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アレクサンダー教師はどうしてピアニストもバイオリニストもダンサーも俳優も乗馬の選手も見られるのか。

読了までの目安時間:約 4分

アレクサンダー・テクニークにはさまざまな人が受けに来ます。
荒木のところにも本当にいろいろな人が気まました。
ピアニスト、バイオリニスト、ギタリスト、声楽家、ダンサー、俳優などなど
アレクサンダー教師はこれらの人たちにアレクサンダー・テクニークを教えます。
受けに来る人たちは生徒さんと呼ばれ、アレクサンダー・テクニークの使い方を学びます。
でも、アレクサンダー・テクニーク教師はピアノやバイオリンやダンスなどの専門家ではありません。
もちろんそれらの専門技術を知っていたり自分自身もやっていることもあります。
でも全てをやっているということはもちろんなく、ひとつひとつの技能については門外漢です。
では何故、アレクサンダー・テクニーク教師はピアノやバイオリンや声楽のプロでもないのに、ピアニストやバイオリニストや声楽家に教えることが出来るんでしょうか。


一言で言えば、それら全ての人に共通することのプロだからと言えます。


それら全ての人に共通することって何でしょう。
ピアニストでもバイオリニストでも、声楽家でもダンサーでも俳優さんでも。
共通しているのはそれぞれの体やその人自身を使って何かをしているということです。
その人自身や体の使い方が共通していることなので、そのことについてアレクサンダー・テクニーク教師はプロだと言えます。


でも、それぞれの体の使い方は違います。
バイオリンの弾き方とピアノの弾き方は違います。
ピアノの弾き方とダンスの踊り方は違います。
それのどこに共通している部分があるんでしょう。
視点を少し変えてみると分かります。
ピアノもバイオリンも指の曲げ伸ばしをします。
では、ダンスと声楽にも共通する部分があるんでしょうか。
筋肉を使っているという点と何かをしようと思ってしているという点です。


アレクサンダー・テクニーク教師はピアノやバイオリンやダンスなどの、それぞれの技法を教えているのではありません。
その人自身の使い方を教えています。
自分の使い方。
自分で自分をどう使うかという方法。
そんなの分かってる!
はい。
確かに。
分かっている。
つもりになっている。
だって、分かっているんなら出来るはずでしょ。
でもそれが出来ない。
つまり自分で自分を使って上手くいったと思っているのに、上手くいかないからアレクサンダー・テクニーク教師が登場する訳です。
分かります!?


人には独特な自分の使い方があります。
何かをやろうとするとつい出てしまうクセのようなもの。
そのクセに気づいて、気づいたクセをやめてみる。
そういう手法をとったりします。
やってることをやめるんだから、新しい何かを教える訳ではない。
だからピアニストだってダンサーだって教えられます。
新しいピアノの弾き方や新しい踊り方を教えるのではなく、今やっている無用なことをやめるお手伝いをする訳ですから。
でも、やらなくても良いけどやっている何かもそれぞれの技法やテクニックでしょ。
確かにそうです。
それをどう見つけるのか。
テクニックや技法の見極めが必要か。
いえいえ。
テクニックや技法では見極めません。
不要であったりいらないテクニックや技法をしてしまう時に独特の体の使い方を見極めます。
そう、今、ここ、これこれ、みたいな。
そんな瞬間を捉えます。


アレクサンダー・テクニーク教師は、そういう見極めの訓練は受けています。
だからダンスが踊れなくてもピアノが弾けなくても指導することが出来ます。

選択は自分にある

読了までの目安時間:約 3分

呼吸の勉強をしている患者さん。
いつも色々な話をします。
整体を受けた後にアレクサンダー・テクニークのワークを少しだけやったりします。
今日はアレクサンダー・テクニークの話も少ししました。


アレクサンダー・テクニークを一言で言うと「レディネス」
ふたことで言うと「インヒビションとディレクション」


アレクサンダーさん本人に誰かが聞いたら、そう答えたという逸話があります。
レディネスって何でしょうか。
準備されている状態。
でも何かに対して準備されていると言うより、なにに対しても準備されている、全てに開かれた状態。
と思っていた時期もありました。
でも、今は少し違います。
準備をする前の状態。
言葉にするのは難しいですね。


