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芝生にブルーシート

読了までの目安時間:約 2分

整体スクールの裏の土地は昨年夏に某幼稚園の持ち物になった。
100坪以上もある土地で、半分を家庭菜園のようにし半分を芝生にした。
当然、園児が来て土いじりをしたり芋掘りをしたりするのだろうと思っていた。
ところが土いじりに来たのは植木屋と思しきおじさん。
季節によってチューリップを植えたり芋を植えたりしていた。
ごくごくたまに大挙してきた園児は、畠の傍に並んでしゃがみ、チューリップを見たりしていた。
ま、それはイイか。
と半ば諦めつつ見ていた。

今日、けっこう沢山の園児がやって来た。
何だろうと見ていると、芝生の上を全て覆い隠すように先生達がブルーシートを敷いた。
ナンダナンダ。
芝生が見えない。
と。

園児が全員綺麗に並んでブルーシートの上に靴を脱いで座った。
碁盤の目のように綺麗に。
隣の園児とぴったりくっついて座った。
計ったようにブルーシートにぴったり。
そしてお弁当箱を出すとおもむろに食べだした。
誰一人立ち上がる事なく。
整然と。
厳かに。。。いや厳かはちょっと言い過ぎか。
静かにはしゃぐ事なく。
ブルーシートの上で。

何故、芝生なのか。
ブルーシートなのか。
並ぶのか。

芝生を裸足で歩くと非常に多くの情報が足裏から入る。
神経系と筋骨格系が成長する過程では非常に良い環境になる。(芝生に裸足が)
神経系の枝分かれが促進され筋力骨格系がとの繋がりが出来る。
AIがやっているディープラーニングと同様のことが起きる非常に良い機会だと思う。

それをブルーシート!!!
嗚呼ブルーシート!!!
芝生を覆うブルーシート!!!

どうなっんだもう。

自分に戻る 自分に居る

読了までの目安時間:約 3分

自分がない人が増えています。
自分から離れている人が増えています。
自分に居られない人が増えています。
何でも人にやってもらって。
何でも与えられて。


日常的に自分にいない人、自分から離れている人は、目の前の対象や何かに気が取られて自分のことを忘れています。
カラダがなくなって頭だけ顔だけになっている。
頭だけ顔だけになっている人は、カラダは体に任せてしまっている。
カラダがちゃんと機能していれば良いけど、カラダは環境に作られた習慣でしか動かないとしたら。
ヒトに備わった生きる機能、自然や環境に対処する機能を忘れて、自然にはない真っ平らな道や階段を歩き、完全に密閉され空調管理された空間で、裸足の足を靴下で包み靴を履き、裸の肌の上に下着を着て上着を着て。
自然のない不自然な環境の中で、カラダの感覚を殺して生活している。
そこで出来た習慣に従ってカラダを使い動かしている。


自分を忘れ自分がなくなって自分に居られないとはそう言うこと。


自分を生きるタイミングが欲しい。
自分に戻る。
自分に居る時間を作る。
そのためのお手伝いやアドバイスをしたいと思っている。


何事も与えられ用意されていると言うことがある。
移動のための道路や住むための家や働くための会社やビルなど環境はコントロールされ。
その中でこれをやりなさいと言われたことをやっている。
自分の頭で考え自分で行動していると思っているが、実は既に整えられたモノの中に生きている。
病気になったら医者に行き。
勉強するには塾に行き。
食べ物作るのにネットを検索。
自分のカラダに筋肉をつけるためにジムに行き。
会社を辞めるのを人に頼み。
家が汚れたら外注する。


せっかく生まれて来たんだから自分を生きたいと思う。
出来上がってしまった習慣的な行動や考えは既に自分のものになって自分そのもののようになっていることが多いけど。
出来れば自分を生きたいと思う。
自分を生きて欲しいと思う。
余計なお世話かもしれない。
楽に生きられればいいじゃんと言われそう。
でもそれは流されていることのように思う。


