ローザス、アトラファイブ / 和声と創意の試み - II Cimento dell’Armonia e dell’lnventione -
彩の国さいたま芸術劇場に【 ローザス、アトラファイブ / 和声と創意の試み 】を観に行って来た。
今週は横浜赤レンガのオルガンワークスもあって、少し身体と心が動く1週間になった。
ローザスを初めて観たのは、たぶん40年位前の渋谷だと思うけど、調べて見るとちょっと違ってたりする。
少なくとも2000年代になってからは、今回と同じ芸術劇場で何度も見ている。
"Desh" "FASE" "DRUMMING"などどれもスリリングで素晴らしい作品。
でもやっぱりローザス・ダンス・ローザスの衝撃は忘れない。
と言って、実はローザス・ダンス・ローザスだけは映像でしか観ていない。
今回、個人的に初めて男性ばかりの作品を観る事になった。
どんな作品なんだろうととても楽しみで、結果的に期待を裏切らない素晴らしい作品でした。
4人の男性ダンサーの動きは、それぞれにルーツの違うダンスのジャンルを持っているようで、その混在具合がそもそも作品を表しているようにも見えた。
ヴィヴァルディの四季を使うと書かれていたので、あの音楽を頭に描いて見始めたが、冒頭からたぶん30分程度、無音が続いた。
無音の中で4人が動き続け、ユニゾンになるでもなくユニゾンになったりもし、同じ動きでもそれぞれの身体が表現するものはそれぞれの動きで、でもユニゾンする何かが見える部分もある。
やっとという感じで、音が入ると、パッと舞台世界に色が入ったようで、緊張が緩和されるような解放感もあって、一気に世界が広がりました。
延々と続く8の字に歩くパートがあったり、それぞれが別々に自分の世界で踊りながら、4人で世界を作っていたり。
冒頭からの世界観は今まで見たローザス作品とは違う印象がありましたが、全体を通してみると、作品の持つ構造自体に美しさが秘められているという意味で、個人的にはローザス作品そのものだなぁと感じました。
それにしてもダンサー4人の体力はどうなっているのか。
1時間半ほとんど動きっぱなしで、見えている袖で少し汗を拭いたり着替えたり水分補給をする場面もあったが、少なくとも1時間以上は動き続けているんだろうと思う。
これだけ長時間あれだけのパフォーマンスを続けているのを観るだけでも、胸に迫るものがありました。
いつもローザスの公演の時にはワークショップがあって、今回はタイミングが合わずに参加出来なかったのが残念。
そういえば今回は来ていない池田扶美代さんが脚を負傷されたのを聞いたが、現在、かなり回復されたようで、順調に復調されるのをお祈りしています。
舞台は良いね。
ところで今回は入口手前でのセキュリティチェックが厳しく、金属探知機まであったと思ったら、佳子内親王殿下がいらっしゃった。
なるほど。
そう言えばこの劇場に2000年代にローザスを観に来た時は、必ず当時の土屋知事が来ていた。
見た目は土建屋のおやじみたいな感じでしたが、毎回、いらっしゃるのは素晴らしいなと思っていました。
今回も元知事の大野さんがいらっしゃってましたね。
政治家の皆さんも舞台に足を運んでもらいたいものだと思います。

” Pipe WIP 1.1 “を観て来た。
横浜赤レンガ倉庫でオルガンワークスのワークインプログレスを観て来た。
Pipe WIP 1.1
Pipeは何かと何かを繋ぐ途中のものというような意味合いなんだろうと思う。
開演前の冒頭にオルガンワークス主宰の平原さんから、このワークインプログレスは試演会とあったので感想を書いてみる。
客席が少しアレンジされていて、普通の階段席もあったが、舞台上にある20脚ほどの実測者席と呼ばれる席に座って観た。
舞台が始まると演者がセリフを話し始め、物語が始まったように感じ、そのさなかに突然居合わせるような格好になった。
