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64歳 パフォーマンス前後の体のケアと整え方

読了までの目安時間:約 6分

セッションハウス

2ヶ月が経ってしまいましたが、5月20日・21日・22日と三日間、神楽坂セッションハウスでダンス作品に出ていました。
期間中、本番直前に64歳の誕生日を迎えました。
20代から踊っていますが、今回は体のことでいろいろ考えたことがありました。
50代60代それ以降で踊っている人の参考になるかもしれないと思い、ケアや整え方を書いてみようと思いす。
荒木は整体の仲間からはダンサーでもある荒木なんて言われていますが、プロではありません。
でも1年に1回以上は継続して発表会ではない舞台を踏んでいます。
でも、仕事は整体師で整体学校の先生です。


昨年と今年は大きく違いました。
63歳と64歳。
分かりやすい部分で言うと、疲れが抜けない。
抜けないというか、体の底の方に溜まっている。
動けない訳ではありませんが、リハーサルやレッスンをしていない時の動きが重くなっています。


おかしいなぁ。。。


と首をひねることが多くなりました。
多分、おかしくないんだと思います。
これが64歳の普通。
勘違いしちゃいけない、きちんと認識しないといけない。
と何回か自分に問い掛けました。


体は動かないことはありません。
他の参加者と(ある程度)同じように動いています。
覚えが悪くはなりましたが、動くことは動く。
ただ、終わると体の重さがすぐに来ます。
そして翌日にも残る。


アラカン(60歳前後)位からレッスン前日とレッスン当日はアルコールを抜いています。
レッスン前日に呑んでも踊れるし、大して変わりはない感じはありますが、でもやっぱり少し何かが違います。
面倒なので前日には飲まないようにしたのは、アラフィフ位からでした。
それでも、50代半ば位まではレッスン当日は呑んでいました。
体を動かして汗をかいた後のビールは格別です。
なので、レッスン当日は飲んでいたんですが、これがアラカンくらいからちょっと変化がありました。
きっともっと以前からそうだったんだと思います。
思いますが、なかなか気がつかないというか確信できない。
でも、レッスン当日に飲んだ翌日は体がかなり違う。
筋肉が筋張っているというんでしょうか。
ソフトなビーフジャーキーみたいな筋肉が、体の奥、芯の方にあるような感じです。
そして脚が重い。
仕方なくレッスン日も抜くようにしました。
とは言え本番が控えていない時は飲む時もありますけどね。
そりゃあね。


体の重さと筋肉の筋の芯の硬さをどうにかする必要があります。
重さは疲労物質なんだろうなと思います。
なので風呂と睡眠とストレッチです。
風呂は少し時間をとって湯船に浸かります。
と言っても30分も30分も浸かりません。
せいぜい5分くらいだろうと思いますが、体の芯が温まって芯まで筋肉がリラックスしたような感じを感じるまで湯船に座っています。
睡眠。
これはなかなか宵っ張りなんで難しいんですが、それでも7時間以上は確保するようにしています。
それと昼寝。
ありがたいことに自分で仕事をしているので、患者さんがいない時は横になって30分くらい昼寝をしています。
それとストレッチ。
ストレッチはぎゅうぎゅう引っ張ることはしてません。
アキレス腱をストレッチボードで伸ばすことと、ウォーキングです。
レッスン翌日はなるべく歩くようにしています。
出来るだけなので、20分とか30分でも歩きます。
そうやって疲労物質を溜めないように心がけていました。


体の芯の硬さは、股関節を肩関節と脊柱(背骨)を動かすことで対処しましたが、実際は脊柱はあまりできませんでした。
股関節は毎日、脚を前後左右に振って緩めていました。
肩関節は腕をぐるぐるぶん回していました。
ま、これくらいかな。
あとテーピングもやっていました。
キネシオロジーテープを背中(左右の起立筋)に貼ったりしてました。


