大人バレエな脚のポジションの作り方
脚のポジションの作り方と言われても何?と言う人もいるかもしれません。
クラシックバレエでは1番から5番まで、立った時のポジション(形・位置・姿)が決まっています。
脚の型も決まっていて、左右の脚の位置関係やつま先の方向があります。
大人バレエな皆さんはけっこうこれに苦労します。
最初に立つだけで大変。
つま先の方向まで決まっているので、その型を作るのが一苦労です。
その1番から5番までの脚のポジション(型・位置・姿)を作る方法です。
膝や足首に無理がくるような作り方を、なるべくしたくないと言う事で動画を撮りました。
参考になればと思います。
バレエなのにどうして解剖学⁉︎ 【動画】
バレエ解剖学とかダンス解剖学とか。
この頃、巷にダンサーやダンス愛好家向けの解剖学が流行っています。
いや、流行っているというより増えて来た、充実して来たと言う方が正確かな。
きっと流行りではなく、素養として解剖学は必要なものだから。
ではどうしてダンスやバレエなのに解剖学なのか。
体のことを知っているのは良い事というだけでなく、ボディマッピングとかマッピングと言われている解剖学や手法には意味があります。
そこのところを知っていると、解剖学といってもそんなに敷居も高くないし怖く無くなると思います。
いや、怖くはないか。笑
大人バレエな方やダンスが好きで習っているけど、解剖学は必要なの?と思っている人はご覧下さい。
また、ダンスだけでなく体の使い方や運動方法など、もっと上手くなりたい方や楽になりたい方にも解剖学は有効です。
どうして有効なのかが分かる動画です。
ぜひ。
大人バレエな膝の問題【動画】
てあて整体院にはダンスの故障の方が来院されます。
大人からバレエを始めた人やダンサーさん。
久しぶりに踊り始めた方などさまざまです。
膝の故障は中でも多い故障です。
原因は使い方にあります。
どうやって使えば故障するのか、ではどうすれば故障しないのか。
膝の仕組みをしっておけば故障も未然に防げます。
かなり簡単に分かりやすく解説していますので、ご覧になって下さい。
それでも痛めてしまった場合は、てあて整体院でお待ちしています。
肋骨の下を締める 〜 大人バレエな疑問について
大人からバレエを始めた方から質問を頂きました。
レッスンで「肋骨の下を締めて下さい。」と言われたそうです。
でも、肋骨の下を締めると上半身がコチコチになって動きが取れなくなるとのこと。
どんな風にやっているか実際にやってもらい感覚を話してもらいました。
先生の言葉通り、肋骨の下を締めていました。
肋骨の上にコルセットを巻いて、ぎゅうぎゅうに締める感じです。
その状態で動き出そうとすると、締めるのが外れるか、締めすぎて動けない感じになる。
そりゃまあそうなります。
肋骨の下締めてしまえば、肋骨を周りから抑えているような状態になり、肋骨の動きは止まります。
これだとバレエがやりずらい。
どうすれば良いか?というのが質問でした。
肋骨の下を締めるというのは先生の感覚で、自分でやる時の感覚とは違うと思います。
同じ言葉を使っていても、人はそれぞれ使う筋肉が違ったりします。
見た目には同じように結果的に見えても、体の中でやっていることが違う。
この場合は締めてしまってコルセットを巻くようにしてしまっては、動きが取れなくなります。
丸い風船を縦長にしたいと思ったら、周りから締める方法もありますが、もう一つ方法があります。
上下に引っ張ります。
周りからは締めず、コルセット的なイメージもなく。
上下に引っ張る。
軸を引き上げると言われているのもこれに似ていると思います。
背骨の持っているS字カーブを少なくする。
反り腰の人は反りを減らし、猫背の人は丸い背がまっすぐになるような。
そんな動きです。
でもこれも外から見た事を言っています。
上下に引っ張るというのは、背骨を上下に長くするというこです。
ここでも言葉が難しいですね。
背骨の長さ自体は変わりません。
S字カーブをゆるく、頭と骨盤が離れるように、背骨を上下に押すように使います。
これで体幹・上半身という球体が上下に長くなり、肋骨の下が締まったような形に見えるようになります。
