姿勢とアレクサンダーテクニーク
アレクサンダーテクニークを受けに来る人は様々です。
荒木の個人レッスを受けてくださっているのは、ピアノの先生、声楽を習っている人、姿勢が気になる人などです。
以前はバイオリニストや乗馬を教えている人、ボルダリングをしている人や、バレエやジャズダンスを踊っている人なども来ていました。
ただ、アレクサンダーテクニークに興味があって受けに来ましたという方もいます。
皆さんに共通しているのは、知らず知らずのうちに習慣的になってしまった、しなくても良い動きや緊張が原因で、自分がやろうとしていること(ピアノや唄や姿勢)が変になったと気づいているところです。
4か月位前から月に一度、姿勢が気になるといらしている方がいます。
4か月前に最初に来た時の写真が、すぐ下の写真の左側。
その右側の写真は当日の最後に撮った写真で、ビフォーアフターになっています。
月に一回くらい来て頂いた時には、ハンズオンワークと呼ばれている手で軽く触れるワークをしたり、アレクサンダーテクニークでやりたい事の考え方の話をしたりします。
前回からはテーブルワークと呼ばれる、セラピー用ベッドに横に仰向けになってもらって、自分の状態を感じるワークなどもやり始めました。
今月、個人レッスンを受けに来た時、レッスンを受ける前が下の写真の左側です。
最近の普段の姿勢はこんな感じになっていました。
そして下の写真の右側がレッスン後の写真です。
ビフォーアフターを見て変化を確認したんですが、その後で4か月前の最初の写真と比べてみることにして、上の写真を捜しました。
上の写真と下の写真の、それぞれ左側はレッスン前の写真です。
つまり普段の姿勢です。
4か月前と今月を比べると、変化がありますね。
ドアを開けて入って来た時には分かりませんでしたが、普段の姿勢が変わっていることが確認出来ました。
姿勢は自分の使い方の結果そうなった形(状態)です。
知らず知らずのうちに、今の姿勢になるように自分(の筋肉や体)を使っています。
自分が何をしているのかに気づくのは、実は意外に難しいものです。
知らず知らずの癖なので、自分がそんな風にやっているとは思ってませんから。
普通は姿勢は元々そうなっているものと思っている人が殆どです。
でも、自分に気付く練習をすると、気付いた!と思わなくても、変化が現れることがあります。
人の体はさまざまなことに反応しますから。
そしてそれが、今回と4カ月前の写真を確認して分かったことだったと思います。
気付いてなくても変化は起きる可能性がある。
姿勢や歩き方は健康のベースです。
姿勢や歩き方が自然で無駄がなければ、様々なことが上手く行きます。
地味ですけど、自分のベースと整えるのは気分の良いものだと思います。
興味があったらアレクサンダーテクニークを受けに来て下さい。
お待ちしています。
アレクサンダーテクニーク 個人レッスン 5,000円(50分)
初めてのアレクサンダーテクニーク 3回コース 12,000円(50分×3回)
2つ上の音が出ました。
先日のアレクサンダーテクニーク個人レッスンの時の話です。
その日の生徒さんは声楽をされている男性で、2年ほど前から月に1回レッスンに通われています。
(アレクサンダーでは受ける人のことを生徒さんと呼びます。)
レッスンを始めてすぐに体感があって、声を出すのが楽になったと話を頂きました。
そして1年くらい経った頃から、何人かの先生に良くなったと言われるようになったそうです。
暫くぶりに声楽のレッスンを受けた先生からは、どうしたの?以前と全く違、とても良くなっている、と言われたそうです。
それは良かったですね。
なんて話をしながら、継続してアレクサンダーを受けて頂いていました。
昨年のクリスマスに横浜でコンサートがあり、出演するというので観に(聴きに)行きました。
そのコンサートは昨年中頃に合ったコンペティションの入賞者だけが出場できるもので、彼は一番最後のトリを務めていました。
彼はバリトンとして唄っていましたが、まだまだ声は出るような印象を受けました。