では、インヒビションとディレクションは何でしょう。
インヒビションは抑制などと言いますが、立ち止まることのように捉えています。
何かの刺激にたいして起こしてしまう、習慣的な考えや習慣的な行動を、一旦立ち止まって、本当にそれは必要なのか、そうでなければいけないのかと感じ直す余裕を持つための、立ち止まり。
ディレクションは自分が生まれながらに体に持っている動きの質を表す方向性。
体は縮こまるようには出来ていなくて、どちらかと言えば外に向うような方向性が備わっている。
それを思い出すことをディレクションと。


ポイントは選択出来るということです。
何かをするときに、コレしか出来ないというのは嫌ですね。
ひょっとして他にも方法があるかもしれない。
キーボードを打っていると肩に力が入る。
どうしても入ってしまう。
他に方法がない。
というのだと嫌ですね。
キーボードを打っても肩の力が抜けていることがあったとしたら。
そりゃ抜けている方が良い。
と思います。
でも、ポイントはその先にあって、肩の力を抜いても出来るし、肩に力を入れても出来る。
どちらを選ぶか選択することが出来る。
ここがポイントだと思っています。


良い悪いとか常識とか。
時と場合によって変わります。
こうするのが常識とか、こういう時はこうするのが良いとか。
時と場合によって変わるかもしれません。
いつもこうだと思っていることから抜け出して、自由に選ぶことが出来るとしたら。
いろいろと楽になって来るような気がします。


というような話を患者さんとしました。
ハンズオンワークというアレクサンダー・テクニークの手法を使いながら。
そうすると体でも感じ、頭でも考え。
いろいろと納得して自問したりしながら帰られました。
良いワークだったかなと思います。

セラピストのためのアレクサンダー・テクニーク

読了までの目安時間:約 4分

今日は宇都宮ここからいふ広場さんでアレクサンダー・テクニークのグループレッスンでした。
参加された方々全員がクラニオセラピーのセラピストさん達です。
ここからいふ広場でやっているセラピスト養成コースで、荒木の解剖学とアレクサンダー・テクニークと体の使い方などの講座を受けるように!と言うことになっていて定期的に伺っています。
今日は4人の参加でした。
今回の要望はクラニオをしているときの姿勢について。
既に何度かアレクサンダーのレッスは受けていただいている方々でしたが、やっぱり目の前にクライアントさんがいると変わるとか、新しい手技などをやろうとすると変わると言われました。
そこで先ずは自分に居ること、自分を感じること、今ここを感じること、をテーマに始めました。


ここからいふ19031

写真のように目の前に誰もいないで立っている時には、自分に居ることも難しくありません。
自分に居る、とは自分の感覚を忘れず、新しい刺激に無意識に反応しない、ような状態のことを言っています。
このあとそれぞれの前に一人ずつ患者さん役として寝てもらいました。
そうすると、つい目の前で寝ている人に気持ちが言ってしまう。
体も前のめりになってしまったりします。
先ずはこの目の前の患者さんと言う刺激に対して、自分で居られるか。
そんなことをしました。
ハンズオンワークをしたり声かけをしたりして、自分がどうなるのかを感じてもらうことも大切な経験になると思います。
次はセラピーをしている時をテーマにしました。
先ずはいつも通りに相手の首頭に手を置きました。
次に自分に居ることを最優先に、相手の首頭に手を置いてもらいます。


ここからいふ19032

この時点で既にやっている側は、背中や首が楽になり手を当てるのがスムーズになったとのことでした。
受けている人の感想としては、いつも通りよりも手が柔らかくなったと言うことでした。
ここでハンズオンワークをし幾つかのアドバイスをしました。
体は部分全体を使うことや、手や腕や背骨のマッピングなど。
そしてもう一度立って、座るところから始めて触れてもらいました。


ここからいふ19033

今度もやっている側は少し背中や首の後ろが楽になって、手がフィットするようになったとのことでした。
受け手は手がスムーズに入ってきて、密着度が上がり頭がフワッと軽くなったように感じたとのことでした。
本人達は写真を見ていなかったので、上の写真と合わせて見てもらうと、わぁぁぁぁ!!と驚きの声。
二回とも少しずつ楽にはなっていたけど、見た目がこんなに違うとは思ってもみなかったとのことでした。
背中を伸ばすとか、首を楽にとか、そういう指示ではありません。
先ずは自分に気が付いていること。
目の前の患者さんやクライアントさんという強い刺激に無意識的に反応しない。
その上でディレクションと呼ばれていることなどを頭に置いて、体全体を使ってセラピーをやっていく。
そんなことを確認して終わりました。


