骨盤は歪むのか歪まないのかという話
実際には骨盤の歪みはありません。
骨盤の歪みが腰痛や肩こりの原因です。
などなど
骨盤の歪みについてネットを見ていると、いろいろなことが言われています。
骨盤は歪むのか歪まないのかについて解説します。
骨盤にある仙腸関節のズレや歪みは、数ミリあるいは数度と言われています。
骨盤の歪みを仙腸関節の歪みやズレだと捉えれば、数ミリあるいは数度は”ある”ということになります。
でも、数ミリなんて歪みとは言わないという考えの先生もいると思います。
その場合は骨盤は歪まないということになります。
でもまあ数ミリは動いています。
仙腸関節の歪みのほかでも、骨盤が歪んでいるとかズレていると言われることがあります。
骨盤の前後の傾き(前傾後傾)
骨盤の左右の傾き(右上がり、左上り)
股関節の内外旋(内股や外股)
股関節の動きの左右差
などです。
骨盤自体は歪んでいないしズレていないので、骨盤自体の歪みとは言わないという先生もいますが、これも外見状は歪みに見えると言えば言えます。
また、これれが腰痛や膝痛の原因となっていることもあります。
腰痛や膝痛の患者さんが来た時に、骨盤が歪んでいるからねぇと言って調整するのは、こういう時だと思います。
その方が伝わりやすいということで、骨盤が歪んでいると言うことはあります。
なるべく厳密に正確に話をしたいですが、分かりやすく伝えた方が患者さんが安心することもありますからね。
てあて整体スクールでは骨盤は三方向から調整します。
最初に調整するのは、骨盤の左右の高さなので、厳密には骨盤自体の歪みではなく、骨盤の傾きの調整です。
あとの二つは仙腸関節のズレの調整ですが、これも仙腸関節自体は数ミリしか動いていないので、動いたとしても数ミリの話です。
厳密に言えば仙腸関節周りの靭帯や筋膜や筋肉の、動きを出している部分の方が大きいと思います。
靭帯や筋膜や筋肉の動きが出ると、血流が良くなることと緊張が解けることで、組織の膨らみが減ることがあり、外見状は歪みが取れたように見るようになります。
骨盤は歪むのか歪まないのかと言われれば、現実には数ミリあるいは数度ですが、外見状はもう少し歪んでいるように見えます。
そこを調整することで、腰痛や膝痛やその他諸々の症状の原因をもとに戻せれば、患者さんの状態が改善する方向に向かうと考えています。

整体の手技を再現するとは、形や動きを全く同じにするということではありません。
整体の手技を再現するとは、形や動きを全く同じにするということではありません。
最近は整体師としての体のことを言う先生が減っているようです。
それよりもエビデンスに基づいた、検査や調整の方法がもてはやされています。
それはとても良いことです。
痛みや症状の原因を検査で見つけ、それを調整する。
でも、検査で見つける時の、触診についてはあまり言及されない。
実際に調整する時の、整体師の体の使い方についてはあまり言われません。
現場で患者さんと対峙していて、大切なのは触診であり調整です。
触診で患者さんの状態が分かることです。
調整する時の再現性です。
再現性は手技のやり方ではなく、何をしているのか目的は何なのかが分かっていないと、再現性は得られません。
手技の再現性とは、全く同じ点に全く同じ角度で全く同じ量の圧力をかけることではありません。
手技の再現性とは、患者さんが受ける刺激を再現することです。
年齢や性別や身長や体重や筋肉量や体脂肪率の違う人に対して、それぞれの体が受ける刺激を同じにすることです。
そこを学ばないと、全く同じように体を使うことが出来ても、無意味です。
他動的にストレッチする時、同じ力で同じ方向に引っ張ることが出来ても、相手が違えば結果は違ってしまいます。
違う相手の同じ筋肉を同じようにストレッチするには、相手毎の角度や引っ張る強さや長さがあります。
自分が何をやっているのか、体の動きだけでなく、目的を知って練習して下さい。
何度も何度も同じように出来るのは、前提です。
その上で相手の受ける刺激が同じになるように、自分を調整出来るまで練習して下さい。

ボキボキ整体で何が起こっているのか。
てあて整体ではやっていませんが、整体でボキボキ音がする事があります。
クリック音と言われたりもしますが、あれで何が起こっているんでしょうか。
もちろん当然ですが、骨が折れてる音ではありません。
指を鳴らしたり、頭を左右に倒して音が出たり、腰を捻って出たりする音と同じです。
場所によって骨の大きさが違うので、音程が違って聞こえたりします。
一般的にはキャビテーションと言う物理現象と言われています。
液体が狭い空間を高速で通り抜ける時、気泡ができて弾ける音だそうです。