もう一つ思い出した。
クリエーションが4時間くらいだったんですが、水分やバナナやチョコを途中で口に入れました。
ガス欠みたいになるんですよね。
水分はとにかく多めに摂るようにしました。
多分、高齢になると体の中の水分量が少なくなるので、出来るだけ補給しないと、すぐに足りなくなるんじゃないかという心配がありました。
汗が常に出ているくらいの状態が良かったかなと思います。
休憩は10分位あったので、バナナとチョコを口に入れることで、少し動きやすくなった感じがあります。
糖質などが必要だったのか、食べるということが有効だったのかはわかりません。


60代の体の変化は50代までとは違う感覚がしています。
動きは動けないこともないんだけど、体が締まらない。
痩せるという意味ではなく、動きの締まりが決まらない。
疲れが筋肉痛という感覚ではなく、関節の痛みや全身の重さとして感じられるようになる。
ケアをしないとすぐに体が重く動きにくくなる。
そして怪我や故障の兆候があったら、すぐに休まないと長引いてしまうことになる。
こんな感じですかね。


遅くなってしまいましたが、今、感じていることを書きました。
まだ暫くは現役で踊ります。
自分のようなダンスの続け方をしている人は少なく、プロでもないがアマチュアでもない。
ロールモデルがいないので、作っていかないとなと思います。
高齢で踊る人。
60代70代で何かを続けている人。
何かを始める人。
今までだったら50代で引退するような事を続けている人。
そんな気負ってる訳ではありませんが、まあ続けたいと思います。
他にやってる人が少ないので。


サイコボリス

ヘッダ・ガーブレル 〜 常識とか普通とか習慣とかについて 〜

読了までの目安時間:約 3分

ヘッダ・ガーブル

勧められて昨日、東京芸術劇場に「ヘッダ・ガーブレル」というダンスパフォーマンスを見に行きました。
コ・ルリ・ミトという三東瑠璃さんのダンスカンパニーの作品です。
ゲルハルト・リヒター展や舞踏伊邪那美のパフォーマンスなど、今週はちょっと詰め込み過ぎかも知れないくらいいろいろなものを見ました。
5月末にパフォーマンスが終わって、ちょっと腑抜けのようになっていたので、少し刺激をということもあったのかも知れません。
いつもなら行かなかったかも知れない場所に、脚を動かして行くことにしました。


昨日見た「ヘッダ・ガーブレル」はまだ感想が書けません。
自分がこの舞台をどう捉えているのか、すぐに言葉にしない方が良いように思っています。
ただ、作品自体ではなく、作品を見た自分の気持ちというか感じ方というか、そういうものは書いておこうかと思います。


勉強不足だろうと思いますが、今まで見た事のないような舞台と構成だったように思います。
そのこともあって大きな強い重い違和感を覚えました。
この作品が変だとか嫌いとかダメというのとは全く違います。
そうではなくて、自分は今なにを見ているんだろうという違和感。
これ何なんだろうという不安 ⁉︎
知らず知らずというか、いつのまにかというか、常識とか普通とか習慣に縛られているのに気が付かされたように思います。
縛られているというか、それが前提になって何かを見たり聞いたり、表現したりしている事に。
表現は別に何だって良い。


新しい表現が出て来た時には、自分は今までなかったからか違和感を覚えます。
もう30年も前にマーサ・グラハムやマース・カニンガムを見た時にも違和感を覚えた記憶があります。
全然、違う。
自分が知っている事と。
そこに違和感のようなものを覚えます。
知らない、知らなかったということに対して恐れみたいなものがあるのかもなぁと思う。
もちろん、グラハムもカニンガムも当時既に多くの人に知られていて、単に自分が知らなかったというだけで、当然、今回もそういう事なんだろうと思うが、自分にとって初めては初めてなんだから初めてなんだと変に納得したりします。


