肩こりは肩を揉めば治るのか。
肩こりは肩を揉むモノと思っている人は多いと思います。
でも、最近の整体師で肩こりは肩を揉むモノと思っている先生は少ない。
常識は時代とともに変わるってことですね。
あら木が整体を習い始めた頃、ある先輩先生に聞いたことがあります。
「肩こりは肩甲骨が問題だから、肩甲骨を外から引っ張っている腋の下の筋肉(大小円筋・前鋸筋・棘下筋)なんかを緩めたらイイんじゃないですか?」
そうしたら帰ってきた答えがふるってました。
そんなことしたら治っちゃうじゃないか!
???
でしたね。(笑)
当時は治らなくてイイから肩を揉んでおけ、と言う感じだったようです。
一時、気持ち良くなって帰って貰えば、また次も来てくれる、と言う事のようでした。
でも今は違います。
肩こりは肩を揉むだけでは治らない、ってことは業界的には常識になりつつあります。
でもまだ、患者さんの多くはそうでもないかもしれない。
そこは意外に難しいところかもしれません。
患者さんの考えていることと、こちら側の考えていることが、離れ過ぎていると伝わりにくい。
説明も必要だし体感も必要です。
肩こりという時の肩は、ほとんどの場合は僧帽筋上部のことです。
僧帽筋はほとんど肩甲骨にくっついています。
だから肩甲骨の動きを良くしたり、位置を調整したりすると、肩こりはそれだけで改善します。
肩甲骨の反対側は背骨(頚椎・胸椎)なので、肩甲骨ではなく背骨を調整することもあります。
肩こりの時に僧帽筋上部を緩めると、気持ちがイイ。
だから肩甲骨上部=肩を揉むことはあると思います。
でも、伸びている肩(僧帽筋上部)を揉んでも、元の状態には戻らない。
考えることは沢山あります。


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ところで胸椎12番の自己調整
胸椎12番が好きと書きました。
面白い椎骨で見ていて飽きません。
この骨は前の記事で書いた通り、腕であり脚でもあります。
そうなると左右の腕と左右の脚から、別々に影響を受けます。
つまり歪みやすい。
左右に捻れたり、前後に傾いたり、それが複合したりします。
自分でなんとかならないか。
ある程度はなります。

長い傘くらいの棒を用意して下さい。
無ければ写真のように傘でもOK。
背中で横にして、腕で挟みます。
肘で押さえるよにします。
そのまま左右に体をゆっくり捻ります。
強くしないで下さい。
あくまでゆっくり優しく弱く。
強くすると効果が減ります。
だから弱く。
そうやって左右に捻っているうちに、左右の動きが整ってきたらOK。
そこまでで終わりです。
ある程度調整されています。
背中が固いなぁと思ったり、動きが偏っていると思ったり、歪みを感じていたらやってみて下さい。
(痛みを感じる場合は止めときましょう。)
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胸椎12番(Th12)
胸椎12番は大好きな(⁉︎)骨の一つです。
背骨の真ん中よりも少し下にあります。
背骨は上から首の骨(頚椎)7個、胸の骨(胸椎)12個、腰の骨(腰椎)5個の合計24個で出来ています。
それぞれ番号で呼ばれていて、頚椎1番とか腰椎5番などと言われます。
胸椎12番は胸の骨の1番下で、胸椎11番と腰椎1番の間にある骨です。
その何が好きなのか。
ちょっと変わってるんです。
この骨だけ。
上肢(腕)でもあり下肢(脚)でもある骨なんですね。
腕で脚って⁉︎と思うと思います。
ちょっと解剖図を撮ったので見てみて下さい。

僧帽筋と言う筋肉です。
1番下が胸椎12番から始まっています。
僧帽筋は肩甲骨に繋がっている筋肉です。
肩甲骨は腕(上肢)の途中にあるので、胸椎12番は腕の始まりの骨の一つです。

腸腰筋と言う筋肉です。
1番上が胸椎12番から始まっています。
腸腰筋は腰椎から大腿骨(脚の骨)に繋がっている筋肉です。
だから胸椎12番は脚の始まりの骨の一つです。
形も不思議です。

