” each other “ 工藤聡×平山素子 @赤レンガ倉庫
工藤聡さんと平山素子さんのパフォーマンスを観に横浜赤レンガ倉庫まで行って来た。
" each other "
素晴らしく素敵で、大好きな作品でした。
大人を感じるダンスで、こんな作品をずっと観たいと思っていたし、大変おこがましくもこんな作品をやりたいと思っているような世界観の作品でした。
赤レンガ倉庫という舞台も世界観を作っていたと思います。
工藤さんを知ったのはいつだったのか、モーションクオリアという身体表現法を先に知ったのかもしれません。
とても面白く興味深くやってみたい動きをしている男性ダンサーがいると、ネットで見つけたような気がします。
リリーステクニックとも違う、関節と重心と体の繋がりなど、体の中の点の動きが全身に波及するような見え方をしたりしていました。
動きの質だけを追求するような、そんな動きなのかなと思いました。
後に知人が招聘した工藤さんのワークショップがあり、2度ほどレッスンを受けました。
その最初のワークショップの時、隣で汗みずくになってレッスンを受けていたのが平山さんでした。
すごく動ける女性だなぁと思って驚きましたが、平山さんだと気が付いてからは、そりゃそうかさすがですと思いました。
床の上で水泳をするように、クロールしたり背泳したり。
フロアに飛び込んでヘッドスライディングのようにしてみたり。
前方展開のように転がってみたり。
とにかく床の上を縦横無尽に動くレッスンでした。
今回の作品でも床の動きは多く、その動きが心象を表現していたり、中年男性の在り方を表現していたりしたように見えます。
作品中では二人の中年男女がとにかくすれ違う。
いや、少し位相がズレた世界を彷徨うように生きているのが見えました。
同じ時間なのに少しだけズレた世の中を生きているような。
そして、いつか出会いがあるものの、お互いのどこに気がつくのか。
気が付いた相手のそこは、本当の相手自身なのか。
大人の男性と大人の女性ならではの、それぞれの生き方が垣間見える舞台でした。
最近は50代になっても現役で踊られる人が増えて来ましたが、どうしても少し若い世界観に引っ張られる事が多いように思います。
60歳を前にした人生の長さや経験や積み重ねが見える作品は少なく、こうして観られたのは本当に良かったと思います。
大人の作品が増える事が楽しみになりました。

そろそろ散歩の季節です。
昨日、池袋から高田馬場まで歩いて来ました。
東京散歩部
夏の間は開店休業してますが、秋になると少しずつ動き出します。
以前は休みになると散歩してましたが、最近はどうしてだかあまり歩いていませんでした。
クセですよね。
都心を歩くのが好きで、でも人混みは好きではないので、裏道みたいなところを良く歩いてました。
原宿から六本木まで
原宿から外苑前まで
渋谷から外苑前まで
渋谷から恵比寿まで
渋谷から下北沢まで
池袋から目白や高田馬場まで
それほどでもないのか。
まあ、でも何度も歩くと季節の移り変わりなど分かって面白い事もあります。
原宿から六本木までは根津美術館から先のルートを変えたりして良く歩きました。
根津美術館を左に折れて乃木坂方面に行くと、秋山庄太郎美術館や青山墓地を通ります。
そこで曲がらず真っ直ぐ行くと、住宅街のようなところを抜けて行きます。
渋谷から下北沢は少し時間が掛かりますけど、東急本店のあった隣を上がって松濤美術館の横を抜けると、静かな住宅街になります。
駒場東大前あたりはいつも静かで、そこを抜けると全くの住宅街が続きます。
池の上が左にあるなぁと思いながら歩いていくと、下北沢の外れに出て少しずつ人が増えて来ます。
下北沢は駅が地下に入ってからは、ものすごい勢いで変化していて、ちょっともう爺さんがブラブラする雰囲気ではなくなりましたが、駅から少し離れた場所はまだ静かな場所もあったりします。
昨日は池袋駅から高田馬場駅まで歩きました。
池袋目白は30分1800歩くらい、目白高田馬場は40分3000歩くらいでした。
目白までの途中には自由学園があったり、高田馬場までの間にはおとめ山公園があります。
おとめ山公園はもう40年近く前に、高田の馬場の東京富士大学(当時は富士短大)の横に勤めていた事があり、たまに弁当を食べに来ていた公園です。
高低差がかなりある起伏のある公園で、とても良い雰囲気の場所です。
そこを抜けるとすぐにもう高田の馬場駅です。
そろそろ散歩の季節です。
歩きましょう。
散歩は安全な全身運動です。
※池袋目白の散歩動画 https://youtube.com/shorts/BSfmy2_NrQk?si=DDBtZjDhjmt_bn3y

