臍だし腰だしファッション 【動画】
数年前から腰だし臍だしファッションが増えている気がします。
おじさんのタワゴトではありません。
以前はアパレル業界にいたものとしては、ファッションに文句を言うつもりは一ミリもありません。
でもボディケアをしているものとしては、一言あります。
臍だし腰だしはオッケーですが、ケアもするようにお願いします。
ところで荒木は25年くらい前まで紳士服流通小売業にいました。
最初の2年間くらいは店頭に立って販売もしていました。
バブル絶頂の頃でしたので、洋服は良く売れました。
当時、学生はまだ洋服を持っていなかった。
普段着というか日常的に着る服はあまりたくさん持っていませんでした。
今はみんながお洒落になって良い時代だなと思います。
ただたまに、気になるファッションがあります。
臍だし腰だしもそうですが、靴の流行でも気になる時がたまにあります。
うるさいことは言いませんが、ケアの話はしていこうかなと思っています。
ファッションも楽しんで、体も健康になればと思います。
シャワーより湯船
週末の土日、1週間の疲れを抜いて楽に過ごしたいものです。
腰痛や肩こりなどさまざまな症状も疲労の蓄積が原因にあったりします。
疲れを抜くのに簡単なのは、湯船に浸かることと睡眠です。
今回は湯船に浸かることについて解説しています。
ま、解説なんか良いから湯船に浸かって、あああああぁ〜なんて声を出せば良いだけなんですけどね。
肋骨の下を締める 〜 大人バレエな疑問について
大人からバレエを始めた方から質問を頂きました。
レッスンで「肋骨の下を締めて下さい。」と言われたそうです。
でも、肋骨の下を締めると上半身がコチコチになって動きが取れなくなるとのこと。
どんな風にやっているか実際にやってもらい感覚を話してもらいました。
先生の言葉通り、肋骨の下を締めていました。
肋骨の上にコルセットを巻いて、ぎゅうぎゅうに締める感じです。
その状態で動き出そうとすると、締めるのが外れるか、締めすぎて動けない感じになる。
そりゃまあそうなります。
肋骨の下締めてしまえば、肋骨を周りから抑えているような状態になり、肋骨の動きは止まります。
これだとバレエがやりずらい。
どうすれば良いか?というのが質問でした。
肋骨の下を締めるというのは先生の感覚で、自分でやる時の感覚とは違うと思います。
同じ言葉を使っていても、人はそれぞれ使う筋肉が違ったりします。
見た目には同じように結果的に見えても、体の中でやっていることが違う。
この場合は締めてしまってコルセットを巻くようにしてしまっては、動きが取れなくなります。
丸い風船を縦長にしたいと思ったら、周りから締める方法もありますが、もう一つ方法があります。
上下に引っ張ります。
周りからは締めず、コルセット的なイメージもなく。
上下に引っ張る。
軸を引き上げると言われているのもこれに似ていると思います。
背骨の持っているS字カーブを少なくする。
反り腰の人は反りを減らし、猫背の人は丸い背がまっすぐになるような。
そんな動きです。
でもこれも外から見た事を言っています。
上下に引っ張るというのは、背骨を上下に長くするというこです。
ここでも言葉が難しいですね。
背骨の長さ自体は変わりません。
S字カーブをゆるく、頭と骨盤が離れるように、背骨を上下に押すように使います。
これで体幹・上半身という球体が上下に長くなり、肋骨の下が締まったような形に見えるようになります。
ほとんどの方は体の周りの筋肉を使います。
大きな筋肉なので使いやすいし、体幹という言葉を体の周りの事、周りの筋肉の事と考えているようです。
でもポイントは体の中心にある背骨。
背骨をどうするかを考えてやってみて下さい。
S字を長くするような動きを背骨にさせているだけなので、肋骨も体幹も動きます。
これを目指してみては。
と大人リーナに提案しました。
???ってな感じでしたが、まあ少しは理解出来るということでしたので、次回まで少しずつレッスンで試してもらうことにしました。
大人バレエな道は長い。
横隔膜のストレッチ @引っ張らなくてもストレッチ
横隔膜のストレッチを紹介します。
正確には横隔膜のマッサージかもしれません。
でもまあどちらでも。
横隔膜が柔らかくなれば呼吸も深くなりやすい。
と言う事でやってみて下さい。
これが意外に難しいかもしれません。
とくに最初は季肋部に手指が入っていかないかもしれません。
少しずつやっていればお腹も柔らかく動きやすくなります。
肋骨のストレッチ
最近の患者さんや街で見かける人を見ていると、呼吸が浅くなっている人が増えています。
特に天候が悪く雨が降っていたり気圧が下がったり、どんよりした天気が続くと尚更です。
呼吸をするのに肋骨の間にある肋間筋というのを使いますが、それが固くなっていると呼吸がしづらくなります。
もちろん他の筋肉も使いますが、まずは肋間筋からストレッチをして動きやすくしたいと思います。
ということで肋骨のストレッチと書いて、肋骨と肋骨の間にある肋間筋のストレッチやりましょう。
大人バレエなストレッチのこと
ストレッチと言えばどんなものを思い出しますか。
バレエやダンスの前にはストレッチをしますが、それぞれどんなストレッチをしていますか。
ストレッチは意外に誤解している人が多いので、解説動画を撮りました。