青年のようなことを書いてしまった。
でも、この歳になると分かることもある。

整体は楽しい

読了までの目安時間:約 4分

整体は楽しい。
20年もやっていて何言ってんだと言われるかもしれないが。
楽しいものは楽しい。

よく疲れるんじゃないかとか、指が痛いんじゃないかなんて聞かれることがあるが。
予約制でやっていると、そんなに沢山は入らない。
毎日、次から次へと患者さんがひっきりなしに入ってくる訳ではない。
予約の患者さんを看たら、終わってお茶でも飲んでもらい少し話をして送り出す。
ちょっと一息ついた辺りに次の予約を入れている。
あるいは一人分空きがあったりする。
それに、整体自体が疲れない。
そんなに力を使ってぎゅうぎゅうやる整体はやっていないし、ボキボキもしないので体はそんなに疲れない。
そりゃもちろん少しは疲れます。
確かにアラカンにもなれば疲れは出る。
でも筋肉痛になる訳でもないし、腰が痛くなる訳でも腕が痛くなる訳でもない。

患者さんと話をする。
腰痛や肩こりや痛みの原因を探るためだったりする。
日常生活のどこかに何かがあるかもしれないと話をする。
でもそんな話ばかりでもない。
ストレスは様々なことの原因になるので、ストレスが和らぐようなことも話をする。
映画の話
美術展の話
仕事の話
家族の話
食べ物の話
この前はうどんの話で盛り上がった。
香川県にあるうどん屋さんを紹介してもらったが、それはなかなか行けない。
こちらは池袋西武の「かるかや」を凄い勢いで推した。
そんな楽しい話ばかりでもない。
家族の病気のことだったり、仕事のことだったり、人間関係だったり。
それでもそれで、話をすることで溜まっていたものが出て行く感覚があることがある。
憑き物が落ちるとまでは言わないけど、肩が少しかるくなるようなことがある。

終わった後の顔を見れば分かる。
よく整体師やセラピストが言うことです。
何も言わなくても顔を見れば分かる。
ニコッとしてもらえたりしたら嬉しくなります。
患者さんに癒されたりします。
だから整体は楽しい。

綺麗事ばかり言ってる感じですか。

例えばなかなか良くならない患者さんもいます。
睨まれることはないけど、終わってがっくりして帰る人もいます。
腰を押さえながら帰る人もいる。
そんな時はキツイ。
申し訳ないと思う。
なんとかならないかと思う。
そう思うと色々と調べる。
今はもうないけど、人に聞くこともある。
そうやって自分が変わっていく。
変わっていくことで、次には患者さんが良くなっていく。
イチローだって4割は打てなかった。
もちろん4割しか治らない整体では困る。
10割100%を目指す。
でも、7割8割なら2割3割を何とかしようとする。
その何とかしようとすることも、楽しく思えることがあります。
この場合、楽しと言うのは、きゃっきゃきゃっきゃ飛び上がるような喜びではなく、しみじみとした楽さのようなものだと思います。

整体は楽しい。

どうして整体だったのか。

読了までの目安時間:約 4分

会社を辞めて一人で仕事をしようと思って選んだ仕事が整体でした。
ではどうして整体だったんでしょう。


身近だったと言うのはあります。
ダンスを20代から始めていて故障があって整体には通っていました。
今でもあると思いますが、渋谷の宮益坂にある整体院と吉祥寺の住宅街にある整体院、そして池袋駅近くのビルと西武沿線の駅にある小さな治療院でした。
体に興味があったと言うのもあります。
昔からスポーツだけは得意で体を動かすことが好きでした。
人と一体一で相対する仕事と言うのもあったかもしれません。
せっかく独立して自分のやりたい事をするなら、スポーツと舞台のそばにいられるような仕事ってのも良いなと思いました。
運動好きでダンス経験から舞台も好きでしたから。


