体の関節全部動かしてみる。
ここのところ何人か新入生が入ってきたので、集まったところで全身の関節を動かしてみた。
体の関節全部動かしてみる。
意外と盲点ですね。
体の事だから分かっているつもりで、実は意外に分かっていない。
手の関節はどれくらいあるのか。
どこがどんな風に、どれくらい動くのか。
実際に動かしてみたことはあまりないでしょう。
まして他人の手の指や手のひらや、肘や肩や腕や、背骨も首や胸や腰を別々に動かすことなんてあまりない。
股関節、膝関節、足首から足。
足はとくに動かすことが少ないと思います。
足にも手と同じくらいの骨があって、かなり沢山の関節があります。
頭も。
殆ど動きませんが、関節(縫合)はある。
縫合がどのあたりにどんな風にあるのか、触れてみる。
一人当たり20分から30分かけて、出来るだけ全部動かしてみます。
動かされている方にも発見があります。
ここが硬いとか、ここが動くんだとか。
思ってもいないような部分が動いたり、動かなかったりします。
整体師は体の調整をします。
調整するにはどこにどんな関節があり、どんな筋肉があり、どんな風に動くのか。
知っている必要があります。
動かすテクニックがあったところで、どんな風に歪んでいるのか固まっているのか分からなければ、調整しようがない。
まずはそこからです。
骨盤調整は三方向から
てあて整体スクールの骨盤調整は三方向から行います。
骨盤のズレを三方向に分けて触診して調整します。
前から見た時の右と左の骨盤(腸骨稜)の高さ。
上から見た時の右と左の骨盤(寛骨)の開き具合。
横から見た時の骨盤(寛骨)の前後の傾き。
この書き方だと分かりにくいかもしれませんが、3つの方向から見た歪みを別々に調整すると言うことです。
この調整方の良い点は、骨盤という立体的なモノの歪みを3つに分けているので、一つ一つの歪みは分かりやすいと言うこと。
そして3つに分けているので、一つ一つの調整は単純で難しくなく、調整されたかどうかも分かり易いと言うこと。
良くない点は三方向に調整しなければいけないので、一回で出来る方法があるのであれば、それよりは面倒かもしれません。
また、覚えることも3つなので、最初は戸惑いがあるかもしれません。
三方向のうちどれか整っている方向があれば、その方向については調整する必要はありませんけど、3つ知って出来なければ実際には使えませんからね。
荒木が最初に習った骨盤調整は、骨盤の捩れを一つの手技で治していました。
これも効果的で有効です。
でも、熟練に時間がかかる手技だと思いました。
立体的な歪みを一つの手技で行っていましたから。
そこで整体スクールではマッスルエナジーテクニックで出来る三方向からの調整法を教えるようにしました。
三方向を知っていれば色々なことに応用も出来る可能性もあります。
関節をどんな風に動かしているのかが理解出来て体に入ってくれば、違った姿勢(腹臥・側臥・仰臥)でも調整することが出来ます。
動画は骨盤周りの調整法の授業風景です。
梨状筋(臀部)と腸腰筋(腹部)の調整の後に、骨盤の歪みを調整しています。
年内の整体スクール授業が終わりました。
てあて整体スクール・荒木です。
2021年の整体スクール授業も今日で終了しました。
最後の授業は指針整体でした。
お疲れ様でした。
今年は例年に比べ入学生が少ない年でした。
昨年から続くコロナ感染症の影響があるんだろうと思います。
いや、ないのかもしれませんがあるんだろうと思っておくことにします。
やっぱりマインドとしては人に触れる仕事だし、外に出て動き出すのがちょっと躊躇われる事があるんだろうと思っています。
それは致し方ない事です。
来年はぜひ新しいことを初めてもらいたいなと思っています。
入学生は少ない年でしたが、授業に来る人数は少なくありませんでした。
リピート受講で手技の練習を繰り返している生徒さんが重なって、平均すると5・6人の受講がありました。
人数が多いといろいろな体に触れる事が出来るので、それはそれで良い事だなと思っています。
とは言え、そろそろ卒業も考えてもらいたいと、少しずつ尻を叩くようにしています。
来年は1月8日(土)10:00から最初の授業が始まります。
初日の授業は解剖学と指針整体です。
新年の最初にちょうど良い内容だと思います。
授業見学や整体の体験も出来るので希望者は連絡を下さい。
無料で受けられます。
もうあと数日、整体師・アレクサンダー教師として営業します。