気泡が弾ける時に骨に反響するので、場所によって違った音がします。
狭い空間というのは、関節の隙間のことです。
関節の隙間を滑液(かつえき)という液体が通ります。
滑液は骨と骨の間の関節にある液体で、車のエンジンオイルのように滑りが良くなるように、骨と骨が直接触れないようにしています。
関節を動かすことで、滑液という液体が関節の中を動くので、キャビテーションが起こると言われています。
動きの悪い関節は、関節の隙間も狭くなっているので音が出やすいようです。
その動きの悪い関節を動かすと、瞬間的に関節の動きが良くなります。
関節周りの組織(靱帯や筋膜など)が柔らかくなったり、硬くなっていた組織が柔らかくなるからです。
ボキボキすることで、関節の動きが改善し、関節の動きが改善することで、関節周りの組織が柔らかくなります。
背骨の間からは脊髄神経という神経が出て来ていて、脳脊髄から体の端々につながる神経の出口になっています。
その出口あたりが動きやすく柔らかくなることで、神経の繋がりが良くなったり、血流が良くなったりすると言われています。
普通、ボキボキは関節の動きの範囲の中(可動域)で行われています。
関節の可動域の範囲の中であれば、問題はないはずです。
その点についてはテクニックがかなり必要になって来ます。
荒木も整体を学ぶ過程で、ボキボキするような調整テクニックを学びましたが、安全にするには時間がかかると思い、現在は使っていません。
(整体スクールでも教えていません。)
背骨から出てくる脊髄神経の通りを良くするというのが目的ですが、関節が動きやすくなることで、スッキリするというメリットもあります。
ナンカ動きが悪くて調子が出ない、みたいなのは、ボキボキっとした後に、動きやすくなって気分的にもすっきりすると思います。
厚生労働省からは危険な手技は慎むようにという通達が出ています。
頚椎(首の骨)を捻って引っ張るようなのはダメですよということです。
首に対しても捻らず引っ張らず、側屈するような手技があるはずなので、そういう方法はありかもしれません。
ボキボキしない方法でも、動きの悪い関節の動きを出すことはできます。
てあて整体スクールではマッスルエナジーテクニックという手技などを使って、ボキボキしない調整を行っています。
※骨格調整の授業風景

骨格調整するのは何のため?
整体師になるには骨格調整が必須です。
背骨(脊椎)や骨盤の調整が出来ない整体師は、整体師とは呼べません。
では、骨格調整をするのは何のためでしょう。
直接的には歪みやズレを元に戻すためです。
では、歪みやズレを元に戻すのは何のためでしょう。
歪んだままズレたままではいけないんでしょうか。
骨のズレや歪みは、骨と骨の位置関係が普段と違う位置で止まっている状態です。
関節は動くためにあるので、骨と骨の位置関係がズレたり歪んだりすることに問題はありません。
それが固定される、ズレたまま歪んだままになるのが問題です。
ズレたまま歪んだままになっていると、骨の位置関係が普段と違うので、周りの靭帯や筋肉や筋膜や血管や神経などの組織が、引き伸ばされたり縮められたりした”まま”の状態が固定されているという事です。
靭帯や筋肉や筋膜や血管や神経などには収縮性があり、形も変えられる柔軟性があります。
だから普段、関節を動かして骨と骨の位置関係がズレたり歪んだりしても問題はありません。
でもそれが、固定されると、靭帯や筋肉や血管や神経が硬くなり、また血流が悪い状態が出来てしまう事があります。
体の組織が固くなると、動きが制限されてしまいます。
また、血液が流れにくくなると、その組織が酸欠状態となり、痛みを感じる物質が産生されてしまう事があります。
これが痛みや症状の原因となっている事がある。
だから、固定された歪みやズレを元に戻します。
だから、歪みやズレがなくても、動きがなく固まってしまっている関節は動きを出します。
骨格調整をするのは、そう言う目的があっての事です。
目的がわかっていれば、骨格調整が出来ない時に、何か別の方法を考える事も出来ます。
自分が学ぶ手技が何のためなのか、直接的な結果の話ではなく、目的は何かを考えておくのは大切です。
指針整体は誰がやっても効果が出ます。
指針整体(ししんせいたい)という整体を教えています。
他校では教えていない独特な整体です。
指針整体の最大の特徴は
誰がやっても
指針整体になっていれば
効果が出るということです。
指針整体になっているとは
・押し込まない(力を使わない)
・トントンと軽い刺激をいれる
・全身に行う
逆に言えば
力を使って押し込んだり
ぎゅうぎゅうと揉み込んだり
腰だけや肩だけなど、一部だけを整体すると
指針整体とは呼べません。
