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整体師は何をしているのか【動画】

読了までの目安時間:約 1分

少し前に文章でも書きました。
整体師は何をしているのか。
動画で話をしました。
9分ぐらいになっています。
てあて整体スクールの考え方でもあります。


整体師の1日

読了までの目安時間:約 3分

朝は一杯のコーヒーから始まる・・・

嘘です。

いや、一概に嘘って訳でもない。笑
整体院に来て最初にコーヒーを淹れる先生もいるかもしれません。
でもだいたいは違います。

掃除から始まります。

整体院に来たら掃除。
そこから始まります。
次はだいたいブログやSNSの更新です。
Xやインスタグラム、フェイスブックやユーチューブ、ティックトックなどの更新です。
あとはブログ。
全部って訳ではないです。
来てもらいたい層によって使うSNSは違ってくるので、絞って更新をします。
Xやブログは割合に頻繁に、インスタグラムやフェイスブック、ユーチューブ、ティックトックなどはそこまで頻繁ではないかなと思います。
グーグルに店舗アカウントを作っている(グーグルマイビジネス)のなら、週に1回くらいは新しい情報を載せるべきとか言われますね。
それらの更新が宣伝販促に繋がります。

患者さんが来てくれなければ、やりたくても整体出来ないですから。

掃除と更新が終わったら、カルテを見ます。
今日来る患者さんのカルテ。
前回まではどんな状況だったのか、今日は何に気をつけておくのかみたいな事の確認です。
初診の患者さんはどんな人だか分かららないので、カルテの準備をしておきます。

そして整体。
予約の患者さんや飛び込みの患者さんの整体をします。

全部終わったら、カルテの確認です。
当日、予約の間に時間があれば見てますけど、見られない場合は終わってから見て書き込みをしたりもします。
最後に掃除する先生もいますけど、掃除は明日にして帰る先生が多いんじゃないかな。
洗濯はその日にやります。
患者着や手ぬぐいやタオルの洗濯です。
これは当日中にやっておかないといけないです。

あそうだ忘れてた。

1日の一番最初は、神棚の前で二礼二拍手一礼してから始まる先生が多いと思います。
荒木もそうです。
正直言うと神道ではないし、神様も信じている訳ではないんですが、1日の始まりに決まりごとがあるのは良いと思ってやっています。
年始にはお札を頂いて来ますしね。

整体師の1日
だいたいこんな感じじゃないでしょうか。


整体院1

”悪い気”は貰わない

読了までの目安時間:約 2分

整体師になると、悪い気をもらうという話を聞きます。
実際、整体をしていて調子が悪くなる先生や、患者さんと同じ部位に痛みが出てしまう先生もいます。
「もらう」「うける」というのは、相手に同調する事が要因だと考えています。

患者さんの動き(姿勢や歩き方や座り方)や言動を見ていると、その動きや体の使い方に同調します。

人はミラーニューロンという鏡のように相手の動きを映してしまう神経を持っています。
成長期には大人や周りの人の動きを見て、それを学習するのにとても有効ですが、調子の悪い人を見ると、それが移ってしまうという事があります。
整体師は患者さんの事を本当によく見ます。
注視していなくても、動きや言動を観察して見逃さないようにしている。
それが整体や調整につながるからです。
でも、それが原因で「悪い気をもらう」ような状態になってしまう。
患者さんの動きや動作に自分の動きが似てしまう。
同じような動きになる事で、同じような症状や痛みが出てしまう事があります。

自分の使い方を分かってコントロールしておく。
ぶれない芯のようなもの、姿勢や整体をする時の体の使い方を、自分で整えておく事です。
相手の体の状態や動きに関わらず、自分で自分の動きを分かって使っている。
そうする事で、相手からの動きの伝達はなくなります。
結果、悪い気は貰わないようになる。

てあて整体スクールでは整体師としての自分の使い方、自分の整え方の授業があります。
アレクサンダーテクニークやカラダの地図で、自分を観察し自分を整える練習をします。
悪い気を貰わない整体師になって下さい。





てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
teate@nifty.com
https://lin.ee/H5NyjYT

整体師は何歳まで出来るのか

読了までの目安時間:約 2分

生涯現役!とまでは言いませんが、出来れば長く続けたいという人が多いと思います。

整体師は何歳まで出来るのか。
続けたいと思っていても、体力的に難しくなる事はあるのか。
何歳くらいまでやっている人がいるのか。

74歳の小柄な女性の先生を知っています。
彼女は荒木と同じ指針整体をやっていて、今も現役で続けられています。
20年くらい前に荒木よりも少し後に学び始めましたが、その頃から年をとっても続けられるからと言われていたそうです。
実際に自分が70代になっても続けられているので、やっぱり本当だったんだなと行っていました。

男性は結構年配まで続けられる先生がいます。
昔からの知り合いの先生は70歳を超えました。
ユーチューブなどで有名な先生は70代後半になっています。

長く続けている先生を見ていると、要因は体力ではありません。
体力があるよりも、体力を使わない手技の先生ほ方が長く続けられています。
揉み押し系でも体力を使わない先生は、長く続けているように見えます。