舞台の袖で見る事はたまにあるが、舞台の中に席があって見る事は初めての経験だった。
正直、最初は自分(観客、実測者)の立ち位置がはっきりせず、物語の渦中に居るモブのような存在なのか、俯瞰して観ている観客なのかが分からず、視点が定まらないような、入り込めない時間があった。
ただ、物語世界に慣れて来ると、扱われているテーマの重さもあってか、引き摺り込まれるような印象もあった。
舞台の造りパフォーマンスの構成とは違って、具体的なストーリーが展開され普遍的な価値観のようなモノを扱っていて、観ている者のそれぞれの立場で考えるところの大きなテーマだと思った。
時代の変化の捉え方はそれぞれだけど、個人的にも苦しくも重いものを感じました。
ダンス作品と言うよりかなり演劇寄りで、個人的にはもう少し言葉ではない表現、身体表現などを織り交ぜて欲しいと思った。
鹿(たぶん)役をもっと際立たせるとか。
それもこれも見る場所で違うんだろうと思います。
普通の観客席から俯瞰て見ているのと、舞台の中に居合わせるのとでは、舞台世界で展開されるものの捉え方が変わってくると思う。
とても面白いチャレンジのある作品でした。

前と同じようにストレッチしているのに、どんどん体が硬くなるってどういう事?
以前と同じようにストレッチやトレーニングをしているのに、体がどんどん硬くなる。
開脚が出来なくなったり、前屈が出来なくなったり、関節が動きにくくなってる実感がある。
前は出来たのに、どうしてなのか全然わからない。
何も変えていないのに、どうしてこんなに上手く行かないの?
当然です。
以前のあなたと今のあなたが別人だからです。
以前とはいつ頃のことでしょうか。
たぶん昨日ではなく5年前とか10年前のことだと思います。
5年前よりは5歳、10年前よりは10歳年齢を重ねています。
年をとったということです。
人の体には水分が多く含まれています。
生まれたばかりの新生児は75%もの水分があります。
1歳くらいから水分は減っていき、それでも子供は60から70%の水分があります。
大人になると男性で60%、女性で55%くらいの水分があります。
男性は筋肉が多い分、水分が多くなります。
では高齢者はどうかというと、50%くらいになってしまいます。
50%です。
赤ちゃんと比べて10%から20%も減ってしまいます。
スーパーで買ったお肉をそのままにしていると、どんどん水分が抜けていきます。
水分の抜けたお肉は固くなります。
人も同じです。
そして筋肉だけでなく、靭帯や筋膜などに含まれる水分も減っていきます。
以前と同じようにストレッチしていても、柔らかさの違う水分量の違う筋肉のストレッチだから、なかなかストレッチ出来ません。
同じではだめということです。
筋肉にたまる疲労物質を流す事や、水分量を確保することを考える必要があります。
以前のように毎日ストレッチするよりも、適度に休息をとって、お風呂に入り睡眠時間をとり、栄養を摂る。
加齢によって筋肉量も減りがちなので、トレーニングも以前よりは必要になるかもしれません。
そして、ストレッチなどには以前よりも時間を取る。
チャチャっとやっても柔らかくはなりません。
まずはウォーミングアップで筋温を上げ、少しずつ動かして柔らかくし、その上でストレッチをゆっくりする。
そして終わったらアイシングなどで疲労物質を新たに作るのを止める。
以前と同じようにストレッチしていたら、加齢と共にどんどん体が硬くなるのは普通です。
加齢を加味して、自分のケアをする必要があります。

ダンスの故障の原因の底にあるのは”疲れ”です。
大人バレエな皆さんやベリーダンスを始めた人。
ジャズダンスやコンテンポラリーダンスの人
ブラダンスやソシアルをやっている人
長くダンスを続けている半分プロみたいな趣味の人。