常識とか普通とか習慣的な考え方や見方から離れるってのは、難しいものなんだなぁとちょっと思いました。
ちょっとではなくかなり難しい。
離れてみればそちらの方が肩の力が抜け、物事がクリアに見えたり感じたり動けたりするだろうというのは、アレクサンダーテクニーク教師としては知っているつもりではあるけど。
そういうことを考えさせられた作品として、凄い作品だと思います。
好き嫌いの範疇を今の所超えている。
そんな不思議な作品でした。


芸術劇場1

芸術劇場2

ピナバウシュ 『春の祭典』

読了までの目安時間:約 1分

セネガルの海岸で行われた、ピナバウシュの『春の祭典』の映像が無料公開されています。
7月9日まで。
リンクを貼っておきます。

https://www.sadlerswells.com/digital-stage/dancing-at-dusk-a-moment-with-pina-bauschs-the-rite-of-spring/

トウシューズは何歳から履くものなのか?

読了までの目安時間:約 2分

大人から始めたバレエならトウシューズ(ポアント)は何歳から履いても良いと思います。
整体師としては怪我をしてもらいたくないので、筋力とテクニックが伴ってからと思います。
ただ、そんなの待ってられないと言う気持ちもわかります。
でも、筋力とテクニックが伴ってないと、怪我をします。
そこ、分かっていれば大人なら、失敗も経験と言えるかも知れません。
いや、筋力テクニックがなくても良いと、推奨している訳ではないですよ。

でも子供は違います。

子供は筋力やテクニックが必要です。
ポアント履くのに筋力だけでなくテクニックも?と思う親御さんもいるかも知れませんが、テックニックも必要です。
そもそもターンアウトが出来ていないでトウシューズ履くと、怪我につながりやすい。
ただ履くだけなら良いですが、そのまま走ったり飛んだり着地したりします。
片脚で立ったりもします。
それら全てにテクニックが必要です。
テクニックはバレエシューズ(柔らかいバレエの練習靴)でレッスンすることで着きます。
8歳くらいから始めて4年くらいレッスンを続けていると、出来るようになる子もいると考えられています。

トウシューズは12歳くらいから。

と考えられています。
これ、国際ダンス医科学学会の見解です。
そして、YAGPの審査員からは11歳まではトウシューズは履かなくて良いとの見解も出ています。
えええそんなぁ。
と思う人もいるかも知れません。
でもこれ常識です。
最近は少しずつ改善されたと聞くこともありますが、まだまだ10歳以下で履き始める子もいると聞きます。
良く考えてから決めるようにお願いしたいと思います。

以前、詳しい内容を書いた記事があります。
こちら↓もどうぞ。

トウシューズは何歳から? >>>

アラセゴン

5月にセッションハウスで踊ります。 (チケットあります。)

読了までの目安時間:約 4分

B,C&D 裏

5月下旬にセッションハウスで踊ります。
今回もダンス専科という企画でダンス作品に出演します。
振付演出は平原慎太郎さんと小松睦さん。
昨年、オリンピック開会式でお世話になりました。

ダンスは3つのグループの作品です。
我々は5月20日21日22日にTEAM Cでセッションハウスクラスのメンバーが出ます。
(TEAM BとTEAM DはOrganWorksのメンバー。)
曜日によって組み合わせの違うチームが踊ります。
荒木は5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 に出演します。(5/20.22チケットあり)
荒木手持ちのチケットもありますので、見ていただける人は連絡を下さい。
22日(日)はオンライン配信もありますので、東京までは行けないという人はオンラインで楽しんで下さい。

荒木から買って頂ける場合は、メールで連絡下さい。(teate@nifty.com)
オンラインまたは別の回をご覧になる場合は、セッションハウスかOrganWorksに直接お申し込み下さい。

