頭への情報・体への情報
頭への情報・体への情報。
頭に対する情報はますます増えて、体に対する情報はどんどん減っているという話です。
それが体の使い方や在り方に影響を与えていると思っています。
姿勢や歩き方など体の使い方にも影響がある。
今の生活をしていれば仕方がない部分が殆どですが、対処出来る事もあると思っています。
動画を撮りました。
ご覧ください。
アクティブケア 〜疲れは動いて治す〜
アクティブケア=積極的な対処法
疲れが溜まるとつい横になって休みますよね。
それはそれで良いんですが、実はそれでは疲れは抜けません。
疲労感は抜けますが、疲労物質などはそのまま止まります。
疲れを抜くには、軽く動くのが一番効果的です。
週休二日で連休があるなら、初日の午前中に散歩でもして軽く伸びをするだけでも違います。
昼まで寝てて、ゴソゴソ起きだして、家の中で過ごしてしまうと、1週間の仕事の疲れを翌日まで残してしまうことになります。
運動をした後も同じです。
終わった後はすぐにビール!では疲れは全然抜け無いんですよね。
プロ野球やサッカー選手は試合後に必ずケアをしています。
それがないと疲労が蓄積してシーズン途中で使えなくなってしまうから。
面倒でも少し体を動かしましょう。
どうしてなのか動画で解説しています。
カラダのハナシについて
てあて整体スクールのYouTubeチャンネルに、「カラダのハナシ」という再生リストがあります。
身体について荒木が考えている事を、話したり解説したりしている動画が集まっています。
・カラダのハナシ >>>
身体がずいぶん変わりました。
荒木が子供の頃、1960年代と比べても大きく変わったと思います。
骨や筋肉や内臓など、もともと持っている身体は変わっていないんですが、その状態がかなり変わっていると思います。
また、身体に対する認識や使い方も変わりました。
身体を使わなくなったというのが変化の原因の一つです。
もう一つは使わなくて良い環境になったという事があります。
ほんの100年くらい前のことを想像してみて下さい。
道路は舗装されておらず、車もあまり普及していません。
電車の路線もそれほどなく、商業飛行が始まったのもちょうど100年くらい前からです。
一般の人の移動手段は歩くのが主流で、車に乗ったり飛行機に乗ったりするのはごく一部の人でした。
スマホもなくパソコンもなく、通信手段は直接会うか手紙くらいしかなかった。
スマホやパソコンがないという事は、何をするにも直接行くか直接会うしかない。
調べ物は図書館に行って百科事典を調べたりするしかなかった。
ほんの100年前までは自分の身体を動かして使うしか、生活する手段がなかったという事です。
それが今は何をするにも椅子に座って出来ます。
飛行機や電車の予約も、難しい調べ物も、誰かと連絡を取るのも、スマホ一つで事たります。
会社に行かなくてもパソコンがあれば在宅で仕事が出来ます。
食事は外に行かなくても、デリバリーで持って来てくれます。
友達と会うのも、オンラインで顔を見ながら話が出来ます。
体を使わなくなった。
体を使わなくなった事で、体の状態が変わっています。
筋肉量だけでなく、靭帯や筋膜や関節の状態や可動域も変わります。
体を動かす機会が減っている事で、血流も変わります。
血流が変わる事で内臓の状態も変わる。
また、動かさなくなった事で、動かし方にも変化があります。
本来の動かし方でなくても、事足りる事があります。
下手に動かしても。
上手に動かせなくても。
効率悪く動かしていても。
不健康に動かしていても。
動かす機会が少ないので、何とかなってしまう。
何とかなってしまうので、そのままの動かし方が定着してしまう。
その上、体の周りの環境も変わっています。
道路は舗装され階段が出来ました。
その事で凸凹のない地面を歩くようになった。
凸凹なら使っていた筋肉や、足や足指の細かな骨なども使わなくても歩けるようになっている。
それがまた歩き方の変化に拍車をかけたりする。
実はそんな事が起こっています。
これではダメだ!