最近は何でもかんでも教えてもらえて、やってもらえるようになったんですが、経験は自分にしか出来ません。
最近は色々な事が教えてもらえるようになりました。
以前は勉強を教えてもらっていたのが、勉強の方法まで教えてくれるようになった。
やる気がない人にはやる気スイッチまで入れてもらえるようになったようです。
大昔は退職願いの書き方を教えてくれましたが、最近は書き方だけじゃなくて実際に伝えてくれて手続きまでやってもらえるようです。
整体や手技療法も学校で習うようになるまでは、師匠の元に弟子入りして修行をつんで身につけていました。
修行期間は教えてもらえる訳ではなく、見て盗めみたいな事を言われていた事もあります。
最近は整体や手技療法は学校で教えてくれるようになりました。
手技を教えておいてなんですが、教わっただけでは出来るようにはなりません。
当たり前です。
体が手技の時の体の使い方を知らないからです。
もちろん、立ち位置も視線も立ち方も、手を当てる位置も方向も、力の方向も時間も教えます。
その前に触診で歪みを鑑別する方法も教えます。
マニュアル通りにやれば結果が出るようにします。
でも、マニュアル通りに出来るようになるには、練習しないと出来るようにはなりません。
経験は教える事が出来ません。
手技療法を身につける一番の近道は、練習です。
繰り返し練習するのが一番早く身につける方法です。
コツを教えても、そのコツを使うための体の使い方が身についていないと出来ません。
何でも教えると、何でも出来るようになったように何でも分かったように思ってしまうかもしれません。
経験を積んで下さい。
自分の中に蓄積していって下さい。
60代からの挑戦
こう言う書き方はあまり好きではありませんが、今朝、新聞を読んでいてまさにこれだなと思った記事がありました。
72歳の医師の事です。
この方は57歳から医学部受験を始め61歳で合格し、医学部生となって医学の勉強を始めました。
卒業して臨床に着き始めたのは、69歳になってからでした。
そして現在72歳。
3年目のお医者さんと言うことになります。
60代からの挑戦。
こう言う方の事を言うのかなと思います。
50代までは全く別の仕事をされていたと言う事で、お子さんがある程度手を離れたので、やりたいと思っていた事を始めたと言う事です。
自分自身は30代後半になって、整体の勉強を始め40代になって開業をしました。
自分としてはけっこう遅くに転職して開業したので、いろいろ考える事もありました。
でも、この方は60代になって医学部で勉強をしている。
以前、鍼灸学校にかよている知人に、73歳の同級生がいると聞きました。
その73歳の方は国家資格は取るつもりはないが、東洋医学や鍼灸の勉強がしたいからと入学されたそうです。
年齢はただの数字とは言いません。
そう言う事ではないと思っています。
年齢なんて考えても何の意味もありません。
何かの判断をする時に、年齢を考慮する必要はありません。
体力や状況は気にする必要があります。
自分が今どんな状態なのか、年齢ではなく考える必要がある。
やりたい事があったらやるべきだろうと思います。
60代後半で踊っている人の話
先日、ずいぶん久しぶりに平原慎太郎さんのクラスを受けました。
平原さんは東京2020オリンピックの開会式の振り付け演出をした方で、当時、ダンスクラスを受けていた私も声がかかってオリンピック開会式に出ることが出来ました。
とても忙しい人でクラスがキャンセルされることもあり、その後は定期的にはレッスンは受けていません。
いつもは松本大樹さんのクラスを受けるようにしています。
その松本さんのクラスも最近は少し遠ざかっていました。
週に1回程度の自主練はやっていますが、ストレッチ程度で踊りをガンガン踊るって感じではありません。
今回の平原クラスはフロアのテクニックと振り付けがありました。
30分以上フロアでバックロール(だったかな?)というテクニックの練習を繰り返し、そこからつながる振りをもらいました。
立ち上がっての振りも足されて、少し長めのコンビネーションになりました。
平原さんのクラスは本当にいろいろあって、以前受けていたものは、テーマをもらってそれぞれが小さな動きを作り、それを組み合わせて小作品のようなものにするというのが多くありました。
でも今回はある程度決まった動きを踏襲するというものでした。
なんとか動けていたんですが、最後の最後に振りが飛んで撃沈という終わり方で、少し心残りはありましたが、90分で500mlのスポドリが足りなくなるくらいの汗をかいて、体中を動かしました。
シャワーを浴びて(アーキタンツはシャワーがある)着替えをして駅まで歩いていると、筋肉がギシギシ言い出します。