もちろんプロダンサーも。
ダンスの故障の原因の底にあるのは、疲れです。
疲労の蓄積が、体の状態を変え、テクニックに変化を起こし、故障に繋がっています。
疲労が溜まると、筋肉が硬くなります。
筋肉が硬くなると、動きに制限がかかります。
可動域が狭くなったり、筋力が出なかったり。
でも、頭で感じている感覚は変わりません。
いつものように動いていて、いつものように動けたと思っていても、歩幅が狭くなっていたり、脚の高さが低かったり。
支えられると思っていた体が支えられなかったり。
そうやって故障につながります。
先ずは疲れを抜く事が、ダンスの故障を防ぐベースになります。
それは大人バレエな皆さんもプロダンサーも同じです。
そんな時間がない、というのなら、故障をするのも仕方がないと思わなければいけません。
ケアは必要です。
故障をしてから言い訳しても意味がありません。
とは言え、出来る事をやりましょう。
無理な事を自分に科しても無理です。
睡眠時間をとるかケアの時間をとるかというような場合もあります。
大人だったら自分で選んで判断しましょう。
でも、何もやらないという事はない。
疲労を溜めないケア
・睡眠時間を確保する。(最低でも6時間半)・湯船に浸かる
・レッスン後のストレッチ
・使った場所はアイシング(無理なら冷たいペットボトルや缶でも)
・レッスン翌日午前には歩く(15分でも20分でも)
・歩けなければ軽い運動(ラジヲ体操程度でも)
レッスンしっぱなしで故障するのは、自分の責任です。
頭でだけ考えて、疲れている体を従属させないように。
体の声も聞いてあげて下さい。
バレエと解剖学 〜 股関節の話を聞いて4番からピルエットが上手くいった話 〜
股関節の話を聞いたら、4番プリエの時の足の幅について良く分かりました。
最近、入学されたバレエをやっている生徒さんがおっしゃっていました。
てあて整体スクールの解剖学は、限られた時間しかないので、オンライン動画とリアル授業の二本立てでやっています。
リアル授業では参加された生徒さんの理解度や興味に合わせて話をする事があります。
今回はバレエをやっているからという訳ではありませんでしたが、歩き方と合わせて股関節の話をしました。
股関節の靱帯は捻れています。
骨盤と大腿骨をつなぐ腸骨大腿靱帯は、膝が少し前に出ている股関節が曲がった状態だと、靱帯はまっすぐ繋がっていますが、立った姿勢で骨盤の下に大腿骨がある位置関係だと、45度分くらい捻れています。
靱帯は殆ど伸び縮みしないので、捻れると端(腸骨側)と端(大腿骨側)が近づきます。
膝が前に行って捻れが取れると、端と端は離れます。
脚が後ろに伸びると、捻れが強くなり、端(腸骨側)と端(大腿骨側)はより近づきます。
脚を後ろに残すと、つま先が地面から離れるだけで、股関節周りを脱力すれば、膝は前に戻ります。
膝は前に持っていかなくても、自然に元の位置に戻るように、前に振り子の要領で動きます。
そんな話をしました。
これを聞いた後に、バレエのレッスンでその話を思い出したそうです。
海外でレッスンを受けた時、4番の前後の足幅は広くと言われたそうです。
でも、自分としては広くしてしまうと、パッセに立ってピルエットする時など、立ちづらく上手く出来なかったそうです。
それが、股関節の靱帯の捻れの事を頭にいれてやってみると、足幅を広くすると、パッセに足を持ってくるだけで、靱帯の捻れの戻りだけで立てて回れたというんです。
いつもはパッセに膝をわざわざ持ってくるようにしていたので、不自然さがあったが、広めにすると逆に自然に出来たという事でした。
解剖学を知っていて、バレエに役立つ事があります。
知っているだけでは実はだめで、体感して実感する事が大切だと思います。
ココリコ田中さんがクラシックバレエを始めたらしい。