写真で見ると変化は大きいですね。
でもそれよりも自分の体に気がついていることや、無理をそのままにしないことなどが良かったと思っています。
ここからいふ広場での講座は次は5月か6月です。
たぶん解剖学の講座になると思います。
一般の方も参加出来るので興味のある方はFBやこのブログなどチェックお願いします。

アレクサンダー・テクニーク授業がある整体スクール

読了までの目安時間:約 4分

てあて整体スクールには幾つかユニークな授業があります。
中でもアレクサンダー・テクニークの授業をやっているのは、たぶん日本で唯一だと思います。
アレクサンダー・テクニークも整体学校や整体スクールもあるのに、両方を組み合わせたスクールはありません。
そもそもアレクサンダー・テクニーク教師で整体師と言う人が数人しかいないと言うことが原因だろうと思います。
アレクサンダー・テクニークと整体やカイロプラクティックなどの手技療法は親和性がとても高い。
手技療法は出てしまった痛みをなくしたり軽くしたりします。
その上でアレクサンダー・テクニークは無理のない身体の使い方を知ることが出来ます。
整体師も身体の使い方やストレッチやトレーニング指導をしますが、アレクサンダー教師はまた違ったアプローチをしています。


てあて整体スクールでアレクサンダー・テクニークの授業をやっているのは2つの理由があります。
1つは患者さんの見方やアドバイスの方法の参考にするため。
もう一つは整体師自身が自分の身体の使い方を見直すためです。
アドバイスの方法として幾つかのことを言っています。
一つはマッピング。
解剖学的な身体の見方です。
普段、目から入ってくる情報や常識と思っていることから、本当は動くべきところを動かしていないようなことがあります。
腕と言うと脇から先の胴体よりも細くなったところ、と思います。
見た目はそうでそのこと自体そう思うこと自体が悪い訳ではありません。
でも実際は肩甲骨も腕の一部として上下や左右や前後に動くことを忘れがちです。
それを解剖学のテキストや実際に動かすことで知ってもらう。
アレクサンダー・テクニークではありませんが、アレクサンダー教師も使う手法です。
このマッピングの意味を知って指導するかどうか。
そこは大きなポイントになります。
また、「どうするかではなく、今やっている無駄なことをやらない。」と言うようなアプローチもアレクサンダー的だと思います。


整体師自身が自分の使い方を見直すことは大切です。
毎日、自分の身体を使って整体をする整体師が、身体の使い方が間違っていたら、身体を壊してしまいます。
疲れも大きくなりやすく、せっかく整体師になっても続けられないと言うようなこともあります。
だから自分の使い方を見直す。
開業して長い先生はそれぞれに自分の身体の整え方を持っています。
その一つとしてアレクサンダー・テクニークを受けておく。
誰でも出来るポイントを幾つか書いておきます。
アレクサンダー・テクニークを受けられなくても、抑えておけば身体は少し楽になるかもしれません。


・首を自由にさせておく。
・身体全体を使う。


首の周りが固まっていると、全身の動きに影響が出ます。
首がそこからどんなことも出来る状態。
力が入っていないことを確認しながら施術をしてみます。
身体全体を使うとは、例えば手だけだとか腕から先だけだとかで施術をしないと言うことです。
手を動かしている時でも、足関節・膝関節・股関節・背骨一つ一つの骨は動いています。
その動きを制限しない。
動けるままにしておいてあげる。
そうやって全身の関節が動ける状態で、一つ一つを全部使いながら全体で動いていきます。


試してみて下さい。

今を生きる

読了までの目安時間:約 4分

夏にアレクサンダー・テクニークの国際認定機関のアセスメント(評価)を受けました。
アセスメントを3人から受けてOKが出ると、その国際機関から認定されたアレクサンダー教師になります。
一昨年昨年と続けて受けたので後一人で認定教師になりますが、次はいつ受けるのかまだ決めていません。
二人にOKを頂いたし、自身の教師認定に別に4人にサインを頂いているので、あえて必要なのかとも考えています。
でもアセスメントには認定を受けることの他にも沢山の良いところがあります。
自分の足りないことが分かるし、必要なアドバイスをもらえたりします。
落とすための試験、ではないんですね。
これまでやってきたことの確認のような作業です。
昨年のアセスメントの時に印象的なことを聞かれ答えました。


「アレクサンダー・テクニークを学んでどうなりましたか?(アレクサンダー・テクニークを学んでどうでしたか?)」


という問いでした。
何でもない問いですね。
アレクサンダー・テクニークを通して分かったこともあるし、これから考えなければいけないこともある。
でもその時に考えたのは別のことでした。
自分はどう変わったんだろう。
アレクサンダー前とアレクサンダー後では何が違っているだろう。