整体やセラピーは長く続ける事が、経験になり信頼にも繋がります。
何歳まで続けられるなんて考えず、力を使わない技術を身につけて、いつまででも続けられる整体師になってもらいたいと思います。

患者さんの何を見ているか。

読了までの目安時間:約 2分

荒木が整体をしている時、患者さんの何を見ているのか。
ちょっと考えてみました。

動き、だろうと思います。

関節の動き
筋肉の動き
筋膜の動き
皮膚の動き
呼吸の動き
拍動の動き

難しく感じるかもしれませんが、ようするにその人の動きです。
意志を持ってする動作ではなく、自律神経系の働きでされている自律的な動きです。
寝ていてもしている、呼吸や拍動や、筋肉・筋膜・皮膚・皮下組織・関節などの状態というか動きです。

それが、どこかバランスが崩れていないか。
変な動きはないか。
いや、整体に来られる患者さんは、動きがどこか変なんです。
変というかバランスが崩れている。
ここは硬いけどそっちは柔らかいとか。
ここは動くのにこっちは動かないとか。

それが整うようにしていくのが整体だと思っています。

実際には筋肉を緩めたり、関節の動きを出したり、歪みやズレを調整したりしますけど。
結局やっているのは、身体の各部位がそれぞれに独立していて協調している時のバランスの崩れを整える。
先ずはそこからですね。
その上でパフォーマンスが上がるような状態に出来ればベストですけど。
そこまで行く人とそうでない人がいます。
毎月来てくれている人は、パフォーマンスを上げるような事を考えながらですが。
痛みで来院された方は、先ずは整えるところからです。

整体師の仕事ですね。

コリや疲れは、強揉み強押しでなくても取れます。

読了までの目安時間:約 2分

最近は強揉み強押しの整体が増えているように思います。
チェーン展開しているお店にごくごくごくたまに行くと、強さはどうしますか?と聞かれます。
普通でというと、結構強く押されてしまう。
もっと弱くと言うと、えっこんなんで良いんですか?と逆に聞かれたりします。

強く押す人が増えていて、強く押されるのを望む人も増えているんだろうと思います。

逆に強く押されたくない人もいます。
強く揉まれたくない人もいます。
最近の強揉み強押しは、痛気持ち良いのを通り越す事があるようなので、それが怖いという人がいます。
強く押されると、あざになってしまう人もいます。
揉み返しが嫌と言う人は、けっこう多いようにも思います。

筋肉は強く揉まなくても強く押さなくても緩みます。
柔らかくなるし動きやすくもなるし、軽くもなります。
硬くなっていれば、ぎゅうぎゅう押さないと柔らかくならないと思われがちですけど、そんな事はありません。
例えばお風呂に入ればある程度柔らかくなりますね。
あれは血流が良くなって筋温が上がるから、柔らかくなると言う事があります。
トントン軽い刺激を入れると筋肉は勝手に緩みます。
子供の小さな手で肩叩きをすると、軽くなったような”気が”しますね。
でもあれ気がするんじゃなくて、軽くなっています。
筋肉にはそう言う性質があります。
自律神経系の働きを使う事で緩む事もあります。

強揉みや強押しが嫌だという人は、整体を避けるんじゃなくて、強くしないところを探してください。
てあて整体院は指針整体という力を使わない軽い整体をやっています。
てあて整体スクールでは指針整体を教えています。
骨格のズレや歪みもボキボキしないで調整しています。

マッサージ

整体師の職業病

読了までの目安時間:約 2分

腰や肩が痛い。
指や手が辛い。
みたいなことではありません。

整体師をやってて職業病だなと思うのは「人の見方」です。

人を見ると、その人の体の使い方など、どうしても見てしまいます。
見てしまうと言うか、知らず知らずに分析しているような見方をします。
そんな歩き方していたら腰が痛くなるとか、膝がやられてしまうとか。
その姿勢では呼吸が浅くて調子が悪くなるんじゃないかとか。
肩が凝るでしょうとか。
外を歩いていて、見かける人のことばかりではありません。

昨日、ファイスブックにピラティスの宣伝が出ていました。
店舗の紹介だったか、インストラクターの募集だったか。
リフォーマーを使って下肢を動かしている動画でした。
その体の使い方が二人いて二人とも、どうも気になります。
いや、気になると言うより、それはダメでしょという使い方をしている。
こんなの載せて大丈夫なのかと思います。
広告の依頼主の会社なのか個人なのかは、ちゃんとチェックしてるんでしょうか。
どうもなぁと思います。

整体学校や整体スクールのサイトをごくたまに見ますが、そこでもたまにあります。
そんな体の使い方していたら、整体師が体を壊してしまう、というような写真を見ることがあります。

自分でも偉そうだなとは思いますが、どうも気になります。
外を歩く時は、なるべく人の歩き方や姿勢は見ないようにしてますが、たまに声を掛けたくなるような人がいて困ります。
整体師になったばかりの頃は勉強になりましたけど、最近はちょっと疲れたりします。