お笑い芸人ココリコ田中さんがクラシックバレエを始められたようで、【けっけちゃんねる】というユーチューブチャンネルで紹介されていました。
凄い。
このチャンネルはは松浦景子さんという吉本興業所属の、バレエ芸人さんのチャンネルです。
松浦さんは子供の頃からバレエをされていて、さまざまなコンクールでも入賞歴があり大学では舞踊専攻のコースを卒業されています。
バレエの先生をしていてもおかしくないキャリアの持ち主です。
ココリコ田中さんはもう50代で、仕事の関係でバレエに触れ、自分でもやってみようとKバレエの男性クラスを受け始めたそうです。
月に数回と言われていますが、1年続いているのは素晴らしいことだと思います。
ユーチューブの中ではで松浦さんにシャンジュマン(その場でジャンプ)やピルエット(片足回転)のやり方を聞いて実際にやっています。
バレエをやったことのない人が見ると、全然じゃんと思うかもしれませんが、見る限り頑張っているのが分かります。
ジャンプした時に爪先がけっこう伸びているんですよね。
ピルエットの腕(ポールドブラ)がいまいちでしたが、この感覚が少し出てくれば大きく変わると思います。
50代になって全く新しい事を始めるのは、素晴らしい事だと思います。
バレエは尚更凄いと思う。
荒木がバレエを始めたのは35年くらい前でしたが、その年齢から始める人は殆どいませんでした。
知り合いの先生のクラスに出た後、スポーツクラブのバレエを受けましたが、スポクラでは40人に1人という割合だった。
最近は男性も数名参加されるようになって、大きなカンパニーのオープンクラスだと、男性だけのクラス(ボーイズクラス)もあったりするようです。
最近はバレエクラスのレッスンには出られていませんが、週に1度くらいはバーレッスンだけ少しやっています。
自分の体の変化を知るにも良いですよ。
もっと頑張りたいのか、もっと上手く踊りたいのか
もっと頑張りたいのか。
もっと上手く踊りたいのか。
大人バレエな方やダンスをやっていると、いろいろと悩む事がありますね。
もっと回転したいとか、もっと脚を上げたいとか、もっと飛びたいとか、もっと反りたいとか。
そしてもっと上手に踊りたいと思います。
先生に指導されて。
上手な人を見たりして。
ユーチューブやティックトックで情報を集めたり。
そして、いろいろと試してみます。
でも、また注意されたり指導されたりします。
一生懸命やってるのに。
頑張ってるのに。
上手く行かない。
ひょっとして、その一生懸命や頑張りが問題なのかもしれません。
一生懸命に頑張ると、息が止まったり首肩に力が入ったりします。
踊る時に息が止まったり首肩に力が入ったりすると、良くない、というのは分かる。
でも、どうしても知らないうちに力が入ってしまう。
それに、一生懸命に頑張らないと、上手く出来そうにないと思ってしまう。
一生懸命に頑張るのは良い事です。
でも、首肩に力を入れたり息を止める(止まる)のは良くない。
だったら、一生懸命に頑張りながら、首肩の力を抜いて、息を止めないようにしてみてはどうでしょう。
んなの無理。
と最初から諦めないで下さい。
やってみないと分からない。
陸上競技の100メートルの選手は、一生懸命に頑張って走っているはずです。
でも、彼らの首肩は柔らかく呼吸も止まっていません。
それはそう言うトレーニングをしているからです。
一生懸命に頑張ると、力が入ったり息が止まるのが”普通”になっています。
でも、それはイコールじゃないかもしれません。
だって、100メートル選手には出来るんだから。
それに、力を入れているのを、やめるだけなんだから。
騙されたと思って、脱力して呼吸をゆっくりしながらレッスンしてみて下さい。
一生懸命に頑張ってる感じは、最初はないかもしれません。
でも、一生懸命に頑張って、そう言う方法をしているんだから、感覚とは別に実際には一生懸命に頑張ってます。