他にも幾つかあります。
自分にもダンスで故障があって、ダンスの故障を見てくれる整体や医療関係が殆ど見当たらないと言うのもありました。
ダンス用語で説明が出来ないし、理解してもらえない。
ダンスで故障したというと、「じゃあ休んで。」と言われます。
休みたくないから治療に来ているのに、休んでと言われる。
確かに趣味でやっていることで痛みがあるのなら、休んで治療に専念するのは正しい方法です。
でも趣味だし続けたいから来ているのに、休めってのはないよなぁと思っていました。
だからダンスの故障は見たいと思っていた。
あとはいつも書いていることですけど、その時に受けていた先生たちよりも上手く出来るはず、なんて思ってました。
昔の整体はだいたい4・50分は体を緩めて、最後に脚の長さを揃えるとか、頚椎と胸椎と腰椎をバキバキっとアジャストして終わりみたいな感じでした。
どうして説明しないんだろうと思いました。
今日の状態を話して、痛みの原因や何をやったかを説明し、これからどうしていきたいかと言う先生はいませんでした。
そう言う先生もいたんでしょうけど少なかった。
だから、そう言う風にすれば喜ばれて患者さんが集まると思いました。
実際、そうでしたけど。


そして目の前で感謝される仕事だから。
と言うのもありました。
勤め人で管理部門でしたから、仕事相手は基本はパソコン。
週に1回は会議に出たりもしますが、人相手の仕事と言うよりは事務仕事でした。
ありがとうと目の前で言われるのは、ちょっと魅力的でしたね。


そんなことで整体師にしようと何となく決めました。
実は他の選択肢は考えていなかった。
転職と整体はセットでした。
たぶんそう言うものだろうと思います。
仕事を辞めるのと次の仕事はセットだろうと思います。


てあて整体スクール
東京都練馬区東大泉 5-27-18-A
愛知県名古屋市東区葵 3-14-20
teate@nifty.com
03-3922-7230

一点倒立の荒木です。

読了までの目安時間:約 5分

どうも。
一点倒立の荒木です。


一点倒立

先日のアレクサンダー・テクニークの集まりでも。
昨日のセミナーのためのミーティングでも。
会うとすぐに言われます。


あれすごぉ~いっ!
イッテントウリツ!
って言うの!?
頭で逆立ちするやつ!
あんなの出来るんですか!?


出来ます。
と言うか出来るからやってみて写真とった訳です。
そしてもう1つ聞かれることがあります。
あれはどうやって撮影したのか?と言うことです。
簡単です。
タイマー撮影をセットしてシャッターを押します。
三点倒立をしてタイマーが3・2・・となった時に手を離して体の横につけます。
それだけです。
CGって聞かれたこともありましたけど、そんな技術ありません。


誰でも出来るト思ってるんですが、確かに三点倒立が出来ない人には出来ません。
そもそもああいうことを小学生時代から50年もやっていると、何となく普通は出来ると思い込んでしまうクセがあるようです。
良い子は真似をしないでね。
と今ごろ言っておきます。
あの写真をどうして載せたのか。
いい歳してバカじゃないの!?
と思う人もいるでしょう。
いいんです、口には出さなくたって普通はそう思います。
載せた自分自身だってバカじゃないのか!?と自分のことを疑います。
いやどうなんでしょう。
きっとバカなんでしょう。
それは分かってます。
でも少しは意味があります。
と言うか意味を考えています。


世は100歳時代と言われています。
年金生活だと他に2000万円必要なんて金融庁が発表したとかしないとか。
そんなこと今更言われてもと思っても、歳は必ず取ります。
昨日よりも今日は1日歳取ってる訳ですから。
でも、生きているのはありがたいことです。
そして明日も生きていくためには何が必要か。
金・・・ではなくて健康です。
いや金も必要ですけど。
体が不健康では生きていけません。
病気や不調が起こると、生きてても楽しくないし。
そこで、考えました。
昔は60歳と言えば赤いチャンチャンコ来て孫に囲まれて。
でも今はそうでもないでしょう。
現在の70代は若い頃、髪を伸ばしパンタロンのパンツを履いてビートルズやローリングストーンズを聞き学生運動をした世代です。
いやもちろん学生運動はしてない人も沢山いますけど。
縁側に座って煎餅を食べながらお茶を飲み、演歌や民謡を歌っている訳ではありません。
そう言う人もいるとは思いますが、洋楽も聞くしファッションも気になるし、体力だってスポーツクラブでけっこう鍛えてます。
70代がです。
いや70代からかこそだろうと思います。
歳を取ったからと、以前からの既成概念に縛られて爺さん婆さんになる必要はない訳です。
そうは言っても歳を取るとやっぱりねぇ。
体力がねぇ。
なんて言いたくなります。
確かに体力は何もしなければ落ちます。
加速度的に落ちる。
でも何かすれば加速度は止まります。
落ちるのも止まるかもしれない。
そして以前出来ていたことが出来ないと嘆くよりも、ちょっと体を動かしたら出来ることもけっこうある。
そんな風に思ってもらえたらなぁと思った訳です。