荒木は声楽の専門家ではありませんが、体の使い方の専門家として見ると、まだまだ変化が起きる可能性を感じました。
アレクサンダーテクニークの個人レッスンを普通の部屋でやっている関係上、大きな声を出すことが殆ど出来ません。
本来なら声を出せる場所の方が良いんでしょうが、声を出さなくても出来ることもあります。
コンサートの時の声楽の演奏を観た印象から、先月は個人レッスンの内容を少し見直してみました。
そして今月。
先生、2つ上の音が出るようになりました。
声楽のレッスンを受けていて、今までより2つ上の音(声)が出るようになったとのことでした。
まだ少しきつい感じはあるが、今までは全くでなかったので、とても驚いていますとのことでした。
そうなるとクリスマスに唄っていた歌のキー(音程)は楽に出ることになります。
そして、バリトンだった声域がテノールも唄えるかもしれないとのことでした。
彼の歌い方を思い出して考えると、もっと上の声が出ると思っていました。
だから今回は、元々彼が持っていた素養が出て来たということだと思います。
時間は掛かりましたが、こうやって少しずつ変化していくこともあります。
自分の体なのに不思議といえば不思議ですが、それが現れてくる時はとても良いものです。
アレクサンダーテクニークを教えていて良かったと思う時でもありました。
アレクサンダーテクニークはその人が本来持っている能力を、抑えないで使えるようにする方法論です。
いろいろな方法があって試しながら、体験しながら経験して行きます。
自分の体に新しいことが起こっているような感覚になるかもしれません。
でもそれ、元々持っていたことかもしれません。
声楽だけでなく、楽器演奏や、お芝居やダンスなどプロの方。
家事や趣味や歩き方、姿勢やついやってしまうアレなど悩みのある方。
相談してみて下さい。
待ってます。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン 12月終了
毎月1回、第一日曜に大泉学園でやっているアレクサンダーテクニーク・グループレッスン。
先日、今年最後のレッスンでした。
今月のテーマは先月に続いて「歩く」。
そして来月のテーマも「歩く」になりました。
歩くことは動きの基本、立つこと座ることは姿勢の基本です。
何度やっても新しい発見があります。
今月は全身の連動を感じてもらうのに、椅子に座っていろいろやったり、床に四つ這いになってみたりしました。
毎月恒例のアレクサンダーテクニーク・グループレッスンは、誰でも受講することが出来ます。
次回は来年1月10日(日)10:00から712:00まで、大泉学園・てあて整体スクールで行います。(3000円)
興味のある方は問い合わせ下さい。
自分の身体を思い出し、無駄な力をやめて、自分の持っている自由さ楽さを取り戻して下さい。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン
場所 : 東京都練馬区東大泉 5-27-18-A西武新宿線 大泉学園 7分
料金 : 3,000円
問合 : teate@nifty.com
アレクサンダーテクニーク ~ 姿勢と自分の使い方 ~ @NHK文化センター柏教室
2021年1月からNHK文化センター柏教室でアレクサンダーテクニークの講座を行います。
「姿勢と自分の使い方」は今年も同教室でやっていましたが、受講者から継続の声を頂いて再開することになりました。
この時代にありがたいことです。
前回と同様、拙著「『カラダの地図』で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎)」をテキストに、体の仕組みを知ることや自分の身体の感覚を感じることなどを通じて、姿勢や自分の使い方を見直していきます。
JR常磐線 柏駅3分の便利な場所でやります。
コロナでコチコチになった頭と体をほぐしにいらして下さい。
アレクサンダーテクニーク~姿勢と自分の使い方~
正しい姿勢を実感!普段の姿勢や体の動かし方が気になりませんか?