右肩がけっこう痛む。
15年以上前にコンテンポラリークラスで床に飛び込んで、右胸鎖関節の靱帯が切れてから、肩の動きは大きくなりましたが、左右差が大きくてたまに使い方に左右差が出て筋肉痛になったりします。
今回はそれと床に強く打ちつけたようなタイミングがあって痛みが出たかなと思います。
バックロール?をする時に、長座から体を右横に倒し、まず右肘から先を床につきます。
その後、体を後ろに倒していくのに、右肩が体幹と床に挟まれるようになって、その時にねじるような動きになったのかなと思います。
肩関節が少し捻れたのもあるのかもしれません。
なんてことを考えながら帰ってきました。
こういう日はアルコールは抜きます。
飲むと寝つきが良いんですが、翌日の疲れの残り方が多く、使い物にならないことがあるからです。
風呂にゆっくり入って寝ましたが、全身がギシギシ言ってなかなか寝付けませんでした。
60代も後半になって普通にダンスレッスンに出ています。
大人バレエな皆さんも一緒でしょう。
たまに違う先生に出たり、違うテクニックのレッスンに出ると筋肉痛になると思います。
普段と違う筋肉を使ったり、普段と違う関節を動かすからです。
こういう時はとにかく疲労物質を溜めない事と流すことです。
アルコールは当日は必ず抜く。
風呂にはゆっくり入る。
当日も翌日も散歩程度の運動をして、アクティブレスト(積極的休息)を心がける。
睡眠時間は出来るだけ取る。
翌日になったら軽くラジオ体操的な動きで良いので、全身の筋肉と関節を動かしておく。(血流改善)
今回ご一緒した方々は、たぶん20代30代60代の方々です。
まだまだ動き続けたいと思います。
100メートル走・200メートル走・400メートル走の違い 世界陸上東京2025が始まっています。
世界陸上が東京で開催されています。
連日、さまざまな競技の素晴らしい試合が展開されています。
子供の頃から陸上競技が好きで、中学生時代には陸上部でしたので、時間があれば見るようにしています。
陸上競技の種目ってとても上手く出来ていると思います。
100メートル走と200メートル走と400メートル走は距離が違うだけではないんです。
エネルギー供給が違います。
100メートルを走る時には筋肉細胞にある物(ATP+クレアチンリン酸)を使って走ります。
このエネルギーだとだいたい10秒くらいまでで使い切ります。
200メートルは筋肉細胞内の物だけでは足りなくなるので、筋肉にある物(グルコース)を解糖して使い始めます。
200メートルまではこの二つで走り切る事が出来ます。
400メートルを走る時は、100メートル同様の筋肉細胞内のものと、筋肉にある物(グルコース)を解糖して使います。
400メートルでは筋肉細胞内のものと筋肉にある物を使い切ってしまいます。
ここまでは殆ど無酸素運動で出来るんですが、筋肉内のエネルギーを使い切ってしまうので、400メートルだと急激に乳酸が増えます。
無酸素運動でどこまで行けるか、乳酸の蓄積で急激な疲労感が起き脚が動かなくなる手前でゴールに到達出来るのか、というのが400メートル競技の醍醐味になります。
400メートルの前半に早く走っている選手が、ホームストレートで急激に脚が動かなくなるのは、そう言った理由があります。
ペース配分は100メートル走にもありますが、400メートルでは体にあるエネルギーの使い方や状況を体感し判断しながら走る必要があり、特に面白い競技だと思います。
カーブがあるというのも走っている時の自分の順位や位置を考えるのに面白いですね。
400メートルまでは無酸素運動の限界に挑んでいる感じですが、800メートル以上は有酸素運動になります。
中距離走と呼ばれる800メートルから1500メートルまでは無酸素運動と有酸素運動が混じっていて、長距離と言われる3000メートルになると有酸素運動が優位になります。
また、5000メートル以上になると完全に有酸素運動が優位な走り方になります。
中学時代は競技の強い学校ではなかったので、いろいろな競技を楽しく練習させてもらいました。
走り幅跳び、三段跳び、走り高跳び、棒高跳び、円盤投げ、砲丸投げ、100メートルハードルをやっていました。
高校でも続けていたら十種競技をやっていたかもしれません。
そしたら百獣の王になれたのかな。
運動習慣がない人や運動したくない人にストレッチしてもらうためにどうしているか。
整体院に来る方々は腰痛だったり肩こりだったり、さまざまな症状を抱えています。
その場でそれが軽くなったり消えたりしても、その原因の運動不足や生活習慣をどうにかしないと、また腰痛だったり肩こりだったりになってしまいます。
ストレッチや日常的な運動をしてもらうのは、そのためです。