あの一点倒立は61歳誕生日の3週間前の写真です。
年寄りの冷や水と言う言葉があって、そうはならないようにしようというのは気をつけています。
でも今現在の自分の体力や運動能力を出来るだけ客観的に見て、出来ることは今まで通りにやっていこうと思っています。
そしてそれを少しだけ知ってもらえたらと思っております。
なんつって。
ついでなので、あの後で撮った写真も何枚か載せておきます。
体操部でもなかったしヨガもやってませんけど、日常的に運動をしているとこれくらいは60超えても出来ますよ。


水平維持

カエル

脚前挙

※ところでこんなことは整体スクールでも【マダカラ】でも他のセミナーでもやりませんからご安心を。
 どうしてもと言う人にはコツくらい教えますけど。

整体師を考えている人 整体学校を探している人へ

読了までの目安時間:約 4分

整体師を考えている人へ。
整体学校を探している人へ。

整体師は人の痛みを治す仕事です。
筋肉を柔らかくして気持ちよくするだけの人ではありません。
歪みや硬さの調整もします。
動きを見ることもあります。
姿勢が悪ければ、それが腰痛や肩こりの原因であれば、それも見ます。
歩き方が不調の原因であればそれも見ます。
いや。
見ないと行けないと思っています。

整体師になると時間が自由です。
でも整体師になると時間が不自由です。
開業したり副業にしたりすると、自分で自分の予定を組めます。
予約制にしておけば自由に時間を決められます。
午前中に整体して、昼間に映画を見て、夜また整体をやったりセミナーをすることも出来ます。
でも例えばどうしても診て欲しい先生でないとという患者さんから連絡が来たら、予定は変更されます。
仕方がない。
いやいや本当はありがたい。
嬉しいことです。
時間が自由になったり不自由になったりします。

誰かに何かを言われることはありません。
何かを言われることはありますけど、それに従う必要は全く全然ありません。
患者さんに「もっと強くしてよ。」と言われても、はいはいと笑顔で答えながら、全然強くしなくても大丈夫です。
結果、患者さんが良くなっていればそれでOKです。
でも、どこかに勤めて整体師をやっている場合は別です。
逆に聞くこともあるようです。
「どうですか?強いですか?弱いですか?」
患者さん以外に何か言われることはありません。
上司もいないし部下もいない。
誰かを使っている場合は別ですけどね。
経営者になっていれば、それは組織ですから、それなりのこともあります。
でも個人で開業したり副業したりしている場合はそれはありません。

整体は人に喜ばれます。
家族や友達も体を楽に出来ます。
でもまあ厳しいこともあります。
整体が上手くいかなかったりすると落ち込みますね。
だいたい10年以上続けている整体師に聞くと、最初の一年の患者さんにはお金を返したいとか、もう一回来て欲しいとか。

整体の学校は沢山あります。
大きなところも、最近は減りましたが小さなところも。
どこが良いかは自分に合っているかどうかでしょう。
後は本当に通えるかどうか。
手技はやっぱり問題だろうと思います。
どこの整体学校の手技も効果はあると思います。
でも、自分に合っているかどうかは分かりません。
受けてみて気に入るのが一番ですね。
そしてそれをやってみたいか。
出来そうか。
そして本当に通えるか。
距離もありますけど、自分の気持ちでしょう。
遠くからだって新幹線を使ったって泊まりだって、合ってるな!これだ!と思えば通います。
でも、隣の駅だって、合わなかった!と思えば行かなくなります。

