名古屋に来ています。
正確には三重県四日市に来て名古屋に来ています。
四日市は実家です。
昨夜、実家につきました。
帰ってきたと言うんでしょうか。
最寄駅から実家に向かう道すがら、不思議な感覚になりました。
2月末に実家から母を埼玉の自宅に連れてきました。
なので実家には今は誰もいません。
誰もいなくなった実家に最寄駅から向かっていると、実家に”帰って”来たのか、実家に”行く”のか分からなくなりました。
いや、同じ事でしょう。
帰るも行くも。
でも帰るだと、誰かがいるような感じがします。
今は誰もいない。
誰もいない家に行くのは、帰るのか行くのか。
ま、どってことないですね。
そんなこと。
でも、意外に気になります。
気になって、なんだかなと思います。
なんだかなは、特に悲観的でも楽観的でもない感覚です。
なんだかなです。
今日から名古屋で整体スクールと整体院の仕事です。
これもまた不思議な感覚です。
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母と暮らして10日間 老化と病気について考える
母と暮らして10日間
老化と病気について考える。
ちょっと長いです。
47年ぶりに母と同居を始めて10日が経過した、
47年前は父と弟と妹がいて母と5人で暮らしていたが、今回は場所も三重県から埼玉に変わり家も若干狭くなり、妻と母と3人で暮らしている。
何よりも40代だった母は90代になり、10代だった自分は60代になった。
2月に母が三重県の病院に緊急入院して2週間で退院し、10日経って埼玉に引っ越してきた。
実家はまだそのまま、だけど母とは同居が始まることになった。
三重で担当してもらった医師も、埼玉に来て担当してもらっている医師も同じような話ぶりで、同じような内容の事を言う。
データが同じなんだからそう言うことになるんだろう。
このところの母の様子。
朝、7時過ぎに部屋に入ると、布団からチラとこちらを見て微笑む。
もう着替えとるんやで。
ちょっと寒いからな。
どこかにつかまりながら、のそのそろ起き出して、テーブルの上の水を少し含むとトイレに行く。
長いなぁと思う頃に出てきて椅子に座る。
今日はなぁ2時と4時と6時に起きて、よう寝たわ。
ああ、幸せ。
と言いながら、ぼんやりする。
認知症の症状は全然ない。
普通に話が出来て、普通に記憶も正しい。
少し耳が遠い印象があるが、それも声を少し大きくすると伝わる。
引っ越しをして来てから、役所に行ったり病院に行ったりで、午前中は外出する事が何度かあった。
帰ってくると、ちょっと疲れたと言って横になる。
すぐグウグウ小さなイビキをしながら寝る。
30分前後横になっていたと思うと、目を開けて、よう寝た、という。
起きて椅子に座り、数独やナンプレなどの書き込むクイズをやっている。
ボケたら面白ないからな。
施設とか入るの嫌やし。
引っ越しの前もこちらに来てからも、来訪者が多い。
周りの人に愛されて来たのが本当によくわかる。
誰かが来るとひとしきり話をする。
少しずつ調子が乗って来て、10年ほど若くなったような話ぶりになる。
終わって帰ると、ちょっと疲れたと言ってまた横になる。
すぐまたグウグウ軽くいびきをかいたりしながら、20分30分寝ている。
目を覚まして、水を飲みトイレに行って低い椅子に座る。
人が来たり、どこかに出かけたりすると、1時間に対して1時間は横になって休む。
バランスをとっているのか、それが今の体の自然なのかと思う。
食事は3食きちんと食べる。
少し量は減っているが、ダイエットをしている20代よりはよっぽど食べている。
おかずを箸で小さく刻んで口に入れる。
パンはちょっと硬いなと言いながら、紅茶に浸して美味しそうに食べる。
ああ幸せ。
私、本当に幸せやわ。
お嫁さんと暮らすと大変やって聞いてたけど、全然優しくてよかった。
血圧を測り体重を測り、塩分に気をつけて調味料を減らしている。
三重の医師も埼玉の医師も同じような内容を話す。
心不全の症状は薬で良くなっているが、いつまた何が起きるかわからない。