気を抜かないように頑張りたいと思います。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーAteate@nifty.com

触診に時間を取っています。
てあて整体スクールでは触診に時間を取っています。
触診は患者さんの体に触れて、歪みや硬さなど患者さんの今の状況・情報を感知する行為です。
スクールの指針整体の授業の時には、先ず触診を全員分やります。
入学したばかりの人も卒業間近の人も、全員が練習します。
どうしてこんなに時間を取っているのか。
幾つかの意味があって練習をしています。
手を作る。
整体師は殆どの場合、手を使って患者さんの体を調整します。
どんな手技を使う時も手を使います。
その手を作る。
ちょっと分かりにくい表現かもしれませんが、手を作る事が大切だと思っています。
自分の手を自由自在に使えるようにする。
手から様々な情報が分かるようにする。
触れて気持ち悪くない手を作る。
触れる時の感覚を体に多く定着させる。
そんな意味だと思って下さい。
患者さんの状態を知る。
触診の一般的な目的です。
患者さんが歪んでいるのか、硬いのか、熱感があるのかないのか、動きが良いのか悪いのか。
浮腫みは?
硬さは深いのか浅いのか。
歪みだけなのか、組織が変性していないか。
触れて分かることは本当に沢山あります。
それが分かるようになるために練習します。
決断出来る心構えを作ります。
触診は手で触れるだけの事です。
歪んでいるのかいないのか、硬いのかそうでもないのか。
初めてやってみると、分かりません。
なかなか決められない。
そこを、決めます。
右にずれている。
ここが動いていない。
腫れを感じる。
浮腫みを感じる。
そう「決める」事が目的の一つです。
整体師は現場で患者さんと二人。
その場で決めて、その場で動きます。
歪んでいるのか硬いのか。
症状の原因は何なのか。
では今、何をどうするのか。
それを決めて進みます。
決めなければ、何も始まらない。
整体師になったら、開業や就職や副業をするにしてもそうです。
するかしないかを、決める。
どこで?いつ?どんな風に?
全部決めるのは自分です。
決める決断する練習をするというのも、触診の一つの目的です。
だから、触診に時間を取るようにいます。
症例別の授業
今日は症例別の授業でした。
症例別の授業では腰痛や肩こりなどの症例に対して、どんな風に考えてどんな風にアプローチしていくのか。
半分くらいは座学で半分くらいは実技の授業です。
整体の患者さんはある特定の症状だけということはなく、それぞれに様々な症例を持っていらっしゃいます。
その上、体格や年齢や運動歴や日常生活や仕事も違います。
20歳学生女性の腰痛と、60歳会社員の腰痛ではやっぱりちょと違う原因があったりすることがあります。
原因を考えて、それに対し対処していく。
指針整体や骨格調整で歪みや硬さを調整したり整えることは出来ても、それをどんな風に組み合わせて使っていくかは、自分で考えないと答えは出て来ません。
現場で困らないように。
考え方の基本を勉強します。
肩こりは先ずどこがどの筋肉が凝っているのか。
その筋肉はどこと繋がっているのか。
どんな動きをするのかを知ってからです。
昔は肩をゆっくり揉むだけの施述もありましたが、今はそれでは通用しません。
一人の生徒さんに見本になってもらいました。
右肩が凝っているとのことでした。
一応、ビフォーの写真を撮っておいて、肩の感覚だけでなく外見上もどうなるかを見ることにしました。
左ビフォーで右アフターです。
右肩下がりになっていたのが、終わってみると逆になっているのがわかります。
でも本人は肩の高さは気になっていませんし、右肩が下がっているなんて知りませんでした。
終わってみた時の感想は、右肩が軽い。
難しいことをやった訳ではありません。
肩甲骨が動きやすくなるように、前や下から引っ張っている(繋がっている)筋肉を緩めました。
来週は腰痛です。
てあて整体スクールでは生徒さんを随時募集しています。
整体に興味のある人は連絡を下さい。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーAteate@nifty.com
03-3922-7230
症例別授業 〜 O脚ビフォーアフター
月曜日、てあて整体スクールは症例別の授業でした。
症例別というのは腰痛や肩こり、膝痛やその他の痛みや症状について、どんな風に原因を考えるのかを学ぶ授業です。
