いのちの科学の最前線 @今日の一冊
最近、読んだ本の紹介です。
【 いのちの科学の最前線 】
理系ライターの方々が研究者にインタビューしてまとめた内容を動画で解説しています。
セラピストや整体師の皆さんは興味のある内容だと思います。
目次を書いておきます。
Ⅰ 進化の衝撃
1 酵素の研究が解く「性」のグラデーション
2 いかにして腸内細菌はヒトと「共生」するのか
3 脳のない生物にも知性はあるのか
Ⅱ 細胞のドラマ
4 死のメカニズムを生きる力に変える
5 敵にも味方にもなる免疫機構を見極める
6 老いの制御の今と未来
7 分子心理免疫学で「病は気から」を解明する
Ⅲ コンピュータで解く生命
8 遺伝子研究が導く創薬のかつてない領域
9 タンパク質探究で生命現象の源へ
Ⅳ こころといのち
10 身体の外にも広がりゆくこころ
※いのちの科学の最前線 >>> 購入サイト
隅っこに行っても小さくなる必要はありません。
部屋の隅にある椅子に座ると、部屋の隅に合わせるように小さくなってしまうことがあります。
知らないうちに肩をすくめて、両膝をつけ、猫背になって座っていたりします。
そこまで行かないまでも、上半身が緊張していたりします。
体が硬く動きにくくなっていたりする。
その必要ないかもしれません。
習慣というか知らず知らずというか。
そこに座る時にはそうなっている。
それが普通の感じがしたりします。
普通なので違和感はなく、いつもそうしている事があります。
問題がなければ問題はないと思います。
でも、問題があるとしたら。
肩が凝ってきたり、呼吸が浅くなってきたり。
腰が辛くなってきたりしたら、ちょっと考えてみてください。
部屋の隅に座っているからって、小さくなる必要はない。
壁に肩が触れたって、背中が触れたって何も問題はない。
坐骨に座って背筋が伸びたって、そのスペースからはみ出ている訳ではない。
緊張に気がついて、入っている力をやめてみれば。
もっと楽に座れるし、呼吸も楽に出来るようになります。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン 【7月6日】
毎月恒例、アレクサンダーテクニーク・グループレッスンのお知らせです。
7月は場所を勤労福祉会館の広い和室を借りて行います。
テーマは「足首のマッピング」「モンキー、ランジ」を考えていましたが、広い部屋なので他にもいろいろと試してみたいと思っています。
畳に横になれるので、それを利用して自分全体を使う感覚を味わったり、広い部屋ならではのアクティビティーを考えています。
アレクサンダーテクニークは自分の使い方の練習法です。
いろいろと試す事で、自分がどんな感じになるのかを体感してもらいます。
知らないうちに習慣になっている事も、いつものようにやっていると分かりません。
感じてみる時間を作る事で、自分の知らない自分の側面を知る事が出来るかもしれません。
全く初めての方もいらして下さい。
月に一度、自分の体のことを考える良い機会になると思います。
アレクサンダーテクニーク・グループレッスン
日時:7月6日(日) 9:30ー11:30 (いつもより30分早い)場所:練馬区勤労福祉会館 二階和室大
東京都練馬区東大泉5-40-36
料金:3,000円
備考:フォルムという名前で部屋を借りています。
問合:mail teate@nifty.com
LINE https://lin.ee/H5NyjYT




時間が出来ると神社仏閣に行くのには、スピリチュアルとは全く関係ない理由があります。
休みの日だけでなく、神社やお寺さんには良く行きます。
通勤途中にある神社には時間があれば毎日でも寄ってきます。
お賽銭をいれて手を合わせ、今日も宜しくお願いしますって感じで整体院に来ます。
スピリチュアルな意味は殆どありません。
ゼロかと言われるとそんな事はありませんが、それとは別の考えがあって寄るようにしています。
神社仏閣は昔からその場所にあるものが殆どです。
神社は1000年以上も前からあるものもあります。
人が集まる場所だったんだと思います。
神様に祈る場所として、人が集まる場所を作った訳ですから、良い土地にあるんだと思います。
日当たりが良く
風の通りが良く
水捌けの良い土地で
見晴らしも良いかもしれない
神社があるのはだいたいそんな場所です。
しかも鎮守の森と言われるように、周りに広い土地があって森とまでは行きませんが林のような、木々の生えた土地があります。
気持ちが良いんです。
風の通りも良く、日当たりも適度で、水捌けもよく、森のように木のある場所。
そして空間が広がっている。