姿勢

この前のアレはどうしてなんですか? 私不思議で。

読了までの目安時間:約 3分

先日、初めて荒木の整体を受けられた方が、二回目に来た時に来るなり話し始めました。

先生、この前のあれはどうしてなんですか?
私、不思議で。
朝まで眠れたんですよ。
だって、全然、強くやってないし、効くって感じじゃないし。
あっ失礼。
でも、本当にぜんぜん押されてないのに、どうして効くんですか。
普段、新聞配達で2時半に起きるんですよ。
それで、休みの日も朝まで寝てられるのに、どうしても2時半に起きちゃうんですよ。
それが、この前、先生の整体を受けたら、朝までぐっすり起きずに寝られたんですよ。
だって他に理由がないんですよ。
ぜんぜん初めてなんですよ。
不思議です。
体も軽くなるし、痛みもあんまり感じなくなるし。
股関節もなんか少し動くようになて、歩くのが楽なんですよ。
どうしてなんですか?
何にもやってないみたいな感じだったのに。

紹介でやって来たその女性は、5年間股関節が曲がらないということでした。
病院に行って検査してもらって、変形性股関節症を診断を受けてから、いろいろあってそのままにしていたそうです。
そしたら、だんだん股関節が曲がらなく動かなくなってしまったと。
で、紹介されて、どうなんだろうと思ったけど来たとのことでした。
話をずっと聞いていると、病院には5年前に行ったきりで、以降は全く行っていないそうでした。

やったことは、指針整体をできるところをやって、股関節周りの必要な筋肉を緩めました。
その上で、痛みのない肢位をとった状態で、股関節を緩めながら揺動させました。
40度くらいまでは屈曲出来ましたが、それ以上はやめておきました。
ポイントは痛みがなくても曲がる、というのを覚えてもらうようにしました。
整体が終わった後で、病院の受診を勧めました。
レントゲンやMRIを撮ってもらって、どんな状態か聞いて欲しいとお願いをしておきました。
ご本人としては、レントゲン撮ってもなぁという感じしたが、現状がわかると対処法も違うからという話をしてお願いをしました。
今回はそのレントゲンを見せてもらいました。
それについては書きませんが、レントゲンの状態から少しアドバイスをしました。

それにしても、こんなに喜んでもらったのは久しぶりでした。
何もやってないみたいなのに体が軽くなる理由や、股関節が動き出した理由など、指針整体のことや人の動きと考え(思考)などについても話をしました。
こんなことばかりじゃないですけどね。
でも、こんな事もあるからやめられません。

触れる喜び

読了までの目安時間:約 2分

整体師は触れます。

服の上からですが、患者さんの体に触れます。
哺乳類に取って接触刺激や圧迫刺激は「快」と言われます。
コミュニケーションする事で生存確率を上げている生物ですから、当然です。
もちろん例外的な人もいますよ。
でも、一般的にそんなふうに仕組まれて生まれています。

触れる事、触れられる事は、それだけで心地よく体にも良い事です。

整体の仕事をしていて、患者さんに喜ばれるのは嬉しい事です。
言葉でなくても、表情でそれは分かります。
来院された時の顔と、帰る時の顔は明らかに違います。
緊張が抜けたような、ふわっと気持ちが軽くなったような顔です。
隙のある顔にも見えます。

隙を見せるのは、心身にとって良い事だと思います。
時と場合を選ぶ必要はありますけど。
整体の帰りに隙が出来てしまうのは、隙のない緊張の続く生活ではとても良い時間だろうと思います。

触れる喜びがあります。
おじさんがこんな事、言うと変な感じですが、そう言う意味ではなく喜びです。
患者さんが感じる、触れられることによる安心感のようなもの。
その安心感を共有出来る喜び、というか楽しさと言うか、安心感のようなもの。
それが触れる喜びです。

こう言う仕事もあると言う事です。

触れる練習

整形でも接骨でもカイロでもなく、整体師にしか出来ない事

読了までの目安時間:約 2分

整体師にしか出来ない事は何か。

整形外科も接骨院・整骨院も保険診療が使えます。
首が回らない、腕が上がらない、膝が曲がらない。
そんな時は整形外科でも見てもらえます。
腰が辛い肩が辛い首が大変。
これは接骨院で診てもらえる事があります。
骨盤の歪みや背骨のズレはカイロプラクティックで調整してくれる。

では整体にしか出来ない事はなにか。

生活の質を上げる。
QOLを上げる事です。

整体師は首や腕や膝も診るし、腰痛や肩こりも診ます。
骨盤調整や骨格調整、背骨の歪みが取れる調整出来るのは、整体師としての基礎です。
でも、それだと整体だけって事ではない。

その上で生活の質を上げる。
体の使い方が教えられる。
姿勢や歩き方を見る事が出来る。
日常生活で気を付ける事のアドバイスが出来る。
ウォームアップやクールダウンの解説が出来る。
靴の選び方も足指の使い方も教えられる。

整体師はそういう仕事です。

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