夏の一日
夏ではないんですが、春から夏にかけてのある日のある時間。
窓に指す光が黄金色になる瞬間があります。
ロールカーテンがそんな色だというのもあると思うんだけど、いつも切り取って取っておきたいような瞬間です。
以前は5月に2週間くらい。
エアコンをつけず窓を開け放して。
通る風だけで気持ちの良い日があったように思います。
それが最近は少し様子が違います。
以前の気持ちの良い風とは違い、少し汗ばむような気温と夏を予感する空気の時間です。
ま、それもまた良いんですけどね。
今日は6月から始まる「てあてセラピストカレッジ」のテキスト作りをしています。
えっまだ出来てないの!?
はい。
形にはなっていないんです。
でももう頭の中では出来ている。
それを引っ張り出して形にするだけです。
とは言え少し時間はかかります。
6限目まであるうちの3限目に取り掛かっています。
書いていて面白い。
あれも書きたいこれも書きたい。
書きたいこと伝えたいことが出てきて収集がつかなくなりそうになります。
そして何度も同じことを言いたくもなります。
知ってて欲しいことが多いんですね。
昔と比べると集中力が続きません。
サラリーマン時代は10時間でもパソコンに向かって何やら打ち続けていました。
今はそうは行きません。
1時間もするとモゾモゾしてくる。
お茶を飲んだり、ストレッチしたり。
そうやって気分転換してまたパソコンに向かいます。
それでもだめだったので、今日は駅前まで散歩に行きました。
富士山でも見えるかなとビルの屋上庭園に行きましたが、今日はダメ。
残念でしたね。
そして、こうやって気分転換の文章を書いているということに。
こんなことに付き合わせてしまって申し訳ない。
すまぬすまぬ。
今日は特に伝えたいことも書きたいこともある訳ではありません。
たまに書く事が何かの発散になったりします。
読まされてる方はたまったもんじゃないねどうも。
いやホントにすまぬすまぬ。
風が気持ち良いです。
通ります。
ここは東と西に窓があるので通り抜けて行きます。
そろそろ仕事に戻ります。
あいやこれも仕事か。
忘れられない患者さん
整体師を20年もやっていると忘れられない患者さんが何人かいます。
忘れられない患者さんはだいたいは、上手く行かなかったとか冷や汗をかいたとかもっとこうしておけば良かったとか。
今もたまに思い出して冷や汗をかいています。
2001年11月8日
11月6日に整体院をオープンさせ、初日は患者さんゼロ、二日目は友人が来たので、実質的に最初の患者さんでした。
練馬区のダンススタジオに送っておいたDMを持って現れたのはダンサーでした。
NYに数年ダンス留学をしていて帰ってきて半年。
カナダでは劇場の近くの針灸院で診てもらい、NYではカイロプラクティックの先生に見てもらっていた。
日本でなかなか体を診てくれるところがないので来たとのことでした。
整体師を本当に始めたばかりの駆け出しで、患者さんも診てはいましたが、まだまだ全然キャリアもない頃です。
問診をして話を聞き触診をして、うつ伏せいになってもらいました。
先ずは指針整体の説明をしようと、他にはない手技で指針整体と言うんですけどちょっと説明しますね。
と言うと。
いらないいらない。
治してくれればイイから。
そう言われました。
汗をかくと言うより汗が引きましたね。
サーっと音がして冷や汗が一瞬にして消えたような感じ。
その日に何をしたかは覚えていません。
とにかく一生懸命やったんだと思います。
終わって話をして、次の予約の話をしましたが、予定が決まってないからと予約は入れずに帰えられました。
こりゃ無理だ。
絶対。
それにしても、治してくれればイイから・・・って、そうだよなそうだ。
そりゃそうだ。
別に指針整体とか関係ないし。
治りゃいい訳だ。
あああ~どうしよ。
みたいなことを考えたように記憶しています。
自信があったつもりでしたが、ぺしゃんこに潰れました。
一週間後に電話があって再来院すると言う。
ちょっと良かったからまた診て欲しい、と言うようなことでした。