アレクサンダー・テクニークでは習慣的な自分の身体の使い方を見直し、本来の楽な使い方を学びます。
自分を感じるワークでクセや習慣を手放し、忘れていたアノ楽な感じを思い出しましょう。
立つ座る歩く。
自分の姿勢を感じ見直す。
楽器演奏やダンスやヨガなども。
体の見方・捉え方を見直し、今の自分を感じるところから始めます。
難しい講義や大変な運動ではありません。
超簡単な解剖学の話は少々、実際に動いて見たり、動かしてみたり、触れたりする中で、自分を再発見して行きます。
※テキストとして『「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)』を使用します。
※単発受講も可能です!各日程のページよりお申込み下さい(入会不要)
日時 : 1月24日、2月28日、3月28日
10:00~12:00 各日曜
場所 : NHK文化センター柏教室(JR常磐線柏駅3分)
料金 : 10,711円(単発 3,900円)
申込 : NHK文化センター >>> https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1203072.html


ダンサーのヘルスケア 講座のお手伝いでした。
この前の日曜日、NPO法人芸術家のくすり箱さんでやっている「ダンサーのヘスルケア ~トレーナー・医療者のための基礎知識~」の講座のお手伝いをしてきました。
( 講座はコチラ >>> http://www.artists-care.com/item/202008book/ )
ダンサーのヘルスケアのためにアレクサンダーテクニークを紹介するというもので、理学療法士の方々や治療師の方が参加されていました。
荒木はアレクサンダーテクニーク教師として、またダンサーとしての知見からお話をさせて頂きました。
芸術家のくすり箱さんとは設立当時からのお付き合いです。
何度か治療師向けのセミナーに参加させて頂きましたが、昨年からは講座のお手伝いをさせて頂いています。
この日は西新宿の芸能花伝舎にある本部事務所で、オンラインでの講座でした。
準備はしたつもりでしたが、意外に緊張して驚きました。
とは言えお手伝い。
一部の話をした後は、メインの石坪さんの横で話を聞いておりました。
※講座で使ったテキスト【書籍】でもアレクサンダーテクニークの紹介をさせて頂いています。
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-2-18-Ateate@nifty.com
03-3922-7230
自分を信じて良いんですね。
先日、アレクサンダーテクニークを受けた方の言葉です。
今を信じて良いですね。
自分を信じて良いんですね。
人生相談をした訳でも、特にそんな話をした訳でもありません。
身体の使い方のレッスン(アレクサンダーテクニーク)をしただけでした。
荒木のアレクサンダーテクニークのレッスンでは、「観察」「気づき」「インヒビション(抑制)」「ディレクション(方向性・指示)」といった手順を踏むことをします。
全てではありませんが、殆どの生徒さん(受ける方)にそんな話をします。
先ずは自分がやっていることを観察する。
知らず知らずのうちにやっていること、習慣的になってしまって気づいていないことに気づくために。
観察します。
これがなかなか難しいことがあります。
習慣ですから、知らないうちにそうなっている。
それが前提のようになっていたりする。
他の方法や道筋や手順は、ないように感じてしまうこともある。
これ以外出来ない。
”これ”は習慣ではなく、必然で、どうやってやってもこうなる。
そんな風に思ってしまう。
でも、先ずは、そこに気づくために観察します。
観察することで気が付きます。
上に書いたように、知らないうちにやっている。
習慣的になっていて、これしか方法はないようになっていて、動いていても違和感がある訳ではないので気が付きにくい。
それでも気が付くように観察します。
観察しているうちに気が付きます。
あるいは、気が付かないうちに、身体が反応して変化が起きる。
やっていることに気が付くこともありますが、変化に気が付くこともあります。
変化があるということは、事前に何かやっていたということ。
と、変化から元々のやっていることを探ることもあったりします。
やっていることが分かったらやめてみる。
やってしまってからでは遅いこともあるので、やりそうになったらやめる。