でも、力は入れない。
試してみて下さい。

ダンスだけじゃなくて、どうして解剖学やアレクサンダーテクニークをやった方が良いのか。
最近、ダンスのための解剖学講座やダンスのためのアレクサンダーテクニーク・グループレッスンをやっていませんでした。
そろそろ始めようかなと思っています。
ここ二24年前に整体院を開業した時に、ダンスをやっている人たちのために簡単な解剖学の講座を始めました。
その時はダンスの故障の話が多かったように思います。
数年してローザンヌ国際バレエコンクールの関係で、日本で若い人向けのバレエのレッスンと、同時に治療師向けの講座があり3年連続で参加しました。
ローザンヌのバレエ学校の元校長先生は当時、ヨーロッパでも2割くらいのバレエ教師しか、解剖学的な指導法を取り入れていないとおっしゃっていました。
日本のバレエの先生で「私は解剖学は嫌い」とおっしゃる先生がいると聞いたのもその頃です。
時代はずいぶん変わりました。
現代の40代くらいまでのバレエの先生の多くは解剖学を知って指導に生かしているように聞きます。
でも、どうしてダンスそのものじゃなくて解剖学なのか。
どうしてダンスだけじゃなくてアレクサンダーテクニークなのか、という、そもそもの話はあまりされないように思います。
解剖学を知らなくてもダンスは踊れます。
上手く踊れる人で解剖学なんて知らないという人はたくさんいます。
先ほども書いたように、昔のバレエの先生など解剖学は不要という先生もいらっしゃいました。
そう言う人たちに共通すると思われる事があります。
そういう方々は自分が動かしていると思っている体の構造や仕組みと、頭で理解している体の構造や仕組みが殆ど一致しているという事です。
その上で自分の体を自分の思ったように動かせている。
こういう人たちは解剖学やアレクサンダーテクニークなんて面倒な事は必要ないと思います。
自分の思ったままに踊る事の方が大切だと思います。
自分の思いが表現に繋がるからです。
でも、です。
多くの人は、自分が動かしていると思っている体の構造や仕組みと、頭で理解しているまたは頭で認知している体の構造や仕組みが、ズレています。
その上で自分の体を自分の思ったように動かせていない人もいます。
この二つが問題です。
解剖学やボディマッピングと呼ばれるものは、体の仕組みや構造を”再確認”するものです。
新しく覚えるというのではなく、そもそも自分自身の体がどうなっているか、どこで曲がるのか、曲がると思ってるのは、外から見てどこなのか、そして自分が動かそうとしているどこなのか。
解剖図やイラストや、触れてみたり動かしてみたり、たまにはイメージを作ったり。
そう言うことを通じて、これらがある程度一致すれば、自分が動かそうと思った体が、自分の思った通りの仕組みや構造なので、動きやすいということになります。
アレクサンダーは自分の体を自分が思ったように動かすための方法でもあります。
実際にはやらなくても良い事を止める事で、思ったような動きに近づく事になると思います。
自分が動かしていると思っている動きと、実際の動きの違いをまずは感じ確認する事から始めます。
解剖学もアレクサンダーテクニークも、なくても大丈夫なんです。
でも、ズレを治してもっと楽に踊りたいと思うのなら、知ってる方が近道だという事もある、という話です。

土踏まずだけ上げる事は出来ません。
大人になって久しぶりにバレエを始める人が沢山います。
小中学生の頃にやっていて、高校くらいで辞めて、30代40代50代60代になって再開する人です。
再開というより実際は始める感じだと思います。
クラスに行き始めると色々な事を言われます。
昔やっていた時に言われたかもしれないけど、忘れていた事などもあったりします。
土踏まずを上げて!
