ストレッチの授業
てあて整体スクールにはストレッチの授業があります。
患者さんにストレッチを教えるための授業です。
運動不足の患者さんや腰痛・肩こりなどの患者さんに、「ストレッチして下さいね。」ではストレッチはしてもらえません。
ストレッチをする理由を説明して、どんなストレッチが必要かを解説し、いつどこでやるかまで確認します。
上の写真はストレッチをやった前後の写真です。
ストレッチボードに2分乗るだけでこんなに変化があります。
ストレッチボードは主に腰痛の人にやってもらうストレッチで、つま先側が高くなった斜面に足を乗せるか、つま先を何かの台に乗せて立っているだけのストレッチです。
これだけで効果があるのかどうか、半信半疑になる患者さんもいます。
なので、ストレッチボードに乗ってもらって、ビフォーアフターを確認します。
骨盤の後ろ側から下までをストレッチする事で、骨盤の動きを改善します。
荒木手作りのストレッチボードがあるので、それを使って解説します。
腰痛の患者さんの場合、敷居くらいの低さでも膝裏まで伸びる事があるので、やってみて確認します。
てあて整体スクールにはストレッチの他にも、姿勢や歩き方などの授業もあります。
なんでも出来れば良いって訳ではありませんが、考え方や見方を知っておくにこした事はありません。
体の使い方講座でやっている事。 【動画あり】
先日、体の使い方講座を開催しました。
これからセラピストとしてデビューする人たちでした。
人数も集まったので、大人数で出来るアクティビティを行いました。
自分の使い方・自分の癖で、自分が自分をどんな風に使っているか。
知らず知らずのうちにやっている事に気づくためのワークです。
気づいておけば対処することもできます。
そこから体の使い方を見直す事もできます。
参加された皆さんはクラニオ(頭蓋仙骨療法)を学んでいて、もうすぐデビューする方々です。
以前には解剖学やアレクサンダーテクニークも受けて頂いています。
ご要望があれば全国どこでも行きます。
内容も参加者に合わせます。
ダンサー向けやダンス愛好家向け
セラピスト向けや一般の人向けなど。
ご相談ください。
卒業生がやってくる。
てあて整体スクールの卒業生のリピート受講は1000円です。
お金の話で申し訳ない。
でも、この金額だったら何度でもリピート受講出来るということも知ってもらいたい。
今日も卒業生が授業に来ました。
今日の授業は症例別。
さまざまな症例をどんな風に考えれば良いのか、考え方を学んで、手技の練習もします。
開業してしばらくするとリピート受講する人がいます。
開業して疑問に思った事やちょっと聞いてみたい事が出来たからです。
今日は80代の患者さんに対する整体について聞きたい事があったようです。
筋肉や皮下組織の状態や患者さんの主訴に対するアプローチなど。
てあて整体スクールのデメリットの一つは人数が少ない事です。
少数でマンツーマンに近い授業を受けられるというのは、少人数のメリットですが、人数が少ないことで様々な体を経験する事が出来ないのはデメリットになります。
そんな時はメールでもリピート受講でも聞いて貰えば何でも答えます。
荒木は普通の整体師としては少ないとは思いますが、それでも10,000人以上の人を診てきました。
生徒さんの体にも触れているし、セミナーではダンサーにも多く触れています。
年齢も7歳くらいから93歳まで。
そういう意味ではある程度広く経験があると言えると思います。
90代の方の整体にはやっぱり気を付けることがあります。
逆に7歳にもあります。
幸い指針整体はどちらにも有効で喜んでもらえます。
開業しても経験が少ないうちは、スクールと荒木を利用してもらいたいと思います。
整体の組み立て
患者さんが来た時に、どんな順番で整体したら良いんですか?