都会の雑踏の中とは違い、空も広くて空気も吸いやすい。
だから行きます。
体に良い環境だからだと思います。
出来るだけ毎日、通り道にある神社に寄るのにも理由があります。
成功したかったら、毎日、目標を具体的に小さな紙に書いて、枕の下に置いて寝ると良い。
と、アメリカのエグゼクティブの間で言われていた事があるようです。
これは、おまじないの類ではなく、一日に一度、自分の目標を具体的に思い出す事で、それに関連する情報に気づきやすくなるという事のようです。
自分の目標とすることを具体的に紙に書くと、それに類する情報に目がとまります。
ラジオからの情報だったり、新聞や雑誌やテレビなとからの情報。
ネットで気になる情報を見ていると、フィルターバブルのように情報が集まってくるというのと似ているかもしれません。
情報は多く集まる方が、対策も考えやすくなり、成功につながっていきやすいということのようです。
神社になるべく寄るのは、そういう意味もあります。
神社に行けなくても、神棚に毎日、手を合わせている事で、同じような効果があると思います。
信心深い訳ではなく、情報収集がスムーズにいくようにと思っている部分があるんですね。
仏閣も似たような考えがあります。
お寺さんなどは修行の場や人が集まる場として出来ていて、数百年は経っているところが多くあります。
やっぱり人が集まりやすく、環境が良い場所にある事が多いですね。
山の中や奥にあるお寺には行けませんが、近所にあるところは、行くと静かで環境が良いので、ストレスの解消にも良いと思っています。
ちょっと体や頭が固まったら、神社仏閣に行くと良いですよ。
手を合わせなくても、散歩するだけで、体は緩むと思います。
小顔矯正やO脚矯正は本当に出来るのか
小顔矯正やO脚矯正、姿勢矯正などは出来るのか?
出来るとも言えるし出来ないとも言えます。
出来ると言うのは、外から見た形が変わるという意味で、出来ます。
出来ないと言うのは、骨の形は変わらないという意味で、出来ません。
骨は硬い組織です。
だから手技療法で形が変わる事はありません。
ただ、位置関係は変わるので、見た目が変わる事はあります。
小顔矯正であれば、頭蓋骨の形や大きさは変わりません。
でも、血流が改善されれば、顔の周りの水分が流れ、むくみのような状態が改善されれば、実際に小さくなる事はあると思います。
また、頭と首の位置関係が変われば、顎や首周りの筋肉の状態も変わります。
引っ張られたり縮んだりしていた状態が変われば、首が細く顎のラインが綺麗に見えるようになる事はあります。
でも、頭蓋骨の大きさは変わってはいません。
姿勢矯正では骨格の位置関係が変わって、外から見た姿勢は変わります。
O脚矯正では骨盤と大腿骨と脛骨の位置関係や捻れが変わる事で、O脚ではなくなります。
ただ、姿勢もO脚も、普段からの体や筋肉の使い方を変えない限り、効果は一時的で継続はしません。
でも、一時的でも姿勢やO脚が変わる事は間違いなく、それを継続させるためにはストレッチやトレーニングや、体の使い方を見直す必要があります。
手を使って矯正してもらったのは、骨格の位置関係や血流による筋肉や体組織の状態です。
それを維持させるのは、自分でいろいろやるしかありません。
自分で出来るケアの方法を教えてくれるサロンが良いサロンかなと思います。
あったら便利はなくても平気、便利が増えると出来ない事が増える
「あったら便利はなくても平気」という言葉を聞いた。
確かにそうだよなぁと思う。
あったら便利というのは、なくても大丈夫なんだけど、もしあると今よりも便利という事です。
なくても良いけどあると楽って話ですね。
最近の世の中はそういうモノで溢れています。
不便な事を解消するための何かとは、ちょっと違います。
なくても大丈夫で不便とまでは言えない事でも、あると便利ってやつですね。
便利グッズと呼ばれているようなアイテムがそうなんだろうと思います。
すぐに思いつきませんけど、例えば卵の黄身と白身を分離させるだけの器具とかですかね。
なくても他のもので代用出来るけど、あるときっと便利というものです。
この”便利”というのが増えると、実は出来ない事が増えてしまいます。
便利になったので、今までは出来ていたのに、出来なくなってしまう事です。
我々の時代だと、鉛筆削りが出来たので、ナイフで鉛筆を削れなくなったとか。
もう少し時代が下ると、ライターが出来たので、マッチが擦れなくなったとか。
パソコンやスマホで文章を作って送るので、漢字が書けなくなったとか、字が下手になったとか。
それくらいならまだ良いですが。