心臓の器質的な問題は悪くなる事はあっても良くなる事はない。
三重の医師に入院1週間目に母と最初に説明を聞いた時は、5年生存率の話が最初で、この病気は悪化をしていって入退院を繰り返すという話が最初で、でも手術や様子を見ながらという人もいるというような話をされた。
埼玉の医師も似たような内容で、心臓の気質的な問題はかなり重篤で重症に分類される。
開胸手術は年齢的に危ないので、カテーテルの可能性はある。
手術しない場合は?と聞くと、ピンピンコロリで突然死、あるいは突然意識がなくなるとか突然苦しくなるとか、または入退院を繰り返すことになるというような話を、母の目の前で開口一番に話をしていた。
さすがに動揺した母が涙すると、少し話ぶりが変わって、手術しない場合はかかりつけ医を見つけていくのか、入院が可能な総合病院を探すのか、訪問医療を考えていくのか、いずれにしても自分が責任を持って一緒に考えますという話になって来た。
老化と病気について考えた。
母は病気なんだろうか。
確かに心臓の器質的問題は、問題としてはかなり重篤だろうと思う。
しかし、とも思う。
人は年を取ればシワになる。
シワが深い人が病気だとはあまり思わない。
骨が変形する人もいる、というか高齢になれば全員が骨は変形している。
では、骨の変形は病気なのか。
確かに膝に痛みがあって歩けなくなったりした場合、骨の変形が原因なら、それを病気として人工膝関節に置換する事はある。
心臓についてもそうなんだろう。
器質的な問題があれば、それを病気として置換する何かを入れる。
難しい問題のような気がする。
年齢を受け入れて、そのままにする判断はあるんだろうと思う。
今の母の生活ぶりを見ていると、今の自分の心臓で生きていけるような生活のように見える。
いやいや突然なにが起こるか分かりません、という医師の声も分かる。
でも今の生活が今の彼女の体に合っているような気もする。
生きるってどういうことなんでしょう。
*****************************
この文章はSNSに書いたものです。
医師が気に入らないとは全く言っていません。
きっと正しいと思います。
それは分かった上で、話ぶりに忸怩たる思いが湧きます。
それもまた仕方がないと思います。
母は病気なんでしょうか。
老化は病気なんだろうか。
でも、少しでも良くなるんだったら、文明を利用しない手はないとも思う。
今月の授業は指針整体です。
練馬区大泉学園の整体スクール
てあて整体スクール 荒木です。
今月の授業は指針整体です。
指針整体は動画でも見られるように、強い力を使いません。
リズミカルな刺激や全身に触れること、押し込まないことなどから、筋肉が軽く動きやすくなります。
血流を良くするので、受けた後に体の状態がどんどん変わっていく整体です。
翌朝、肌の艶が良くなったとか、目の下のクマが取れたと聞くこともあります。
今月の授業は指針整体なので、授業見学に来て指針整体を受けてください。
他にはない方法で安心して出来る整体師になってもらいたいと思います。
授業見学受け付けています。
てあて整体スクールは生徒さんを募集しています。
(入学随時)
てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-Amail:teate@nifty.com
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実家案件 顛末
2週間ほど前に書きました。
実家の母が入院し退院しました。
その顛末について。
母の病名は心不全。
肺に水が溜まった状態でした。
その状態はなくなり、今は埼玉の私の自宅で一緒に生活を始めました。
47年ぶりの母との同居です。
47年前は40代だった母も、今は90代になりました。
こちらも20歳前だったのが60代になっています。
入院から退院までが2週間。
この間に退院後には実家のある三重県から、埼玉に移動(引越し)をして一緒に暮らす事を決めました。
