうか。
人の体では毎日、新陳代謝が行われています。
新陳代謝とは古くなった細胞が新しい細胞に入れ替わることで、ある器官がそれまでと同じ働きを出来るようにしていると言うことです。
人の体には約60兆個の細胞があると言われ、平均して数だけで言えば約2年で全てが入れ替わるほどの新陳代謝が行われています。
新陳代謝をするためには、様々な物質が必要になるし、入れ替わって古くなった細胞は体の外に出す必要があります。
また、細胞が生きていくためには酸素が必要です。
今、生きている細胞に酸素や必要な物質(栄養素)を届け、古くなった細胞や物質を外に運んでいるのは、血液です。
血液がとても大切なのはそのためでもあります。
古くなった細胞が壊れたり、傷をしたり打ったりした細胞からも、痛み物質が出てきます。
痛み物質は細胞の中にある内や濃度が低ければ痛みとして感じません。
その痛み物質が濃くなると痛みとして感じることがあります。
慢性の腰痛や肩凝などはこれだろうと思われます。
自分で出来ることは?
痛みが物質であるならば、溜まってしまった痛み物質を体の外にどんどん流してしまえば痛みは軽くなります。
また、痛み物質が貯まらないようにすることも大切です。
痛み物質を流すには、血流を良くすることがとても大切です。
心臓から遠くて大きな筋肉と言えば、腓腹筋やヒラメ筋など脚のフクラハギの筋肉です。
これを動かすこと、つまり歩くことや運動することがとても大切と言うことになります。
また貯まらないようにするにはどうするか。
同じ姿勢で長時間いることや、歪んだまま同じ姿勢でいることは、血流を悪くさせてしまいます。
仕事中でも一定時間が経ったら少し体を動かすとか、休み時間や休日にはストレッチやラジヲ体操などをすることが、歪みや筋肉の硬さ(血流の悪さ)を改善することになります。
他にも
痛みは痛み物質だけが原因ではありません。
筋肉や骨格などの原因がなくても痛みを感じることはあります。
痛みの感覚が頭の中で繋がってしまいグルグルと同じループを回るような場合です。
原因がないから気のせいかと言うと、そんなことはありません。
本人の痛みは大きな筋骨格系の原因がある場合と同じです。
原因がほとんどなくても痛みを感じるので、歪みの調整や運動など血流改善だけでは対処出来ないことがあります。
最近では認知行動療法など、さまざまな対処法も出てきています。
痛みを諦めず、整体師だけでなく医師にも相談してください。
両膝を同時に持ち上げる動きとお辞儀は同じ動きです。
股関節の屈曲
立っていれば膝を持ち上げる動きです。
片脚だったら分かりやすくて簡単ですね。
整体スクールなどで解剖学を習うとき、「股関節屈曲は膝を持ち上げる動き」と習ったりします。
人間て恐ろしいもので、そうやって教えられると股関節屈曲と言うと膝を持ち上げると頭に刷り込まれます。
実際は股関節の前側の角度が小さくなっていく運動です。
骨盤の前側と大腿骨の前側が近づいてくる運動。
だからどっちでも良いんです。
大腿骨が動こうが骨盤が動こうが。
片脚の股関節を曲げてくださいと言うと、大体こんな風になります。
じゃあ股関節を両方同時に曲げてくださいと言うと、多くの人がこんな風にしようとします。
飛び上がって両膝を持ち上げるような運動ですね。
間違っている訳ではないです。
股関節は屈曲しています。
でも、股関節を屈曲させる運動だけするとどうなるか。
こうなります。
お辞儀ですね。
これだけのことです。
はい。
なにっ!?
なんて気色ばまないでくださいね。(笑)
立位で左右同時に股関節屈曲すると、上半身が前に倒れます。
考えてみれば当たり前です。
でもつい勘違いしてしまう。
こう言うこと良くあります。
勘違いと言うかクセと言うか。
股関節屈曲は上半身は動かず下肢(大腿骨)側が動く、と言う思い込み。
だから上半身を立てたまま、飛び上がって下肢を上半身に近づけようとしてしまう。
ちょっと違いますけど、体を前に倒す動き。
なんとなくベルトがある腰部(胸郭・肋骨と骨盤の間)で曲げてしまいます。
実際は上のように股関節で曲げるのが一番合理的で問題がない。
でもそうしがちです。
ガーマルチョバご存知ですか?
パントマイムのグループです。
手に鞄を持ったまま歩き出そうとすると、鞄が動かないで体だけ歩いて行ってしまおうとする。
空中に鞄が浮いたまま、人がその周りを歩いているように見える。
これ、普通は胴体が動かないで手や肘や腕が動くと思っていることを逆手に取って、手や肘を動かないようにして胴体を動かしているだけなんですね。
でも不思議な感じに見えます。
それがどうしたって?
いえいえこの勘違いや思い込みが、体の痛みや故障の原因になっていることがあるんです。
てあて整体スクールの解剖学授業
解剖学は整体師の基本です。
整体師と言うと手技やテクニックの方を思い浮かべる人が多いと思います。
でもその前に解剖学。
身体の外からでは見えない、身体の内側がどうなっているか。
筋肉や骨格について、どこにどんな形のものがあるかを知っておく必要があります。
名前は使っているうちに覚えます。
その前に形や位置を知っておくこと。
そこから色々なことを考えることが出来ます。
骨格のことを知っていなければ、身体の外から見た形を前提に考えてしまいますから。
例えば足部。
骨の位置や形を知らなければ、踵(かかと)や足首の前で曲がるように思います。
でも実際は違います。
足首は踝(くるぶし)の所で曲がるようにできている。
踵(かかと)は脚の骨(脛骨)の下にはなくて、斜め後ろに出っ張ったようになっている。
それがわかっていると、ハイヒールでの立ち方や歩き方の指導方法も変わります。
ハイヒールで立った時に、踵(後重心)や爪先側(後重心)に立ってしまうことがあります。
でもこの絵を見れば、後重心も前重心も変だと言うのが一目瞭然ですね。
クラシックバレエでトウシューズ(ポアント)を履いた時、足首を曲げるのはアキレス腱ではなく足指を曲げる筋肉を使っています。
それも下図のように絵が描けて説明出来れば分かりやすい。
膝の症例でこんな手技があります。
この手技は何をやっているのか。
膝の関節包を緩め動きを良くすることを目的としています。
膝上を揉むのが目的ではない。
関節包の硬さを取り、筋腱と関節包の滑りを良くする。
では膝の関節包はどこにあるのか。
こんな絵を描いたりします。
解剖学では骨や筋肉の位置や動きの話が多く出てきます。
でもそれだけじゃない。
どうしてそうなったのか。
例えば手の親指は身体の外側にありますが、足の親指は身体の内側にあります。
これどうしてでしょう。
なんて話もします。
その時はこんな絵で解説したり。
発生と言うか進化と言うかそんな話です。
解剖学は専門用語を覚える学問ではありません。
それ(解剖学の知識)を使って患者さんの身体がどうなっているのかを考えるための勉強です。
そんな授業をしています。
手技 WS セミナー
骨格調整専科 >>>アレクサンダー・テクニーク
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ストレッチ教室
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