それから数回通って痛みが改善。(腰痛だったと思います。)
それから18年。
実は今でも付き合いがあります。
この患者さんには本当に感謝しています。
最初の最初に鼻っ柱を折ってくれたと言うか、目的は何?みたいなことを突きつけられた感じです。
忘れられない患者さんの一人です。
整体師は患者さんの環境の一部です。
整体師は患者さんの痛みを取ることや症状を改善することが仕事です。
筋骨格系の調整をして痛む体や症状のある体にに向かいます。
歪みを調整して動きを整えて。
いつもの体に戻ってもらう。
マイナスからゼロに戻ってもらう。
ゼロで来てくれる患者さんがいるならプラスになってもらう。
そう言う仕事です。
では筋骨格系の調整だけがその方法かと言うと実は違います。
もちろん患者さんの体に触れて、歪みを調整したり硬さを和らげたりします。
血流を良くしリンパの流れを改善させ、関節の可動域を回復してもらって動きをスムーズにします。
忘れている動きを思い出させるために、筋肉を再教育もします。
でもそれだけではありません。
整体師やセラピストは患者さんの環境の一部です。
患者さんが変わる時の周りの環境の一部です。
人は筋骨格だけで出来ている訳ではありません。
思考し心をもっています。
心は脳の機能です。
脳への入力は環境から。
わかりにくいですね。
雨が降ると憂鬱になります。
全員ではないですがそう言う人が多い。
天気が良いと気が晴れ晴れする。
笑顔の人が前にいると気分が楽になります。
自分の体の状態がどうしてそうなっているのか、納得いく回答があれば安心します。
ポジティブである必要はありません。
でもネガティブでは患者さんは治りにくい。
疲れてため息をついて公園のベンチに腰掛けている人が居たらどうします?
目の前に立って元気づけますか?
ほら大丈夫! 元気出してっ! 笑顔が大切だよっ!
でもちょっとそれだと疲れる人もいるかもしれない。
お茶でも持って行って隣に座って、ゆっくり同じ方を見て座る。
それだけで良いこともあります。
疲れている時は気分が楽になるだけで良いかもしれない。
整体師は患者さんの環境の一部です。
環境が状況を大きく変えることもあります。
そんなに変えないこともあります。
でも、誰かの環境の一部になれるのは嬉しいことだと思います。
近鉄電車の二人
乗り込んでしばらくすると気がつく。
あっあの二人だ。
少し大きめの女性と少し小さめの女性。
近鉄電車で座って名古屋に向かっていると、途中から少し小さめの女性が合流して分かる。
喋りだす。
始まってしばらくすると気がつく。
あっあの二人だ。
喋りだすと止まらない。
次から次へと言葉が口から流れ出る。
喋っていると言うより、口から音が漏れているこぼれ落ちていると言う印象だ。
言葉は小さな水の流れのように止め処なく流れる。
大きな波が来るわけでもなく、途中止まる事もなく。
とにかく流れる。
二人は電車のドアに向かって立っている。
お互いにドアの一点を見つめながら喋る。
口から出た言葉はドアの一点で跳ね返り相手に向かう。
少し大きめの女性の言葉は少し小さめの女性に。
少し小さめの女性の言葉は少し大きめの女性に。
言葉はただ向かう。
会話のキャッチボールではなく、口から出た音の行き来がある。
口から出た音には解釈すれば意味がある。
しかし多分その口から出た音の意味よりも、口から出るということ出続けると言うことが重要なんだろう。
ドアの一点から反射する音は広がって車内に通底音として流れる。
それを聞いていた。
名古屋が終わりました。
東京に帰ります。
コミュニケーション
中学生からツィッターやインスタグラムのメッセージ機能で連絡が来ました。
ツィッターやインスタグラムからの連絡は最近になって少し始まりましたが、これまではメールが主流でした。
18年前に開業した頃は電話の方が多かったと思うので、コミュニケーションの方法もずいぶん変わったなと思います。
メールでもそうですが、コミュニケーションツールが変わるとコミュニケーションの方法も少し変わります。
これがなかなか面白いと思っています。