▽セッションハウス  mail@session-house.net
▽OrganWorks    info@theorganworks.com

件名
「『B,C&D』チケット予約」とし

1お名前
2電話番号
3ご予約日時
4チケット種類、枚数



******************************************************

『B,C&D』 CONTEMPORARY DANCE SHOW CASE AT SESSION HOUSE
PRODUCED BY SHINTARO HIRAHARA

『B,C&D』

公演日時

2022年
2022年5月20日~22日
5月20日(金)20:00
5月21日(土)15:00/19:00
5月22日(日)14:00*/18:00

※荒木は5/20 20:00,5/21 15:00,5/22 18:00 出演

※開場は開演の30分前
※22日の*回は配信公演を予定

出演者情報

BALA
池上たっくん 大西彩瑛 浜田純平 堀川千夏 村井玲美

TEAM C
CLASS OF SESSION HOUSE
荒木靖博 今泉かなこ 高梨玲 後藤愛佳 篠子琴里 鈴木亮祐 高杉みどり 樋笠理子 平石祥子 福島史子 森瑞晶 森田由依 薬師寺綾 吉田渚 渡邉茜

TEAM D
DE/CO.
池上楓子 大森弥子 小松睦 鈴木奈菜 高岡沙綾 鳥羽絢美

チケット料金(税込)

観覧チケット 前売 3,000円 当日 3,500円 学生 2,000円
オンラン視聴券 1,500円

公演構成:平原慎太郎 小松睦
チラシデザイン:株式会社クラネオ 写真:加藤甫
照明:石関美穂 音響:蓮子奈津美 舞台監督:鍋島峻介 配信映像:中島詩織 原綾香
記録映像:むらいカメラ 主催:株式会社クラネオ
企画・制作:株式会社クラネオ SESSION HOUSE


B,C&D 表

一生懸命レッスンしているのに上手くならない時どうするか。 【大人バレエ】

読了までの目安時間:約 4分

***********************

一生懸命やって上手くいかない時は、一生懸命にはやらないという方法がある。
夢中になると上手くいかない場合は、夢中にならないという方法がある。
我を忘れて上手くいかない時は、我を忘れず自覚あるままやるという方法がある。

***********************

先日、ツィッター(https://twitter.com/teateseitai)にこんなことを書きました。
大人バレエにも通じることがあるので少し書きます。

一生懸命やっているのにどうしても上手くいかないことがあります。
どうやって工夫しても上手くいかない。
例えば大人からバレエを始めた人ならこうです。

軸が取れない。
引き上げが出来ない。
ターンアウトが上手く出来ない。
肩が上がる。
肘が下がる。
脚・膝が伸びない。

何度やってもどう工夫しても出来ません、って時どうしますか?
そういう時は一生懸命にはやらないという方法があります。
ドユコト?
と思いますよね。
一生懸命やらないと上手くいかないでしょ!
テキトーにやって上手くいくほどバレエは生半可じゃない!
そう思います。
確かにそんな感じがします。
でも違います。

例えば、あなたが一生懸命と感じる何かは何でしょう。

息を止める。
全身のどこかに力を入れる。
一点に集中して他のものを見ない。

みたいな。
こんなことが、あなたが一生懸命と感じる時に、必ず含まれているとしたら。
こんな風になっていない時には、一生懸命と感じられないとしたら。
一生懸命と感じた時には必ず。

息が止まっている。
どこかに力が入っている。
全体を見られていない。

ということになります。
これらのことが上手くいかない原因だとしたら。
上達しない原因だとしたら。
一生懸命出来たと思った瞬間には、必ず出来ていないことになります。
息を止めず。
無駄な力を全部抜いて。
全体を感じながら。
動けた時には、一生懸命やったと感じない訳ですから。

一生懸命やった時に、必ず上手くいかないのだとしたら。
一生懸命ずっと練習しているのに、全然上手くならないのだとしたら。
一生懸命と感じる何かが上手くいかないことの原因かもしれません。
だとしたら、一生懸命やっているうちは、必ず上手くならないし上達しません。
そんな時は、一生懸命にはやらない、という方法があります。
一生懸命やらなければ、上手くいかい原因をやらないことになるからです。