2月は日帰り1回と車往復1回を含めて、5回三重県と埼玉を行ったり来たりしました。
退院の手続き、転入転出の手続き、ご近所さんや親戚一同に報告と挨拶をしました。
妹とカミさんを大いに頼りながら、やる事をやって来た感じです。
転入が済み、これからはこちらでの病院を決め、介護や看護の手続きなど始まります。
これも妹やカミさんの手を借りて行う事になります。
優先順位を考えました。
整体スクールの授業を何度かお休みにさせてもらいました。
患者さんの予約調整も数回お願いしました。
大変申し訳ないと思っています。
でも、これが出来るために自分で仕事を始めた部分もあります。
たぶん会社員だったらここまで我が儘は出来なかったん ゃないかと思います。
申し訳ないなと思いながら、母の事を優先させて頂きました。
スクールや患者さんの優先順位が低いという訳ではないんです。
ただ、こんな時に自分の時間を自由に出来なければ、自分で仕事をしている意味がないとも思いました。
今日から3月です。
母は近くにいます。
迷惑をかけた整体スクールと患者さんに恩返しを始めます。
てあて整体スクールでは生徒さんを募集しています。
90代の母にも出来る整体です。
安心の手技で整体師になって下さい。
【ダンス専科】への道 荒木靖博65歳 〜断念〜
暫くぶりです。
別の投稿でも書いて居るので気づいて居る人もいると思います。
4月6日の【ダンス専科】への参加やめます。
本当に残念で申し訳ない。
残念なのは自分。
申し訳ないのは振付や作品作りをしていただいて居る松本大樹さん。
そしてセッションハウスやその関係者のみなさん。
と、一緒に踊るはずだった仲間です。
申し訳ない。
2月3日に母が倒れ緊急入院しました。
17日に退院できて状態は良いんですが、92歳と言う年齢もありで、今月末から一緒に暮らすことになりました。
母は三重県、荒木は埼玉県。
転居や移動や手続きで仕事もきつきつの状況です。
ダンスなんかしてられないとは思いませんが、時間が取れないのと予定が組めない。
と言うことで断念しました。
これも65歳と言う年齢で踊って居る者につきものなのかもしれません。
介護や看護や両親や家族の諸々ことが襲ってくる。
仕方がありません。
今は母のことを考えて、落ち着いたらまた復帰することにします。
セッションハウスの伊藤さんに出られなくなる事を伝えたメールで、また行きます、ダンスがないと生きていけないのでと書きました。
大袈裟ではなく、そういうものってあるんじゃないかと思っています。
65代のダンス。
楽しみにしてた人がいたらすみません。
でも次は必ずあります。
来週は名古屋です。
来週、2月20日からは名古屋教室の授業ですが、今月はお休みします。
先日も書きましたが、母が入院して昨日退院して来ました。
自宅に帰って来ていますが、さすがに一日中置いておくわけにはいかないので、申し訳ありませんがスクールはお休みです。
今月4回目の四日市(三重県)です。
毎度、病院に行って母の様子を見、手続きがあれば少しして、いろいろ考えながら自宅に戻ります。
仕事が出来ないのがつらい。
というか、手を使えないのが辛いですね。
パソコンに向かってブログをあげたり、動画を配信したりするのも仕事ですが、やっぱり手を使いたい。
15・16日と整体の患者さんを集中して診ました。
それぞれに辛いところもあり歪みもありでしたが、体に触れているこちらは調子が整います。
筋肉的には少し疲れますけど、体はすっきりとする。
気持ち的にも楽になります。
不思議ですけど不思議ではない。
整体師やセラピストにはそういうところがあります。
患者さんに向かう前に、自分を整えます。
自分の状態を知って感じて、それから患者さんに向かいます。
施述をしている最中も、自分の状態を感じながらやっています。
相手に没頭して自分がわからなくなると、良い整体もセラピーも出来ません。
だから患者さんをやっていると、自分が整って来ます。
自分の状態がわかって、歪みなくやっていると整います。
アレクサンダーテクニークの私の師匠の師匠にあたる、マージョリー・バーストゥという方がいます。