人は変わらないと思っています。
本質的には変わらない。
でも生き方や考え方は変わります。
行動もそうです。
いやいや生き方や考え方や行動が変われば、人は変わったことになる。
はい。
だから人から見れば変わるのかもしれない。
でも本質は変わっていない。
というのが持論です。
変える必要はないし変わらないし変えられない。
行動出来なかったことをするようになったら、行動出来るようになったと言われます。
でもそれは出来なかっただけで、やりたいとかやろうとかは考えていたことです。
ずっと。
だから人は変わらないと思います。
では何が違っているんだろう。
アレクサンダー前と後で。


「 私は準備をする人でした。
何事にも準備をする。
考えられる全てのことを想定し対処を考えていました。
考えられないことが起きた時のことも想定して、その場合の対処も考える。
そんな人でした。
それが今は違っている。
いや全部ではありませんが、違うようになってきました。
そうしたと言った方が良いかもしれない。
そんな風に変わりました。」


それが答えでした。
アセスメントをしてくれたスイス人の女性はにっこり笑って言いました。
「私もそうだったのよ!」
しばらくその話をしました。
楽しいでしょ。
それが。
そうなのよ。


アレクサンダー・テクニークは今を生きる術かもしれません。
何かの為の準備ではなく、今に居ること。
ちゃんと今にいることで、何かに色付けされた考えではなく、まっさらな初めての考えが出てくる。
自分本来の考えや行動です。
それはなかなかスリリングですけど、楽しくもあります。

アレクサンダー・テクニーク アクティビティー

読了までの目安時間:約 2分

クラニオ

アレクサンダー・テクニークは自分の使い方のワークなんて言います。
この説明ではどんなことするのか分からないですね。
それで写真を載せました。
左がビフォーで右がアフターです。
クラニオ(頭蓋仙骨療法)をやるときの格好を、アレクサンダー・テクニークを使ってやってみるとどうなるか。
やってみた結果がこれです。


アクティビティー


と言います。
実際の動きや動作や困っていることをやってみながら、アレクサンダー・テクニークを使うことです。
ビフォーとアフターの間に荒木がアレクサンダー・テクニークを指導しています。
アレクサンダー・テクニークの指導は手で触れたり、言葉かけをしたりします。
先ずはそうやって自分の状態に気づいてもらうんですね。
そこから「やっていることをやめる。」と言うことをします。
ここがちょっと他と違いますね。
上の写真なら、アフターは背中を伸ばしているんでしょ、と思われると思いますが、本人は背中を伸ばしている訳ではありません。
そこがアレクサンダー・テクニークの面白いところです。
自分がやっている何かをやめることで元々の動きが出てくると言うものです。
今回のアクティビティーで言えば、知らず知らずのうちに背中を丸くして胸を狭くしているのをやめたら、背中が元の方向に戻ってきた、と言うような感じです。


12月13日に宇都宮ここからいふ広場でアレクサンダー・テクニークのグループレッスンをしました。
次回は同じような内容で2019年3月1日を予定しています。
アレクサンダー・テクニークは大泉学園の【てあて整体院】でいつでも受けられます。
何だか上手くいかないことがあったら相談してみてください。

習慣的な考え方や行動

読了までの目安時間:約 3分

アレクサンダー・テクニークでは習慣的になってしまった考え方や行動から、離れてみると言う方法をとることがあります。
分かりやすい例を取ると、椅子から立ち上がる時、立とうと思った瞬間に習慣的に上を向いて、そこから立つ人がいます。
良く考えるとこれ合理的ではないんですね。
立ち上がるんだから上をむくのは普通。
と思いがちですが、上を向くと後頭部は後ろで下に下がります。
首の骨(頚椎)は前に湾曲があるので、後頭部が下がるのに従って首の骨の湾曲が強くなります。
前の湾曲が強くなると、その下に繋がっている胸の骨(胸椎)を下に押す力が働きます。