整体師。
イイ仕事です。
荒木はそう思います。

夏の一日

読了までの目安時間:約 3分

てあて整体スクール

夏ではないんですが、春から夏にかけてのある日のある時間。
窓に指す光が黄金色になる瞬間があります。
ロールカーテンがそんな色だというのもあると思うんだけど、いつも切り取って取っておきたいような瞬間です。
以前は5月に2週間くらい。
エアコンをつけず窓を開け放して。
通る風だけで気持ちの良い日があったように思います。
それが最近は少し様子が違います。
以前の気持ちの良い風とは違い、少し汗ばむような気温と夏を予感する空気の時間です。
ま、それもまた良いんですけどね。


今日は6月から始まる「てあてセラピストカレッジ」のテキスト作りをしています。
えっまだ出来てないの!?
はい。
形にはなっていないんです。
でももう頭の中では出来ている。
それを引っ張り出して形にするだけです。
とは言え少し時間はかかります。
6限目まであるうちの3限目に取り掛かっています。
書いていて面白い。
あれも書きたいこれも書きたい。
書きたいこと伝えたいことが出てきて収集がつかなくなりそうになります。
そして何度も同じことを言いたくもなります。
知ってて欲しいことが多いんですね。


昔と比べると集中力が続きません。
サラリーマン時代は10時間でもパソコンに向かって何やら打ち続けていました。
今はそうは行きません。
1時間もするとモゾモゾしてくる。
お茶を飲んだり、ストレッチしたり。
そうやって気分転換してまたパソコンに向かいます。
それでもだめだったので、今日は駅前まで散歩に行きました。
富士山でも見えるかなとビルの屋上庭園に行きましたが、今日はダメ。
残念でしたね。
そして、こうやって気分転換の文章を書いているということに。
こんなことに付き合わせてしまって申し訳ない。
すまぬすまぬ。
今日は特に伝えたいことも書きたいこともある訳ではありません。
たまに書く事が何かの発散になったりします。
読まされてる方はたまったもんじゃないねどうも。
いやホントにすまぬすまぬ。


風が気持ち良いです。
通ります。
ここは東と西に窓があるので通り抜けて行きます。
そろそろ仕事に戻ります。
あいやこれも仕事か。

忘れられない患者さん

読了までの目安時間:約 3分

整体師を20年もやっていると忘れられない患者さんが何人かいます。
忘れられない患者さんはだいたいは、上手く行かなかったとか冷や汗をかいたとかもっとこうしておけば良かったとか。
今もたまに思い出して冷や汗をかいています。


2001年11月8日
11月6日に整体院をオープンさせ、初日は患者さんゼロ、二日目は友人が来たので、実質的に最初の患者さんでした。
練馬区のダンススタジオに送っておいたDMを持って現れたのはダンサーでした。
NYに数年ダンス留学をしていて帰ってきて半年。
カナダでは劇場の近くの針灸院で診てもらい、NYではカイロプラクティックの先生に見てもらっていた。
日本でなかなか体を診てくれるところがないので来たとのことでした。
整体師を本当に始めたばかりの駆け出しで、患者さんも診てはいましたが、まだまだ全然キャリアもない頃です。
問診をして話を聞き触診をして、うつ伏せいになってもらいました。
先ずは指針整体の説明をしようと、他にはない手技で指針整体と言うんですけどちょっと説明しますね。
と言うと。


いらないいらない。
治してくれればイイから。


そう言われました。
汗をかくと言うより汗が引きましたね。
サーっと音がして冷や汗が一瞬にして消えたような感じ。
その日に何をしたかは覚えていません。
とにかく一生懸命やったんだと思います。
終わって話をして、次の予約の話をしましたが、予定が決まってないからと予約は入れずに帰えられました。
こりゃ無理だ。
絶対。
それにしても、治してくれればイイから・・・って、そうだよなそうだ。
そりゃそうだ。
別に指針整体とか関係ないし。
治りゃいい訳だ。
あああ~どうしよ。
みたいなことを考えたように記憶しています。
自信があったつもりでしたが、ぺしゃんこに潰れました。