と言っているのではありません。
文化の進展や社会の発展の結果なので、仕方がない。
というかそういうものです。
でも、それを知らないで、自分を使っていると、調子が悪くなった時に、どうして良いか分からなくなります。
今の生活や体の使い方や状態は、人本来の生活や使い方や状態ではないという事を知っておくと良いと思います。
という事で、カラダのハナシをぼちぼち上げています。
ご覧ください。
体は固まらない @カラダのハナシ【動画】
姿勢や体の使い方をアドバイスする事があります。
そんな時、人の体をどう捉えるのか、というのがとても大切なポイントになります。
体は固まりません。
動き続けています。
と話をすると、???みたいな反応をされる事があります。
良い姿勢を取ったり、長く座っていたりする時、体は固まったように感じるし、固めて使っていることもあります。
だとしても体は固まりません。
動き続けています。
生きているうちは変えられないことなんですよね。
体は固まらず動き続けている事を前提に、姿勢や使い方を考えたり試したりすると、楽に使えたりするんです。
動画でも解説しています。
手を使わずにスルッと履ける靴はやめましょう。 【動画あり】
手を使わずにスルッと履ける靴はやめた方が良いと思います。
手を使う事が困難だったり、しゃがむ事が困難な場合は別です。
使わない事で生活が大変になる場合は別として、手を使わないから楽だという理由ではやめた方が良いと思います。
手を使わずにスルッと履ける靴を履くと、以下のような事になる可能性が増えると思います。
・脚が太くなる。
・スネが張って痛くなる。
・O脚
・外反母趾
・冷え性
・むくみ
手を使わずにスルッと履ける靴は、履き易い靴で脱ぎ易い靴です。
履いた時に足部に靴がピッタリとフィットせず、ズレやすくなっていると思います。
脱ぎ易い靴というのは、脱げ易い靴です。
スリッパを思い出して下さい。
スリッパは手を使わずに履ける履き物です。
とても履き易い、そしてとても脱ぎ易い、つまり脱げ易い。
スリッパが脱げないように歩くには、爪先を広げてスリッパの先が足から外れないようにします。
その状態で歩くと、足首は曲げたまま、足裏全体を床から離すような歩き方になります。
足首を曲げたまま歩くと、スネの筋肉を使いっぱなしにしている事になります。
また、足を床から持ち上げるようにしているので、前腿の筋肉を使います。
前腿の筋肉を使うと、内股気味になって来ます。
それが、脚が太くなり、スネが張り、O脚、外反母趾、冷え性、むくみなどの原因になる事があります。
スリッパは家の中で履く履き物です。
短時間だから脱ぎ履きが楽な事に意味があります。
スリッパは家の中で履くから便利で良いだけで、外で履くためには作られていません。
スリッパを少し大きくしてクッションを良くしたような履き物が流行っているのは、脱ぎ履きが楽で軽いからだろうと思います。
でも、このスリッパを大きくしたような履き物も、1日外で履いていると同じような脚の状態の原因になります。
やめといた方が良いと思います。
動画を作ったのでご覧下さい。
体は固まる事も止まる事も出来ません。
長時間、椅子に座っていると、いろいろなところが凝ってくる。
同じ姿勢で立っていると、どこかが硬くなったり痛くなったりする。
良くある事です。
体を同じ姿勢や形のままにしておくと、当然固まります。
と思ってるでしょ。
でも、体は固まる事も止まる事も出来ません。
生きている間は体は動き続けています。
いやいや、止まってるって言ってるじゃないですか。
確かに外見上は止まっているように、見えます。
でも止まっていません。
心臓はずっと動き続けています。
呼吸も止まる事はありますが、何分も止まっている訳ではありません。
血液だけじゃなく体液も流れています。
何か食べたら消化吸収が行われ、胃腸など消化管は動いています。
腎臓では常に血液が濾過されて原尿というものが作られます。
筋肉は柔らかい組織です。
硬くなる事はありますが、コンクリートみたいな硬さではありません。
止まれないんです。
固まれないんです。
だったら、動いている事を前提に体を使ってみると良いかもしれません。
椅子に座っている時も、背骨や股関節や肩周りの関節に動きがある事を知っておく。
心臓や肺が常に動いているので、その周りの肋骨やお腹を固めないようにする。
ゆらゆらゆれている揺らぎが、外見上は見えないくらいに小さくなっていれば、いつも同じ姿勢でいるように見える訳です。
体は固まる事も止まる事も出来ません。
常に動きがあってゆらゆらしている風に使ってみてはどうでしょう。
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ご興味のある方はコチラにどうぞ → https://teate.co.jp/blog/2409262.html
体の中と外
体の中の密閉された空間は、体の外の気圧などに影響されます。
閉鎖された体腔と解放された体腔があります。
閉鎖された体腔とは、脳脊髄のある部分、硬膜・クモ膜・軟膜で包まれ頭蓋骨や脊椎で覆われた部分と、胸腔や腹腔等の部分です。