立ち上がろうとしたのに、頭が上を向くことで、背骨は下に押し付けられる格好になる。


spine

不思議ですけど、そうなります。
そこで習慣的になってしまった、上を向くと言う行動から離れてみます。
まだどうすれば良いか分かりませんが、立ち上がる=上を向く、と言うのだけはやめてみる。
そうすると、今度は立ち上がるってどういうこと!?と言う話になります。
立ち上がると言うことは、座っているところからだと、脚を伸ばすことです。
脚を伸ばすとは、股関節・膝関節・足関節を伸ばすということです。
でも、座ってお尻に体重が乗ったままでそうすると、椅子から脚が前に伸びるだけです。
なので、先ずはお尻から体重を足裏に移動します。
そこからですね。
その時(お尻から足裏へ体重移動)にやることは、体重の移動であって立つことではありません。
だからただ体重を移す。
体重を移して足裏に体重が乗ったら。
そこから股関節・膝関節・足関節を伸ばしていく。


そうすると習慣的になっていた、上を向くということは必要がなかったかもしれないということになりました。
絶対にそうかどうかは分からないし、好みの問題もあるかもしれない。
だからここはひとまず選択肢が増えたと思っておきましょう。
そんなことをアレクサンダー・テクニークではやっています。


なんか面白いですね。
僕は少なくとも面白い。
この習慣的になってしまった考え方や行動から離れてみる。
というのは色々と応用出来そうです。
いつもそうしてしまう。
普通こうだろう。
という方法ではない方法。
上手くいかない時には考えてみると良いと思います。

疲れないカラダの使い方図鑑

読了までの目安時間:約 2分

疲れないカラダの使い方図鑑

アレクサンダー教師の大先輩である木野村さんが本を出版しました。
彼女とはワークショップや個人的なセミナーで何度もお会いしていますが、最近になってこの本を出されたことを聞きました。
ご本人の希望もあって直接書店に行って買いました。
皆さんももし買う場合は、書店に行って買ってもらえると本人も喜びます。
(紙の書籍を置いて下さる書店を応援したい、とのことです。)


内容は日常的なカラダの使い方を解説したものです。
基本的なカラダの使い方から始まって、日常の動作についても書かれています。
ベースに流れているのはアレクサンダー・テクニークの考えですが、とても分かりやすく解説されています。
アレクサンダー・テクニークと言うと、まだまだ聞いたことがない人も多く、どんなものかを説明したり考えたりするだけでちょっと難しそうなイメージがあるかもしれません。
でもこの本はそんなことは全くなく、言葉選びが的確で、す~っと伝わってきます。
そして個人的にはイラストが良い。
はまりました。
良くない例を描いてあるイラストは、ちょっと悪意があるような引っかかるような絵です。
綺麗で見やすくスムーズに頭に入ってくる絵でも良かったんでしょうが、それだとす~っと入ってす~っと抜けていく。
だから敢えてちょっと引っかかる絵にしたんではないかと、読みながら見ながら思いました。


日常的に疲れがたまる人。
なんとなく上手く行かないことがある人。
だけでなく。
セラピストや整体師にも読んでもらいたい内容です。
患者さんやクライアントさんにカラダの使い方を教える時にとても参考になると思います。


※ 書店が遠い人こちらから >>>

NHK文化センターでアレクサンダー・テクニーク講座をやってきました。

読了までの目安時間:約 3分

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NHK文化センター光が丘教室でアレクサンダー・テクニークの講座をやってきました。
こちらでは3年半前から講座を担当しています。
皆さんかなりベテランばかりですが、毎回、いろいろと発見してもらえているようです。
今日は年末最後ということもあって、ベーシックな内容にしようと思いました。
アレクサンダー・テクニークは姿勢術とも言われることがあります。
姿勢だけではなく動きや体の使い方など様々なことを扱いますが、姿勢もその一つということですね。
そこで姿勢から立ち方・座り方・歩き方など、基本的な動きを題材にしようと思いました。


先ず荒木が立ったり座ったりをするので、その特徴を探して下さいと話をしました。
本当は一人ずつ立ったり座ったりして、みんなで特徴をと思ったんですが、人に何か言われるのは嫌だと言う人もいるので、荒木がその題材になりました。
立ったり座ったり。
繰り返した後にどんな風に見えたか聞きます。
いろいろとあってとても面白い。
自分では全く気がつかない特徴がありました。
「執着がない。」と言われたのは笑いました。
立つことや座ることに執着していなくて、スーっと動いたら結果立っていたみたいに見えたようです。
たしかに「立つ」という動作をするのではなく、体重移動や膝や股関節の曲げ伸ばしをしている、その曲げ伸ばしなどの動きが楽かどうかはチェックしているし、その間に首や頭付近が硬くなっていないかは気にしています。
一つ一つをやっていくと結果に繋がる。
アレクサンダー・テクニークでもそんなことを言います。
次にそれを真似して立ったり座ったりしてもらいました。
見ていると本当に似ていて驚きました。
ダンスや芝居をしている訳でもないのに、皆さんよく似ている。
不思議ですね。
次には立つ座るではなく、歩いているときの特徴を見てもらい同じように話を聞きました。