ほとんどの方は体の周りの筋肉を使います。
大きな筋肉なので使いやすいし、体幹という言葉を体の周りの事、周りの筋肉の事と考えているようです。
でもポイントは体の中心にある背骨。
背骨をどうするかを考えてやってみて下さい。
S字を長くするような動きを背骨にさせているだけなので、肋骨も体幹も動きます。
これを目指してみては。
と大人リーナに提案しました。
???ってな感じでしたが、まあ少しは理解出来るということでしたので、次回まで少しずつレッスンで試してもらうことにしました。
大人バレエな道は長い。
大人バレエなストレッチのこと
ストレッチと言えばどんなものを思い出しますか。
バレエやダンスの前にはストレッチをしますが、それぞれどんなストレッチをしていますか。
ストレッチは意外に誤解している人が多いので、解説動画を撮りました。
特に大人からバレエを始めた人や、普段は運動をしたことがない人に見てもらいたいと思います。
レッスン前後のストレッチはそれぞれ意味が違うし、内容も違える方が良いんです。
知らないよりも知っている方が故障を防ぐにもパフォーマンスを上げるにも良いと思います。
バレエの人はどうして足音がしないのか。
「バレエの人はどうしてあんなに足音もせずに歩けるんですかねぇ」とアレクサンダーテクニーク・グルー プレッスンの時に聞かれました。
たぶん気がついているんです、という話をしました。
自分の全部に気がついて動いている。
そう言う意味ではアレクサンダーテクニークのアプローチと似ているかもしれないですね、とも話しました。
普段、人は気がついてないで動いてます。
いつもと同じように動く時に、いちいち何かに気がついていなくても動けるようにプログラミングされているようなものです。
歩く時にいちいち右足を出したらどっちの手だっけ?とは思わなくて済むような事です。
でもバレエの人は全部に気がついている。
背中が真っ直ぐなことだけでなく、脚の向きやつま先の形、顔の向きや表情、腕や肩の状態まで気がついている。
気がついて動いている。
気がついてないところがないように訓練されている。
だから隅々まで美しいんだろうと思います。
歩く時には足裏からドンと床に足を置くことなく、足裏が順番に床から離れて、つま先から順番に床に降りていく。
歩いている途中、踵をついて足裏が順に床に置かれ、足指に力が加わって踵が上がり、膝が伸び股関節が・・・
みたいに、一つ一つというより、瞬間瞬間、動きのどのタイミングも気がついている。
だからドンと突然足を置くようなことがない。
普通に歩く時も同じだと思います。
自分の体がどんな風になっているか、気がついて歩いてみて下さい。
今、足はどんな風に床から離れましたか。
腕には力は入っていませんか。
顎は上がっていませんか。
視線は遠くにありますか。
呼吸は出来ていますか。
それだけで楽に美しく歩けるかもしれません。
大人バレエな故障の原因【動画】
てあて整体院には大人からバレエやダンスを始めた人やプロダンサーが沢山いらっしゃいます。
荒木自身がダンスをやっているということもあり、また、開業当初はダンスの故障を見る整体師というのが本当に少なかった。
最近は本当に沢山のダンサー整体院みたいなところが増えていて隔世の感があります。
ダンス、特にバレエは独特の言葉を使うので、その言葉の解説が面倒という事や、レッスンを続けたいのにすぐ休めと言われる事などがあって、ダンスの故障を見る整体院は重宝されるんだと思います。
プリエもルルヴェもターンアウトも説明する必要がなく、レッスンやリハーサルは基本的に休まないということも説明する必要がありません。
そんなこんなで多くのダンスをしている人たちに来ていただいています。
沢山のダンサーや大人バレエな人たちを見ていると、故障の原因というかベースには「疲れ」があることが分かります。
そして疲れがどうしてたまるかも分かります。
やってる人は皆分かってると思いますけど。
で、その疲れや疲れの予防法、ケアの方法も含めて、ダンスの故障の原因について解説しました。
いつもは文章ですが今回は動画です。
ご覧下さい。