一生懸命は気持ちが良いものです。
なんとなく安心します。
でもそれは上手くいくとか上達とは別の喜びです。
一生懸命がダメな訳ではありません。
でも、一生懸命やって上手くいかないのなら、一生懸命やるという喜びを捨ててみる方法もあるということです。

先生に言われたことを、そのままやってみるとか。
やりたいことを、気持ちや感情抜きで、物理的な動きや使い方だけ再現してみる。
みたいな考え方でやってみる。

ひょっとしたらそれで上手くいくこともあるかもしれません。
夢中とか我を忘れても、同じことが言えると思います。

大人バレエの靴問題

読了までの目安時間:約 2分

バレエシューズの話ではありません。
ポアントの選び方の話でもありません。
普段、履く靴の話です。


履きやすく
脱ぎやすい靴
履いてませんか?
これ殆どの場合はダメです。
指先が広くなっていて、履き口も広く。
玄関でスッと足先を入れれば入ってしまう靴。


ダメです。


普段に履くのは良いんですよ、と言いたい所ですが、普段こそダメです。
普段から履くのをやめて下さい。
どうしてか。


履きやすく脱ぎやすい靴は、足を入れるところが広く開いています。
そして爪先も足指が楽なように広くなっています。
そして軽い。
その靴を外で履いていると、歩きながら靴が脱げないように足指を広げて歩くようになります。
広げないまでも足指を反らせて地面から浮かせるような歩き方になります。
これを続けていると、脚の前側を使って膝を持ち上げて歩くようになります。
スネが硬くなったり、前ももを使うようになります。
同時に足指で地面を押さなくなります。
足指の筋肉はスネの後ろや太ももの後ろ側に繋がっていく筋肉です。


要するに前ももを使って、脚の後ろ側を使わない習慣が出来てしまいます。
見た目では脚が太くなります。
使い方としては、ターンアウトし辛くなります。
そういう習慣を普段からつけてしまうのが、履きやすく脱ぎやすい靴です。
特に大きなスリッパのようになっている、あのサンダル。
軽くて履きやすくすぐに脱げるあのサンダル。
あれはやめましょう。
どうしても履きたいなら、本番当日の楽屋くらいです。


足指

こんな感じに足指が浮いて反ります。
歩く時はもっと足指を広げることになります。
気をつけましょう。

【日本のバレエ教育環境の実態調査】が発表されました。

読了までの目安時間:約 3分

昭和音楽大学バレエ研究所が5年に一回、調査をした内容が発表されました。
どなたでもご覧になれるのでPDFのリンクを貼っておきます。

日本のバレエ教育環境の実態調査 >>>

内容は全国のバレエ教室に調査を依頼し回答のあったものをまとめたものです。
書かれていることで気になったことを幾つか書いておきます。
ここでは2011年の調査と2021年を比べた内容を書きます。

・バレエ人口は約40万人が26万人に減少。
・男子生徒は5.5万人が7.9万人に増加。
・バレエ教室の平均生徒数は約88人から60人に減少。
・先生の数は約4人から約3人に減少
・ポアント(トウシューズ)クラスの比率が増えている。
・大人初級、美容健康クラスの比率は減っている。
・ヴァリエーション、アダジオクラスの比率は増えている。
・コンテンポラリーまたはモダンのクラス比率も増えている。
・コンクールに参加したことのある生徒比率が増えている。

この他に年代別在籍率というのがありましたが、意味合いが良くわからなかったので書いておりません。
比率だけから考えると、入門的なクラスが減って上級クラスが増えコンクール参加が増えているんでしょうか。
コンクールの数がどんどん増えているという話は10年位前から聞いていました。(もっと前からだったかもしれません。)
5年くらい前には大人から始めた人のためのコンクールも始まったり、公募形式の発表会があったりという話も聞きました。
実数が分からないので考えようがありませんが、バレエ教室にとっては厳しい状況なんだろうと思います。