1番下の右が前から見たところで、左が上から見たところです。
よく見ると分かりますが、後ろについている関節の向きが上下で違います。
上の関節面は胸椎と同じで後ろ向きですが、下の関節面は腰椎と同じで外向きです。
胸椎の上下で90度向きが違う!
他の背骨は基本的に上下の関節面の向きは同じなのに、胸椎12番だけが違う!
これって凄いことです。
よね。
なだらかに角度が変わっていくのではなくて、一気に変わる。
そこに何かがあることは間違いない。
そして、腕でもあって脚でもある。
そこに何かこう、ロマンを感じる訳です。
もちろん、この構造的な特徴が腰痛や肩凝りなどの原因となることもあって、気になってるってこともあります。
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触診で何が分かるのか。
触診は手技療法の基本と言われます。
骨格調整は触診で7割が決まるとも言われます。
長年手技をされている先生方には当然の事ばかりですが、触診する時に考えている事や注意することなど書いてみようと思います。
触診は変わります。
経験数や触れ方によってどんどん分かることが変わる。
「解像度が上がる。」感覚です。
最初は触知できなかったことが、少しずつ分かってくるようになる。
それは方法を変えたからと言うことではなく、数、です。
どうしても数をこなさないといけない。
でも、数、だけではない。
触れている時に、何に触れているのか、何を知ろうとしているのかを考えて触れることです。
カクテルパーティー効果って聞いたことありますか。
カクテルパーティーでは目の前で喋っている人の声が良く聞こえます。
でも同じ場所に集音マイクを置いて録音すると、目の前で喋っている人の声は、他の人や雑踏と同じ音のレベルになっている。
雑音の中に埋もれてしまって、聞き取利にくくなります。
人は目の前の人や聞きたいと思っている人の声を、選択的に聞き取る能力や性質があります。
触診も同じ。
何に触れようとしているかを考えながら触れるようにします。
そうするとソレのことが触知しやすくなる。
例えば骨。
例えば筋膜。
例えば筋肉。
例えば内臓、血管(血流)、リンパ、水分、呼吸 ・・・
今、何に触れようとしているのか。
それを念頭に置いて練習します。
もう一つ。
洋服や皮膚以外は、直接触れられない。
ってことです。
触診の最初は、骨のズレを感じるようにしたりします。
骨は皮膚の下、筋肉お底の方にあります。
なのでどうしても強く押してしまう。
でも、直接は絶対に触れられないんです。
骨の上の骨膜の上の筋膜に包まれた筋肉の上の皮下組織の上の皮膚の上の洋服の上からしか触れることは出来ない。
強く押してしまうと、筋肉の反射によって筋肉が硬くなり分かりにくくなってしまうことさえある。
だからソフトに。
骨を感じようと思って。
海底の地形を探るソナーのように触れていきます。

こんな感じです。(青が指、黒が骨)
強く押し付けない。
触診には他にも色々と注意があります。
それはまた別の機会に。
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カラダは何で出来ている。
整体スクールを探そうと思ったのは何故ですか。
と聞いたら、見学に来た方が答えてくれました。
「体が何で出来ているか知りたかったから。」
じゃ何で出来ていると思いますか?、と聞くと。
「水ですかね。あと色々と。」との答え。
そうです。
水でも出来ています。
何で出来ていると考えるかは、整体の基本でもあります。
例えば水で出来ていると考えたら、水の流れや滞りを見ていくことになります。
水の流れが止まっていたり、水がたまっていたり、水が足りなかったり。
そういうことが起こっている場所(部位)には問題が出ている可能性がある。
例えば骨で出来ていると考えたら、骨の位置や動きを見ていくことになります。
骨と骨が出会う関節の動きが悪かったり、位置がズレていたり。
そういう事があると、周りの血管や神経や筋肉にまで影響がある可能性がある。
それが問題の原因となる事がある。
例えば肉で出来ていると考えたら、筋肉の状態や脂肪の状態や内臓の状態を見ていく事になります。
筋肉なら硬さや体温、脂肪ならその量やどこにあるか、内臓なら動きや状態です。
たまに、人は感情で出来ていると言う先生もいます。
その場合は感情について見ていく事になる。
てあて整体スクールでは、先ずは骨と筋肉を見られるように。
その骨と筋肉は筋膜で繋がっていることも知った上で。
先ずはそこを目指します。