効果がないとは言いませんが、効果は薄れます。
指針整体になっているということは、
押し込まない力を使わない体重をかけないことで、患者さんの筋繊維や毛細血管に負担をかけません。
筋損傷や毛細血管の損傷がなく、負担がないので疲労物質も抑えられます。
揉み返しがなく、終わった後にどんどん体が軽くなるのはそのためです。
トントンと軽い刺激を入れることで、副交感神経が活性化され自律神経が整うことで、リラックス効果が得られます。
筋肉が軽く動きやすく柔らかくなるのはそのためです。
体の一部分だけ、辛い部分だけでなく、全身に刺激を入れていくことで、全身の血流が良くなります。
全身の血流が良くなることで、末端の細胞まで酸素や栄養が届き、疲労物質などの老廃物が流れます。
受けている最中から体がポカポカし、体が軽くなるのはそのためです。
また、指針整体は体の縦方向に刺激を入れていくので、大きな歪みが取れ体が整う効果もあります。
指針整体は誰がやっても効果が出るような仕組みになっています。
力を入れない、軽い刺激で、リズミカルに全身を整える。
そんな整体を身につけて下さい。
てあて整体スクールは入学生を募集しています。

基本は応用が効くけど、応用は応用が効かない。
最近は皆さん応用が好きで、基本よりも応用を好むように思います。
整体の手技でも、特定の症状に対して特定の手技を当てはめるような、ある決まった対処法だけを使うような事です。
基本はたぶん面倒だし、何に効果があるの?だし、やった感がないし、人気がありません。
でも、基本は応用が効きますが、応用は応用は効きません。
たとえば触診の話です。
てあて整体スクールでは触診をとにかくやります。
入学してから卒業するまで繰り返し練習します。
最初は分かりません。
骨がどこにあるのかさえ分からないのに、それが歪んでいるとか動きが悪いとか、そんなこと分からない。
それが少しずつ分かるようになって来ます。
歪みやズレや動きの悪さや、筋肉の硬さ張り緊張や熱感なども分かる。
筋肉と筋膜と神経管と血管などの違いも分かるようになるかもしれない。
触診が出来たとしても、患者さんに効果はありません。
患者さんの状態が分かるだけです。
でも本当にだけなんでしょうかね。
歪みの調整の時には歪みが分からなければ出来ません。
最近の調整法の指導では、歪みの見方も教えてくれます。
でも、それはその場所だけの見方です。
他の場所では通用しない。
そこだけしか分からない。
でも、それで歪みが分かって調整出来れば問題ないんじゃない?
確かにそうですね。
では、習って居ないところに症状がある人が来たらどうしましょう。
歪んでいるところとは違う部位に原因がある人が来たらどうしましょう。
よく生徒さんに話をする事があります。
歪みや状態が分かりさえすれば、調整は7割くらいは成功です。
もし調整法が分からなかったとしても、出っ張っているものは押せば良いし、右にズレているなら左に戻せば良い。
ただそれだけのことです。
体のさまざまな調整法と言われるものは、効率的に調整する方法であって、それだけが唯一無二の方法という訳ではありません。
触診には汎用性があります。
触診が出来るということは、手指の感覚が研ぎ澄まされて来たということです。
患者さんの状態が分かるようになるということです。
応用が効きます。
応用編だけ、特定の部位に対する特定の手技だけを覚えたら、その部位にだけは効果があります。
でも他の部位にその特定の手技を使うことは出来ません。
応用が悪いという訳ではありません。
効果はあるし便利です。
でもそれだけでは整体師として長くやっていく事は、意外に難しいと思います。

整体をやっている時には、全てに注意しているという話
整体をやっている時には、全てに対して注意を払っています。
整体スクールでは整体の技術を教えます。
技術的なことなので、視線や体の向きや手指の当て方や、手技の方向や強さや長さや手順などは、解説の時に話をし、理由も話をして動きを教えます。
それとは別の整体の技術とは違う部分についても注意をしているという話です。
全部について教えるのが難しいので、気をつけて下さいとしか言えないのが悩みですけど。
自分の立ち位置
患者さんとの向き合い方や距離
手指の触れ方や触れる位置
話の内容
自分の体の状態や患者さんの体の変化
これらに注意が払われていなくて、分かっていないと、整体の技術が上手く伝わらなかったり、患者さんが緊張してしまったりします。
知らないうちにそうなっていた、ということがないようにしないと、その場をコントロールできないことになってしまいます。
整体を始めたら、その場の雰囲気や患者さんが感じることや、患者さんが受ける手技などは、全て整体の効果のために使われます。