その方が朝起きて、今日は調子がイマイチだから生徒さんを呼んできて。と言ったと聞きます。
(そんなニュアンスの話で正確ではないかもしれません。)
アレクサンダーテクニークはまさに自分が分かって自分に気づいている状態で、相手に向かいます。
同じような事が整体にもあるんだろうと思います。
話が逸れました。
来週の名古屋教室はお休みです。
予約の患者さんは診ます。
宜しくお願いします。
インタビューを受けました。 〜セラピストの学校 谷口さん〜
セラピストの学校という活動をしている谷口さんからインタビューを受けました。
セラピストの学校は( セラピストの学校 サイト>>> )
セラピストがセラピストであり続けるために、あらゆるステージのセラピストが学べる「セラピストの学校」です。
手技の学校ではなく、サロン経営やスクール運営、ブランディングや広告宣伝などを手掛けていらっしゃいます。
コンサルティング的なことをされたり、セラピスト同士の横のつながりを作ったりと、全国を飛び回っています。
谷口さんとは13年ほど前にセラピストの集まりで知り合って以来のお付き合いです。
いつも連絡を取り合っているというよりは、数年に一度お話をしたりするような仲です。
谷口さんの書籍に書いていただいたり、触診の動画を撮影して頂いたこともありました。
今回はまた全く別の企画でお声がけいただきました。
荒木がどんなきっかけで整体師になったのか。
スクールを作る経緯は。
今現在やっていることの内容は。
20年以上続けて来て、患者さんやスクール生の変化は。
今後はどうして行きたいか。
とにかくインタビューがうまくて、いろいろ話をしてしまいました。
すぐにではないので、たぶん数ヶ月後に公開されると思います。
楽しみに間違いと思います。
※インタビュー記事のページ(まだ掲載されてません。参考まで)
https://relax-d.com/contentscate_372_1.html
整体師やセラピストになって、一人で悩んでいる人はいると思います。
セラピストの学校はオープンキャンパスと行って、集まって話をする場も作っているようです。
荒木は一度だけしか顔を出していませんが、本当にいろいろなセラピストがいて、いろいろな形があることをしりました。
サイトを見るだけでも面白いかもしれません。
※セラピストの学校 サイト
https://relax-d.com
先生やっぱり上手です。
先週、仕事用のLINEに連絡が入りました。
10年くらい前に診て頂いたんですが、とても良かったのでまた診てもらいたいと思って、予約取れますか?
予約の日程を決めて、今日その方がやって来ました。
調べると15年前に数回いらしています。
15年前でしたよと伝えると、そうでしたかとのこと。
覚えていてもらってありがとうございますと伝えたら、前回の事を話始められました。
前回は首肩が酷くて診てもらったら、やっている途中から体が軽くなって、終わって着替えをしている最中から眠くなるくらいでした。
あまりにも大きな変化だったので驚いて、次に来るのはよっぽど悪くなってからと思ってたら、今日になりました。
との事。
たまにいらっしゃいますけど、そんなに我慢しなくてもと思います。
相当辛くならないと整体に来ない人。
でも結局来る事になるんだったら、途中くらいで来れば、辛い時期が少なくて済むと思うんですけどね。
整体が終わって立ち上がると、やっぱり・・・と言い出しました。
先生やっぱり上手です。
だってもう体が軽いもん。
ありがとうございます。
たまに言われますけど、こんなにはっきり言われるのは、長くやっていてもやっぱり嬉しいものです。
首肩が辛い方には、つい追い込んで緩み切るまで揉んでしまう整体師がいます。
でもそれだとやりすぎです。
特に首肩を多めにすると、気持ちは良いけど結果はうまく行かない。
首肩が緩むような別の部位を緩めて、動きやすくする事です。
指針整体は力を使わないので、こういう患者さんにはとても良いと思います。
たまには整体師としての話も書いてみました。