やめるためには、ソレが始まる、やっていることが起きる予兆を感じます。
何かをしようとすると、ソレが起きそうになる。
上手くやろうとすると、そうなりそうになる。
そんなことがあるかもしれません。
そこでやめてみる。
荒木の言葉で言えば、諦める。
ソレが起きる前の、元のままにしておく。
ホッタラカシにする。
その上で方向性を思います。
元々、人が持っているものなので、思うだけでOK。
首が自由。
頭は首の上でバランスしている。
背骨が長く、背中が広く。
膝は前に。
そんな方向性(ディレクション)を思う。
思うだけで良いです。
習慣的な動きや考えから離れた状態で、自分が自由になって。
で、やってみる。
そんなことをレッスンでやりました。
そうしたら、「信じて良いんですね。」という言葉が出てきました。
じっくりと自分に向き合った結果なんだろうかと思います。
いつものように、普通にしていることも楽ですが、時間を取って自分と向き合うのも良い時間だなと思いました。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン @ NHK文化センター柏教室
NHK文化センター柏教室でアレクサンダーテクニーク・グループレッスンを行いました。
9月27日(日)で終わる3回コース。
今回が最後のレッスンでした。
参加されていたのは6名。
それにお手伝いのアレクサンダーテクニーク・トレーニーを入れて8名での開催になりました。
今回は拙著「『カラダの地図』で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)」をテキストに、ボディマッピングを絡めてレッスンを進めました。
初回はアレクサンダーテクニーク全体のイントロ、2回目がマッピングで3回目の今回はハンズオンワークの時間を多く取りました。
マッピングは身体の地図ともいわれ、身体の中の骨格や筋肉などが実際にはどんな風になっているのかを、確認していくことで、動きにくい動きが楽になる助けとしようというアプローチです。
身体には実際に動く関節とは違う場所を、動くと勘違いしてしまう場所が沢山あります。
普段からあまり気にしていなければ、分からないまま過ごしてしまいますが、何か症状が出たり使いにくくなったり調子が悪くなったら、見直してみると良いものだと思っています。
「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)>>>にも詳しいので興味のある方は読んで頂きたいと思います。
ハンズオンワークはアレクサンダーテクニークの手法です。
ハンズ(手)のワーク(仕事・作業・任務)のことで、手で触れることでアレクサンンダーテクニ-クをする手助けとするものです。
6人の参加者には荒木の手だけでなく、他の先生の手にも触れて欲しかったので、お願いをして来てもらいました。
事前に聞いていた、アレクサンダーテクニークでやってみたいことや、気になっていることがありました。
姿勢
立ち方・軸
歩き方
そして、体が硬いということも気になっているようでした。
姿勢や立ち方・歩き方などをテーマに身体に触れ、自分を観察し気づき、動いたり止まったりしながら今の状態を感じてもらいました。
これを機に自分の身体のことを気にする時間、感じてみる時間を作ってもらえたらと思っています。
ありがとうございました。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Ateate@nifty.com
03-3922-7230
力を抜くのは難しいのか。
「力が抜けないんですよね。」
よく聞きます。
つい力が入ってしまって、なかなか抜けない。
知らず知らずのうちに力が入っている。
自然に力が入っている。
知らないうちに入っていしまっていた力を、気が付いてから抜くのは難しい。
気が付く前に入れないように、または気が付く前に抜くのは難しい。
まあ、そうです。
でも、良く考えると不思議でもあります。
力を抜くというのは、力が抜けた状態になるというこですね。
力が抜けた状態というには、つまり力を入れていない入っていない状態です。
つまり、何もしていない。
ようするに。
何もしないのは難しい。
と言っているということです。
まあ、それはそうです。
何もしないことは実は難しい。
でもよくよく考えてみると、やっぱり不思議でもあります。
何もしないんだから。
何かやろうとして上手くいかないってことはありますが、何もしないんだから。