体の外に開放されていない、閉じた空間のことです。
この閉鎖された体腔や関節など、外から直接出入り出来ない、密閉された空間のことを、「体の中」と呼んでいます。
開放された体とは、口腔から続く食道や気管、消化管の部分、尿管や膀胱などの部分です。
これらは外から地続きになっていて、体の外に開かれた開放された部分です。
体の中は密閉され閉じているので、体の外の気圧などの圧力が影響します。
外気圧が高ければ圧迫され、低ければ膨張する事になります。
もちろん体感出来るほどではありませんが、影響があることは否定出来ません。
台風が来たり気圧が下がったりすると、頭痛や関節痛になることの説明はこれで出来ると思います。
また、脳脊髄へも影響があるとすれば、体の中のホルモンや神経伝達に影響が出て、さまざまな問題が起きる可能性があります。
ではどうすれば良いか。
体を動かすことです。
閉鎖された空間(体の中)の圧力を上下させ、他の部位との差を減らすには、水分の移動が必要です。
体の中の水分は浸透圧と物理的な圧力によって移動します。
体を動かせば血流も良くなり、体の中の部位別の圧力が均一化されて行きます。
だから体を動かす。
難しく考える必要はありません。
季節の変わり目で調子が悪い時は、酷い時は静かに家の中にいるのも良いですが、散歩など軽い運動をしてください。
前歯を抜きました。
8月にずいぶん前に治療をしていた前歯が折れました。
折れてはいるんですが、歯茎の中だったので、一旦はそのまま左右の歯と繋げて応急処置をしてもらっていました。
夏休み(歯医者さんの)が終わって、結局、今日、前歯を抜きました。
抜いたままではダメなので、左右の歯と繋げる仮歯を作って、それを取り付けました。
違和感しかないですね。
前歯ってそんなに活躍している印象はなかったんですが、応急処置をしている時にあまり使えない状態だと、食べるのが結構大変でした。
意外に前歯で食べ物を切っていたみたいです。
今日、その前歯が仮歯に変わって左右とくっついている。
今もそうです。
そして抜いた前歯の歯茎は穴が空いた状態です。
たったこれだけの事なのに、なかなか大変です。
人の体は本当に沢山のモノで出来ています。
小さなものでも役割があって、それぞれがそれぞれの仕事をしています。
少し位置がズレたり、動きが悪くなったり、働きが悪くなると、それが全体に影響します。
もちろん、その場所の働きが悪くなる事もあるし、そことの関係で周りの状態も変わります。
歯の状態が変わっただけで、首が凝ってきています。
たぶん慣れない状態が続くと、姿勢も変わってしまうかもしれません。
私の場合は整体師なので、自分で自分の状態を観察出来ますけど、普通の人はあまりそこまで観察しませんね。
だから故障や痛みだけを感じて、困ったなぁということになるんだろうと思います。
原因はこんなに小さな事だったのか、って事があります。
それを見つけるのが整体師なんですけどね。
なんて、歯を抜いただけなのに、そんな事考えています。
ご機嫌は自分で作る。
調子を崩す人が増えています。
季節の変わり目で、特に夏から秋に向かう時期ってのが関係してますね。
夏の疲れが出てきた感じです。
昼間は暑いですが、朝夕は少し涼しい時間が出来てきた。
この時期は調子を崩す人が増えてきています。
ご機嫌は自分で作りましょう!
簡単な事で、体の調子は軽くなります。
ラジオ体操くらいの運動をしましょう。
腕を回して側屈くらいでも大丈夫。
あとはアキレス腱を伸ばして屈伸運動。
そして散歩です。
歩きましょう。
ウォーキングは全身運動です。
湯船に浸かるのも忘れずに。
深部体温が上がります。
そして血流が良くなる。
血流が良くなる事で疲労物質が抜けていく。
できることからやりましょう。
ご機嫌は自分で作りましょう!
運動習慣
年をとると運動習慣が大切だと痛感します。
今年の春から90代の母と同居していますが、全く運動習慣がない人でした。
運動習慣がない人は当然ですが、運動をするとどうなるかが分かりません。
特に運動を継続的に続けるとどうなるかが分からない。
たまにしか運動をしないので。
運動すると汗をかく。
運動をすると疲れる。
運動をすると筋肉痛になる。
という事になります。
良い印象が全くないですね。
でも、運動には別の側面もあります。
というか運動をたまにではなく、継続すると。
汗が出て爽快になる。
疲労のあとに筋肉が使いやすくなる。
適度な疲労で睡眠が取りやすくなる。
筋肉痛の後に筋肉量が増える。
継続していると、筋肉痛が出にくくなる。
筋肉がついて体が動かしやすくなる。
自分が変わるんですよね。
それが、運動習慣のない人は、自分が変わる前にやめてしまっている。
ダメとは言いませんが、習慣がある身としては勿体無いと思います。
ラーメンが食えないのが勿体無いというのとは、別の意味で勿体無い。
ラーメンは食べられなくても、栄養も取れるし美味しいものもたくさんあります。
でも、運動を継続するのと同じ事が起きるものは他にはありません。
散歩も運動です。
少しずつ運動習慣をつけてもらいたいと思います。