腰痛や肩こりの時に、この時はこうすると決まった手順を教える授業ではありません。
患者さんが目の前に来た時に、どんな風に考えれば良いのかを学びます。
2年も3年も通う学校ではないので、限られた時間の中で自分で考えるためのベースを身につけてもらいたいと思っています。
とは言え症状の原因には傾向もあります。
傾向を知っておくことも大切なので、そんな話もします。
話が割と足早になってしまうので、聞き流してしまうと穴が空いたようになってしまうかもしれません。
そんな時は何度も聞き直して貰えば、何度も説明し直すようにしています。
出来れば一回で考え方を自分に染み込ませて欲しいんです。
2度は説明したくない。
でも、分からないままに卒業してもらうのはもっと困るので、説明は何度でもします。
ナンカ嫌味な書き方ですみません。
でも、一度で覚えてやろうと思うくらいで丁度良いと思っています。
覚えてもらうために、考え方や見方の話をします。
O脚の話をしました。
O脚にはいくつかのパターンがあります。
パターンに分類出来ない人もごくたまにいますが、パターンの考え方も知っていれば対応も出来なくはないと思っています。
授業に来ていた生徒さんです。
どちらの写真も左ビフォーで右アフターです。
見れば分かるくらいには変化しています。
この時は施述はしていません。
立ち方を変えてもらいました。
O脚の一つのパターンは、内股になっているパターンです。
内股になるにも色々な原因があるので、原因は問診などで聞く必要があります。
ただ結果として内股になっているO脚の人は、膝を後ろに押して伸ばしている、膝関節が捻れて膝(膝蓋骨)が内側に位置している。
ということがあります。
膝を伸ばしすぎって感じです。
なので、膝を伸ばす時に、膝を後ろに押し付けるのをやめてもらいます。
曲げた膝を少しずつ伸ばして行きますが、外見上は伸びた後も膝を後ろに押そうとするので、それをやめてもらいます。
その上でお尻を締めてもらうように立ちます。
股関節の外旋(外まわし)をすると、お尻がしまったような感じになります。
(後ろからの写真左で分かります。)
そうやって立ち方を変えただけで、膝が近寄ります。
膝を近づけようと内側に締めたりはしていません。
ウソみたいかもしれませんが、本当です。
ちょっと上手く行きすぎているのは、たまたまそう言う使い方をこの生徒さんがしていたということです。(膝を後ろに押し付けて内股)
この後、歩き方の指導もやっています。
歩き方で立ち方が代わりO脚になってしまうこともあります。
もう幾つかのパターンもあります。
そして実際に膝の調整をする時は、当然骨格調整をします。
てあて整体スクールはO脚矯正や調整を専門にやっている訳ではありませんが、考え方は知っておいてもらいたいと思います。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーAteate@nifty.com
03-3922-7230
※生徒募集しています。
興味のある方は連絡下さい。
触診の授業は独立しています。
てあて整体スクールには触診の授業があります。
どんな整体学校や整体スクールでも触診はやっています。
骨格調整の前に患者さんの体がどんな状態になっているのか調べるためです。
骨盤の調整をするにも、骨盤の歪みが分からなければ調整はできません。
背骨の調整もどこがどちらに曲がっているのか(ズレているのか)が分からなければ、調整のしようがありません。
でも、触診だけを授業として扱っているスクールや学校は聞いたことがありません。
骨格調整の授業の時に、歪みを診てから調整するというように、ついでのような形でやっていることが殆どです。
てあて整体スクールでは触診だけで授業を行っています。
そして指針整体の練習をする時には、必ず触診の練習をしています。
骨格調整や歪みの調整をしないのにです。
触診でやっていることは簡単で単純です。
患者さんの体に手指を置いて触れるだけです。
置くだけなので、その動作は誰でも出来ます。
問題はそこからです。
手指を置いて患者さんの状態が分からなければ意味がありません。
関節がズレているのか(歪んでいるのか)、動きはどうなのか、筋肉に張りはあるのか、熱感は、硬さは。
血流や反応はどうなのか。
触診で色々なことが分かりますが、それが分からなければいけない。
だから練習します。
何度も何度も練習して精度を上げて行きます。
その時に自分の体の使い方や手指の使い方に、コツのようなものがあります。