ダンスをする人は増えているような印象(あくまで印象)なので、他ジャンルのスタジオに流れているのかもしれません。
参考まで。


てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
mail : teate@nifty.com
LINe : https://lin.ee/H5NyjYT
LINE QR
※LINEから予約頂くと初診料(1,000円)無料です。
 ダンスの故障はダンスに強い整体師のいる整体院で。
 荒木は現代舞踊協会会員でもあります。
 初診料 1,000円 整体60分 7,000円
 アレクサンダーテクニーク 5,000円

ダンスの楽しさ

読了までの目安時間:約 5分

最近、ちょっと思うところがあります。
なんというかこれはちょっとアレで、何が言いたいのかわからなくなるような予感がしながら書き始めています。

35歳位の時にニューヨークに行きました。
もう30年近く前になります。
会社の関係で半分以上は仕事。
でも夜の時間と日曜に自分で使って良い時間をもらいました。
夜、意を決してアルビンエイリー舞踊団のクラスを受けに行きました。
初めてのニューヨークでしかも夜。
全く行ったことがないクラスに一人で行くんだから、けっこうな決心がいったのを覚えています。
当時はセントラルパークの真ん中くらいの西に沢山並んだアパートのようなマンションのようなビルの上の階にありました。
入り口は本当に暗くて、エレベーターの前に黒人のおじさんがこっちを睨んで(のように見えた)座っていました。
恐る恐る上層階に行き、受付に行くと日本人のような人がいて受付をしました。
カ・タ・コ・トの英語で話すと、日本人ではなく中国人のようでしたけど。
クラスはコンガの生演奏にアフロヘアを振り乱しながら杖で床をゴンゴン叩きながら行う女性。
参加してたのは10数人の黒人女性と白人女性一人で日本人荒木。

同じツアーの日曜にブロードウェイダンスセンター(BDC)というところにも行きました。
こちらは日曜ということもあってか、様々な年齢と人種が入り混じっていました。
鏡前を占拠していたのは日本人女性4・5名。
踊れる人達です。
荒木はものすごくスタイルの良い黒人男性の後ろにつきました。
斜め前には老婆と隣に10歳くらいの少女がいました。
先生は恐ろしく踊れる人でしたが、スタイル男性は全く踊れず、ちょっとがっかり。
でも老婆と少女は楽しそうに曲に体を動かしていました。

次にニューヨークに行ったのは7・8年前で55歳の時。
その時はダンス・ニュー・アムステルダム(DNA)というスタジオに数回。
DNAは今はないようで残念ですけど。
そしてルイジスタジオとステップス(steps)にも行きました。

DNAの更衣室では老人男性と一緒になったので、なんとなくカ・タ・コ・ト英語でタドタド聞いてみると、どこかの大学の教授とかで、休日に体を動かしに来ているとのこと。
また、別のクラスではダンスで在外研修に来ている日本人と同じクラスを受けましたが、半分はプロのような人たちで半分は近所のおばちゃんと言うと失礼ですが、普段着の女性達が来ていました。
ルイジスタジオに行った時は、半分は近所のマダムで一人日本人OLさんが来ていました。
ルイジスタジオのマダムは、指導しているフランシスさんにルイジはそんなこと言ってなかった的なことを言っていたりして、楽しく踊っているようでした。
同じクラスにブロードウェイで踊っていると言う女性が一人いて、もう引退したと言う男性と最後にデュエットを踊っていました。

最近はどうなんでしょう。
日本のダンスの楽しみ方はどうなっているんでしょう。
ジャズダンスのオープンクラスが出来始めて多分30年以上経ちます。
大人バレエが広まり始めて20年以上経つと思います。
スポーツクラブのダンスクラスは何となく減っているようですけど、バレエ熱は減っているような印象は受けません。
数年前からは学校でダンスが必須になりました。