でも、運動習慣がない人や運動したくない人は、なかなかそれが出来ません。
やりたくないし、やった事がないんだから、そうなります。
そういう人にどうやって体を動かしてもらうかは、整体師やセラピストの考えるところです。
大昔は「ストレッチして下さいね!」だけって先生もいました。
でも今それでは通用しません。
どんなストレッチやどんな運動をすれば良いかまで、教えるのが普通です。
その上で。
いつやるか。
どこでやるか。
どれくらいやるか。
実際に出来るのか。
具体的に確認します。
出来る事を探していきます。
朝の時間が出来なければ、昼休みにできるのか。
帰ってきてからするのか。
時間が決まったら、場所は確保出来るのか。
周りの環境(人やスペース)も大丈夫なのか。
道具を使うものなら、それがあるのか用意出来るのか。
そこまで確認します。
それでも、やらない人はやりません。
だから、やりますか?って聞きます。
頑張りますという人は、半分くらいは出来ません。
次に来院された時に、出来たかどうか確認します。
出来ていなかったら、内容を減らしたりレベルを下げます。
もっと簡単な事を短時間、誰でもいつでも出来るようなものにする。
その上でまた次回確認します。
最初に確認して、えへへと笑っている場合は、やる気がありません。
そういう時は出来る事は何か、聞きます。
こちらからの提案ではなく、自分で考えてもらう。
それをやってもらいます。
そして次回確認する。
24年やって来て、覚えている患者さんが一人います。
その人は土日は家から一歩も出ない。
平日も真っ直ぐ帰って来て、金曜夜だけ食材を買うという生活でした。
とにかく体を動かしてもらいたかったので、その話をして、本人も話は分かると言ってくれました。
でも、いろいろ提案しても、たぶん無理という事になり、最終的に決めたのが。
靴を履いてドアの外に出る。
という内容でした。
それで?と思われると思いますが。
何かをするという習慣をつけてもらいたかったというのが僕の気持ちです。
それくらいなら試してみても良いよと言われました。
やっていたかどうかは、確認出来ませんでしたが、数年後に来院された時には、山歩きで疲労が溜まったと言っていたので、やってくれた可能性はあるのかなと思いました。
体を動かしてもらうのは、なかなか難しいものです。
習慣がない人や動かしたくない人には、まず最初の一歩を踏み出してもらうようにしています。
背骨はどこからどこまでだと思いますか?
背骨というとどこを思い浮かべますか。
何となく首の付け根から腰の少し上まで、と思っている人が多いんじゃないかと思います。
胴体のお尻から上が背骨または背中というイメージ。
実際は頭の中心くらいから骨盤の下までが背骨=脊柱と呼ばれる部分です。
ええっ!
ですかね。
そうだと思います。
普通は背骨とか背中というと、上半身の上の方って感じだと思います。
整体やセラピーを学んでいる人でも医療関係の人でも、脊柱=背骨が頭の真ん中位から骨盤の中までということは、”頭”では知っています。
でも、体感としては、そうじゃないんじゃないでしょうか。
何となく背骨というと、背中の上の方をイメージしている事があると思います。
頭の中心から骨盤の中心までを、人つながりの構造体として認識したり使ったりしているのは珍しいんじゃないか。
それくらいイメージって歪んでいる事があります。
人は目から入る情報に大きく影響されます。
見た目というやつですね。
首と言えば、顎から喉元あたりをイメージする人が多いでしょう。
手の指と言えば、手の平から生えている細い部分だと思います。
腕は胴体から外に出ている細くなった部分。
そう見えるし、そういう名前がついています。
見えているものに名前をつけるんだから、そうなって当然です。
でも、実際は違う事が殆どです。
首の骨は頭の中心まで繋がっているし、手の指は手の平の中まで別々に動くように出来ている。
腕=上肢帯は骨格的には鎖骨から始まるし、腕の部分を動かす筋肉は大胸筋や僧帽筋や広背筋を考えれば、上半身の殆どは腕を動かす機能があります。
目からの情報や言葉による情報や思い込みで、動くところを動かさなかったり、逆に動かないところを動かすようにしてみたり。
そうしていると、上手に体が使えなくなってしまいます。
ボディマッピング(体の地図)と言う、外から見た形と体の中の仕組みや構造を確認して、そのズレを直そうという方法があります。
クラシックバレエやさまざまなダンスをする人たち、ピアノやバイオリンやさまざまな楽器を演奏する人が、最近は取り入れています。
アレクサンダーテクニークや整体でもそんな方法を使います。
(てあて整体スクールの授業にも取り入れています。)