半年くらい通っている生徒さんに聞かれました。
腰痛や膝痛の患者さんが来たら、どこからどんな風に整体をするのか。
順番が知りたいという事です。
てあて整体スクールには症例別という授業があります。
開業して来院された患者さんは、さまざまな症例・症状で来ます。
その一つ一つに対して、これはこうとか、この場合はこうと決まった整体がある訳ではありません。
患者さんが訴える症状と、患者さんの状態を見て、どうやって整体するのかを考えます。
どう考えるのかを学ぶのが症例別の授業です。
ただ、手順とか手技の順番についてはあまり話をしていません。
整体の目的は痛みの原因を元に戻す事です。
元に戻して痛みの出ない状態にする。
てあて整体スクールで教えているのは、ここをチョイっと触れれば大丈夫、みたいな整体ではないので、自分で考えなければ行けません。
そこで、ちょっとだけ腰が痛いという別の生徒さんにモデルになってもらいました。
寝るとこんな感じです。
腰が少し痛む事があるということでした。
そんなに酷い訳ではない。
痛む部位はいわゆる腰回りで、骨盤の上、肋骨の下あたり。
触診をすると腰椎は少し湾曲があります。
この調整は必要のようです。
では股関節の動きはどうか。
これも腸腰筋や梨状筋の検査をして調べます。
てあて整体スクールでやっている整体は、形(ズレや歪み)と動きの調整です。
だから触診で形のことをみて、次は動きをどうするかをみることになります。
ここで「組み立て」みたいな話をしました。
てあて整体スクールで教えている整体は、手技的には幾つかのことをやります。
一つは指針整体で全身の筋肉を軽く動きやすくする事で、血流を良くし患部の状態が良くなる準備をします。
血流を改善させて、不要な物質を流し去り、細胞の状態を良くします。
あとは左右差で気になるところがあるかどうか。
形と動きを調整します。
寝てもらった生徒さんを後ろから見ると、左右の下肢の状態が違います。
右膝の裏の方が外を向いている。
足部を見ても、右の方が内旋回しているのがわかります。
膝裏の状態に左右差があるので、股関節の状態に左右差があるんだろうと思います。
そこまで見て分かれば、あとは左右の梨状筋、左右の腸腰筋の検査をして調整します。
そうだ、順番の話でした。
指針整体は俯せと仰向けの施述がある整体です。
俯せの施述をしながら、ここまで見てきたようなことを調べます。
整体しながら触診をしたり、関節を動かして検査したりします。
俯せが終わったところで、調べたことに従って骨格調整や筋肉調整をします。
そして仰向けになってもらう。
腸腰筋などの調整は仰向けで行うので、ここでやります。
そして仰向けの指針整体をして終わる。
俯せの指針整体
調整
仰向けの指針整体
みたいな感じになります。
全ての患者さんにこの順番にするかどうかは、分かりません。
でもこの順番だとバタバタしない感じがします。
開業当初に順番をどうしようかと考えるくらいなら、毎回、順番としてはこれを想定しておけば良いかなと思います。
(指針整体をやりながら検査をして、調整のところは必要な調整をする)
あとは経験です。
こればっかりは仕方がない。
ということで授業は終わりました。
お疲れ様でした。
体の関節全部動かす。
触診の授業でした。
てあて整体スクールには触診の授業があります。
触診は患者さんの体に触れて、歪みや硬さ、熱感や張感を感知するものです。
患者さんの状態が分からなければ整体は出来ません。
問診も大切ですが、骨格調整などする上では触診が本当に大切になります。
その触診の授業でした。
どんな風に手指を使うのか。
体はどんな風に使うのか。
どこに触れるのか。
何が分かるのかなど、いろいろ説明をしながら実際に触診をします。
でも今日はちょっと違う練習をしました。
参加されていた生徒さん全員が、すでに何度か触診の授業を受けていたからです。
体の関節全部動かす。
体には200くらいの骨があります。
関節はそれぞれにありますから、200以上の関節があることになります。
それを出来るだけ全部動かしてみる。
曲げ伸ばし捻り(屈曲伸展回旋)など。
また、関節は連動して動いたりもするので、腕を引っ張って肩甲骨や鎖骨の動きを見たりもします。
仕事で日常的に患者さんの体に触れるようになるまでは、人の体に触れる機会はそんなに多くありません。
まして関節を一つ一つ色々な方向に動かす機会は殆どありません。
頭でわかっていても実際に動かしてみるのとは大違いです。
なので今日は体の関節を出来るだけ全部動かしてみました。
たまにやりますが、いろいろと発見があって面白い内容だと思っています。
最近は自分の体にもあまり触れない人が増えているようです。
触れる仕事をする人には必要な内容だと思っています。
膝が痛い 〜 原因を見つける方法 〜
今日は整体スクールの骨格調整の授業でした。
参加された皆さんは骨格調整の授業に全員2回目以上参加されています。
こんな日は基本的な調整法の練習をした後、実践的な授業をすることがあります。
で、今日はそんな実践的な授業でした。
一人の生徒さんの膝が痛いとの事。
これをどうやって施述するかと言う内容にしました。
先ずはどんな時に痛みが出るのかを聞きました。
歩いている時との事だったので、歩いてもらい痛みがどのタイミングで出るのかを確認しました。
体重が乗った時に痛みが出ているようです。
次に全員で膝の触診をします。
ここで触れた感じと、触れて痛みがあるかないか、を確認しました。
痛みのある部位は、少し腫れ感とまでは言いませんが、皮下組織が緩いような弾力を感じました。
次に動きです。
腹臥位で膝を曲げ伸ばしした時の、下腿の動きを見ました。
少し外側に緊張を感じました。