あんまりギスギスしないで楽しく踊れれば良いなと思っています。
でも楽しく踊るのにある程度ガチガチやらないとと言うのも事実かもしれません。
いやいや、本当に体がストレッチされて動かすだけで良いと言うのもありでしょうし。
どうなんでしょう。

みんなが故障をしないようにと思って発信しています。
でも、それよりも楽しく踊りたいとか上手くなりたいと言うのが先に来ると思います。
自分もそうでしたから。
でもやっぱり長く続けるなら、故障は最小限にとどめておきたい。
そのためにはとも思います。
楽しく踊るんだって故障はないに越したことはありませんし。
ストレッチやケアは気がついた時にはやるようにして欲しいなと思っています。

やっぱり何が言いたいのか分からなくなりました。
ま、こんな日もあります。




7・8年前のルイジスタジオ前の荒木。
50代半ばにしちゃ若いよねぇと自分で言っておきます。(笑)

舞台本番でした。 【アカイクツ】@神楽坂セッションハウス

読了までの目安時間:約 4分

舞台の本番でした。

今回は神楽坂セッションハウスで行われた、【アカイクツ】という公演でした。
セッションハウス・ダンスパレード2022という企画の一環で行われました。
【アカイクツ】は女性作家(振付・演出)に的を絞った企画で、以前、21フェスという公募企画で出演したご縁で話を頂きました。
頂きましたと言っても荒木はダンサー参加で、振付家である友人女性に連絡があり出演となった訳です。

この作品は3年前60歳の記念に出来た作品です。
3年前は「KA・N・RE・KI」という題名で踊りましたが、今回はその作品に続編を繋げ新たなヴァージョンとして出来上がりました。
" You can never hold back spring "
前半は森山良子さん後半はトムウェイツ、途中でビートルズのカヴァーが入ります。
それを60代が踊る。
なかなか見られない作品だったと思います。

最初のKANREKIから3年。
60代の3年ってどんなものか、詳しく聞きたい人は連絡ください。(笑)
もう笑っちゃうような感じですね。
面白いとさえ思います。
と言っても現実は痛みや忘却や可動制限や、アレコレに見舞われながらのリハーサルでした。
正月明けには1週間ほど腰痛でリハーサルを休んでしまいましたし。
根気よく指導してくれた友人には、本当に頭が下がります。
終わってセッションハウスの伊藤直子さんから言葉を頂きました。

景色が見えた。
日本ではこの年代(シルバー世代)の景色がなかなか見られなかったんだけど、やっと見えたのが本当に良かった。

画になっていたということかなと思います。
とてもありがたい事です。
年齢なりの画になっていた。

20年ほど前から考えていた事でした。
自分でも模索していますが、40代以降の大人のダンスがないように感じています。
いや、あるんでしょうけど、なかなか見たことがありません。
40代50代になっても20代や30代の時のダンスを踊っている。
バレエで言えばジゼルやロミオとジュリエットなど、年若な人が主人公のダンスをキャリアとテクニックがあるということで40代になっても、いやもっと後になっても踊ることがあります。
悪いと言っている訳ではありません。
でもやっぱりちょっと違うかなと思います。
テクニックもキャリアもある50代が、その年齢なりの人生を表現出来るような作品がないのが寂しい。
だから、40代くらいから自分で作る作品は、60代になっても踊れるかなというのは頭の片隅に置いています。
それが今回は見えた、と言っていただけた。
そういう作品のオリジナルキャストとして参加できた。
本当に嬉しい事です。

これからも多分踊ります。
いつまで続けられるか分かりませんが、踊ります。
どんな感じになっていくのか、自分でも楽しみです。
そして自分でも自分の年齢としての風景の見える作品を作りたいと思います。


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写真は前日のゲネプロから抜粋。

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