最初、インスタグラムで予約など連絡をとっていたんですが、ある時からメールに変えて欲しいと言われました。
インスタグラムを使わななくなるからだとのことでした。
初回こそ自分の名前を名乗って連絡が来ましたが、二回目からのメールには名前がありません。
パソコンのメーラー(と言うんでしょうか)で見ているので、メールアドレスしか表示がされず誰なのかは以前のメールを探さないと分かりません。
お手数をかけて申し訳ないですがと断って、名前を入れて欲しいと伝えました。
それが伝わらない。
届いたメールをパソコンで見ると名前が出ないと言うことが分からないそうなんです。
スマホで見ているとそういうことはないんでしょう。(実は荒木はスマホではありません。)
一度、メールを送ったのに名前が出ないのが分からない、どういう状態なのか教えて欲しいとのことでした。
そうです。
ツールが違うと言うことは、全く別の見方をしていると言うことでした。
そう言えばメールには元々名前を入れない人が沢山いました。
それもきっとスマホから送っているからなんでしょう。
最近になってそれに気がつきました。
荒木の年代ではたぶんメールには宛名としての相手の名前と自分の名前を入れる人が多いと思います。
手紙を書いていた時代の人だからでしょう。
でも、最初からメールを書いている人は、誰から来たかは相手のアドレスを登録しておけば、次からは画面に表示されるので、自分の名前を書く必要はなくなります。
そして、手紙は届いた時に、封を開けるまで誰宛か分からないので、宛名がありますが、メールは直接送るので宛名は必要ありません。
そうです。
必要がないってとこがポイントですね。
おじさんとしは必要のあるなしに関わらず、相手が見るものだから宛名と自分の名前を入れる訳ですけど。
必要のないことをするのは無駄だし、見ている方も面倒でしょ。
と言う考えも分かることは分かります。
効率を追求するような教育がなされて来てますからね。
時代が変わるってのはこういうことなんでしょう。
伝え方が変わるので、理解していないと、相手が失礼だとか物知らずだとか誤解してしまうことがある。
そこから思いが上手く伝わらなくなって、お互いが分からないと言うことになってしまう。
気を付けようと思います。
リハビリメニュー
長く整体師をやっていると色々なことがあります。
患者さんが入院したり怪我をしたりすることもあります。
一般には怪我をしたり症状があったりで来院される訳ですが、来院されてその時の症状がなくなった後も、てあて整体院には継続して通う患者さんが沢山います。
月に一度のメンテナンス。
調子を整えてまた一ヶ月頑張るぞって感じです。
たまにリハビリメニューを作ったりします。
理学療法や作業療法の勉強をした訳ではありませんが、動きが悪い筋肉や硬くなっている筋肉は分かるので、その筋肉をストレッチしたりトレーングしたりするメニュー作りです。
今日もそんなことをやっていました。
今回は主に股関節周りについて作りました。
動きが悪いのは筋肉が弱いのではなく、持っている筋肉を使えていない。
というのが荒木の基本的な考え方です。
使えていない筋肉を使うために、その筋肉を使う練習をします。
これがなかなか面倒。
面倒と言うのは複雑と言うことではなく、簡単な動きだし小さな力で良いのに、その筋肉に力が入らない。
入る気がしない。
どの筋肉を使えば良いか分からない。
その筋肉がないような気がする。
みたいなことが起こります。
だから一つ一つ説明しながらやっていきます。
沢山やって筋肉をつける必要はないと思っています。
スポーツ選手なら別ですけど。
普通の人は普通に使えれば良い。
以前はゴルフスィングが上手く出来ないから、ストレッチと運動のメニュー作ってくれって患者さんもいました。
本人の特性があるので、いろいろですけど、股関節と肩周りがポイントでしたね。
整体師はこんな仕事もしています。
連休終わっちゃいましたね。
平成令和の10連休も今日で終わり。
明日からは仕事です。
長かったですか?
それとも。
短かったですか?