少し前に書いたように、ノイズキャンセル機能付きのイヤホンやヘッドホンを使っていると、言葉が聞き取りにくくなったりする事もあるようです。
整体師的に気が付くのは、歩く距離や歩数が減っている事で、歩くのが下手になっている人が増えています。
これは困りますね。
人間の社会はどんどん進歩していて、新しいものが開発されます。
世の中はどんどん便利になる。
知らず知らずのうちに、実は出来ない事が増えていると思います。
大昔の生活をした方が良いとは言いません。
でも、あまりにも便利になりすぎ慣れすぎるのは、体にも良くない影響がある可能性もあります。
100年くらい前の人は、どんな暮らしをしていたんだろうと思って、出来る事はやってみるのも面白いと思っています。
大泉学園から吉祥寺まで、突然、歩いたりするのは、そういう気持ちもあったりします。
1時間以上続けて歩く事はいつもなないので、歩く事で発見することがあります。
出来なくなっていること、出来るのに忘れていることなどです。
触診セミナーを開催したら、作業療法士を目指す学生さんが来てくれました。
今日は触診セミナーでした。
触診とは患者さんの体に触れて、患者さんの体がどうなっているかを触知する事です。
骨格の歪みだけでなく、筋肉の硬さや張り具合、部位毎の体温の違いなど、とても多くの事が分かります。
整体スクールに入学すると触診の授業もありますが、指針整体の時はいつも必ず触診の練習を一緒に行っています。
触診は整体の基本ですから。
歪みやズレや硬さや暖かさの違いなど、手指から分かる事だけでなく、自分の体の使い方や手指の使い方なども練習します。
触診する手、患者さんに触れる手指がちがうだけで、整体の効果も変わるし、患者さんの体も変化します。
そして、整体師自身の体の疲れも全く違ってきます。
今日は作業療法士の勉強をしている学生さんが来てくれました。
聞くと、円回内筋や尺側手根屈筋や長掌筋など、練習を始めたばかりで上手くいかない事があるとのことでした。
人に触れる時の自分の使い方や考え方の話を最初にしました。
勉強し始めということや、まだ若いという事もあり、少し手間取っている部分もありましたが、話をした事は分かっていただけたようです。
個別の筋肉についても、一つ一つ触れてもらい、触れ方や手指の使い方や捉え方などアドバイスしました。
最初は分からない事ばかりです。
それが不安につながる事もあります。
でも、一つ一つ積み上げていけば、必ず出来るようになります。
触診は本当に整体の基本です。
患者さんの体がどうなっているか、触れて分からなければ調整出来ません。
また触診の触れ方は整体をしている時の体の使い方につながります。
基本的で地道な事ですが、大切な事だと思っています。
てあて整体(指針整体+MET)の動画が制作販売されます。
8月末か9月頭に「てあて整体(指針整体+MET)」の動画が販売されます。
BABジャパンという出版社さんの映像部から連絡があったのは3月でした。
指針整体という「引く刺激」を入れていく整体とMETを組み合わせた、「てあて整体」の動画を制作しませんかという話でした。
メールだけではという事で、実際にお会いして話を聞きました。
BABジャパンさんは「隔月刊セラピスト」や「月刊秘伝」など、業界では有名な雑誌を出版されている出版社さんです。
知人や仲間でも何人か雑誌に登場したり、書籍を出版しているのは知っていました。
でも、BABジャパンさんから連絡があるとは思っておらず、少し驚きました。
話を聞くと、指針整体の「引く刺激」がとてもユニークである事や、20年以上指導を続けている事、荒木が25年整体師をやっていることなどから、業界やこれから整体を目指す人、一般の方々で健康に興味のある人にニーズがあると考えて連絡をいただけたようでした。
なるほどそういうことならと動画を制作することを決めました。
最初、指針整体とMETとはどういうものか、それを組み合わせた「てあて整体」とはどんな考えでやっているかなどをお伝えしました。
それを、動画にするにあたり、項目分けして教えてほしいと言われました。
項目の内容を検討して、そこで説明することや内容を書き出し、何度かやり取りをして、動画の原稿が出来たのは先週のことでした。
3月から初めて3ヶ月くらいかかって出来た原稿です。
それを使って、一昨日と昨日、動画の撮影を行いました。
初日は朝9時から午後7時まで、二日目は朝9時から午後6時まで、ずっと話をしたり手を動かしたりして、撮っていきました。
BABジャパンの担当の方が編集などされるので、他に撮影の方と音響の方が来てくれました。
とにかく細かい。