また、仰臥位で見ると、痛い側の下腿が少し外転していように見えました。
生徒さんが全部が全部分かった訳ではありませんが、解説しながら触診したり動きを見たりして、確認して行きました。
膝の捻れがあり、内側が伸展していることで、体重が乗った時に痛みを感じる。
と推定しました。
ここから施述です。
膝の外側を少し開くような、動きが出るような調整をし、大腿四頭筋の緊張を取り、テーピングしました。
歩いてもらうと、痛みは消失。
足裏の重心が変わったとのことでした。
スクールを卒業して独立したり開業したりしたら、自分で原因を考えなければいけません。
症例別の授業で考え方は話をしていますが、実感がないためか自分で組み立てるのは苦手な生徒さんが多い印象です。
ということでたまにこんな授業も行います。
指針整体
名古屋教室で授業が始まりました。
今月の授業は指針整体とカラダの地図とアレクサンダーテクニークです。
指針整体は4日間毎日行います。
今月は卒業試験を受ける生徒さんが一人います。
福井県から通われている方で、冬の期間は雪で出られない事もあり、1年弱で試験に挑戦することになります。
基本的な事はもう大丈夫だと思いますが、本人はいろいろ心配があるようです。
何を持って認定されるのか。
どこを見ているのかを聞かれました。
指針整体は強い力を使わない整体です。
トントンと軽い刺激を全身に入れて行きます。
軽くやっているのに効果がある。
そのために必要な事が出来ていれば合格です。
体の芯まで刺激が届いている事。
ただし、強く押したり揉んだり体重をかけては行けません。
力を使って大きな刺激を入れてしまうと、患者さんに負担がかかり筋疲労が起きたり揉み返しがきたりします。
そうならないようにするために、軽くやります。
軽くやっているのに、届いている。
と言う所が一番のポイントです。
出来てしまえば簡単で体も楽ですが、出来ないうちは考え込んでしまって大変になる事もあります。
大丈夫だろうと思います。
でも、緊張して出来なければ不合格もあります。
がんばってもらいたいと思います。
名古屋教室 2日目まで終わりました。
てあて整体スクール名古屋教室
7月の授業が2日目まで終わりました。
暑い。
とは言え教室の中はエアコンが効いているので過ごしやすいんですが、逆に一日エアコンの中にいると冷房病というのか、ちょっと足から冷えて来ます。
こまめにエアコンの調節をしているんですが、なかなか難しいですね。
今月の授業は症例別です。
腰痛や肩こりは歪みを取ったり硬さを取ったりするだけで良くなる訳ではありません。
腰痛だったら腰、肩こりだったら肩、だけを調整するものでもありません。
原因となっている部分を見つけて、そこを調整していきます。
どこが原因なのか。
考えるための授業が症例別です。
最近の患者さんの傾向の話はもちろんしますが、だからと言って全員に同じ施述をする訳にはいきません。
ひとそれぞれ色々な原因があるので、それにあった施述を組み立てたい。
荒木が通った某整体学校では症例別の授業がありませんでした。
あったのかもしれませんが、殆どのコースにはなかった。
だから開業して結構苦労しました。
開業前にセミナー的なものに出たり、本を読み漁っていろいろ考えたり。
そうやって組み立てていた事を患者さんにやりながら、今の症例別授業を作って来ました。
それを授業では話をしています。
指針整体や骨格調整の授業でやっていない手技も少し練習したりします。
授業は明後日まで。
膝痛とその他の内容が残っています。
O脚や外反母趾についても解説します。
暑いけど、頑張ります。
左ビフォー:右アフター
あんまり変化はありませんが、何故か首が長くなっています。
左ビフォー:右アフター
右腕が上がるようになりました。
四つ這いのイラスト
右のイメージの人が多いんですが、左のイメージで使うと使いやすい。
休憩直前・・・ですかね。
骨格調整専科 修了インタビュー【動画】
先週の名古屋教室で骨格調整専科コースを修了した、河西さんのインタビュー動画を上げます。
終わってすぐ予告なしに聞いているので、生の声が聞けたかと思います。
これから整体スクールどうしようかとか、骨格調整だけでも受けてみようかという方の参考になればと思います。
河西さんは名古屋で着付け教室【ふぇりちた】を主宰しています。
体の歪みがあると着付けにも影響する事があり、体の歪みを取ってから着付けをしてあげたい。
また、体の歪みを自分で取れるようなセルフケアも考えているとか。
とても勉強熱心な方でした。
着付けに興味のある方は【ふぇりちた】をチェックしてみて下さい。
着付け教室 ふぇりちた
緑区教室:名古屋市緑区浦里藤が丘教室:名古屋市名東区藤見が丘
問合・申込:052-710-4397
サイト:https://feritita.com
骨格調整専科
名古屋の骨格調整の授業が終わりました。
てあて整体スクールは骨格調整だけを受ける専科コースを設けています。
名古屋は5月と11月に4日連続で行います。
東京は2月と8月の土曜日、5月と11月の日曜日、4月と10月の月曜日にそれぞれ授業を行っています。
4回コースを一度受講すると、その後リピートで何度でも授業に参加することが出来ます。(1日=1,000円)
ダンス指導をしている先生やスタジオを持っている先生、ダンサーなども受けに来ています。
もちろん他の整体学校を卒業して調整手技を身に付けたい方や、リラクゼーション系サロンで働いていて開業に向けて骨格調整を勉強したい方なども来ます。
興味のある人は連絡下さい。
どんな調整法なのか体験して頂けます。
今回は動画を縦長で撮ってみました。
スマホだと見やすいんでしょうか。