特に大人からバレエを始めた人や、普段は運動をしたことがない人に見てもらいたいと思います。
レッスン前後のストレッチはそれぞれ意味が違うし、内容も違える方が良いんです。
知らないよりも知っている方が故障を防ぐにもパフォーマンスを上げるにも良いと思います。
脚が太くなる靴
脚が太くなる靴があります。
二種類。
履きやすく脱ぎやすい靴。
これは以前にも書きました。
そしてブーツ。
履きやすく脱ぎやすい靴とブーツは両方とも脚が太くなります。
でも理由は違います。
詳しく知りたい方は動画をご覧下さい。
脱力について
写真に写っているのはテンセグリティと言う構造体です。(これ自体は玩具として売っています。)
テンセグリティというのはテンションとインテグリティを合わせた言葉で、tension(張力)と integrity(統合)とを合成した造語です。
もともとは彫刻の一つとして、硬いモノ同士を引張材で繋いで形(構造物)にしたものです。
脱力がなかなか出来ないという人がいます。
知らないうちに力が入っている。
脱力をすると立っていられないとか、座っていられないとか。
そんな風に感じる人もいます。
立っている時や座っている時は、体に力が入っていて、そこから脱力してしまうと形が崩れて立ったり座ったりしていられない。
そう言う体の使い方をしていると、それが習慣的になってしまい、つい、ただ立っているだけ座っているだけなのに、それ以上に力を入れてしまっている。
脱力しようと力を抜くと、形が崩れてしまう。
そんな感じです。
上の写真の右側が脱力で、左側が立ったり座ったりして力が入っている状態、と思っている人がいます。
荒木は左側の状態が脱力している状態と考えています。
右側も脱力していますが、右側は完全脱力で床に横になって寝ていたり、リクライニングチェアーに身を任せている状態です。
では左はというと、無駄な力や過剰な力が抜けている状態。
必要最小限の力だけで立っている状態です。
具体的にはこんな感じかもしれません。
まだ1歳になる前だと思います。
無駄な力を入れることもなく、無理な姿勢にもならず。
必要最小限の力で、全体が調和して立っている。
普段、立つ時や座る時の脱力は、電源が繋がっている電化製品です。
コンセントがつながっているテレビ、でもスイッチは入っていなくて番組はやっていない状態。
完全脱力はコンセントを抜いてしまった状態で、何も出来ない。
スマホだったら充電の残量がある状態で、アプリが立ち上がっていない状態。
スマホの完全脱力は充電の残量が0%になってしまった状態。
なんとなくそんな事をイメージして立ったり座ったりするだけでも変わるかもしれません。
テンセグリティ状態を立ったり座ったりの状態で作るのは、普段やっていないという意味で難しいかもしれません。
でもどこかに力を入れいる訳ではないので、出来ないと言うことはありません。
無駄な力が抜けているだけですから。
体は内部からサポートするような力というか勢(いきおい)のようなものがあります。
それを感じるというか、うっすら気が付くことが出来れば良いなと思います。
ゆっくり呼吸が出来て、どこかに力が入っている感覚がなくて、体が広がって行くような感覚。
ゆっくり脱力出来ると良いですね。
肩こりのセルフマッサージ【動画】
季節の変わり目は体調が変化しやすい時期です。
患者さんを診ていても、肩がパンパンからコリコリになりコチコチになってゴツゴツになりそうな人が増えています。
自分で出来るセルフマッサージで先ずは肩を緩めましょう。
直接、肩だけを揉んでいる訳ではありません。
バレエの人はどうして足音がしないのか。
「バレエの人はどうしてあんなに足音もせずに歩けるんですかねぇ」とアレクサンダーテクニーク・グルー プレッスンの時に聞かれました。
たぶん気がついているんです、という話をしました。
自分の全部に気がついて動いている。
そう言う意味ではアレクサンダーテクニークのアプローチと似ているかもしれないですね、とも話しました。
普段、人は気がついてないで動いてます。
いつもと同じように動く時に、いちいち何かに気がついていなくても動けるようにプログラミングされているようなものです。
歩く時にいちいち右足を出したらどっちの手だっけ?とは思わなくて済むような事です。
でもバレエの人は全部に気がついている。
背中が真っ直ぐなことだけでなく、脚の向きやつま先の形、顔の向きや表情、腕や肩の状態まで気がついている。
気がついて動いている。
気がついてないところがないように訓練されている。
だから隅々まで美しいんだろうと思います。
歩く時には足裏からドンと床に足を置くことなく、足裏が順番に床から離れて、つま先から順番に床に降りていく。
歩いている途中、踵をついて足裏が順に床に置かれ、足指に力が加わって踵が上がり、膝が伸び股関節が・・・
みたいに、一つ一つというより、瞬間瞬間、動きのどのタイミングも気がついている。
だからドンと突然足を置くようなことがない。
普通に歩く時も同じだと思います。
自分の体がどんな風になっているか、気がついて歩いてみて下さい。
今、足はどんな風に床から離れましたか。
腕には力は入っていませんか。
顎は上がっていませんか。
視線は遠くにありますか。
呼吸は出来ていますか。
それだけで楽に美しく歩けるかもしれません。