何もしないのに、その何もしないのが難しい。
不思議です。
これたぶん人間だけの悩みなんじゃないかと思います。
何もしないのがどうして難しいのか。
一つには意識があるということだと思います。
そして意識下の自律的な生命活動もあるということです。
そして習慣的な使い方てのがあるということです。
何もしないのが難しいのはたぶん、知らないうちにいつものように(習慣的に)やってしまっていることは、意識下の働きでやっていることなので、意識の上で考えていなくてもやっていることです。(例えば力を入れている。)
ようするに知らないうちにやっている。
その知らないうちにやっていることが習慣的な使い方となって、いつもの使い方になっている。
そうすると、その使い方は何かをしている感覚がない。
つまり、力を入れている感覚がない。
あるいは入れようとしてしたこととは考えにくい。
意識上にも上りにくい。
例えば、普段立っている時に、どこかに力を入れているという意識はあまりないでしょ。
でも確実にどこかに力は入っている。
その、知らないうちに意識下の部分で入っているあるいは入れてしまっている力や方法は、意識上にはないんだから抜きにくい。
もう一つ。
何かをする時に、意識的にする習慣というのもあるのかもしれない。
何かをする。
これは意識の上でやっています。
「する。」という意識を、自分の中で確認するために、使っている何かがあると確認しやすいというところもあるかもしれません。
だから、力を抜くのに、力を使って何かをして抜きたい。
でも、良く考えてみると、論理矛盾がありますね。
力を抜くんだから。
力は使わなくて良い訳です。
でも力を使わないと、やった感がない。
何かをしている感覚がない。
自分でやったような気分になれない。
だから、難しいと。
もし、力を抜くことが出来たとしても、自分でやったように思えないし、それは自分がやったことではないように思えてしまう。
すると、力が抜けているのに、いやいや違う、こうじゃない、そうじゃないんです、力を抜きたいんです、でも今のは勝手に抜けただけなんです。
みたいなことですかね。
そこが許せれば良いように思いますし、許すと言うよりそれも自分のしたことですから。
禅問答のようですかね。
アレクサンダーの先生のつっこみはなしでお願いします。
荒木が頭の中で考えていることです。
患者さんやクライアントさんや生徒さんに、話をする時のために、思考練習をしておりました。
体の使い方
最近よく載せるビフォーアフターの写真です。
左:ビフォー 右:アフター
違いは割と分かりやすいと思いますが、左ビフォーは上半身が少し反っている、右アフターは真っすぐに座っている。
ように見えます。
とは言っても、左ビフォーの時にどこかに力を入れている訳ではなく、体を反らせている訳でもありません。
真っすぐに普通に座ってもらった写真です。
アレクサンダーテクニークの個人レッスンを受けに来た方です。
乗馬をされている方で、姿勢を診てもらいたいという訳ではありませんでした。
鞍の上に乗っている時に、脚をもっと自由にしなさいというようなことを言われるらしい。
鞍の上に上手く乗れないと、当然馬にもうまく乗れないことになります。
どうすれば上手く乗れるのかということでした。
てあて整体院には馬はいないので(笑)、椅子に座ってもらいました。
体を少し動かしてもらうと、確かに股関節の動きが気になります。
そこで、座り方をテーマにアクティビティのつもりでワークをしてみました。
(座り方を題材にアレクサンダーテクニークをやてみた)
胴体と脚のボディマッピングを少し話をし、実際に動かしてみました。
その上で手を使ってハンズオンワーク。
自分の体を観察してもらいながら、「カラダの地図」で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)>>> の第3章(85ページ)にも書いた、椅子での姿勢のつくり方のようなことをしながら、椅子に座ってもらいました。
終わって取った写真が右アフターです。
「どこにも力が入っていない。」
というのが感想でした。
ここがポイントです。
最初の写真、左ビフォーでも「どこかに力を入れている訳ではなく、体を反らせている訳でもなく」真っすぐに普通に座ってもらっていました。
本人の感覚的にはそれが普通。
ところが、右アフターになると、「力が入っていない、力が抜けている」ことに気が付きます。
ということは、その前の左ビフォーは?