触れた時により分かりやすくなるような、体の使い方や手指の使い方です。
体の使い方が上手く行っていなくても、触診の動作は出来るし、患者さんの状態も分かります。
でも分かりにくい。
分かりにくい上に精度が低い。
そして触れ方によっては患者さんの状態が変わってしまうこともあります。
患者さんの体の状態を変えず。
歪みや動きや硬さや熱感が分かり。
しかも、練習しているうちに、どんどん精度が上がり解像度が上がるような触れ方をしたい。
そのための授業です。
症例別の授業でやっていること。
てあて整体スクールのカリキュラムは手技の授業として指針整体と骨格調整と触診があり、座学として解剖学と症例別という授業があります。
他にもストレッチやアレクサンダーテクニークなどの授業を行っています。
症例別の授業では腰痛や肩こり、膝痛などの代表的ないくつかの症例についてと、症例全体の考え方について授業を行っています。
痛みがある患者さんが来た時に、それが腰でも膝でも肩でもなかった場合、どうやって考えれば良いのか。
その痛みの原因を考えるための考え方の土台を作るような授業です。
その考え方に沿って原因を想定して、実際に手技を行っていきますが、指針整体と骨格調整だけでは対応できない手技も出てきます。
対応出来ないというとちょっと語弊がありますが、より直接的に調整する手技をやっておくということです。
写真は呼吸が浅い人に対して行う手技ですが、胸郭の動きを出すために、背骨と肋骨の間の関節を動かしています。
関節の場所と形状が分かっていれば、その場で考えても出来ますが、こんな方法もありますよと聞いてやったことがあれば、対応も素早くできるということになります。
自分で考えるための土台となる授業になれば良いと思っています。
腰痛の患者さんはココとココとココを押せば良いとか、膝の人にはココとココを調整すれば良いとか、決まった手技を教える方法もあると思いますが、それではその手技にハマらなかった患者さんに対応できません。
面倒でも自分で考えられる整体師になってもらいたいと思っています。
てあて整体スクールでは新入生を募集しています。
入学の検討をする前には見学と指針整体やマッスルエナジーテクニック(骨格調整)の体験をしてもらっています。
受けたことがないままに入学して、しまった間違えたと思ってもらいたくないからです。
連絡をお待ちしています。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5−27−18ーAteate@nifty.com
03-3922-7230
説明会・授業見学フォーム
メール・電話での申込
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骨格調整の授業
てあて整体スクールではボキボキしない骨格調整・筋肉調整を教えています。
マッスルエナジーテクニックという方法は、筋肉の持っている独特の性質とテコの原理を利用した方法で、強い力を使いません。
授業風景では股関節周りの腸腰筋や梨状筋へのアプローチ、骨盤の調整の一部など行っています。
授業を体験したい方は連絡を下さい。
患者さんに安心して受けてもらえて、効果の高い手技を学ぶなら。
てあて整体スクールです。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A愛知県名古屋市千種区今池 2-1-16-408
teate@nifty.com
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骨格調整の授業 【動画】あり
てあて整体スクールで学ぶことが出来るのは、指針整体と骨格調整・筋肉調整の手技です。
骨格調整・筋肉調整はマッスルエナジーテクニックという手技で、ボキボキしたり強く押したりしない方法です。
今月(2021/04)の東京校では日曜に授業を行っていますが、5月には土曜に4回連続で授業があります。
また、名古屋教室でも5月18日から連続で授業を行います。
どんな手技を行っているのか。
先日の授業風景を動画に撮りました。
この日の授業は骨盤調整。
骨盤の歪みに対しては3方向からの調整を行います。
歪みを3方向に分けて捉えることで、ひとつずつは単純な調整法になっています。
ひとつひとつ触診をして調整します。
ボキボキしないというのはこんな感じというのが分かると思います。
ご覧になって下さい。