指導は20年やっているし、動画も最近撮っているので、何とかなるかなと思っていたんだと思います。
現場で編集の方から出される注文が、最初はわかりませんでした。
その角度では見えないとか、その説明では伝わりませんとか。
頚椎一番の解説に、首の骨の一番上の骨で頭の中心あたりにあります、まで言うとは思っていませんでした。
でも、終わってみると、きっと誰が見ても分かりやすく、伝わるものになるのではという期待が湧いて来ました。
昨日までで荒木の仕事は終わりました。
あとは編集さんにお任せということになえります。
指針整体とMETの二枚組のDVDが発売されます。
8月終わりか9月頭だそうです。
これに関連して隔月刊セラピストにも記事が載るかもしれません。
また、お知らせしていこうと思います。
※BABジャパン >>> https://www.bab.co.jp
表紙の写真はインパクトあります。
※DVDのページ >>> https://www.therapist-shop.jp/SHOP/4179/list.html
DVDのページです。
シニア世代が整体師を目指す時の強みと弱み
50代60代から整体師を目指す人には、共通の強みと弱みがあります。
強みは経験があること。
整体の経験ではなく、社会経験や人生経験です。
長く生きて来て、社会生活も長いので、それだけ経験があります。
整体とは関係がないものですが、患者さんにとっては経験のある先生の方が信頼をおきやすい可能性があります。
痛みや症状についても、経験済みの事が多いし、会社や人間関係の問題でも経験済みの事が多いと思います。
話を聞く事は患者さんにとっては、何かを吐き出す事でストレスの解消にもなり、体も開放されやすい状態になります。
信頼を得られれば、患者さんの体の中で成長や治癒が起こると、最近の自律神経系の理論(ポリヴェーガル理論)でも言われています。
コミュにケーションを上手くとれれば、人生経験や社会経験が豊富な事は、若い世代や社会経験の少ない世代と比べれば強みとなります。
長く続けて来た仕事や業務、趣味なども強みになる事があります。
長く仕事を続けてくる事で、モノの見方や分析方法が身についています。
また、開業や副業で仕事をする時は、収支計算や目標の立て方、フィードバックの方法などが出来るのも強みです。
月別の収支計画や売上計画を立てるのも、社会人の経験が長ければ難しい事ではないでしょう。
それが出来るか出来ないかは、長続きする整体師になれるかにつながります。
長く続けている趣味があるなら、同じ趣味を持つ人たちとの繋がりが患者さんに繋がる可能性もあります。
テニスや水泳やボールゲームをしている人は、それぞれ独特の痛みや症状に対応出来るという事が売りになる事もあります。
逆に弱みとなるのも、経験があることです。
経験がある事で、物事の味方が固まってしまう人がいます。
多くの経験を積んできているので、その事が患者さんの話を解釈する時に、自分の経験だけに当てはめてしまう事があります。
患者さんの痛みや症状を、自分の経験だけに当てはめてしまうと、症状や痛みの見方に偏りが出来てしまい、原因を見つけるのが難しくなってしまう事があります。
もう一つの弱みは年齢です。
20代30代の患者さんを年下扱いしてしまうと、上手く行かない事があります。
年齢の上下は関係なく、患者さんと整体師は対等の関係です。
上から目線の態度や話をしたりでは、患者さんの信頼は得られない事になります。
グレイヘアや顔に刻まれたシワは、患者さんの信頼を得るために使って下さい。
骨盤の調整は三方向から行います。
てあて整体スクールで指導している骨盤調整は、三方向から行います。
三方向というのは歪みを前後左右上下の三つの方向に分けて調整するという事です、
骨盤は仙骨と左右の寛骨で出来ている立体構造です。
立体のものの歪みは、前後左右上下に分ければ、一つ一つの調整は一方向なので単純なものになります。
立体構造の歪みを立体的に調整する方法ももちろんありますが、どうしても習得に時間がかかってしまいます。
(立体のねじれを一つの手技で調整する事になりますから。)
三方向に分ければ、調整の回数は増えますが、習得にかかる時間は減ります。
それに必ず三方向全部調整する必要がある訳でもありません。
多くの場合は二方向だったり一方向だったりします。
調整の手技はマッスルエナジーテクニックという手技を使います。
ボキボキしない、急激な回転や伸展(捻ったり曲げたり引っ張ったり)をしない方法です。
だから安心です。
無理な力を使わないし、患者さんへの負担も少ない方法です。
てあて整体スクールでは骨盤の調整は三方向から行っています。