整体師も患者さんの環境の一部なので、整体をするのに効果がないような事はしない方が良いということです。
以前に別の書き方をしましたが、全ての事に意味があって、それを分かっているということが大切です。
どうして その金額でやるのか。
どうして その内装にしたのか。
どうして その立地なのか。
どうして その服を着てやるのか。
どうして その音楽なのか。
どうして その話をするのか。
どうして その順番で整体をするのか。
どうして その位置に立つのか。
どうして その方向から整体するのか。
どうして その強さでその深さでやるのか。
どうして その体の使い方をするのか
どうして ・・・
どうして ・・・
全部、理由があるし、全部分かっている必要があります。
聞かれたら説明が出来る状態です。
聞かれはしないけど、たぶん。
知らないうちに患者さんの服に整体師の脚が触れているとか、知らないうちに手指が患者さんのどこかに触れたとか。
知らないうちにというのは整体師としては失格です。
というか上手く行きません。
これから整体を学び始める人に気をつけてもらいたい事
これから整体を学ぼうとする人に気をつけてもらいたい事があります。
真面目にとか真剣にとか、根性論ではありません。
間違いやすい考え方があるという話です。
整体は全く初めて学ぶという姿勢が大切です。
整体を受けた事がある人や、家族にマッサージが上手いなど言われた人は特にです。
整体師が体を診る視点は、一般の人が診る視点とは違います。
また、整体でやっている事も、受けていてこういう事かなと思っている事とは違うことがあります。
プロ野球やJリーグのサッカーを見ていて、やったことがあるからと、選手の動きや作戦を批判するのは、エンタメとしては面白いですが、実際の動きや戦術には全く意味がありません。
プロの見ている視点は観客が見ている視点とは違うからです。
体の使い方を指導する時に、ボディマッピングという手法があります。
体の外から見た形と、体の中の仕組み(骨格や筋肉)の違いを確認する事で、体の使い方を改善させる方法です。
例えば首。
首は前から見ると顎の下にある部分です。
首という名前が付いていて、頭よりも少し細くなっている(ことが多い)部分です。
頭と首は名前も違うし、くびれているような形なので、首の部分だけが動くような気がします。
では、首と頭の境界(関節)はどこにあるかというと、前から見ると鼻の奥あたりにあります。
頚椎と呼ばれる首の骨は、顔の中心くらいまで繋がっている。
その上に頭(頭蓋骨)が載っています。
鼻から下の口や顎は、骨だけで見ると空洞のような状態です。
整体師は骨格の部分も見ています。
外から見た首の位置だけで判断しません。
でも、整体師になる前は、首は首で顎の下という常識というか習慣の中で生活していて、それを前提に考えています。
そこが違います。
だから、整体は全く初めて学ぶという姿勢が大切です。
何となく知っているつもりになっている事が、沢山あると思います。
大人になって特にシニアになって学び始めると、それまでの経験が沢山あります。
それはとても有効に使える部分もありますが、一旦は全く初めて学ぶと思って勉強してもらいたいと思います。
指導者の言うとおりにやってみる。
その理由を聞いてみる。
そういう姿勢が大切になって来ます。
頑張って下さい。
てあて整体スクール生徒募集中
てあて整体スクールは生徒さんを募集しています。
力を使わず効果の高い指針整体と、ボキボキしない骨格調整を身につけて、揉み返しのない患者さんにも整体師にも負担の少ない、安心して受けられる整体を身につけ下さい。
在校中は何度でも授業をリピート受講できます。
卒業後も授業に1回1,000円でリピート参加できます。
授業見学、整体体験は無料です。
問合せ受付中。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT
腰痛をどう捉えるか。 〜 腰痛で腰だけ揉むような整体師にはならないで下さい。
腰痛は整体院に来られる患者さんに多い症状です。
腰痛になったら整形外科や接骨院・整骨院などに行きますが、整体院にも多くの方が来院されます。
一般に腰痛の85%は非特異性腰痛と言われ、原因が分からないと言われます。
現代医療ではレントゲンやMRIなど画像に移ったり、数値で検証出来るデータがなければ、原因を特定出来ないとなっているのも、一つの要因なのかなと思います。
腰痛で整体院に行くと、腰を揉まれる事があります。
腰を揉む事、緩める事が悪いという訳ではありません。
でも、腰を揉んでいるだけで腰痛が良くなるというものでもありません。