土踏まずが落ちていてい、足裏がべったり床についているような時に言われます。
頑張って土踏まずに空間を作ろうと、持ち上げようとします。
そうするとスネが硬くなったり、足指に力が入ったり、太ももまで硬くなったりしてしまします。
なんか上手くいかない感じです。
土踏まずが落ちているというのはどういう事なのか。
膝の方向よりも、爪先が外を向いているような場合です。
ニーイントーアウトなんて言われたりします。
これだと足裏の内側=親指側に体重が乗る事になります。
ターンアウトしたいのに、足は逆方向になっている事になる。
爪先だけ外を向いていなくても、土踏まずが落ちていて床についている事もあります。
脚をターンインに使っていて、足裏の内側に重心が乗ってしまうような場合です。
土踏まずだけ上げるのは無理です。
土踏まずが床についている状態は、その上から始まっています。
脚全体の使い方の結果です。
脚のターンアウトをせずに、土踏まずの空間を作ろうとしても、他の部分が変わっていなければ、無理が来ます。
長続きしないし、必要ない場所が緊張して故障の原因にもなるし、テクニック的にも間違った使い方になります。
土踏まずを上げようと思ったら、鳩尾(みぞおち)の奥から中の中を通って、両足の内側から足裏につながるラインを伸ばすようにしてみて下さい。
筋膜がつながっているとも言われていますが、その全体がしなやかにストレッチされていないと土踏まずは上がりません。
足裏から脚の内側を通って、お腹の中を鳩尾まで繋がるラインは、そのまま背骨の前を通って首を通り、頭に抜けていきます。
それが「軸の引き上げ」にもつながります。

大人から始めるなら、アレンジはしない事
大人バレエな皆さんへの記事を書こうと思って考えていたら、整体師になる人にも言える事で、たぶん大人になって何か新しく始める事に共通して言える事だと思ったので、表題のような書き方になりました。
大人になって何か始めるなら、自分が出来るようにアレンジしない事です。
教えてもらう事をそのまま言われた通りにやってみる事です。
そんなの無理だよと思っても、その通りにやってみる。
アレンジはしない方が良い。
例えばバレエを始めたとします。
ターンアウトという脚の動きがあります。
脚の動きと思っていない人もいるかもしれません。
この動きはバレエの前提となる動きです。
股関節から下肢・脚を、外に回すような動きです。
爪先が外に向いて、踵の後ろがくっつくような位置関係になります。
この動きは、股関節(脚の付け根)から回す動きです。
爪先を横に向ける動きではありません。
でも、結果的に爪先が横に向くような形になります。
最初は横まで行きませんが、横に向けようとすると思います。
先生から、脚を付け根から回すように使うと言われても、つい爪先を横に向けるようにしてしまいます。
似ている動きですけど、違います。
脚を付け根から回すようにするには、股関節周りから回さなければいけません。
お尻にある筋肉や内股の筋肉なども使います。
でも、爪先を横に向ける動きだと、つい前腿を使ってしまいます。
または、膝を曲げて爪先を横に向けて足裏の位置を決め、それから膝を伸ばしたりする事もあります。
これも違います。
膝を曲げると、膝から下は少し捻る事が出来ます。
膝下を捻って、足裏の位置を決め、爪先を外に向けてから、膝を伸ばす。
それだけだと、お尻や内股の筋肉をあまり使いません。
足裏の位置(爪先が外)が摩擦で動かないので、爪先が外に向いて膝が伸びた状態が出来ます。
この時、お尻や内股を使っていないと、膝が捩れやすくなってしまいます。
股関節から回して下さい、と先生に言われたら、股関節から回す事です。
爪先が斜め前になったって、そうし続ける事です。
そうし続ける事で、ターンアウトの筋肉が使えるようになり出来て来ます。
あとはストレッチです。
股関節周りのストレッチをして、可動制限が少なくなるようにします。
形だけ同じにしようとしてしまうと、結果的に出来なくなってしまいます。
最初は出来ないのが普通です。
最初から出来たら練習の必要はありません。
大人から始めるなら、アレンジはしない事です。
これは整体を勉強する人や、何かを大人になってから始める人にも言える事です。