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オリジナルの罠
整体院やサロンをオープンする時に気になるのが、他のサロンや整体院との差別化。
あるいはオリジナリティーだと思います。
また、整体の勉強をしたり新しい手技やセラピーを学んだりする時にも気になります。
競合他社との差別化なんて言葉を良く耳にしました。
何か他とは違う療法やセラピーを取り入れたり、内装を独特のものにしたり。
目に止まるような何か。
気になる何か。
患者さんやクライアントさんに訴求出来るなにか。
まだ顕在化していない潜在的な需要。
そんなことを考えます。
でもねぇ。
そんな真新しいことを取り入れて開業したり仕事をしていると【流行りモノ】になってしまいますよ。
オリジナルは自分自身。
ですよ。
だって、自分は他にはいない。
同じ手技を勉強した人は沢山いるかもしれませんが、その手技をする自分は一人だけ。
これ以上のオリジナルはありません。
一人一人がユニーク(他とは違う)な存在なんですから。
問題はそれをどうやって知ってもらうか。
ってことに尽きます。
例えば整体なら、他の人と違う自分流にアレンジする?
全然違います。
勉強したばかりで経験がない人のアレンジなんて、全く何の役にも立ちません。
かえって上手くいかなくしているようなものです。
下手な人が自分にやりやすいように自分流にアレンジすると、下手な人がやりやすい方法になります。
経験の少ない下手な人のやりやすい方法が、経験豊富なベテランの人たちの方法よりも劣るのは明らかです。
ではどうするか。
自分の言葉で説明出来るように。
自分の体に覚えこませることです。
ただそれだけ。
それだけでオリジナルの手技になります。
教えられたことを確実に出来るようにすることが、オリジナルへの道です。
それを積み重ねれば重ねるほど、その人の形が表に出てくるものです。
そうすればオリジナルを探す必要はない。
整体や手技療法やセラピーはそういう仕事です。
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ストレッチ ~ ウォームアップとクールダウン ~
何度か色々なところで書いていますが、寒くなって来たのでまた書きます。
ウォームアップとクールダウンは別です。
バレエ・レッスン前や運動をする時のウォームアップと言えば、入念なストレッチだと思っている方が多いと思います。
でもそれちょっと違う。
ウォームアップはウォームアップです。
筋肉の温度を上げて血流を良くし、筋肉を柔らかくして伸び縮みしやすい状態にする。
ついで心肺機能も上げておくと言うものです。
例えば昼寝をしていて起きた途端にジャンプを飛べって言われたって危なくてしょうがないですよね。
飛ぶ前に筋肉と関節を動かして、飛んでも大丈夫にしておくと言うことです。
短時間でウォーミングアップしたければ、縄跳びや近く走ったり、その場でジャンプをしたりも良い運動です。
スポーツクラブでのレッスンや運動なら膝下にシャワーを当てるだけでも全然違います。
でも、大人からバレエや何かの運動を始めた人はストレッチも併用して下さい。
一日座って仕事をした帰りや、朝早くからお弁当と旦那の朝食・洗い物が終わったら洗濯して干して飛んできた。
みたいな後はウォームアップの後にストレッチもしておいて下さい。
いきなり動くのはちょっと危ない。
でも、子供のバレエは別です。
あんまり長い時間ストレッチで筋肉を引っ張り過ぎると、筋肉の反応速度が遅くなってレッスンに良くなかったりします。
クールダウンはその逆です。
筋肉の温度を下げること。
筋温を下げることによって疲労物質の新たな産生が減ります。
それとストレッチ。
ストレッチすることでレッスン中の疲労物質が流れます。
次の日に疲労が残りにくくなる。
そして関節可動域を広げる効果もあります。
レッスンや運動中の筋肉への刺激(伸ばしたり縮めたり)によって、レッスンや運動後は筋肉の反応速度が遅くなっています。
その上筋肉は暖かく伸び縮みしやすい状態にある。
レッスンや運動が終わったらゆっくりストレッチすることで、いつもより筋肉が伸びやすくなっている。
ゆっくり伸ばして可動域を広くして下さい。
ただし、伸ばしすぎは禁物です。
筋繊維を傷つけるほど引っ張ってはいけません。
ゆっくり痛気持ちイイくらいまで伸ばして下さい。
特にバレエをしている大人の方は、お尻の筋肉と内股の筋肉は、ターンアウトでよく使っているので固くなっていることがあります。
少しずつ伸ばすことで、筋肉の状態もよく保つことが出来ます。
※この記事は大人からバレエを始めた人向けに書いたものです。
整体師やこれから整体師を目指す方は参考にどうぞ。
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マッサージと整体って違うんですか?
昨日、患者さんに聞かれました。
いつもは60分2980円の整体(!?)に行っていると言う方。
マッサージは何をやっていて整体は何をやっているんですか?とも聞かれました。
確かに受けている人には分かりにくいかもしれません。
一言で言うと。
「体」を「整」える。
これが整体です。
マッサージは体をマッサージするものです。
(法律的には手技は規定されていません。)
整体は体を整える時に、主に骨の位置や動きの悪さを調整します。
その方法は様々で、世の中には本当に沢山の整体があります。
触れるだけのような方法もあるし、ボキボキと骨格調整をするような方法もある。
骨の位置や動きの調整と書きましたが、骨の位置や動きは骨の周りにある靭帯や筋肉や筋膜や柔らかい組織(軟部組織)の状態によって変わります。
靭帯や筋肉や筋膜が硬くなって動きが悪くなっていると、骨の歪み(位置のズレ)はそのままその位置にあることになります。
骨の歪みやズレは、周りの筋肉や靭帯や筋膜の状態を変え、血流や神経のつながりに問題を起こしたり、筋肉の中に疲労物質を貯めたりします。
また、血流が悪くなることで、細胞の新陳代謝が進みにくくなり、細胞た形作っている器官の働きが悪くなったりします。
体は繋がっています。
手や足だけ別のところにあると言うことはありません。
繋がっていると言うことは、関係があると言うことです。
足指に問題があって肩こりになったり、お尻に問題があって腰痛になったりすることは良くあることです。
全体をみて体を調整する(整える)のが整体です。
マッサージだけでも調子は良くなります。
筋肉の中の疲労物質が流れ、筋肉のバランスが取れる。
それにマッサージをしてもらうこと自体が気持ちが良く、リラックス効果もあります。
でも、整体とは目的が違う。
どちらも良いことなので、目的によって選ぶのは患者さんです。
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産後の骨盤ケア
別に産後だけと言う訳ではありません。
先日、骨格調整の授業で骨盤の調整をしていました。
その時に産後の女性の骨盤ケアについて質問があったので、自分で出来るケアについてお話をしました。
これ、誰でも出来るのでやってみてください。
仰向けに寝て自分の恥骨に触れて下さい。
恥骨は左右2本の骨が真ん中で合わさっています。
左右のどちらが前に出ているかを調べて下さい。