腰痛には腰痛を起こす原因があります。
腰は胸郭(肋骨で囲まれた部分)と骨盤の間の事です。
たまに、お尻(骨盤)や背中の少し上の部分(胸郭)も腰痛と言われる方がいます。
人によって表現はさまざまなので、それはそれで問題はありません。
問題、というかここで言いたいのは、腰は単独では存在しないという事です。
ドーナツの穴という話をよくするんですけど、ドーナツの穴はただの空間で、ドーナツがなければ存在しません。
腰も同じで胸郭や骨盤がなければ、腰も存在しないって話です。
ドーナツの穴を大きくしたかったら、穴をどうこうするより、ドーナツをどうこうする事になります。
腰も同じ。
腰の状態を変えたかったら、胸郭や骨盤をどうにかする事が必要になります。
もちろん、腰にある筋肉や腰にある骨(腰椎)も、どうにかする必要があります。
でも、腰痛の方は腰が痛いので、先ずはその周りの胸郭や骨盤を考えるというのが一つの方法です。
同じ事が骨盤にも言えます。
骨盤は腰椎と大腿骨(脚の骨)に挟まれています。
骨盤の状態は脚の状態でずいぶん変わります。
だから・・・
腰痛だからと腰だけ揉むような整体師にはならないで下さい。
自分で考えて、組み立てて、どこがどうなっているか。
調整する技術を身につける事と、今、目の前の方の体がどういう状態なのかが分かる事が大切です。
テクニックは調整法だけでなく、触診にも必要で習熟が必要です。

整体師をやるにあたっては、自分が普通だとは思わない、自分と同じ意味で言葉を使っていると思わない。
整体師を始めて暫く経って分かった事です。
人は自分とは違う。
世の中にはいろいろな人がいる。
自分が使っているのと同じ意味で言葉を使っている人はいない。
という事です。
あっ
自分だけが正しくて、人は間違っているって事とは、全然全く違います。
皆んながそれぞれでそれぞれの意味で正しいって話です。
僕は昔から体を動かす事が好きでした。
部活ではサッカーや水泳、陸上や剣道などをやりました。
社会人になってからはダンスを始め、そのジャンルもジャズダンスからクラシックバレエ、コンテンポラリーダンスなどをやっています。
疲れたり体が重くなったら、体を動かせば楽になるし、体は楽になるというのを知っています。
でも、そんな風に思う人や感じている人は意外に少ない。
肩が凝れば、腕を回したりストレッチしたりして、自分で何とかならないかと試します。
でも、そんな事はしない人は意外に沢山います。
患者さんや生徒さんと話をしている時、普通これくらい出来るとか、普通これは出来ないなどと思わないようにしています。
人それぞれで、みなさん自分とは違うからです。
そしてこれは生徒さんにも理解してもらうようにしています。
自分のことは多くの人は普通だと思っています。
だから皆んな同じように感じるとか、出来ると思いがちですが、意外にそうではないということです。
言葉についても同じで、みなさん同じ単語を違う意味で使っていたりします。
全く違う場合は少ないですが、微妙に違っていたりします。
三重県から東京に初めて来た時期、「えらい」という言葉を「疲れた、しんどい」という意味で使ったら、全く理解されませんでした。
関東では「えらい」は基本的には「偉い」という意味で使われているというのを、東京に来て初めて知りました。
これは極端な例ですが、体に対しても同じような違いがあることがあります。
腰が痛いという時。
痛い部分はどこかと聞くと、背中の真ん中あたりを指す人もいるし、お尻(骨盤の上の方)を指す人もいます。
そこは胸椎の辺りで胸ですよとか、そこは腰じゃなくてお尻です、なんて言いません。
場所を確認して、ああここが痛むんですねと話をしていきます。
正確に厳密にと考えると、つい解剖学用語で話をしてしまったりしますが、そんな事に意味はありません。
どこが痛いのかが分かれば良い。
それに、患者さんの言う言葉の意味を否定してしまう事になって、患者さん自身が否定されたと感じ、不安や警戒が生まれてしまう可能性だってあります。
生徒さんに整体の指導をしていても同じです。
ここをこちらに向かって押して下さいと言う時、「ここ」にあたる言葉や「こちら」にあたる言葉は、僕の口からも言いますが、それが生徒さんにとって何を意味しているのかは、動きを見て確認することがあります。
言葉だけを聞いてやると、僕の意図したことと違うことをする人がいます。
それは自分が思う言葉の意味に正確に従っているだけで、間違えている訳ではないからです。
言葉なんて何でも良いんです。
実際にやることが伝われば良い。
だから。
自分が普通だとは思わない。
自分と同じ意味で言葉を使っていると思わない。
ようにしています。