今年は連休中ずっと整体院も整体スクールもオープンしていました。
整体もやったしセミナーも何本かやりました。
とは言え正直言うとちょっと静かな連休でした。
周りも静かでしたけど、てあて整体も少し静か。
でもおかげでいろいろと考えることが出来ました。
普通は時代が変わる前にいろいろ考えるんでしょうけど、のんびりしているもので遅くなってしまいました。
明日からばりばりやっていこうと言う気になっています。
何だか一周遅れてるんじゃと思ったりもしますが、いえいえどうして、これで良いペースなのかもしれません。
春は何かを始めるのに良い時期です。
それに改元まであって。
スタートする時になって来た印象があります。
何か始める。
いや、始まる開ける感じなのかもしれません。
実は連休前から始めたことがあります。
簡単トレーニングと縄跳び。
ちょっと前に写真を載せたので見た人もいるかもしれません。
これがなんと続いている。
簡単トレーニングはスクワット=プリエ=しゃがむです。
脚を横に開いて合計で60回から70回。
少ないですね。
でも毎日続けることが大切です。
腰を膝の高さまで下ろすので結構効きます。
縄跳びは300回。
最初は200回でゼエハア言ってました。
でも今は300回でゼハ位です。
継続は力。
これからも続けていこうと思います。
明日からの仕事やだな~
って人もいるかもしれません。
でもまたスタートが切れるってのは良いことです。
体に気をつけて頑張って行きましょう。
体の使い方・自分の使い方
姿勢や歩き方は体の使い方の結果そうなったものです。
姿勢にはその人が出ています。
同時に歩き方にもその人が出ています。
その人が出るってどういうことでしょう。
体の使い方はその人自身。
自分の使い方でもあります。
せっかちな人と言うのはせっかちな体の使い方をする人です。
歩き始めようとする時に、足よりも顔が先に出てしまうような体の使い方。
でもそれだけではりません。
真面目な人と言うのは真面目な体の使い方をする人です。
一つ一つの動きを正確に感じながら動かそうとします。
正確に動くかどうかは分かりません。
正確に動かそうとする。
結果、ゆっくりになる人もいる。
結果、素早くでも手順を踏んで動かす人もいる。
正確な動きという基準があれば、その基準から外れないように動かす場合もある。
ゆっくり確かめながら動かす人が多いけれど、そうでもない場合もある。
何を基準に動かしているかという部分が真面目だったりする。
沢山のカラダを診ていると、その人のカラダが掴めることがあります。
分かるというのではなく掴める。
掴めるとその中にあるものが朧げながら見えるような気がします。
カラダの使い方のアドバイスはそんなところから出てきます。
書いていると気持ち悪いですね。
でも、そんなオカルティックなことではありません。
人の体は脳の指令で動いているというだけのことです。
その癖・傾向を見つけられるようになってくるということです。
姿勢や歩き方が良いと健康になりやすい。
それは体が生理的な状態にあるからです。
呼吸が深く血流が良い状態。
人は息をする動物です。
そして血液が流れている動物です。
それがなければ死んでしまう。
姿勢や歩き方はこの根源的な部分と大きく関わりがあります。
大切にしたいコトです。
平成令和の10連休
10連休が始まった時は平成でしたが、終わると令和になっている。
連休もあと2日となりました。
どんな連休だったんでしょう。
てあて整体院も整体スクールも営業しましたが、大混雑にはなりませんでした。
全く暇な日もあり、ぼちぼち患者さんが入る日もありでした。
カミさんも仕事や予定があったので、まあ今年もこんなものかと思っています。
途中、半日だけ時間が合ったので、一緒に石神井公園の三宝寺池まで散歩に行きました。
シャレじゃないですよ。
サンポウジにサンポ。
なんつって。(笑)
いや。
いや。。
失礼しました。
この連休に整体スクールの外を歩いている人を見ていたら、いつもと少し違っていました。
夫婦ずれが多い。
40代50代60代位の御夫婦づれ。
いつもは二人づれで歩いていることはほとんどありません。
そういう人を見かけないし、それにいつも歩いている風には見えない。
微妙なよそよそしさみたいな薄らした緊張感みたいなものがあったりしました。
そして普段は走っていない人が走っている。
連休後半は特にそうでした。
明らかにしばらくぶりに走ったと言うのが、フォームからも着ているものからも、走り方からも、体つきからも分かります。
なんとなく微笑ましいと言うか、良いお休みだなと思います。
もうあと2日で連休も終わります。
明日は午前は練習会をやって、明後日最終日の午前は自主練をやります。
練習会はクラニオでこれはお仕事。
自主練は体を動かす。
動けるための練習でフロアワークと軽いステップなんかやります。