上手く体が動かない時は、骨や筋肉を確認してみると良いと思います。
整体師やセラピストはそれを知ってるだけじゃなく、体感して解説出来るようにしておく必要があります。
黒装束の人たち
最近、全身黒一色の服を着ている人を良くみるようになりました。
もう40年くらい前、1980年代にも同じように黒一色の服を着ている人たちがいました。
カラス族と呼ばれたりして、コムデギャルソンやヨウジヤマモトが打ち出した新しいファッションだったと思います。
それまで黒一色と言えば喪服のイメージがありましたけど、コムデギャルソンは黒のブラウスや黒のスカートに装飾(黒の)がついていて、全体として少しルーズな大きめのシルエットだったと思います。
ヨウジヤマモトのファッションも少しルーズで大きめで、袖の長いシャツやジャケット大きめのパンツなどあったように思います。
コムデギャルソンやヨウジヤマモトは高くて着れなくても、しばらくすると黒一色の洋服が沢山出て来た記憶があります。
今はどちらかというと、そっち方面。
それとスポーツカジュアルのような要素のあるものもあるなぁと思います。
それにしても暑くないんですかね。
ま、最近の洋服は素材がいろいろと研究されていて、黒くても通気性が良かったり接触冷感的な要素のある生地を使っているんでしょうか。
1980年代90年代は紳士服の流通小売業で働いていました。
店舗には殆ど出ていませんでしたが、それでもファッション業界の端っこの横にくっついていると思っていました。
情報は普通の人たちよりも多かったのかなと思います。
だからなのか、今でも流行はすこし気になります。
気にしていてわかるのは、流行が薄くなったといことかなと思います。
1980年代90年代くらいまでは、年毎に流行があって一斉にみんな同じテイストの服を着るような傾向がありました。
でも今はそういう印象はありません。
幾つかのテイストの服装の流れが並行して走っている印象です。
この人はこのタイプ、この人はこのタイプ。
みたいななんとなくのグループ分けですかね。
昨年今年と気になっているのは、腹出しのファッションです。
腹出し自体は昔からありましたけど、かなり低年齢化しているような気がします。
そんなに若い時代からお腹を冷やしては健康がなぁと思います。
でも、ファッションなんだから仕方ないなぁとも思います。
家に帰ったら腹巻きしてて欲しいと思います。
外ではまあ仕方がないけどね。
もう一つこのところは古着が増えたかなと思います。
チェーン展開しているところもありますけど、独立系の古着屋さんも頑張ってますね。
古着は基本的に一点ものですから、大手の資本と個人が戦えるというところがあるのかと思います。
古着も幾つかのテイストに分かれていると思いますけど、自分にあったテイストの店が見つかると楽しいと思います。
今日は全然仕事とは関係ない話でした。
映画【六つの顔】 本物に触れるという事について
映画【六つの顔】を観た。
狂言師野村万作さんのドキュメンタリー映画だ。
以前、「名付けようのない踊り」を観た犬堂一心監督の映画だ。
https://www.culture-pub.jp/six-face/
街中を歩く野村万作さんを白黒の映像が追いかける。
昨年、亡くなった母と同い年。
最晩年は杖か手押し車を押さないと歩けなかった母を知っているので、93歳で杖なしで歩く万作さんはそれだけで凄い。
凄いが凄さは全くない。
映画はインタビューを織り交ぜながら、文化勲章受賞記念講演の「川上」を全編観せてくれる。
650年前に始まったと言われる狂言。
殆ど初めてみる狂言で、昔の言葉で語られる狂言で、最小限の動きだけの殆ど動きのないお芝居で。
笑った。
あっ笑うもんなんだと思いました。
万作さん演じる主人公は、最小限のとても僅かな表現でありながら、現代風に言えば”天然”の人柄を表出して、奥さんに叱られる場面で、思わず笑いが出てしまいました。
ばっかだなぁこの人、みたいな感じでしょうか。
人間国宝ってこう言う事かと思いました。
もう30年以上も前に日舞の舞台を見に行った事がありました。
日舞と言えば着物を着て踊るという事くらしかしらず、動きも小さいしダンス的ではなく美しい所作を見るものかと思っていましたが、全然違いました。
会を主宰される先生の踊りは、手を斜めに上げて指差すだけで、劇場の空間を大きく二つに分けるような広がりを観せてくれました。
それよりももっと僅かな表現で、男の性格ややってしまった事の間違いなどを表現する。
とても素晴らしい世界だと思いました。
本物に触れるとはこう言う事かと思います。
言葉では伝わらない、その世界を体感する事が大切だと思います。