背中・背骨・上半身の捻りストレッチ 【 スライム 】
引っ張らなくてもストレッチ
今回は背中や背骨・上半身の回旋(捻り)のストレッチです。
【スライム】という名前をつけたこのストレッチは、荒木がやっているストレッチ教室の代名詞とも言えるものです。
と言ってもコンテンポラリーダンスのフロアエクササイズ(床基礎練習)では基本中の基本。
ポイントは脱力です。
腕・肩甲骨などを動かすことで上半身・下半身が引っ張られ、体が結果的に捻れていきます。
腰が浮く辺りで下半身や臀部に力が入りそうになりますが、そこで脱力をします。
最初は無理だと思うかもしれませんが、とにかく脱力。
荒木はこれが脱力して出来るようになるのに、3ヶ月くらいかかりました。
最後は諦めてやっていると出来たって感じです。
上半身を緩めるのに良いので、肩こりや腰痛予防にも良いと思います。
連休期間にどうぞ。
大人バレエの一番で膝裏がくっつかない問題について
バレエの立ち方には基本があって、一番から五番までの決まったポジションがあります。
一番で立つと、膝をつけて!と良く言われることがあります。
そこで膝を後ろに押してくっつけてしまっている人が多い。
これだとターンアウトが出来ません。
膝裏はターンアウトの結果くっつくことになります。
難しいですけどね。
大人からバレエを始めると、つい知らない内に間違った使い方をしてしまうことがあります。
今回は一番での脚の使い方について、解説しています。
大人バレエ 足首の問題
バレエをされている方で足首に痛みを感じる方がいます。
幾つか原因が考えられます。
一つは三角骨の問題。
もう一つは立ち方の問題です。
三角骨は踵の骨(踵骨)と脛骨の間に小さな骨が浮遊してしまうことです。
三角骨があっても痛みが出ない場合もありますが、痛みが出るような位置にあると、腫れて炎症を起こし強い痛みがあります。
ルルベ(踵を高く上げてつま先立ち)した時に、出来ることもあるようです。
レントゲンを撮れば分かるので、心配な場合は早めに病院に行くことをお勧めします。
状態が分かれば対処法も考えられますから。
でも、三角骨の方は多くはありません。
立ち方の問題は、例えば1番で立った時の股関節の開きと、膝の方向、つま先の方向などで見ます。
また、土踏まずがどうなっているかも見るようにしています。
膝が前や内側を向いているのに、つま先だけ外を向いているようだと、足首に捻れが出来てしまい痛みが出ることがあります。
立ち方に問題はなくても、プリエ(腰を下ろしていく)していく時に、膝が内側に倒れたり、親指側に体重がのったりしてしまうと、同じように足首に捻れが生まれて痛みにつながることがあります。
こちらの方が足首の痛みの原因としては、圧倒的に多い。
いずれも1番で立ってプリエをすればわかります。
本人は見えなかったりするので、我々が見ることは大切だと思います。
(動画を撮るという方法もあります。)
人は自分では出来ていると感じがちです。
出来ていると思っていることは、正しく出来ていると思っています。
いつものようにプリエして違和感がなければ、左右同じでどちらも立てていると感じます。
でも、うまく出来ていないことがある。
なので、改めて見るのは大切です。
一番で問題がなければ、五番や二番でも見ます。
それぞれ違う立ち方や降り方になっていることがあるので、立ってもらいゆっくりプリエしてもらいます。
足裏のどこに重心があるのか、どこを踏んでいるのか。
プリエしていく時に、膝の向きは、重心は移動しないか、左右の違いはあるか。
そんなことを見ます。
整体は体の歪みを取ること、股関節の開きを調整することをメインに、疲れを抜くことも大切になります。
立ち方やプリエの方法が原因の場合、疲労が原因で筋肉が硬くなっていることがあります。
そして立ち方やプリエをアドバイスします。
というか指導に近いですかね。
バレエの先生ではないですが、プリエや立っている時の正しい重心は分かります。
気になる方はご相談下さい。
てあて整体院
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