床の上でゴロゴロしながら伸びしたり動いたり。
楽しいですよ。
無料開放しているので、希望の方は連絡下さい。
5月6日(月祝)10:00から12:00。
場所は東大泉中央地域集会所。(大泉学園駅北口3分)
https://www.city.nerima.tokyo.jp/shisetsu/community/chiikishukaijo/higashioizumichuo.html
ところで三宝寺池には美しい花が咲いていました。
それがアヤメなのか菖蒲なのかカキツバタなのかが分からない。
いずれも美しいんですけどね。
好きな花です。
残り2日良い休日を。
私、向いてないかもしれない。。。
久しぶりに授業に来た生徒さんの言葉です。
先生、私、向いてないかもしれない。
スクールには1年以上通っている生徒さんで、他のセラピーで営業を始めています。
いつも友人や知人に施術していたそうなんですが、先日、全く始めての知らない人にしたそうです。
時間は60分で幾つかの主訴と注文があったそうです。
それが全く上手く行かなかった。
と自分で感じた。
時間に追われてやりたいことが出来ず、クライアントさんが言っていた主訴に対しても時間配分が上手く出来なかった。
その上、セラピストなら分かると思いますが、終わった後の顔を見て確信したそうです。
いろんな人が居ることは分かっているんです。
でも自信がなくなっっちゃって。
けっこう落ち込んでました。
私、向いてないんじゃないか。
いや、きっと向いていないんだ。
そんな風に思っていたそうです。
そんな落ち込みを見た家族が、久しぶりに授業に出てきたらと言ってくれたそうです。
整体師やセラピストなら一度や二度は必ず、いやもっと沢山経験することです。
目の前の患者さんやお客さんクライアントさんを満足させられない。
ぜんぜん上手くいかない。
結果が出せない。
それが直ぐに分かります。
落ち込んで。
どうしようと思い。
もう向いてないかもしれない。
今まで出来て来たのはたまたま。
友人知人だったからなんだ。
そんな風に思います。
でも、まだたった一人です。
たった一人のクライアントさんの結果で落ち込んでしまった。
落ち込むことは悪いことではないです。
でも、それではちょっと早すぎる。
すぐに落ち込む前にしなければいけないことがあります。
そして、本当に結果が出なかったのか、満足行っていなかったのかさえも実は分からない。
自分で出来たこと出来なかったことも、客観的に評価出来ていないかもしれない。
ああすれば良かった、こうすれば良かったと思っていても、実際にどうだったのかは、もっと沢山やってみないと分かるようにはならない。
何が出来なかったのかフィードバックしたら、その原因を考える。
それをどうすれば克服することが出来るか、次の人が来るまでに考えておく。
世の中には沢山の人がいます。
いろいろな人がいて、いろいろな反応をします。
セラピーや施術を受けても全く反応がない人がいます。
それでもまた来てくれることもある。
満足したことを表現するのが恥ずかしかったり、自分を表現するのが上手くなかったりする人もいる。
逆に良かった良かったすごく良かったと言って、二度と来ない人もいます。
また必ず来るねと言う人に限って来ないことが多い。
これはセラピストあるあるかもしれません。
もともと全員を満足させられないと言うことも考えておかなければいけない。
結果が出ない満足させられない、と言う時にどうするのか。
がっかりして帰ってもらっては困ります。
満足は出来ないけれど、状態は改善しているだとか。
今の状態が分かるだとか。
これから何をどうすれば良いかだとか。
そういうことを伝えておければ、今は満足できなくても、帰った後に状態が改善するかもしれない。
イチローだって4割は打てないんです。
100%全員を満足させられると言うことはないかもしれない。
という前提で自分の施術やセラピー、その後のアドバイスや予約をどうするかなども考えておく。
目的は患者さんが良くなってもらうことだから、今の状態だけでほったらかしには出来ません。
でもまあ人数だよねやっぱり。
と言う話もしました。
そうは言っても一人です。
その人の反省を踏まえて、もっと多くの人を見なければ、自分は本当に向いていないのかどうかは分かりません。
それに、自分が向いているかどうかを決めるのは、整体師・セラピストの場合は患者・クライアントさんです。
自分で勝手に決めるものではありません。
自分が満足行っていなくても、患者さんにとっては良かったと言うこともあります。
もう少し頑張りましょう。
10年以上続けているベテラン整体師はほとんど全員が、最初の1年の患者さんにはお金を返してもう一度見させてもらいたいとか、最初の頃の患者さんのことを考えると汗が出る、と言います。
荒木も同じです。