力が入っていたのかもしれないということになる。
そうなんですねぇ。
そう言えば、そうなんだろうか・・・
というのが感想でした。
そこを観察して気が付くところから始めたい、というのが荒木のアレクサンダーの入り口になることが良くあります。
気が付くのがいつになるのかは人によって違いますが、自分を観察することを面白がってもらいたいと思っています。
この椅子の座り方で気が付いた体の感覚を大切に、乗馬をしてみた感想を次回は聞かせてもらえるそうです。
乗馬はアレクサンダーテクニークと関係が深いと聞きます。
どんな感想が出て来るか。
とても楽しみです。
てあて整体院ではアレクサンダー・テクニ-クの個人レッスンやグループレッスンを受けることが出来ます。
なんとなく体の使い方がギクシャクしている。
上手くいかない。
楽器演奏や声が出にくい。
人前で緊張する。
ダンスやスポーツの体が気になる。
姿勢や歩き方が気になる。
単純に自分の体に興味がある。
ご希望の方は問い合わせ下さい。
てあて整体院
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
teate@nifty.com
03-3922-7230
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン
今日は月例のアレクサンダーテクニーク・グループレッスンでした。
いつもは6名の参加で行われているんですが、新型コロナウィルス感染症の広がりもあり、今日の参加は2名でした。
それぞれの事情があり考え方がある中、2名参加されるとのことでしたので、開催することにしました。
ちょうど3名位までであれば、ソーシャルディスタンスも取れますから。
てあて整体スクールの部屋は夏の午前中は日が当たらず涼しいので、窓を開け扇風機をかけっぱなしで風の通る状態にし、換気を取りながらやりました。
今月から拙著「『カラダの地図』で疲れ・不調・故障が消える!(さくら舎刊)」を使ってのレッスンです。
第1章から第3章まで話をしたり、確認をしたり、少し触れたりしながら行いました。
どうしてこの本を書こうと思ったのかが第1章です。
誰しも目から入る情報を元に日々生活しています。
自分の体についても、見た目から判断した認識や常識と思っていることを元に動かしています。
指や腕は、手のひらや胴体から出た細い部分に名前がついているし、見た目も細くなっています。
言葉でも分けられ、見た目からも別ものとみえると、そこが別々に動くように思います。
それはまあ当然のことです。
でも、手指はどこから曲がるかというと、手指の付け根ではなく、手のひらから曲がるように出来ています。
指の第三関節は手のひらの中にありますから。
腕も同じで、肩から先だけが腕として動くと思いがちですが、実際には胸の中央にある胸鎖関節から動くように出来ています。
ただし、見た目はそうは見えないですけど。
そんな勘違いというか認識の違いを確認するだけで、動かし方を変えようと思わなくても、動きが変わる。
ということを伝えたくて書きました。
この本に書かれていることはほんの一部です。
自分でも動きが気になる場所があれば、調べてみて動かしてみて確認するだけで、動きが変わるかもしれない。
そんな話をしました。
第2章・第3章は、首から頭と胴体の話。
ここはハンズオンワークなどしながら、自分の体を確認して行きました。
(ハンズオンワークはアレクサンダーテクニークの手法の一つで、触れることで自分に気づいてもらったりします。)
今日の体はやはり少し緊張があるように感じました。
コロナのこともあるんだろうと思います。
気が付いていないけれど、硬くなったり動かなくなったりしています。
そのことを何とかしよう、ということではなく、自分がやっていることに自分の体が気が付くように。
観察をしながら動きに注目する練習をしました。
頭と首の話をしながらハンズオンをし、首の自由さをイメージしてもらい、首頭からつながる背中のことを想ってもらいました。
あれ~これだと反っている感じがします。
というのが写真の座り方になった時の感想でした。
自分のイメージと感覚とがどんな関係になっているか知ってもらいたくて、写真を撮ってみてもらいました。
あれっ反ってないですね。
へ~そうなんですね。
という感想。
そうなんです。
自分の感覚がそのまま正しいという訳でもないかもしれませんね。
という話をしました。
かと言って、反るぐらいにすると、こんな風に真っすぐになる、というのではないので、そこのところは確認が必要です。
最後にライダウンという手法をしてみました。
家に帰っても出来る、自分を感じる方法です。
何度かやったことはありますが、つい忘れがち。
たまに確認のためにやってみると、自分の状態が分かることが分かりました。
今日は2時間ゆっくりと体の状態を観察したり、動いたりしてみたので、横になると背中の広がりが分かりやすいとのことでした。
来月は9月6日(日)です。
情況がどうなっているか分かりません。
ひょっとしてまたオンラインレッスンにするかもしれません。
いずれにしても、たまに自分のことを観察し感じる時間が必要ですね。
ということで終わりにしました。
お疲れさまでした。
このグループレッスンに興味のある方は問い合わせ下さい。
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