どちらかが前に出ていたら、後ろにある側の大転子の下(床側)に何かモノを入れて挟んで下さい。
ここではスリッパを入れています。
大転子とは脚の付け根・お尻の横に出っ張った骨のことで、腕を体側に垂らすと手首当たりにあります。

2分位そのままにして寝ていて下さい。
恥骨に触れると痛みが取れていると思います。
これで出来上がり。
スリッパはこんな風にして使うと使いやすいです。
調整はご自身の裁量で行って下さい。
スリッパを入れて痛みが出たり違和感がある場合はすぐにやめて下さい。

骨盤の調整は意外に簡単に出来ます。
晒しを巻いて歩くだけでも調整されることがあります。

骨盤は中央の仙骨と左右の寛骨で出来ています。
女性は男性と比べ仙骨と寛骨の間の関節(仙腸関節)が動きやすくなっています。
歪みは仙腸関節だけでなく、恥骨結合(左右の恥骨が中央で合わさっているところ)でも起こります。
それを調整することで、骨盤の歪みが整って来ます。
※図の脚の骨(大腿骨)の上で横に出っ張っているのが大転子です。
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ターンアウトとプリエ
ターンアウトもプリエもクラシックバレエの用語です。
ターンアウトは下肢の外旋でプリエは足関節・膝関節・股関節を屈曲していくことです。
整体師をやっていると色々なことを聞かれます。
特に整体院や整体師の得意分野では尚更です。
そしてその得意分野があることが患者さんを呼ぶと言うこともあります。
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