後半はハンズオンワークという手法で、椅子から立ってもらい歩くところまでの一連を全員にやりました。
最後に感想を聞きます。
皆さん色々なことに気がついていました。
NHKの講座は毎月1回あります。
来年は1月20日(日)にあります。
アレクサンダー・テクニークを受けたことがないという方は、NHKのグループレッスンから始めてはどうでしょう。
また、てあて整体院(大泉学園・千種)でも個人レッスンを受けられます。
初回だけ1回3、000円、3回10,000円です。
アレクサンダー・テクニークは自分に気が付くところから始めます。
上手くやる方法を闇雲に学ぶのではありません。
どうしてこうなってんの?みたいなことを知りたい方もどうぞ。
お待ちしています。

上手く行かない時に気をつけてみること。

読了までの目安時間:約 4分

昨日、アレクサンダー・テクニークのグループレッスンを宇都宮でやりました。
参加された方々がいろいろだったので、アクティビティーをやってから話をすることにしました。
アクティビティーとは実際の行動や動作などを題材にして、アレクサンダー・テクニークのレッスンをするものです。
今回はアレクサンダーを使って普段上手く行かなくて困っていることをやってみました。
昨日は掃除機をかけると背中が痛くなる人、介護の仕事でベッドに寝ている人を起こす時に腰が痛くなる人、お菓子作りの時にボールにいれた粉などをかき混ぜていると肩が凝るという人でした。
それぞれその動きや動作をやってもらい、ポイントポイントでアレクサンダーを使ってみるようにしました。


アレクサンダーを使ってみるというのは分かりにくい表現ですね。
アレクサンダー・テクニークのやり方で困っていることをやってみるということになります。
実際に掃除機をかける時のことで言えば、先ずは自分の状態に気が付くこと。
何かをやっていたらそれをやめてみることなどです。
気が付くのもやめてみるのも自分です。
荒木がソコをこんな風にしてとは言いません。
自分で自分を変えるところが醍醐味ですね。
言葉では説明しずらくて申し訳ありませんが、難しいことをやっているのではありません。
あまり気にしていないことを気にするので、やったことない感があって難しく感じるかもしれません。
3人のレッスンをしてみて、全員に共通することがあったので書いておこうと思います。
上手く行かなくて困っていることがあったら、気をつけてみて下さい。


体全体を使う。


どんなことをするにも実は体全体を使っています。
でも感覚的には手だけだったり、腕だけだったり脚だけだったり。
掃除機をかけるのであれば、ホースの根元を持っている手で動かしているイメージがあるかもしれません。
それを全身でやっているとイメージを変えます。
全身でやっているイメージが分かりにくいなら、両足・両膝・両股関節・上半身(背骨やお腹や胸)・両腕・首・頭が全部動いているのに気がつきます。
実際、全部動いているんですが、手だけを使っていると思っていると、膝や脚をイメージ出来ないことがあります。
そうなるとたまに、膝や脚を固めてしまって動きにくくしていることがあります。
全身は連動している!なんて思う必要はありません。
手から遠い脚や足や膝や股関節を忘れないで、掃除機をかけてみる。
そうすることで、力が全身に分散したようになって楽になることがあります。


手順を踏んで一つずつやる。


どんなことも一つ一つの手順の先に結果があります。
介護の現場でベッドで患者さんを起こすには、先ずベッドのある部屋に行かなければ行けません、部屋に入ったらベッドの横まで行かなければいけません。
患者さんを起こすには、膝や足首や股関節を曲げて体を前傾させ、患者さんに近づき、腕を伸ばして患者さんを抱え、その後に起こす動作があります。
それを部屋に行く前から、前のめりになって体を前傾させてしまう人がいます。
ベッドの横で近づく前に腕が前に出る人がいます。
一つ一つのことを手順を追ってやって行けば、最終的には目的は達成されます。
目的だけを頭において行動するんじゃなくて、一つ一つのことを楽にやりながら最後までやってみましょう。
目的は手順の先にあります。
一つ一つのことに意味があります。
すっ飛ばさないで、足元から積み上げていきましょう。


割とどんなことにも通じると思います。
体を使うことだけでなく、頭で考えることでも同じかもしれません。

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