一週間後に電話があって再来院すると言う。
ちょっと良かったからまた診て欲しい、と言うようなことでした。
それから数回通って痛みが改善。(腰痛だったと思います。)
それから18年。
実は今でも付き合いがあります。


この患者さんには本当に感謝しています。
最初の最初に鼻っ柱を折ってくれたと言うか、目的は何?みたいなことを突きつけられた感じです。
忘れられない患者さんの一人です。

整体師は患者さんの環境の一部です。

読了までの目安時間:約 3分

整体師は患者さんの痛みを取ることや症状を改善することが仕事です。
筋骨格系の調整をして痛む体や症状のある体にに向かいます。
歪みを調整して動きを整えて。
いつもの体に戻ってもらう。
マイナスからゼロに戻ってもらう。
ゼロで来てくれる患者さんがいるならプラスになってもらう。
そう言う仕事です。


では筋骨格系の調整だけがその方法かと言うと実は違います。
もちろん患者さんの体に触れて、歪みを調整したり硬さを和らげたりします。
血流を良くしリンパの流れを改善させ、関節の可動域を回復してもらって動きをスムーズにします。
忘れている動きを思い出させるために、筋肉を再教育もします。
でもそれだけではありません。


整体師やセラピストは患者さんの環境の一部です。


患者さんが変わる時の周りの環境の一部です。
人は筋骨格だけで出来ている訳ではありません。
思考し心をもっています。
心は脳の機能です。
脳への入力は環境から。
わかりにくいですね。
雨が降ると憂鬱になります。
全員ではないですがそう言う人が多い。
天気が良いと気が晴れ晴れする。
笑顔の人が前にいると気分が楽になります。
自分の体の状態がどうしてそうなっているのか、納得いく回答があれば安心します。


ポジティブである必要はありません。
でもネガティブでは患者さんは治りにくい。
疲れてため息をついて公園のベンチに腰掛けている人が居たらどうします?
目の前に立って元気づけますか?
ほら大丈夫! 元気出してっ! 笑顔が大切だよっ!
でもちょっとそれだと疲れる人もいるかもしれない。
お茶でも持って行って隣に座って、ゆっくり同じ方を見て座る。
それだけで良いこともあります。
疲れている時は気分が楽になるだけで良いかもしれない。


整体師は患者さんの環境の一部です。
環境が状況を大きく変えることもあります。
そんなに変えないこともあります。
でも、誰かの環境の一部になれるのは嬉しいことだと思います。

近鉄電車の二人

読了までの目安時間:約 2分

乗り込んでしばらくすると気がつく。
あっあの二人だ。
少し大きめの女性と少し小さめの女性。
近鉄電車で座って名古屋に向かっていると、途中から少し小さめの女性が合流して分かる。
喋りだす。
始まってしばらくすると気がつく。
あっあの二人だ。
喋りだすと止まらない。
次から次へと言葉が口から流れ出る。
喋っていると言うより、口から音が漏れているこぼれ落ちていると言う印象だ。
言葉は小さな水の流れのように止め処なく流れる。
大きな波が来るわけでもなく、途中止まる事もなく。
とにかく流れる。
二人は電車のドアに向かって立っている。
お互いにドアの一点を見つめながら喋る。
口から出た言葉はドアの一点で跳ね返り相手に向かう。
少し大きめの女性の言葉は少し小さめの女性に。
少し小さめの女性の言葉は少し大きめの女性に。
言葉はただ向かう。
会話のキャッチボールではなく、口から出た音の行き来がある。
口から出た音には解釈すれば意味がある。
しかし多分その口から出た音の意味よりも、口から出るということ出続けると言うことが重要なんだろう。
ドアの一点から反射する音は広がって車内に通底音として流れる。
それを聞いていた。

名古屋が終わりました。
東京に帰ります。